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第27夜 お墓で転んだら
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僕の実家のすぐそばに広いお墓がありました。
小学校低学年の頃、公園は上級生たちが占領していることが多く、そんな時は友達と内緒でお墓で遊んでいました。
『内緒で』というのは、お墓で遊んでいるのがバレると、祖母に叱られるからです。
祖母からは
「お墓で遊んじゃいかん。お墓で転ぶと、転んで怪我をしたところから腐っていくんよ」
とよく言われていました。
ある日、お墓で友達と鬼ごっこをしていると、何かに躓いて転んでしまいました。
右膝を擦りむいたのですが、血が滲んでいる程度だったので、そのまま遊び続けました。
そして、家に帰ると母親に
「あんた、その膝どうしたん?」
と言われました。
膝を見ると、擦りむいたところが青黒く変色していました。
お墓で転んだと言うと怒られそうだったので、
「帰り道に転んで怪我した」
と嘘をつきました。
それから母に傷を手当てしてもらったのですが、傷はだんだんとひどくなっていきました。
数日後、病院に行って治療してもらい、化膿しているからと抗生物質を処方されて飲みましたが、それでも一向に良くなりませんでした。
むしろ右膝全体が青黒くなり、このまま腐って膝から下がなくなるんじゃないかと思うほどでした。
僕はとうとう怖くなって、母にお墓で転んだことを泣きながら打ち明けました。
母は祖母と相談し、花とお供え物を買って、お墓に僕を連れて行きました。
「転んだのはどこや?」
と祖母に訊かれ、僕は2人を転んだ場所まで連れていきました。
すると、
「これやな」
と祖母が何かを見つけました。
そこには手のひらほどの大きさの小さなお地蔵さんが転がっていました。
僕は、あの時躓いたのはこれだったんだと気が付きました。
僕は祖母に言われ、お地蔵さんを起こし、その前に花とお供え物を供えました。
それから膝はすぐに元に戻りました。
祖母は
「お墓にある小さなお地蔵さんは水子を供養しとるんよ。あんたは元気に産まれてこられたんやから、そういう子が産まれなおせるように、お祈りしてあげなあかんよ」
と言っていました。
小学校低学年の頃、公園は上級生たちが占領していることが多く、そんな時は友達と内緒でお墓で遊んでいました。
『内緒で』というのは、お墓で遊んでいるのがバレると、祖母に叱られるからです。
祖母からは
「お墓で遊んじゃいかん。お墓で転ぶと、転んで怪我をしたところから腐っていくんよ」
とよく言われていました。
ある日、お墓で友達と鬼ごっこをしていると、何かに躓いて転んでしまいました。
右膝を擦りむいたのですが、血が滲んでいる程度だったので、そのまま遊び続けました。
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と言われました。
膝を見ると、擦りむいたところが青黒く変色していました。
お墓で転んだと言うと怒られそうだったので、
「帰り道に転んで怪我した」
と嘘をつきました。
それから母に傷を手当てしてもらったのですが、傷はだんだんとひどくなっていきました。
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むしろ右膝全体が青黒くなり、このまま腐って膝から下がなくなるんじゃないかと思うほどでした。
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「転んだのはどこや?」
と祖母に訊かれ、僕は2人を転んだ場所まで連れていきました。
すると、
「これやな」
と祖母が何かを見つけました。
そこには手のひらほどの大きさの小さなお地蔵さんが転がっていました。
僕は、あの時躓いたのはこれだったんだと気が付きました。
僕は祖母に言われ、お地蔵さんを起こし、その前に花とお供え物を供えました。
それから膝はすぐに元に戻りました。
祖母は
「お墓にある小さなお地蔵さんは水子を供養しとるんよ。あんたは元気に産まれてこられたんやから、そういう子が産まれなおせるように、お祈りしてあげなあかんよ」
と言っていました。
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