あだ名が242個ある男(実はこれ実話なんですよ25)

噓つきは嘘治の始まり

【２話】ＡＲＥの発売日

ニュースを見ていると
タカシ「おぉ！ついに来週ＡＲＥの発売日だ！！」
ケンジ「いいね～　いくらかかるの？」
タカシ「５万円だって」
ケンジ「ご褒美で買えるね～」
タカシ「うんうん」
噓治「そうはさせねぇぞ！」
発売日当日、抽選で当たった人しかもらえないといわれてしまい、通常の店頭販売やネット販売は行われていなかった
タカシ「まじかよ…　せっかく５万円もって店に来たのに」
ケンジ「えぇ、そんなのひどすぎる…」
タカシ「ねっ　仕方ない　少し様子を見るか」
１週間後、ニュースを見ていると
ニュース「転売ヤーが続出しています。ＡＲＥを入手できた方はなんと人口の１０％の人たちだそうです」
タカシ「はぁ？転売ヤーがＡＲＥを占領しているだと、一般市民は買えねのかよ」
ケンジ「そんなのひどすぎる」
タカシ「まじで転売ヤー許さねぇぞ！」
噓治がＳＮＳで「ＡＲＥ欲しい方募集中、入手手段はメールで送るので、欲しい方はいいねお願いします」
タカシ「ふざけやがって、なんだよこれ」
ネット民Ａが【いいね】を押していた
噓治「ネット民Ａさんありがとうございます！
それでは、入手手段をお伝えします」
「１」家電量販店へ行きＡＲＥを予約する
「２」「１」を最低でも５か所行うこと
「３」当選したら噓治に報告すること
「４」報酬１０万円＋無料でＡＲＥを１台プレゼント
ネット民Ａ「えぇお金ももらえちゃうの！？」
タカシ「なめやがって、そんなのできるわけがない」
ケンジ「詐欺だよね？　闇バイトみたいな」
タカシ「そうそう　じゃあだれかおとりになってもらおうか」
ケンジ「えぇ？？」
タカシ「確かめるためにね」
ヒロシを呼んだ
タカシ「ヒロシ！頼みがある」
ヒロシ「なに？」
タカシ「噓治に騙されてくれ！？」
ヒロシ「はぁ？なに馬鹿なこと言ってんだよ」