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第82夜 廃トンネル
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バイト仲間3人と心霊スポットの廃トンネルに肝試しに行った時のことです。
トンネルの入り口に車を停め、中に入ろうとすると、仲間のうちの一人(A)が
「嫌な感じがするからどうしても入りたくない」
と言い出しました。
結局Aを車に残して、僕とBとCの3人でトンネルに入っていきました。
その日は熱帯夜でしたが、トンネルの中の空気はひんやりとしていました。
僕たちは懐中電灯の灯りを頼りに、真っ暗なトンネルの中を進んで行きました。
ところが、しばらく歩いたところで、Bが突然立ち止まりました。
「どうしたんだ?」
とBに訊ねながら、僕とCも立ち止まりました。
「なぁ、足音が多くないか?」
懐中電灯に照らされたBの顔はとても強張っていました。
「トンネルだし、音が反響してるんだろう」
と僕は言いましたが、
「もう帰ろう」
とBは言い張りました。
そんなBの様子に僕とCも怖くなり、来た道を引き返すことにしました。
そして僕たちは、誰からともなく早足になっていて、一言も言葉を交わさなくなりました。
僕は、おそらくCもですが、出口までの道すがら気付いてしまったのです。
Bが言うように、明らかに足音が多いのです。
でも、声に出すのが怖くて、気付かないふりをしながら出口まで急ぎました。
出口までやってくると、Aが乗った車が見え、僕たちはお互いの緊張がゆるんだことが分かりました。
すると、
「プァーーーーーン!!!」
と車のクラクションの音が鳴り響きました。
そして、Aが運転席の窓から顔を出して、
「早く車に乗れ!!早く!!」
と怒鳴りました。
僕たちが訳も分からぬまま走って車に飛び乗ると、Aはものすごいスピードで車を方向転換させ、猛スピードで車を発進させました。
Aは
「だから嫌だって言ったんだ」
と言い、泣きながら運転していました。
車通りのある広い道まで出て、赤信号で止まったところで、僕はAにどうしたのか聞きました。
すると、Aは僕を睨みつけて言いました。
「トンネルから出てきたお前らの後ろに何十人もの人がゾロゾロといたんだよ!!気付かなかったのか!?」
トンネルの入り口に車を停め、中に入ろうとすると、仲間のうちの一人(A)が
「嫌な感じがするからどうしても入りたくない」
と言い出しました。
結局Aを車に残して、僕とBとCの3人でトンネルに入っていきました。
その日は熱帯夜でしたが、トンネルの中の空気はひんやりとしていました。
僕たちは懐中電灯の灯りを頼りに、真っ暗なトンネルの中を進んで行きました。
ところが、しばらく歩いたところで、Bが突然立ち止まりました。
「どうしたんだ?」
とBに訊ねながら、僕とCも立ち止まりました。
「なぁ、足音が多くないか?」
懐中電灯に照らされたBの顔はとても強張っていました。
「トンネルだし、音が反響してるんだろう」
と僕は言いましたが、
「もう帰ろう」
とBは言い張りました。
そんなBの様子に僕とCも怖くなり、来た道を引き返すことにしました。
そして僕たちは、誰からともなく早足になっていて、一言も言葉を交わさなくなりました。
僕は、おそらくCもですが、出口までの道すがら気付いてしまったのです。
Bが言うように、明らかに足音が多いのです。
でも、声に出すのが怖くて、気付かないふりをしながら出口まで急ぎました。
出口までやってくると、Aが乗った車が見え、僕たちはお互いの緊張がゆるんだことが分かりました。
すると、
「プァーーーーーン!!!」
と車のクラクションの音が鳴り響きました。
そして、Aが運転席の窓から顔を出して、
「早く車に乗れ!!早く!!」
と怒鳴りました。
僕たちが訳も分からぬまま走って車に飛び乗ると、Aはものすごいスピードで車を方向転換させ、猛スピードで車を発進させました。
Aは
「だから嫌だって言ったんだ」
と言い、泣きながら運転していました。
車通りのある広い道まで出て、赤信号で止まったところで、僕はAにどうしたのか聞きました。
すると、Aは僕を睨みつけて言いました。
「トンネルから出てきたお前らの後ろに何十人もの人がゾロゾロといたんだよ!!気付かなかったのか!?」
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