あだ名が242個ある男(実はこれ実話なんですよ25)

tomoharu

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やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー

第4話 中学生の思い出

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2017年4月入学式だった。
クラスはA組で先生の名字が個性的だった笑
それから半年後あっという間に夏休みになった。
2017年8月31日朝起きるとき、首がぼきっと鳴った
紘「ん?まぁ気のせいか」と思い朝ごはんを食べていた。
学校へ行くとみんなから首曲がってるよと言われるが、いつものことだと思って無視していた。
先生に一応首が痛いといい学校帰りに病院へ行き、
レントゲンを撮ると首の骨が本当に曲がっていた。
医者「これは環軸関節回旋位固定ですね」
紘「はい?かんじくかんせつかいてんびょう?」
医者「環軸という骨があるんですが、そこの関節が固定されてしまい回せなくなっているということです。」
紘「確かに、回そうとすると痛くて回すことができないです。」
医者「とりあえずコルセットを付けて1週間後に来てください」
紘「はい。」
医者「もしなおらなかったら、、、」
紘「えぇ怖いこと言わないでくださいよ」
医者「これで9割の人が治ってますが、1割の人は・・・」
紘「まさか首を外すんですか?」
医者「はい」
紘「こっわー絶対に治します!!」といい1週間学校を休んでいた。そのため体育祭も参加できなかった。
1週間後病院へ行くと
紘「全然痛くないし、回せます!」
医者「良かったですね!次同じようなことが起きたら手術になると思います」
紘「えぇ…まぁ気を付けます」
医者「うつぶせの状態で寝なければ大丈夫ですよ」
紘「はい!」といい家で遊んでいると先生から電話がかかってきた。
紘「もしもし」
先生「坂口首は大丈夫か?」
紘「はい!治りました!!」
先生「じゃあ明日の体育祭は見学でいいから着てくれないか?」
紘「えぇ暑いのに…」
先生「参加できないけど見学なら大丈夫だよ」
紘「あ…じゃあ見学しに行きます」
先生「了解」といい電話が切れた。
9月8日(土)体育祭を見ていた。
9月9日(日)調子に乗って遅くまで遊んでいたら、風邪を引いた。体温を計ったら38度もあり病院へ行った。
そしたらインフルエンザと言われた。
紘「この時期にインフルってなるんだ」と思いながら家で寝ていた。
それから1週間後久々の学校だと思って行くと定期テストだった。
紘「あ、今日からテストか。」みんな必死に朝から勉強していた。
紘「やっべ休んでてなんも勉強してねーよ」といいノー勉で受けた。次の日テスト返却で返された。
国語の時間
先生「国語の平均点は、57.8です。最高は98点。最下位は3点です」
みんな「えー!?」
紘「絶対ぼくじゃん笑」
桃寧「やった!」
紘「君は天才です笑」
桃寧「そんなことないよ笑」
僕が返されるとき
先生「まぁ今回は仕方ないですよ」
紘「はい笑」といい点数を見たら3点だった。
英語の時間
先生「英語の平均点は47.8だ。最高は100点。最下位は2点」
僕が返されるとき
先生「記号問題全問間違いしたのはお前だけだよ」
紘「運が悪かったんですよ!」
先生「ごまかすんじゃねーよ」
桃寧が返されるときは
先生「いや~取られちゃったよ」
桃寧「え?本当ですか??」
先生「うん笑 次回は難しくしようかな」
桃寧「やった!坂口くんのためにも簡単にしてあげてくださいよ!」
先生「そうか」
理科の時間
先生「今回の平均点は56.1です。最高は96点。最下位は4点です。」
先生「坂口、よく頑張ったな」
紘「すげー4点も取ったんだ笑」
先生「谷先さん君はよく頑張って勉強しているね」
桃寧「ありがとうございます笑」
社会の時間
先生「今回のね平均点は、60.1点だよ。最高は95点で、最下位は2点」
先生「坂口、インフルエンザになって休めると思って全然学校のこと考えてなかっただろ」
紘「いや~そんなことないですよ~ 世界の地理は苦手なんですよ笑」
先生「谷先さん、あなたはよく頑張ってるな」
桃寧「はい!」
数学の時間
先生「今回の平均点は、63点だ。最高は92点。最低は17点」
桃寧「え?高くない?よかったじゃん坂口くん!」
紘「いや、そんな低くないはずだよ」
僕のとき
先生「よく頑張ったな坂口!休んでてこんなとれるとは思ってもいなかったよ」
紘「やった!!」
先生「谷先、お前休んでた坂口より点数低いぞ!どうしたんだ?」
桃寧「え?」
僕は92点だった。桃寧は90点だった。
桃寧「坂口くん数学だけは得意なんだね!」
紘「そうそう笑 数学以外なにもできない笑笑」
 
桃寧「あ、そっか!家庭科と保健のテスト受けてないのか」
紘「あ、まぁ受けても受けなくても変わらない笑」
学年の順位は最下位から3番目だった。
2017年12月5日
給食に、はなやかごはんが出た。
みんな「まずくね?このごはん」
紘「まじ食べてみるわ」
蒼井「なんか味があれだね」
紘「まぁ確かにね」と話していると
先生「坂口、ごはんお代わりしてくれ」と言われ無理やり乗せられてしまった。
紘「え?ちょっと先生~何するんですか~」
先生「これ食べて元気になれよ」
紘「おっす」といい食べていた。
帰りの会の時に大地讃頌を歌っていた。
急に吐き気がしてきた
紘の心「え?なにこの感じ、めっちゃ頭くらくらするし、気持ち悪い」といい先生に言おうとした瞬間吐いてしまった。
みんな「えぇー」
先生「大丈夫か!トイレ行ってこい」と言われトイレに行った。はなやかごはんが当たった。
それ以来吐くことをマーライオンと呼ぶようになった。
2018年の夏休みは、毎日のように部活があり、疲れて家に帰ったら寝ているのが当たり前だった。
小さいころから勉強せずに遊んできた僕は、勉強をしようという考えは一切なかった。学校の定期テストでも最下位を争うアホだった。授業は先生の話を聞いても全く理解できてなかった。
2018年11月8日
朝起きたら39度の熱があり病院へ行ったら、感染性胃腸炎と言われた。家に帰り、何か食べるとマーライオンばっかして、ろくに食べれなかった。
12・13が職場体験だったが休んだ。
16日に治ったかと思ったらぶり返して23日まで休んでいた。
11月の後半、三者面談が行われた
先生「このままだと坂口くんは、高校に行けないと思います。」
紘「もう僕の人生は、兄貴と同じように、中卒で働くと思います。」
親「絶対に高校は行かせたいです」
先生「坂口くんに勉強のやる気を上げさせるように、家で声をかけてほしいと思います。」
親「家に帰ってもなにもせず、反発するんですよね」
先生「今の時期は思春期ですもんね。しかしこのままだとやばいということを本人に自覚させないといけないんですよ」
紘「もう諦めてます。兄貴のような、天才な遺伝子を持てなかったのが悪いことなんですよ。もし頭の良い遺伝子が引き継がれれば今頃、勉強に励んでいました。」
親「それは言い訳でしょ」
先生「うーん…」と親も先生も悩ませていた。
次の日、席替えをしたら偶然にも頭の良い班だった。
紘「いやーみんな頭良くて羨ましいよ!
僕にその頭脳半分でいいから分けてほしいわ笑」
桃寧「そんなの無理だよ!自分で努力して手に入れるしかない!」
紘「どうすりゃいいんだよ。」
桃寧「まずは簡単なことから勉強するんだよ」
紘「僕の夢は探偵大学に行くことだけど、叶わないよな」
桃寧「それは厳しいかもしれないけど、頭良くなるコツは教えられるよ!」
紘「まじ?」
桃寧「坂口くんは、発想力の天才でしょ?」
紘「まぁね笑 小さい頃はIQ124で有名だったよ」
桃寧「それを活かすんだよ!」
紘「でも暗記苦手だから無理だよ」
桃寧「暗記苦手でも暗号は得意でしょ?」
紘「まぁね!まさか、」
桃寧「そう!坂口くんならではの独特な方法で覚えるんだよ!」
紘「いや、単語を暗号化なんて無理よ」
桃寧「だってパソコンだけはできるじゃん!」
紘「うん笑 パソコンとIQで勉強に活かすとか天才しか無理でしょ」
桃寧「いや、その天才は坂口くんのことなんだよ」
紘「えぇ!?そんなわけ」
桃寧「頑張ればその能力を発揮できる!!」
紘「まじか!ちょっと勉強やる気出たわ」
桃寧「うんうん!がんばれ!」
紘「ありがとう!」といい12月の期末テストに挑んだ。
初めて5教科で3桁超えることができた。
テスト返却が終わり帰り道
桃寧「良かったじゃん!!」
紘「うん!桃寧のおかげで成績上がった!ありがとう!!」
桃寧「うんうん!私は坂口くんを元気にさせたかったからね笑」
紘「まじで助かったわ!じゃあね~」
桃寧「うん!また明日~」といい帰った。
そのおかげで僕は勉強に目覚めたが、現実は甘くなかった。
桃寧「出席日数もあと10日休んだらアウトだし、成績1ばかりじゃん」
紘「1でも高校行けるっしょ?」と軽々と言っていた。
桃寧「もっと勉強、教えてあげようか?」
紘「お願いします!勉強教えてください」と学年1位の桃寧に教えてもらうことにした。
桃寧「えぇ~なに教えればいいの?」
紘「国語・英語かな」
桃寧「わかった!じゃあBe動詞3つ答えて」
紘「ん~なにそれ?笑」
桃寧「えぇそこからか~」
紘「うん笑笑 本当に理解してないの」
桃寧「まぁそれはすぐわかるよ笑」と冬休みも教えてもらった。
合唱コンクールが迫っていたが、練習期間は、みんなさぼっていたため、めちゃくちゃだった。
帰りの会が終わると束「ジャン負け写真にうつろうぜ笑笑」
紘「じゃあ僕うつるよ笑笑」
束「坂口がちでいってる?」
紘「うん笑 もちろん!」といい見事に写真に写った。
12月13日(金)ジェイソンの日
怖がっているのに頭の回転がめちゃ早く頭良く思われていた。
12月17日(火)桃寧の誕生日の時に僕は先生にこういわれた。
先生「残念ながらお前は1・2年の成績が悪いから偏差値30くらいしか入れない」
紘「そうですか…」
先生「1年の頃から今の成績ならば桃寧と同じ高校行けたと思うよ」
紘「はい…」
先生「体験入学行ったか?」
紘「はい、7日に行きました!」
先生「どうだったか?」
紘「パソコン系に入ってみたいです」
先生「理由も言えるか?」
紘「パソコンが好きで技術の時間パソコンだけできるねって先生に言われたからです笑」
先生「んーそれ面接で行っても落とされるぞ」
紘「わかってます」
先生「パソコンで何をすることが好きなのかまで言わないとな」
紘「はい」と話していた。

冬休みは埼玉県へ行った。
恵美子「え?紘!」
紘「久しぶり!!」
恵美子は小さい頃の幼なじみだった。
恵美子「また身長伸びたでしょ?笑」
紘「もちろん!!5歳のころは130cmしかなかったけど、今は180cmだからね」
恵美子「5歳にしては大きかったよ笑」
紘「まーね!」と話していると
郵便屋「あ、そこの君」
紘「ん?僕ですか?」
郵便屋「君しかいないよ。こんな手紙が届いていたよ」
紘「あざっす」といい見てみると
【高校卒業後、公務員試験の1次試験に合格し頭良いことをアピールせよ!!】
紘「なんだよ笑 これ」
恵美子「一体どうしてこんな手紙が届いたの?」
紘「わからん やっぱり僕は変な有名人になってしまったみたいだ」
恵美子「それって、良い意味でも悪い意味でもあるよね」
紘「両方だね まぁ挑戦状は達成させたいからこれから頑張るよ!!」
恵美子「うんうん!がんばれ!!」
紘「しかし、送り主が書いてない。これじゃ誰が僕に送ったのか、わからないんよな」
恵美子「達成したら探せばいいんだよ!」
紘「だね!まずは達成に向けて頑張るか」といい僕は公務員になることを決意した。
中学は成績不振だったため、高校は偏差値の低い所しか行けなかった。
給食の時に、だじゃれを披露していた。
・イラン戦争は、いらん
・内蔵脂肪が無い象死亡
・サルサ会に去る坂口
などつまらないだじゃれをみんなに言っていたら終わってしまった。
先生「この班のなかで一番遅いのは、坂口さんじゃないですかーそしてひとくちもあなたは、食べてませんよね?給食のとき何していたんですかー?」
紘「すいません!我慢します 全部のこします」
お腹すきすぎてお腹いたかった。
英語のとき
先生「イラン戦争いま話題になってますよね みなさんは、どう思いますか?」
束「イラン笑笑 坂口いえよー」
先生「ん?どうした?」
紘「イラン戦争は、いらん」
先生「ねぇ、坂口くんそれさ、ふざけていっている?俺は、真面目にいってるんだよ少しは、戦争のこと心配しないとだめだろ」
紘「はい、すいません」
先生「まぁいいよ発表したからシールあげるよ」
紘「え?いいんですか?ありがとうございます」
その瞬間
先生「全員アウト!   坂口紘タイキックー」
紘「え?笑笑」
束「えーー坂口笑笑」と終わった。
1月17日(金)私立高校の出来事
8時15分に高校についた
指定された教室へ行くとみんなしずかに座っている
試験官の先生は、生徒指導の先生だった
1時間目国語のテスト
2時間目英語のテスト
3時間目数学のテスト
その後、面接についての紙が配られた
15分後体育館で面接が始まった「あくびがすごかった」
質問1:受験番号&出身中学校&名前                    
質問2:志望動機
質問3:高校入学したらやりたいこと
質問4:中学校の思い出
質問5:最近のニュース
質問6:高校卒業後の進路
質問7:オリジナル質問
2月10日(月)みんなから「公立入試頑張れよ」と応援された。
2月11日(火)建国記念日
桃寧と一緒に5教科の勉強をしていた。
紘「公民得意だから30点のうち27点は取りたいな」
桃寧「公民は簡単だからね!」
紘「うん!」といい日本国憲法103条まで音読していた。
歴史の後半(江戸時代~現代)を勉強したり
日本の地理を勉強したり、理科は、化学と物理を勉強していた。
2月12日(水)筆記試験
2月13日(木)面接
公立入試が終わり家に帰ると妹の誕生日だからケーキを食べていた。
2月14日(金)
桃寧「どうだった?」
紘「僕はできたよ~ 桃寧は?」
桃寧「んー落ちちゃったと思う」
紘「そっか…」
桃寧「面接さ、入る場所を間違えちゃったの」
紘「え?それって向こうが悪くね?」
桃寧「一回教えてもらったんだけど、よくわからなくて間違えちゃった」
紘「あ~それは…」
桃寧「うん…」
紘「もし落ちたらどうするの?」
桃寧「都内の高校行くよ」
紘「あーね」
桃寧「うん」
2月19日(水)合格発表
無事に受かっていた。先生に報告すると「桃寧のおかげだな」と言われた。
13時頃桃寧がいた。
紘「桃寧~どうだった?」
桃寧「やっぱりだめだった」
紘「そっか…」
それから桃寧と僕は仲が悪くなってしまった。
2月27日(木)緊急事態宣言を出した。
紘「え?なに緊急事態宣言って?」
次の日学校へ行くと
先生「残念ながらノロマウイルスの影響で予餞会は中止だ。卒業式まで自宅待機していてくれ」
紘「まじか~予餞会めっちゃ楽しみにしていたのに~」
束「坂口が一番楽しみにしていた行事つぶれるとか辛いよな」
紘「うん!」と言ったが中止だったため落ち込んで帰っていた。
3月11日(水)卒業式
紘「みんな久しぶり~」
束「おぉ!」といい最後だから盛り上がっていた。

春休みは、最初に東京へ行ったら、秋弥がいた。
秋弥「おぉ!お前は坂口紘じゃないか!」
紘「あぁあの天才秋弥だ!将来国家大学行くんだよね?」
秋弥「うん!お前は将来公務員目指すんか?」
紘「良く知ってるね もう東京まで広まってるのか笑」
秋弥「うん笑笑 さすが有名人だな」
紘「うん!」といいライバルとして話していた。
秋弥「桃寧とはどうなったんだ?」
紘「いや~桃寧とは付き合えなかったよ笑」
秋弥「そうか。残念だな」
紘「来週は青森県へ行こうと思っている」
秋弥「なんでだ?」
紘「ある人に会ってみたいの!」
秋弥「まさか!」
紘「うん!まさかの人だよ笑」といい解散した。
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