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やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー
第10話 春休みは大暴れ
しおりを挟む紘「康介、前に頼んだやつは完成したか?」
康介「うん笑 でも何に使うの?」
紘「それは緊急時に使うから、お・た・の・し・み!」
康介「いや、こんなのお楽しみにならないよ笑」
紘「まぁ今は必要ないね。あ、それより聞いてくれよ」
康介「ん?」
紘「拓也の様子がおかしいんだよ」
康介「まじかよ」
3月24日は、悪田真里香のスケートショーが午後から始まった。会場へ行くと、みんな盛り上がっていた。
紘「久々に見たな~ 今は多野さんと付き合ってるし、声をかけられないよな」と思っていた。
ショーが終わり、観客席に来た。
紘「え?」
真里香「ん?そこに座っているのは、坂口くん?」
紘「そう!そうだよ!!覚えててくれたんだ!」
真里香「そりゃ覚えてるよ!青森県にいた時、助けてくれたから」
紘「おぉ良かった~ 多野さんと付き合ってるんだよね?」
真里香「うん笑 でも坂口くんとも旅したいよ笑」
紘「えぇ多野さんに申し訳ないよ」
真里香「許可取ってくるね!」
紘「わかった笑」
数分後、戻ってきた。
真里香「良いって!」
紘「まじか笑 じゃあ明日お願い!」
真里香「どこ行きたいの?」
紘「日陰山浜公園!」
真里香「千城(ちばらき)県のところ?」
紘「そうそう」
真里香「おっけ!空けとくね~」といい決まった。
次の日、朝6時くらいにいきなりスマホのブザーがなり、千城県の爆破予告のメールが届いた。
それを見た僕は、急いで康介にLINEした。
紘「ついに爆弾魔が現れたよ。拓也かもしれないし、協力者かもしれない。」
康介「えぇ紘は今日どこかに行くの?」
紘「今日は真里香と遊園地に行くんだよ」
康介「まじかよ!」
紘「僕のスマホと康介のパソコンいつでも接続しておくから、何かあったら連絡取ってほしい」
康介「僕はずっと監視役?」
紘「うん笑」
康介「了解!」
9時に真里香と合流し、真里香の車で向かった。
12時くらいに日陰山浜公園に着き、僕たちは楽しんでいた。
紘「なに乗る~?」
真里香「んーじゃあVRジェットコースター!」
紘「めっちゃ怖そうなやつ選ぶじゃん笑」
真里香「楽しもう!」
紘「おぉ~」とめっちゃ楽しんでいた。一通り、乗り物は乗って、14時くらいにお昼を食べていると怪しい2人組がいた。
康介「その二人組はころそうとしているから逃げて!」
紘「まじかよ!」
怪しい2人組が僕を見て
怪しい人「あ、あいつだ!見つけたぞ!」
紘「ん?なんですか?」
真里香「坂口くん、なんかあったの?」
怪しい人「ちょっといいかい?」
紘「いやです!」といい逃げた
真里香「えぇどこ行くの?」
紘「いいから逃げて!殺される!!」
真里香「えぇ?」といい近くにサイクリング広場があったから、2人用自転車を借りて逃げた。
怪しい人は、車を盗み僕を追いかけた
紘「まじで18歳で死にたくない!」
真里香「やばいよ~ 結構距離近い!」といい爆速で自転車をこいで逃げた。
康介「タクシー呼んだからそれに乗って逃げて!」
紘「方角はどこ?」
康介「北!」
紘「おっけ!」といい北へ逃げた。
怪しい人「殺さないぞ!話を聞くだけだ」といわれ
紘「信用できねーぞ!」と叫んでいた。怪しい人たちは止まった
紘「がちで殺さないのか」と思い僕も止まり、素直に話そうとしたが信用できずタクシーに乗った。タクシーの運転手が
運転手「ワハハ捕まえた!」
紘「くっそー」
真里香「なにするつもり?」
紘「この運転手を追い出して乗っ取る!」
真里香「えぇ!」
紘「じゃないと日本爆発しちゃう」
真里香「それならいいよ!」といい運転手を追い出した。
紘「途中で乗り換えないとばれるから、どこかで真里香の車に乗り移ろう!」
真里香「うん!」
康介「やばい、いますぐ出ないと捕まっちゃう!」
紘「おっけ!急ぐよ」といい最高速度で走った。
真里香「わーぉすごいスピードだね笑」
5分後、真里香の車に乗り換えた。
真里香「私の車はどうなってもいいから、とにかく逃げ切ってほしい」
紘「了解!」
そのとき怪しい団体に見つかってしまい
怪しい人「あ、いたぞ!捕まえろ」
紘「やばい!!」といい僕が運転していた。
怪しい団体は、追いかけてきた。2時間後、地元につくと
紘「え?もしかして...」
真里香「えぇ」
なんと焼け野原になっていた。
紘「みんなの様子が気になるから、友達の所へ行く!」
真里香「わかった!」
友人の家に着くと
紘「えぇ丸焦げだ。誰もいない…」
ほかの家も同じ状況だった。
康介「やばい、紘の近くに怪しい人がいる!」
怪しい人「ハハハ、これがお前の選択だ」
紘「こんなの違う!」
真里香「きゃっ」
なんと真里香が捕まった。
紘「真里香さんを離せ!」
怪しい人「じゃあこの男を知ってるか」
それは『拓也』だった。
紘「あぁ知っている」
怪しい人「そうか、どこにいる?」
紘「それは知らない」
怪しい人「嘘つくんじゃねー!」といい真里香をなぐった。
紘「やめろ!真里香さんには暴力ふるな」
真里香「坂口くん、私はどうなってもいいから、正直に話して」
紘「そんな…」
怪しい人「いいから教えろ」
紘「紅葉公園にいる!」
怪しい人「なるほど」といい真里香を離した。
紘「一体、どういう状況なんだ。拓也は今、どうなっているんだ」
真里香「私も協力する!」
紘「ありがとう!でもこれからのすることはマジで危険。命をかけての戦いになるよ」
真里香「日本を守れれば、それでいい!」
紘「おっけ!」
僕の家に着き、入ると爆弾が仕掛けてあった
紘「真里香さん、入るな!」
真里香「う、うん!」といい外へ避難した。
紘「くっそ、どうやって解除すりゃいいんだよ。
あ、真里香さん、近くの公園にこの爆弾を投げるから絶対に僕に近づかないで!」
真里香「わかった!」といい僕は公園へ行き思いっきり爆弾を真上に投げ飛ばした。その瞬間花火のように大爆発した
真里香「わーぉ」
紘「これで大丈夫だ!」
家に帰り夕食を食べているとき、また爆弾の音がした。
紘「真里香さん、避難しよ!」
真里香「うん!」といい避難場所へ行くとみんないた。
紘「康介、桃寧、無事だったのか!」
みんな「うん!」
紘「もうこれは、みんなで協力しないと解決しないと思うから、みんな協力してくれ!お願いします。」
みんな「もちろんさ!」
紘「みんな聞いてくれ、こんな作戦を考えた」
みんな「えぇー!?それってスパイ映画に出てくるようなことじゃん笑」
紘「でもそうしないと殺されてしまう!だからお願い!」
康介「紘ちょっといい?」
紘「うん!みんなは、先に準備していてくれ!」
みんな「わかった!」
紘「康介、あれに磁石をつけてくれ」
康介「え?どうして?」
紘「理由はその現場にいけばわかるさ笑」
康介「怖い怖い笑」
紘「大丈夫!僕は死なないと思うから」
康介「もう怖いこと言わないでよ笑」
紘「まず、僕と真里香で紅葉公園へ行く。
康介たちはどうにかして裏の組織と合流してくれ」
康介「おっけ!」
紘「じゃああとは有言実行するだけだ!
これを成功させて日本を救うぞ!」
みんな「おぉー!!」
紘「あ、そうだ!」と思いあることをしていた
真里香「何してるの?」
紘「すぐ終わるから待ってて~」
真里香「はーい!」
数分後
紘「よし!終わった!行くか」
真里香「じゃあ先、車に乗ってるねー」
紘「うん!」といい車に乗った。
真里香「坂口くん、康介くんたちは、裏切ったりしないよね?」
紘「するわけがない!安心してくれ。
真里香さんに何かあっても、隣に僕がいるから」
真里香「坂口くんは、絶対に死なせない!」
紘「それは大丈夫だから」
真里香「心配だよー」
紘「大丈夫だって!笑」
真里香「うん!信じてるよ!」
紅葉公園へ着くと、怪しい人たちが8人くらいいた。
真里香「康介くんたちいなくない?」
紘「大丈夫!どうにかなるさ」
真里香「いやいや、どうにかなるって」
紘「大丈夫だから、僕を信じて」
真里香「わかった」といい進むと
拓也「よう、紘」
紘「久しぶりだな、拓也」
拓也「隣にいるのは彼女か?」
紘「いや、彼女ではない」
拓也「お前は、これまでいくつもの難事件を解決させた。そして烏坂探偵事務所という本を書き、有名人になった。小説では活躍したが、実際にはどうなのかを試させてもらう」
紘「おい、まさか小説を現実にさせるつもりか?」
拓也「うん、そういうことだ」
真里香「日本を爆発させたら、自分の命までなくなるんだよ? しかも、大切な家族とかの命も奪われる。
それわかって言ってるよね?」
拓也「そんなの知らん、今の俺は大学でもボッチで、人生つまらない。 俺の夢は、警察に捕まることだ。だからしょうもないことをして捕まるのではなく、大胆に捕まりたい」
紘「だからといって、爆発させたり無差別殺人とかは良くないぞ」
拓也「じゃあどうやって警察に捕まれば良いんだよ」
紘「警察に捕まるという思考をやめろ!」
拓也「うるせぇーーー!!じゃあ自殺しろってことか?」
紘「違うんだよ。自殺とか警察に捕まる以外に、まだあるでしょ?」
拓也「今のオレにはその2つしか方法は、浮かばねぇよ」
真里香「人に相談するっていう思考はないわけ?」
拓也「もう相談する相手もいないわ」
紘「いや、ここにいるだろ!」
真里香「私だって、できることなら相談するよ!」
拓也「もう遅い、こいつらを捕まえろ」
怪しい人「はいっ!」
紘「おい!絶対に日本は僕が守るからな!」
真里香「絶対に爆発させない!」
怪しい人A「さっきからうるせーんだよ」といい殴られた
紘「拓也、落ち着いて、もう一度考えるんだ。
本当に今、自分がやっていることは良いことなのか。正しいことなのかを」
拓也「今オレがやってることは、自分で満足できることだ! だから良いんだよー」
紘「だめだこりゃ」
拓也「わかった、じゃあこういう条件はどう?」
紘「なんだよ」
拓也「紘が、真里香さんに告白して成功したら日本を爆発させる。どうだ?」
紘「そんなの…」
真里香「えぇ…」
怪しい人B「嘘発見器を着けろ」と言われ着けた。
拓也「もし、嘘発見器が反応したら、嘘をついてることになる。その時点で爆発させるからな」
紘「まじかよ…」
拓也「じゃあ早速やってみろ」
紘「うん、真里香さん、僕と付き合ってください。幸せに生きることを誓います。」
真里香「ごめんなさい。」
紘「そうですか」
なんと嘘発見器は、反応しなかったから本当だった。
拓也「まじかよ、つまんねーな!もういい!殺してやる!銃を持って来い」
怪しい人C「どうぞ!」
拓也「もう俺は警察に捕まるの覚悟はできてる!
死ねぇーーー」といい真里香に向かって銃を撃った。
紘「危ないっ!!」といい僕が犠牲になった。
真里香「え、坂口くん…」
紘「はぁはぁ」
拓也「あぁ、撃ってしまった。撃ったぞ、これは人殺しか。」
真里香「坂口くんが、私の代わりに犠牲になるなんて」
紘「こういう未来は、もう、最初から、見えていたんだ…」
拓也「わぁーーい成功だ笑笑」
怪しい人たち「紘…」
真里香「もう、最低!拓也さんを捕まえる!!」といい怪しい人たちも協力して捕まえた
真里香「坂口くん、今までありがとう」といい病院へ運ばれた。ヤホーニュースを見ていると
『伝説の小説家の坂口紘が死んだら、その天罰として大地震が起こる!?』
真里香「そんなのやだよ、爆発回避できたのはいいけど、大地震まで起こってほしくない!」
康介「真里香さんちょっといい?」
真里香「うん」
康介「実は、紘、死んでないんだよね」
真里香「え?どういうこと?」
康介「この動画見てよ」
真里香「え?ロボットじゃん!」
康介「そう、そうなんだよ笑」
真里香「一体どういうことなの?」
康介「実は前にこんな話をされたんだよ」
康介「実は紘、死んでないんだよね」
真里香「確かに、死んでたら大地震が起こってるはずだもんね」
康介の家へ行くと
紘「やっほ~真里香!」
真里香「えぇ!?どういうこと??」
紘「最初から説明するから、よく聞いていてね」
真里香「うんうん」
紘「実は最初から予言していたんだ」
真里香「えぇ??」
紘「泉さんに、占ってもらった結果、僕は殺されることが判明した。だから康介に僕のクローンを作ってもらった」
真里香「すごっ!!」
紘「実際に僕を殺そうとしている人がわかったのは、拓也と会ったとき、やけに爆弾の話をしていたから、拓也に殺されるんじゃないかと予想したんだ」
真里香「すごすぎる笑笑」
紘「ちなみに昨日は康介の家で紅葉公園の様子をうかがっていたよ笑笑」
真里香「えぇ!?」
紘「康介と桃寧は、怪しい人に化けて、真梨香と僕のクローンは拓也と話していた感じ」
真里香「そうだったの!?いつ入れ替わった?」
紘「先に外に出ていいよの時に、クローンと入れ替わった笑」
真里香「そうなんだ!!まぁ生きててよかったよ!」
紘「うん!もうこんなことはしません笑」といい新たな旅が始まる
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