あだ名が242個ある男(実はこれ実話なんですよ25)

tomoharu

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伝説の物語「50話」

第二話 青森県

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今回はりんごを食べるために青森県に行くことにした。
聡「りんご食べたーい!」
美咲「じゃあ青森県のおいしいりんご食べに行こう!」
「うん!そうしよう」僕たち(聡と美咲)は農家へ訪れた。
農家へ着き、挨拶をした。
聡「こんにちは~」
農家の人「君たちは何しに来たのかね」
聡「僕たちはおいしいリンゴを食べに来ました!」
農家の人「えぇ~ただではあげないですわよ!」
聡「もちろん手伝いします!」
農家の人「それならいいですわ!」
聡は喜んだ。「やったー!」といい、美咲と2人で農作業を手伝っていた。
農家の入り口に拳銃らしきものがあった。
聡「この拳銃は何のためにあるんですか?」
農家の人「これは動物を狩るためのものよ」
聡は納得した様子で、「なるほど~りんごの育て方教えてください~」と言った。
農家の人「りんごの育て方は、水はけと水持ちの良いものならあまり土質を選ばないわ。難しい土を使わず、市販にある果樹用の培養土だけでも充分に育つわよ」
聡は「なるほど~」といい、さっそく農作業を始めた。
農家の人に泊めてもらうことになった。「今日は家に泊まっていいわよ、10人家族で大家族だけど気にせず泊まっていいわよ」
聡は感謝した。「あざっす!」
美咲も「ありがとうございます!」と言った。
夕食を食べているとき、農家の兄貴らしき人が野菜ジュースを持ってきた。
兄貴「馬鹿みてーなやつとかわいい女子さんにはこの野菜ジュースを飲んでもらいます~」
聡は「おぉ」と感心した。
おじさん(農家の人?)も「俺も飲むわ笑笑」と言い、妹らしき人も「私も~」と言って野菜ジュースを飲んでいた。美咲も「ありがとね~」と言って飲んでいた。
しかし朝起きると、おじさんが慌てた様子で叫んだ。「なんだこれはー」
聡「えぇ!?」
なんと、農家の人含め7人も殺されていた。
おじさん(生き残った人?)は腰を抜かしたようだった。
「びっくりして腰を抜かしてしまったのじゃ。今すぐ警察と救急車を呼べ」
聡は指示通り警察と救急車を呼んだ。「はい!」
美咲は状況に混乱していた。「えぇ、どうしてこんなことに」
生き残った兄貴らしき人物は眠たそうに言った。「みんな朝からうるせーな。え?みんな死んでるじゃないか!」
妹らしき人物は兄を見て尋ねた。「お兄ちゃま、これは一体どういうことちゃま?」
兄貴は「知らねーよ、そんなの。まぁこれで静かになっただろうな」と気にも留めていない様子だった。
おじさん(生き残った人)は悲しげに言った。「どうしてこんなことになってしまったんだ」
聡は状況を整理する。「んー、みなさん落ち着いてください。この僕が事件を解決させます!」
みんなは「えぇー」と驚いた。
美咲が僕をフォローしてくれた。「聡の夢は全国の事件を解決させることなんです!それで必死に推理問題を勉強していました」
聡は自信満々に言った。「安心してください。必ず犯人、導き出させます!」
みんなは「おぉ~」と感心した。
聡は美咲に話しかけた。「美咲、ちょっと良いか?」
美咲「ん?」
聡は確信を得た様子で言った。「もう犯人分かっちゃったんだよな」
美咲は驚いて、「え?だれ?」と犯人を尋ねた。
聡は証拠について語った。「証拠もさっきの会話のなかでちゃんと出てきたから大丈夫だ!」
美咲は感心した。「すごい!さすが聡!」
聡は皆を集めた。「全国の事件を解決の名に懸けて!」と言い、皆を集めた。
聡は集まった人々に告げた。「もう犯人はわかりました。この中にいます」
おじさん(生き残った人)は「犯人は誰なんだ?」と尋ねた。
兄貴は笑いながら言った。「そんなバカみてーなお前が推理できるわけねーだろ笑笑」
妹は「犯人だれちゃま?」と尋ねた。
聡は犯人を指差した。「犯人はお前だ!兄貴」
兄貴は驚いて、「えぇ?俺が犯人という証拠は、どこにあるんだ?」と反論した。
聡は語り始めた。「まず殺した時間は深夜。でもここにいる人は気づかなかった。その理由はなんだと思う?」
美咲は考え込む。「んーなんだろう」
聡は答えた。「今いる人は共通点があるんだ」
美咲は気づいた。「あ!野菜ジュースを飲んだ」
聡「そう!野菜ジュースの中には睡眠薬が検出された。いわゆる僕たちは睡眠薬で眠っていたのだ」
美咲は納得した。「なるほどね」
聡は続けた。「凶器はちゃんとこの家の中にあるよ。それは動物を狩るために使われていた拳銃だ」
美咲は「あー言ってたね~」と同意した。
おじさん(生き残った人)は驚いた。「まじか… そうなのか兄貴?」
兄貴は開き直った。「あぁその通りだ。俺は今にも死にそうなくらいストレスがたまっているんだ。こんなうるさい家族は嫌なんだ!!」
そう言うと、兄貴はライターと灯油を取り出した。燃やすつもりだ。
聡は止めようとした。「おいまさか」
美咲も「燃やすつもり?」と尋ねた。
兄貴は恐ろしいことを言った。「俺と一緒にみんな死ねー」
聡は叫んだ。「やめろー」
しかし、兄貴は灯油をまき、ライターを落としてしまった。火が燃え広がった。
聡は煙を吸い込み「ゴホッゴホッ」と咳き込んだ。
美咲は妹に言った。「私は妹ちゃんを助けるから兄貴をお願い」
聡は兄貴に向かって叫んだ。「おじさん、頑張って逃げてください」
兄貴は火を見ながら言った。「お前は俺と一緒に死ぬのか~」
聡は必死で止めた。「やめろ~死ぬんじゃねーぞ!」
兄貴は正気ではないようだった。「もうオレは心神喪失なんだ」
聡は諦めず、「それでも死ぬな~」と言い、無理やり兄貴を連れて行った。
兄貴は「うぉーー」と叫びながら病院へ運ばれた。
おじさん(生き残った人)はこの火事で死んでしまった。
妹は兄貴を見て尋ねた。「お兄ちゃま何してるちゃま?」
兄貴は意識が朦朧としている。「もうオレは死ぬつもりだった… 」
妹は泣きながら言った。「死んじゃだめちゃま」
兄貴は妹に謝った。「ごめんなこんな兄の妹で」
妹は「ちゃま~」と兄貴に縋り付いた。兄貴はそのまま意識を失ってしまった。
聡は「あぁ」と小さく呟いた。
美咲は妹に言った。「妹ちゃん!これからみんなの分も頑張っていくんだよ!」
妹は「はいちゃま!」と力強く答えた。事件は悲しくも終わった。
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