あだ名が242個ある男(実はこれ実話なんですよ25)

tomoharu

文字の大きさ
52 / 143
伝説の物語「50話」

第四十九話 トランプを使った事件「後編」

しおりを挟む

次の日、栃木県に集まった
聡「おはよう~」
蓮「おはよう~」
美咲「おはよ~」
裕子「おはよー」
智弘「おはよう!!今日はみんなでトランプ大会しようぜ!」
 聡「いいぞ!」
蓮「まじか~」
美咲「自信ない」
裕子「えぇー」といいリーグ戦をやることになった
聡「こんな感じか?」
智弘「そうそう」
シャッフルで決めた結果『スピード』をやることになった
1位:聡 2位:蓮 3位:智弘 4位:美咲 5位:裕子
智弘「聡にはかなわねーよ!笑笑」
聡「そうみたいだね笑」 と話していると
聡「はぁーい!なんですか~」
男「今すぐ手を挙げろ」
聡「智弘出番だ」
智弘「なに!?強盗だ」
男「うるせーな黙らねーと撃つぞ」
智弘「く、くそー」
男「おぉ良いものがあるじゃねーか」
智弘「なにするんだ!」
男「決まってるだろ、かけ事だ」
聡「スピードと大富豪なら僕に任せろ!」
男「そういうゲームじゃねーよもっと派手にやっちゃうぞ」
聡「どういうことだ?」
男「命がけのトランプゲームだ!」
聡「まじかよ」
男「まず5人のうち2人を人質にする。もちろん、俺が決める聡と蓮ってやつだ」
指名された人はロープで拘束でされた
裕子と智弘と美咲はどうにかして2人を助けなければ、いけない
男「このトランプを使ってゲームをしよう」
智弘「なんなんだ!」
男「今、お前の手元にあるトランプ(ジョーカー1枚とする)の束はほとんどのカードが裏向きになっているが、絵札(JQK)だけはすべて表向きになって束のどこかに混ざっている。
これからお前は、目隠しをした状態で自由な操作を行って手元のトランプを2人に分配する。
2人のうち配られたカードの中の表向きが多い方を射殺する。
もし分配後に2人の表向きのカードが同じ枚数であれば、どちらも殺さない。
さてお前はどうやって助け出す。
カードを破ったり追ったりしたらお前も殺す」
智弘「なるほど」
智弘「まずはトランプの束の中にある『表向きのカー ド』は、3枚(JQK)× 4種類のマーク により全部12枚だ。
この問題を解くうえで、これ以外の情報はあまり関係ないはずだ。
重要なのは、『たくさんの裏向きのカードの中に決まった枚数(今回は12枚)の表向きのカードが混じっている』という状況だ」
裕子「んーカードを分配するにあたって『自由な操作を行って』とあるから、『カードを裏返しにする』という操作を行う必要があるみたいだよね。
すなわち、元々裏向きだったカードは表向きに、表向きだったカ ードを裏向きに変えるということ。
この操作をカード全体にするのか、もしくは一部のみにするのか、どうしたら良いんだろう」
美咲「カードを分配する際、聡にはすべて『裏返し たカード』を配って、蓮にはすべて「そのままの向きのカード」を配れば、この時聡に配ったカードの枚数がとても重要になってくるよね」 智弘「そういうことか!わかったぞ」
男「さぁ説明してみろ」
智弘「トランプの束から適当にカードを12枚取って、これをすべて裏返して聡に配る。残りのカードをす べてそのままの向きで蓮に配る。 このような分配をすれば、聡と蓮に配られた『表 向きのカード』の枚数は必ず等しくなるため殺されずに済む!」
男「くそっ」といい男は逃げた
智弘「ここは任せろ!」といい男を捕まえた
裕子「良かった無事で!」
蓮「俺には、理解ができなかったな解説頼むよ」
聡「おう!どうして上手くいくのか説明しよう、ここでは『裏返す』という操作を行うことが重要になる。
それでは、段階を追って仕組みを確認していこう!
まず、トランプの束から適当に12枚取ったとき、たまたまこの中に含まれている絵札の枚数を“X” としよう。xの値は最小で0・最大で12となる そうすると残った41枚の中に含まれる『表向きのカード』は、全12枚の絵札のうちの残りだから、枚数は12―Xとなる この41枚の束は蓮にそのまま渡すので、 ①妹は『表向きのカード』を“(12―X )枚”受け取るということがいえる。これを覚えておこう。 次に僕に渡ったカードを考える。 適当に12枚を取った段階では、このうち『表向きの カード』はX枚。さてここで、この12枚をすべて裏 返すとどうなるだろう。反転後に『表向き』となった カードは、それまで『裏向き』だったカード。 すなわち、元々表向きだった絵札X枚以外の分なので、 “12― X”枚である。この裏返しの操作によって ②兄は『表向きのカード』を“(12― X)枚”受け取ると いう状況ができる。①・②を比べてみると、確かに受 け取る枚数は一緒。このようにして、Xの値がどんな 数になろうとも、最終的に僕と蓮が持つ『表向きの カード』の枚数は必ず“12― X”という値で等しく なるわけである。」
蓮「なるほどな!やっと理解できたわ、それって総数関係?」
聡「107枚でもできるから関係ないよ~」といい終わった
しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

童話短編集

木野もくば
児童書・童話
一話完結の物語をまとめています。

きたいの悪女は処刑されました

トネリコ
児童書・童話
 悪女は処刑されました。  国は益々栄えました。  おめでとう。おめでとう。  おしまい。

世にも奇妙な日本昔話

佐野絹恵(サノキヌエ)
児童書・童話
昔々ある所に お爺さんと お婆さんが住んでいました お婆さんは川に洗濯物へ お爺さんは山へ竹取りへ 竹取り? お婆さんが川で 洗濯物をしていると 巨大な亀が泳いで来ました ??? ━━━━━━━━━━━━━━━ 貴方の知っている日本昔話とは 異なる話 ミステリーコメディ小説

14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート

谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。 “スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。 そして14歳で、まさかの《定年》。 6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。 だけど、定年まで残された時間はわずか8年……! ――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。 だが、そんな幸弘の前に現れたのは、 「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。 これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。 描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。

くらげ のんびりだいぼうけん

山碕田鶴
絵本
波にゆられる くらげ が大冒険してしまうお話です。

かぐや

山碕田鶴
児童書・童話
山あいの小さな村に住む老夫婦の坂木さん。タケノコ掘りに行った竹林で、光り輝く筒に入った赤ちゃんを拾いました。 現代版「竹取物語」です。 (表紙写真/山碕田鶴)

おっとりドンの童歌

花田 一劫
児童書・童話
いつもおっとりしているドン(道明寺僚) が、通学途中で暴走車に引かれてしまった。 意識を失い気が付くと、この世では見たことのない奇妙な部屋の中。 「どこ。どこ。ここはどこ?」と自問していたら、こっちに雀が近づいて来た。 なんと、その雀は歌をうたい狂ったように踊って(跳ねて)いた。 「チュン。チュン。はあ~。らっせーら。らっせいら。らせらせ、らせーら。」と。 その雀が言うことには、ドンが死んだことを(津軽弁や古いギャグを交えて)伝えに来た者だという。 道明寺が下の世界を覗くと、テレビのドラマで観た昔話の風景のようだった。 その中には、自分と瓜二つのドン助や同級生の瓜二つのハナちゃん、ヤーミ、イート、ヨウカイ、カトッぺがいた。 みんながいる村では、ヌエという妖怪がいた。 ヌエとは、顔は鬼、身体は熊、虎の手や足をもち、何とシッポの先に大蛇の頭がついてあり、人を食べる恐ろしい妖怪のことだった。 ある時、ハナちゃんがヌエに攫われて、ドン助とヤーミがヌエを退治に行くことになるが、天界からドラマを観るように楽しんで鑑賞していた道明寺だったが、道明寺の体は消え、意識はドン助の体と同化していった。 ドン助とヤーミは、ハナちゃんを救出できたのか?恐ろしいヌエは退治できたのか?

たったひとつの願いごと

りおん雑貨店
絵本
銀河のはてで、世界を見守っている少年がおりました。 その少年が幸せにならないと、世界は冬のままでした。 少年たちのことが大好きないきものたちの、たったひとつの願いごと。 それは…

処理中です...