あだ名が242個ある男(実はこれ実話なんですよ25)

tomoharu

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やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー

第18話 脱税者とその謎について

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恵美子「私の知り合いが、脱税者っぽいんだよね。だから紘に調べてもらいたいの」
紘「なるほど… 僕一人だけだと危ないから国税局の人に
も頼むね」
恵美子「わかった!」といい国税局にも協力してもらうこと
になった。
埼玉県加久市の【TKY】という散髪屋が脱税者疑惑だっ
た。
紘「なんでこの人が脱税者だと思ったの?」
恵美子「資本金少ないのに、プライベートの投稿でたくさん
のお金を使ってるから所得税払ってないんじゃないかって」
紘「確かにその写真見せてもらえる?」
恵美子「いいよ」といい見せてもらうと髪を週2で染めてい
て、ホストクラブにもよく行ってる人だった。
紘「この人は間違いなく脱税者だな」
国税局の人にも確認してもらったら、脱税者ということが
明らかになった。しかし、捕まえるには証拠が必要。実際
にその店へ訪れることにした。
土日で【TKY】の店について情報収集していた。
国税局だとばれてはいけないため、私服で【TKY】に入
った。
店員「いらっしゃいませ、本日はどのくらい切りますか?」
と言われ、試しに切ってもらうことにした。
周囲を見渡してみると、人気のお店で混んでいた。
店員「すいません、お客様タオル巻くので前を向いてくだ
さい。」
紘「あぁーすいません笑笑」といい切ってもらった。
切り終わると
紘「ここって休みどれくらいの頻度なんですかね」
店員「シフト制で行っているので年末年始以外は基本休み
はございません」
紘「なるほど」といい国税局へ戻った。
国税局に戻ると
国税局「どんなことがわかりましたか?」
紘「そうですね~人気のお店で結構混んでいました。
カットだけで1500円で10席なので月で換算すると、
45万ですね」
恵美子「めっちゃ儲かってる!!」
紘「しかし、メモには月25~30万と書いてあったの
で15万程度隠しています。」
国税局「なるほど。その事がわかる証拠は見つけました
か?」
紘「まだ見つからないです。」
国税局「とりあえず捜査は許可得たから私たちも行きます」
紘「はい」といい次の日【TKY】へ行った(9時)
店員「えぇなんで国税局の方がいるんですか?」
国税局「とりあえず店長呼んでください」
店員「少々お待ちください。店長呼びます」
店長「朝から何の騒ぎですか?」
国税局「この店は脱税しています。」
店長「はぁそんな証拠どこにあるんですか?てか、お客
さんいるんで邪魔しないでくださいよ」
国税局「調べさせてもらいます」といい僕と国税局の人た
ちで証拠を探していた。
19時になり、一通り見たが証拠が見つからなかった。
店長「だから言ったじゃないですか、証拠ないですって」
紘「絶対に証拠探します!」
店長「じゃあこうしましょう。もし明日までに見つからな
かったら、この件は無しってことで」と言われた。
国税局へ戻ると
紘「くそっなんで証拠が見つからないんだ」
恵美子「一旦、頭休めなよ」
国税局「坂口くんはバイトなんで無理して考えなくてもい
いですよ」
紘「バイトでもこの問題は近隣関係なんで、どうしても
… 」
恵美子「じゃあ紘が行ったときの流れ説明してよ」
紘「店に入って、髪を切る前に後ろ見てたらタオルを巻
くから、前を向けって言われて… ん?待ってわかった
ぞ!」
恵美子「えぇ?どういうこと??」
紘「証拠はこれだ!!」といい国税局の人にも確認して
もらうと、それが証拠だった。
店長「また、あなたたちですか?」
紘「証拠見つけました」
店長「はぁ、言ってみてくださいよ」
紘「その証拠はタオルの数です!それを調べれば何人の
客がここに来たのかが、分かります!」
国税局の人がタオルの枚数を数えて換算すると50万超え
ていた。
店長「くそっ」
紘「ちゃんと所得税払いましょう!!」といい店長は捕
まった。
恵美子「さすが!紘!!」
紘「うん!」
○○「え… お父さん捕まっちゃったの?なんで… 」



○○からメールが来た。
○○「こんばんはお久しぶりですね紘くん。丸川凪で
す。父の脱税の件についてお伺いしたので、明日【MAS】
でお話ししたいのですがよろしいですか?」
紘「お久しぶりです。わかりました。凪さんが僕を恨ん
でいる人ですか?」
凪「恨んでするわけではなく、ただ気になる点がいくつか
あるので、それをお聞きしたいだけですよ」
紘「そうですか、まぁ良いでしょう。では明日【MAS】
に10時でどうでしょうか?」
凪「了解です」
次の日
晴夏「おはよう紘。凪からメール来たんでしょ?」
紘「うん今日の10時に【MAS】集合って約束した
よ」
晴夏「わかったかっきーに車で送迎してもらうね
あと凪は彼氏できたんだよ」
紘「まじか色々と複雑やな」
晴夏「その彼氏さんは、井上智也なんだよね。」
紘「えー!!謎解き研究部のメンバーやないかい笑」
晴夏「うん笑とりあえず10時にまた会おう!」
9時40分頃、僕は【MAS】に着いた。ちょうど晴夏も
かっきー(垣内)に送迎してもらって着いた。
紘「心配だから電話かけておく。なんかあったら中に来
てほしい」
晴夏「了解!」
数分後、凪も着いた。
凪「おはようございます。紘くん」
紘「どーも凪さん」
凪「早速中へ入り脱税の理由について話を伺います」とい
い入った。
紘「すいません、おなか痛くて、トイレ行くので注文任
せます。」
凪「わかりました」
席に座ると
凪「なぜ私の父は脱税で捕まったんですか?」
紘「あなたのお父さんは、25万円ほどのお金を隠して
遊びでそのお金を使っていました。お客さんの人数がわか
る証拠が【タオル】でした。タオル× 1500円でその日
の収入金額がわかるからです。」
凪「なるほど… でも、ありえません… 」
紘「でもこれが真実です」
凪「そっか… じゃあ納得です」
店員さんからオレンジジュースをもらった。
凪「では乾杯」といい飲むと
紘「ゴホッゴホッまさか… 」炭酸入りだった。
凪「笑笑 智也も今頃晴夏さんを捕まえてると思いますよ」
紘「僕をだましたんですか?」
凪「はい、そうです」
晴夏は智也に捕まっていた。
晴夏「紘… 」
紘「ゴホッ」
凪「このままあそこへ連れてって」
智也「わかったぜ」といい車で連れていかれた
紘「これが有名な拉致か… 一体何をするつもりだ」
晴夏「紘、ごめんね」
紘「大丈夫、いざとなったらあれをしてくれよ」
晴夏「えぇ?いいの?」
紘「うんやるしかないさ… 」
着いた場所は、凪の家だった。
紘「何をするつもりだ!」
凪「今から紘くんに謎解き問題を出します。1問でも間
違えたら晴夏さんは死にます。」
紘「えぇ… 」
晴夏「私のことはどうでもいいよ!」
紘「僕が謎解き問題で間違えることなどない!!
というくらいの気持ちで挑みます。」
凪「素晴らしい心構えですね」
智也は、晴夏の耳元に銃を向けた。
紘「まじかよがちじゃん」
紘「第1問→ さ第2問→ ドライブ第3問→ 徳川家
第4問→ 岸第5問→ T、T」といったら全問正解
晴夏「ふぅ~助かった」
凪「こうなったら、もう紘くんを撃って」
紘「晴夏!いまだ!!」というと晴夏が僕のことを銃で
撃った。
紘「え、うそだろ… 」といい倒れた。
晴夏「ごめん… 私が紘のことを恨んでいたの」
みんな「えぇー!?」
智也「どうすんだよ、こっちはドッキリでやったのに」
晴夏「すいません」
凪「私たち警察行ですか?」
智也「紘… そういうつもりじゃなかったんだ。返事して
くれ紘… 」
晴夏「何やってるんだろう私」
凪は、救急車を呼び、数分後来た。
隊員「大丈夫ですか~」
紘「わぁーーー」
みんな「きゃーーー生き返った!?!?」
紘「びっくりしたーまじで撃たれたかと思って気絶し
たよ」
凪「え?どういうこと??」
隊員「体調は大丈夫ですか?」
紘「ショックで気絶しました!今は大丈夫です。迷惑か
けてごめんなさい」
隊員「なら良かったです」
みんな「ありがとうございます」
晴夏「ドッキリ大成功!!」
紘「はぁ」
凪「本当に死んだかと思って泣いちゃいましたよ」
智也「まじでふざけんな晴夏」
最初から整理すると
紘「そもそも凪の父は脱税で捕まったけど、凪自体は怒
ってないんだろ?」
凪「はい、私は紘君の対応力を見たくてこれを実行しま
した」
紘「最初はまじでびびったけど、だんだんドッキリとい
うことがわかって安心したよ笑それで自殺ドッキリした」
凪「さすがですね」
智也「紘は本当に何でもできるよな」
凪「演技力ありすぎですよ」
紘「ちなみに晴夏に持たせた銃は、空砲だから音しか出
てない笑」
凪「それなら、今週の謎解き検定も合格できると思いま
す!」
紘「炭酸飲めないこと知ってるよね?」
凪「あ、忘れてました笑笑」
紘「殺す気かぁ~~」
晴夏「ごめんねいろいろと」
紘「大丈夫だって!」といい終わった。
恵美子「明日の謎解き検定は積雪のため中止になったの」
紘「まじか… まぁいいや!」
恵美子「その代わりと言ったら悪いけど、最後の悩み解決させてほしい!!」
紘「わかった!」といい行くと晴夏と雄太がいた。
雄太「なぁ晴夏、あくびが出る理由ってわかるか?」
晴夏「えぇ、えーと…」
雄太「そんなのも知らねーのかよ、答えは疲れたときに体を休ませろという合図であくびっていうのは、出るんだよ」
晴夏「そ、そうなんだ… はぁ」
紘「だいぶストレスを抱えてるみたいだな」
雄太「よう、紘!じゃあお前に問題」
紘「ほうほう」
雄太「あくびがうつる理由を答えろ」
紘「は?そんなの…」
恵美子「紘なら楽勝でしょ!」
紘「あ、いや、んー」
雄太「まさかお前でもわからないのか?」
紘「いやわかるし、欠伸がうつる理由はズバリ!相手の気持ちに共感しているから!親しい人のあくびは移りやすいのだ!!」
雄太「おぉ!大正解!!」
みんな「パチパチ」
雄太はトイレに行った。
晴夏「こんな彼氏やだよ」
紘「じゃあさっさと別れちまえよ笑笑」
晴夏「そんな簡単に言えることじゃないの」
紘「そうか」
晴夏「紘にこの解決方法を考えてもらいたかったの」
紘「んー」
恵美子「紘ならなんでも知ってるから、解決策は紘に答えてもらうってことでいいんじゃない?」
紘「いざ、難しい問題出された時に困るな笑」といい考えていた。
紘「よしっ、現代風に解決策を思いついたぞ!」
恵美子「えぇ~」
晴夏「そんなのプロしかできない笑笑」
雄太が戻ってくると
雄太「じゃあ紘。応用問題だすぞ」
紘「おう!」耳にイヤホンをつけスマホを後ろで操作。
雄太「病院で薬もらうと思うけど、治ったら飲むのをやめてもよい。それとも無くなるまで飲む。どっちだ?」
紘「んー」と考えながらスマホで調べていた。
雄太「さっきからずっと腕が動いているけど大丈夫か?」
紘「あ、うん笑 大丈夫だ!」
みんな「笑笑」
雄太「もうそろそろ答えてもいいんじゃないか?」
紘の心「よしっ」調べたら出てきたから、音声を流した。
紘「もらった薬は、」
雄太「うん」
紘「無くなるまで」
雄太「なんでそんな途切れ途切れで言うんだよ笑」
紘「飲み続けることだ!」
雄太「正解!答え方がAIみたいだったから、うけるわ」
紘「じゃあ問題!」
雄太「え?」
紘「晴夏は雄太のことをどう思っているでしょう。
1:問題出して馬鹿にしてくることに対しストレスを感じている
2:これからも優しく接してほしいと思っている」
雄太「もちろん2だな!」
紘「晴夏、答えをどうぞ」
晴夏「正解は両方です」
雄太「え…」
紘「いい加減馬鹿にするのはやめなよ、馬鹿にされた方はストレス感じるだけなんだよ」
雄太「そうだったのか…」
紘「お前が充分知識あることは認めるから、問題出しても馬鹿にしないであげてほしい。頼むぞ」
雄太「紘に言われたら、正論だな。これからは気をつけます」といい無事に解決!!
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