ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!

カタナヅキ

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外の世界へ

最終話 噂の魔術師

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――サンノの街を恐怖に陥れた赤毛熊が討伐されたという話は瞬く間に広まった。しかも討伐を果たしたのはイチノでミノタウロスを討ち取った魔術師と同一人物という事もあり、街の住民だけではなく冒険者の間でも話題となった。


「おい、本当にこんな化物熊をガキが倒したのか!?」
「事実だよ。いったいどんな魔法を使ったのか知らないが、恐ろしい魔術師だな」
「見た目は普通の子供にしか見えなかったがな……」


冒険者ギルドでは運び込まれた赤毛熊の周囲に人が集まり、ナオが打ち取った赤毛熊の死骸を見て様々な反応を示す。街の冒険者でも手に負えない魔物を十五、六歳の少年が倒したと聞いて騒ぎにならないはずがない。

頭と胴体が切断された死体に冒険者たちはどんな魔法を使えばこうなるのかと推察するが、その中の一人が笑みを浮かべた。その人物はダークエルフであり、最近になって冒険者になった女性である。


「面白いわね。この死体を運び込んだ子供はどこにいるのかしら?」
「キラウか……ギルドマスターの話によると、さっき帰ったみたいだぞ」
「そう、それは残念ね」


キラウと呼ばれたダークエルフは赤毛熊の死骸を見下ろし、間違いなく山で遭遇した子供の魔術師の仕業だと確信した。彼女はナオを追って街に入り込み、現在は冒険者として活動していた。


(適当に魔物を狩って稼げる仕事だと思って就いたけど、思っていたよりも情報を早く掴めたわね)



金稼ぎが目的で冒険者になったキラウだが、予定よりも早くにナオと邂逅できる機会が訪れ、彼女は冒険者ギルドを後にした――





――同時刻、ナオ達はサンノの街を出て次の街に向かっていた。赤毛熊の討伐を果たしたお陰で再び報酬金が手に入り、もうサンノに長居する理由はなくなった。


「次の街はシノですね。ここは王国で唯一の港町なんで美味しい魚が食べられますよ」
「魚かよ……あたし、魚は嫌いなんだけど」
「え、猫の獣人なのに!?」
「猫だからって皆が魚好きと思うなよ!!」
「私はわりと好き」
「ウォンッ!!」
「ぷるぷるっ」


次の目的地が港町という事で美味しい魚が食べられると知ってウルは喜んでおり、急ぎ足で向かう。新しい狼車のお陰で移動中の負担も軽減され、この調子ならば数日中に目的地にたどり着けると思われた。

車内にてナオはステータス画面を開き、今後の事を考えていた。これまでの旅路でナオは様々な技術を習得し、ミノタウロスや赤毛熊などの化け物も倒せるようになった。しかし、それはあくまでも味方の協力があった上での勝利であり、決してうぬぼれてはならない。


(もっと強くならないと貴女の元へ戻れませんよね。師匠……)


ナオは遠い森の中にいるはずのマリアの事を考えると、急に隣に座っていたエリオがくしゃみを行う。


「へくちっ」
「わっ、大丈夫?」
「ええ、なんともないわ……あ、いえ、なんともないっす!!」
「……?」


一瞬だけエリオの雰囲気が変化したように思えたが、いつもの彼女に戻ったのでナオは気にしない事にした。こうして彼らの旅路はまだまだ続いていく――





※本当はもっと早く終わらせるつもりでしたが、主人公の覚醒を描きたかったので少し長引きました。ここまでお読みくださりありがとうございます。
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みんなの感想(7件)

A・l・m
2025.08.01 A・l・m

五話
古代魔法
覚えているのは確かに古代魔法一つだけれど、現代魔法のノーマル習得を目指してはいけないのだろうか。
(魔力操作を習得出来たら魔法も覚えられる)


若しくは
その代わり魔法を→その魔法を

解除
A・l・m
2025.08.01 A・l・m

第四話
ステータス
文字化けしているが、その部分は数字のはずで、年齢欄の文字と全て同じ。
つまり、全て年齢(習得時年齢?)と同じ数値……?

解除
A・l・m
2024.08.27 A・l・m
ネタバレ含む
解除

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