あだ名が242個ある男(実はこれ実話なんですよ25)

tomoharu

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人生鬼ハードモード

【2日目】ジグソーパズルという名の席替え

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※ここからは、タカシ→眠杉 ケンジ→元気とする
翌朝、一睡もできずに迎えた
眠杉は、友人の「本気 元気」との約束のため重い体を無理やり起こした。
元気「眠杉!顔色やばいよ! 幽霊みたいだね!」
眠杉「寝てないんだ…暑くて… もう倒れそうだよ…
てか、何時だと思ってるんだよ こんな早く集合して」
元気「朝の6時!!」
眠杉「寝不足の人にとっては、地獄だわ 仕事でもあるまいし、もっとゆっくり寝かせろよ!」
元気「残念ながら、仕事なんだな~」
眠杉「え?」
元気「熱血先生って覚えてる?」
眠杉「あ~中学の時の先生ね!」
元気「あの先生に頼まれちゃって、眠杉の力を借りたいんだよ」
眠杉「なるほど まぁいいか」といい中学校へ向かった
7時に中学校に到着すると
熱血先生「眠杉君か!?頼む、助けてくれ!」
眠杉「何かあったんですか?」
熱血先生「俺が担当するクラスの席替えで、生徒30人の希望がバラバラになり、俺だけの頭脳じゃ決められないんだ!
ぜひ、眠杉君の力も借りたい!協力してくれ!」
眠杉「はぁ、そんなことでわざわざ呼び出したんですね」
元気「ただ事じゃないんだよ かなり悩まされると思うよ」
眠杉「そうなのか」
【希望】
『Aさんの隣がいい』『B君とは絶対無理』『エアコンの風が…』
眠杉「どいつもこいつも、わがまま言いやがって」
熱血先生「俺は生徒の気持ちを一番に考えいているが、ここまで要望されたのは今回が初めてなんだよ」
眠杉「熱血先生は、人の力を借りず自分の力だけで解決させた方が、かっこいいと思いますよ」
元気「今はそれどころじゃないんだってば」
眠杉「ふーん どうしても僕の力が必要なんだね」
熱血先生「眠杉君やってくれるのか?」
眠杉「いや、まだ何も言ってませんよ」
熱血先生「そうか、やっぱり眠杉君は、協力してくれないか…」
元気「もし、この件がきっかけで熱血先生がクビになったらどうするんだよ 眠杉の担当でもあるから助けてやれよ」
眠杉「そうだな そこまで言われたらやってやるよ!」
熱血先生「本当か? ありがとうな! 助かるぜ」
眠杉「とはいいつつも、寝かせてください」
熱血先生「火曜日に席替えをするから、それまでに完成させないといけないんだ!寝てる暇などない!!」
眠杉「えぇ…」
元気「お前、そんなんでよく僕がやりますって言えたな」
眠杉「いや、やれって言われたから素直に受け入れただけだよ」
熱血先生「俺がクビになったら周りにも影響するから、頼んだぞ!眠杉君!!」
眠杉「はい…」
眠杉の目は、うつろだった。
夜は、ジグソーパズルを購入し、元気と一緒に完成させていた
眠杉「これだ!!」
元気「どういうこと?」
眠杉「ジグソーパズルの考え方で席替えも考えればよいのさ!」
元気「ん?? よくわからんなぁ」
眠杉「ジグソーパズルは、端っこから埋めていく その後、真ん中でわかりやすいピースを埋める 最後にニアピン探しをする」
元気「うんうん それはわかるけど」
眠杉「席替えの場合は、希望の人から埋めていく どこでもよい人は最後に調整役として埋めればよいわけさ!」
元気「あ~席替えの配置の考え方ってことか!」
眠杉「うん!!」
元気「寝不足な割には、良いこというじゃん!」
眠杉「やった!笑 明日の、夜この思考で頑張るわ!」
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