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やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー
最終話 スリル満点のミッション《後編》
しおりを挟む紘「どうしてだ!! あの中に人がいるはず」
中へ入ると、真里香が死んでいた
紘「真里香…」
玲実「誰がこんなことを」
将也「2人とも遅かったな」
紘「まさか、将也がやったのか?」
将也「予告通り俺が事務所を爆発させた。」
紘「そういえば、愛梨はどこだ!」
将也「さぁどこでしょう~」
紘「てめぇ、いい加減にしろよ!」
将也「これ以上近づいたら、玲実のこと殺すよ?」
紘「くそっ 次の依頼はなんだ?」
将也「可愛い女の子を連れてこい」
紘「はぁ」
将也「今話題の行方不明になっている女の子を連れてくれば、俺はなにもしない」
紘「えぇそれは…」
将也「さぁどうする?」
紘「わかった 連れてくる、でも1週間待ってくれ」
将也「じゃあ2人とも殺す 3日間、時間を与える。
3日後に探偵事務所の廃墟に連れてこい」
紘「あぁわかった。」
玲実「3日間!? 紘さすがに無茶ぶり過ぎない?」
紘「大丈夫!絶対成功させてやる」
将也「おう じゃあ俺はずっとここで待ってる」
数分後
紘「愛梨のスマホはGPSがついているから、すぐに場所を特定できる。」
玲実「さすが!」
紘「あぁ~この近くだ!」
玲実「了解!」といい探した。
30分後
紘「愛梨、ここにいるんだろ~」
愛梨「紘~助けて―」
紘「この井戸の中だ」
玲実「えぇ!?」
井戸の中に愛梨がロープで縛られていた。
紘「骨折してなければ中に入って助けたけど、骨折してるからそれはできない…」
玲実「どうやって助けるの? 夏だけど低体温症になっちゃうよ」
紘「よし、この方法で行く!近くに池があるからそこの池の水を井戸の中に入れるんだ!」
玲実「そんなの無理だよ!」
紘「ここに置いてあるホースとバケツを使って2人で井戸の中に水を入れるんだ!!」
玲実「わかった!!」
30分後、井戸の中にいた愛梨が手の届くくらいの距離になり、引っ張って救出した。
愛梨「ありがとう!!」
紘「どんな無茶ぶりな発想でも絶対に助けるって決めたからな!!」
玲実「さすがだよね!」
愛梨「うん!ちなみにあの子の場所わかったの!」といい場所を案内してもらった。
その場所は、あの時のビルの屋上だった。
桃寧「えぇ?坂口くん、なんでここにいるの?」
紘「久しぶり!今すぐここから逃げたほうが良い!」
将也「おぉ、さすが早いな」
桃寧「えぇなんで…」
紘「桃寧ごめん!」
桃寧「私はどうなるの?」
将也「もちろん!殺す!!」
桃寧「きゃーやめて!!」とその瞬間
玲実「もうこんな人死んじゃえばいいのよ」といいナイフで将也を刺した。
将也「まじか…」
桃寧「え…?」
玲実「これで私は満足」
紘「えぇ…」
将也は完全に死んだ
玲実「このビルには4階に時限爆弾を仕掛けたから、あと5分以内に脱出しないと死ぬわよ」
紘「まじかよ、愛梨、桃寧のことを頼む」
玲実「私はこのまま死ぬから、みんなは脱出しなよ」
紘「そんなことはさせない!」
愛梨「もしかして時限爆弾を解除するつもり?」
紘「もちろん!」
愛梨「それだけはやめて!死なないで」
紘「もうやりたいことは、やったから良いんだよ」
桃寧「そんなのやめて!」
紘「自分の命より周りに住んでいる人の命の方が大切だ!」
桃寧「そっか わかった!信じてるからね!!」
愛梨「紘のことを信じるしかないね!」
残り3分
紘「4階って言っていたよな」
4階のトイレの近くに爆弾があった。
紘「ふぅ、落ち着け 絶対なにかヒントがあるはず」
残り1分、【残り1秒のタイミングで押せば、ボタンを押せば時限爆弾は止まります】
紘「こんなの信じられるかよ」
残り30秒
紘「よし、信じよう 自分の力を」
残り3、2、1
紘「いまだ!」といい押した
トイレの方から【ピピポパン】
紘「えぇ?」
トイレを見に行くと水流がすごかった
紘「どうなってるんだ!」
もう一度トイレの流すボタンを押すと
音【ドッガーン】
紘「やべっ」
トイレから出ると、全階層の火災報知器から音が鳴った
紘「えぇまじかよ、うるさいうるさい」といいい避難しようとしたら全フロアの扉がしまってしまった。
紘「うそっ、やめてくれ」
窓ガラスが割れていた。
紘「えぇこの窓から飛び降りるしかないのか
しかも今回は、命綱なしで高さ30mから飛び降りるのか…」
とその時に、ヘリコプターが助けてくれた
紘「え?ナイス!!」
ヘリコプターを運転していたのは、康介だった
次の朝、ニュースで流れていた。
アナウンサー【昨夜、坂口紘が今までの謎を無事に解決させることができました。ぜひ一言をいただこうと思います】
紘「いや~人生いろいろとありますが、良いことも悪いこともあるからこそ頑張れたんです 今までみなさんに、ご心配をかけてしまい、申し訳なかったです。
こうして無事に平和な世界にできたことにすごく感謝しています」
桃寧「坂口、本当に今までありがとね 救世主だよ!」
愛梨「この20年間すごい人生を送ってきたもんね」
紘「うん!こうして一件落着!」といい終わった《完》
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