36 / 69
外の世界へ
第36話 ネココ
しおりを挟む
「その狼は今は何処にいるの?」
「身体がデカくなってからは街の中には入れないようにしてるんだよ。他の人間を怯えさせちまうし、あと腹が減ったら勝手に店の食べ物を食べようとするから大変なんだよ」
「じゃあ、今は何処に居るのか分からないの?」
「多分、あたしが作った隠れ家にいるはずだけど……どうしてそんな事が気になるんだ?」
少女は白狼が自分と暮らしている隠れ家に大人しくしていると思い込んでいる様子だが、ナオは街の近くの川を渡る橋で白狼と遭遇している。理由は不明だが白狼は隠れ家を離れて人前に姿を現してしまい、それで大騒ぎになっていた事を少女は知らないらしい。
「その狼の事だけど、もう大丈夫だと思うよ。俺の友達が回復魔法で治してくれたから」
「魔法って……もしかして昼間にあたしを捕まえた姉ちゃんか!?やっぱり、只者じゃなかったんだな!!」
「えっと、一応は俺も魔術師なんだけど……」
ミズネが魔術師だと知って少女は驚くが、彼女はどうしてミズネが自分の家族を助けてくれたのか不思議に思う。
「兄ちゃんの話が本当ならウルはもう大丈夫なんだよな?」
「ウル?」
「あたしの狼の名前だよ!!うるうるした瞳してるからウルと名付けたんだ!!」
「そ、そう」
白狼の名前はウルというらしく、意外と可愛らしい名前にナオは意外に思う。少女は話を戻してどうして助けてくれたのかを問う。
「なあ、なんでウルを助けてくれたんだ?あいつ、見た目が怖いから普通の人間は近づきもしないのに……」
「ウル君が街の近くの川の橋の上に居たから、誰も通れなくて困ってんだよ。他の人からは追い払うように頼まれたけど、近付いても襲い掛かって来ないし怪我もしてなかったから助ける事にしたんだ。そのお陰で俺達を街まで運んでくれたよ」
「そ、そうだったのか……じゃあ、あたしが金を盗む必要もないんだな」
「今度はこっちの質問、どうやって抜け出してきたの?」
ナオは少女が一人でどのようにして抜け出したのかを問うと、彼女は笑みを浮かべて一本の針金を取り出す。それを手元で回しながら自慢する様に脱走した経緯を話す。
「へへん、あたしはどんな鍵でもこいつを使って開く事ができるんだよ。こいつを使って逃げて来たんだ」
「それは凄いな……けど、脱走して大丈夫?もっと罪が重くなるよ」
「どうせ捕まっても奴隷にされるんだぞ?だったら逃げるしかないだろ」
「そもそも君が盗みを働いたのが問題なんだけどね」
少女が捕まったのはスリを働いたからであり、いくら自分の家族のためとはいえ、金を盗んだのは褒められるべき事ではない。だが、ナオはウルには街に送ってもらった恩があるので今日の所は彼女を見逃す事にした。
そもそも少女が盗みを働こうとしたのは金がなかったからであり、ウルの怪我が治った以上は彼女が他の人間から盗みを働く理由はなくなる。ナオは腰にぶら下げている小袋から金貨を取り出し、それを少女に目掛けて投げつける。
「これ受け取ってよ」
「わっ!?こ、これって金貨か!?初めて見たぞ!!」
「それあげるからもう悪さはしないでよ。お金を稼ぐ方法なら盗み以外にもあるでしょ?」
「稼ぐって、どうやって?」
「えっと、そうだな……あ、護衛とか運搬とかどうかな?ウル君が一緒なら力の弱い魔物なら簡単に追い払えるでしょ?」
「なるほど……考えとくよ。ありがとな、優しい兄ちゃん!!」
少女は嬉しそうに金貨を懐にしまうと、警備兵が駆けつける前に逃げ出そうとした。だが、彼女は思い出したように振り返って告げた。
「あたしの名前はネココだ!!この恩は忘れないからな、兄ちゃん!!」
「ネココか……可愛い名前だね」
「へへ、本当は違う名前なんだけどな。こっちの方が気に入ってるんだ!!」
「偽名なの!?」
「兄ちゃんの名前を教えてくれよ。ついでに姉ちゃんの名前もさ」
「俺はナオ、お姉ちゃんはミズネだよ」
お互いの自己紹介を終えるとネココは元気よく手を振って立ち去り、根は悪い女の子ではないと思った――
――翌日、ナオはネココと出会った時の事を話す。ミズネは自分が寝ている間にそんな事が起きていたと知って驚く。
「……あの子、屯所から脱走するなんて中々やる。でも、見逃して大丈夫なの?」
「もう悪さはしないと一応は約束したし、話してみたらそんなに悪い子じゃないと思うよ」
「もしかしてナオは年下の方が好き?」
「何でそうなるの!?」
ジト目で見つめて来るミズネにナオは焦るが、とりあえずは朝食を済ませたらナオは冒険者ギルドに向かうつもりだった。王都まで同行してくれる護衛の冒険者がいないのか探し、ついでに馬車を購入する予定だった。
ミノタウロスの賞金のお陰でしばらくは生活に困る事はないが、先々の事を考えて旅の間も金を稼げる方法を考える。ミズネは長らく旅をしてきたと聞いているので彼女に良案がないのか尋ねた
「ミズネは旅の間はどうやってお金を稼いでたの?」
「……魔法で大道芸をやってた」
「それいいの!?」
「私が覚えた魔法だから何をしようと私の自由、えっへん」
「そ、そう……」
金を稼ぐためとはいえ、魔法を大道芸に利用して稼いできたと聞かされてナオは戸惑うが、自分でも真似できるのか考える。ナオの魔法は目では見えないため、空中に画面を展開した状態で乗り込めば傍から見れば空を飛んでいるようにも見える。
意外な事に空を飛ぶ魔術師は滅多にいない。身体を浮かばせる魔法といえば真っ先に思いつくのは風属性の魔法の使い手だが、ナオの師匠であるマリアは一応は空を飛べる魔法は覚えているが、滅多な事では扱わないらしい。
『飛行魔法は制御が難しいのよ。自分の周りに風の膜を形成して浮上するのだけど、魔力操作を誤れば上手く飛べずに地上や壁に激突してしまうの。この私でさえも完璧に扱えるようになるまで何年もかかったわ』
人間よりも魔法の力に優れたエルフでさえも飛行魔法を完璧に扱える存在は滅多におらず、マリアでさえも使用は控えているらしい。そもそも障害物が多い森の中で飛行魔法を扱うのは危険のために使う理由がない。
「……ナオの魔法で空を飛べば、皆が面白がってお金を投げて来るかもしれない」
「う~ん、できなくもないけど操作が難しいんだよな」
画面に乗り込めばナオは浮上や降下はできるが、前後左右の移動は体勢を保つのが難しくて上手くできない。かつて何度も画面に乗り込んだ状態での移動を試みたが失敗に終わっている。
画面に落ちないように縄などで縛り付ければどうにかなるかもしれないが、自分と画面を縄で縛られた状態を想像するだけで恥ずかしい。しかし、危険を冒して魔物と戦うよりも大道芸で稼ぐ方法が安全なのは間違いない。
「まあ、お金を稼ぐ方法は後で考えよう。それよりもミズネはどうする?一緒に冒険者ギルドに来る?」
「……ここ最近は歩いてばっかりだからもう少しのんびりしたい。部屋の中で休んでるから、何かあったら起こしに来て」
「しょうがないな……じゃあ、スラミンの事は任せるよ」
「ぷるぷるっ?」
スラミンは机の上でナオが用意した水の入った桶に顔を突っ込んで水を飲んでいた。スライムは綺麗な水を与えるだけで良いため、飼育代が掛からないペットしてはこれ以上の存在はいない。ミズネにスラミンを任せると、ナオは朝食を片付けてから冒険者ギルドに出向くために外に出た――
「身体がデカくなってからは街の中には入れないようにしてるんだよ。他の人間を怯えさせちまうし、あと腹が減ったら勝手に店の食べ物を食べようとするから大変なんだよ」
「じゃあ、今は何処に居るのか分からないの?」
「多分、あたしが作った隠れ家にいるはずだけど……どうしてそんな事が気になるんだ?」
少女は白狼が自分と暮らしている隠れ家に大人しくしていると思い込んでいる様子だが、ナオは街の近くの川を渡る橋で白狼と遭遇している。理由は不明だが白狼は隠れ家を離れて人前に姿を現してしまい、それで大騒ぎになっていた事を少女は知らないらしい。
「その狼の事だけど、もう大丈夫だと思うよ。俺の友達が回復魔法で治してくれたから」
「魔法って……もしかして昼間にあたしを捕まえた姉ちゃんか!?やっぱり、只者じゃなかったんだな!!」
「えっと、一応は俺も魔術師なんだけど……」
ミズネが魔術師だと知って少女は驚くが、彼女はどうしてミズネが自分の家族を助けてくれたのか不思議に思う。
「兄ちゃんの話が本当ならウルはもう大丈夫なんだよな?」
「ウル?」
「あたしの狼の名前だよ!!うるうるした瞳してるからウルと名付けたんだ!!」
「そ、そう」
白狼の名前はウルというらしく、意外と可愛らしい名前にナオは意外に思う。少女は話を戻してどうして助けてくれたのかを問う。
「なあ、なんでウルを助けてくれたんだ?あいつ、見た目が怖いから普通の人間は近づきもしないのに……」
「ウル君が街の近くの川の橋の上に居たから、誰も通れなくて困ってんだよ。他の人からは追い払うように頼まれたけど、近付いても襲い掛かって来ないし怪我もしてなかったから助ける事にしたんだ。そのお陰で俺達を街まで運んでくれたよ」
「そ、そうだったのか……じゃあ、あたしが金を盗む必要もないんだな」
「今度はこっちの質問、どうやって抜け出してきたの?」
ナオは少女が一人でどのようにして抜け出したのかを問うと、彼女は笑みを浮かべて一本の針金を取り出す。それを手元で回しながら自慢する様に脱走した経緯を話す。
「へへん、あたしはどんな鍵でもこいつを使って開く事ができるんだよ。こいつを使って逃げて来たんだ」
「それは凄いな……けど、脱走して大丈夫?もっと罪が重くなるよ」
「どうせ捕まっても奴隷にされるんだぞ?だったら逃げるしかないだろ」
「そもそも君が盗みを働いたのが問題なんだけどね」
少女が捕まったのはスリを働いたからであり、いくら自分の家族のためとはいえ、金を盗んだのは褒められるべき事ではない。だが、ナオはウルには街に送ってもらった恩があるので今日の所は彼女を見逃す事にした。
そもそも少女が盗みを働こうとしたのは金がなかったからであり、ウルの怪我が治った以上は彼女が他の人間から盗みを働く理由はなくなる。ナオは腰にぶら下げている小袋から金貨を取り出し、それを少女に目掛けて投げつける。
「これ受け取ってよ」
「わっ!?こ、これって金貨か!?初めて見たぞ!!」
「それあげるからもう悪さはしないでよ。お金を稼ぐ方法なら盗み以外にもあるでしょ?」
「稼ぐって、どうやって?」
「えっと、そうだな……あ、護衛とか運搬とかどうかな?ウル君が一緒なら力の弱い魔物なら簡単に追い払えるでしょ?」
「なるほど……考えとくよ。ありがとな、優しい兄ちゃん!!」
少女は嬉しそうに金貨を懐にしまうと、警備兵が駆けつける前に逃げ出そうとした。だが、彼女は思い出したように振り返って告げた。
「あたしの名前はネココだ!!この恩は忘れないからな、兄ちゃん!!」
「ネココか……可愛い名前だね」
「へへ、本当は違う名前なんだけどな。こっちの方が気に入ってるんだ!!」
「偽名なの!?」
「兄ちゃんの名前を教えてくれよ。ついでに姉ちゃんの名前もさ」
「俺はナオ、お姉ちゃんはミズネだよ」
お互いの自己紹介を終えるとネココは元気よく手を振って立ち去り、根は悪い女の子ではないと思った――
――翌日、ナオはネココと出会った時の事を話す。ミズネは自分が寝ている間にそんな事が起きていたと知って驚く。
「……あの子、屯所から脱走するなんて中々やる。でも、見逃して大丈夫なの?」
「もう悪さはしないと一応は約束したし、話してみたらそんなに悪い子じゃないと思うよ」
「もしかしてナオは年下の方が好き?」
「何でそうなるの!?」
ジト目で見つめて来るミズネにナオは焦るが、とりあえずは朝食を済ませたらナオは冒険者ギルドに向かうつもりだった。王都まで同行してくれる護衛の冒険者がいないのか探し、ついでに馬車を購入する予定だった。
ミノタウロスの賞金のお陰でしばらくは生活に困る事はないが、先々の事を考えて旅の間も金を稼げる方法を考える。ミズネは長らく旅をしてきたと聞いているので彼女に良案がないのか尋ねた
「ミズネは旅の間はどうやってお金を稼いでたの?」
「……魔法で大道芸をやってた」
「それいいの!?」
「私が覚えた魔法だから何をしようと私の自由、えっへん」
「そ、そう……」
金を稼ぐためとはいえ、魔法を大道芸に利用して稼いできたと聞かされてナオは戸惑うが、自分でも真似できるのか考える。ナオの魔法は目では見えないため、空中に画面を展開した状態で乗り込めば傍から見れば空を飛んでいるようにも見える。
意外な事に空を飛ぶ魔術師は滅多にいない。身体を浮かばせる魔法といえば真っ先に思いつくのは風属性の魔法の使い手だが、ナオの師匠であるマリアは一応は空を飛べる魔法は覚えているが、滅多な事では扱わないらしい。
『飛行魔法は制御が難しいのよ。自分の周りに風の膜を形成して浮上するのだけど、魔力操作を誤れば上手く飛べずに地上や壁に激突してしまうの。この私でさえも完璧に扱えるようになるまで何年もかかったわ』
人間よりも魔法の力に優れたエルフでさえも飛行魔法を完璧に扱える存在は滅多におらず、マリアでさえも使用は控えているらしい。そもそも障害物が多い森の中で飛行魔法を扱うのは危険のために使う理由がない。
「……ナオの魔法で空を飛べば、皆が面白がってお金を投げて来るかもしれない」
「う~ん、できなくもないけど操作が難しいんだよな」
画面に乗り込めばナオは浮上や降下はできるが、前後左右の移動は体勢を保つのが難しくて上手くできない。かつて何度も画面に乗り込んだ状態での移動を試みたが失敗に終わっている。
画面に落ちないように縄などで縛り付ければどうにかなるかもしれないが、自分と画面を縄で縛られた状態を想像するだけで恥ずかしい。しかし、危険を冒して魔物と戦うよりも大道芸で稼ぐ方法が安全なのは間違いない。
「まあ、お金を稼ぐ方法は後で考えよう。それよりもミズネはどうする?一緒に冒険者ギルドに来る?」
「……ここ最近は歩いてばっかりだからもう少しのんびりしたい。部屋の中で休んでるから、何かあったら起こしに来て」
「しょうがないな……じゃあ、スラミンの事は任せるよ」
「ぷるぷるっ?」
スラミンは机の上でナオが用意した水の入った桶に顔を突っ込んで水を飲んでいた。スライムは綺麗な水を与えるだけで良いため、飼育代が掛からないペットしてはこれ以上の存在はいない。ミズネにスラミンを任せると、ナオは朝食を片付けてから冒険者ギルドに出向くために外に出た――
68
あなたにおすすめの小説
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~
黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」
女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。
この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。
『勇者道化師ベルキッド、追放される』
『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
転生メイドは絆されない ~あの子は私が育てます!~
志波 連
ファンタジー
息子と一緒に事故に遭い、母子で異世界に転生してしまったさおり。
自分には前世の記憶があるのに、息子は全く覚えていなかった。
しかも、愛息子はヘブンズ王国の第二王子に転生しているのに、自分はその王子付きのメイドという格差。
身分差故に、自分の息子に敬語で話し、無理な要求にも笑顔で応える日々。
しかし、そのあまりの傍若無人さにお母ちゃんはブチ切れた!
第二王子に厳しい躾を始めた一介のメイドの噂は王家の人々の耳にも入る。
側近たちは不敬だと騒ぐが、国王と王妃、そして第一王子はその奮闘を見守る。
厳しくも愛情あふれるメイドの姿に、第一王子は恋をする。
後継者争いや、反王家貴族の暗躍などを乗り越え、元親子は国の在り方さえ変えていくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる