好きなゲーム世界に転生?した俺が知識無双

くにこめ

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犯人

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ダオスと言われた少年は一歩前に出て告白をし始めた。

「私たちは地下3階探索中に冒険者に話しかけられました。魔物相手に緊張の連続だったので、つい気を許して別れ際に後ろを見せた途端切り付けられました。」
「・・・それで?」
「私も後ろから切られてよくわからないまま倒れてました。何も出来ない状態でしたが、意識だけはあって彼らの素顔を見たんです。」
「まさか、それが俺達だったと?」
「はい。彼らは油断していたのか、兜を脱いで私達の持ち物の物色をしていました。」

彼らは驚いて顔を見合わせたが、すぐに反論してきた。

「素顔を見た?デタラメを言うな!だいたいお前達は俺達に面識はないだろう?それなのに俺達だと断定できるのか?」
「断定できますよ。私はあなた達の事をよく知ってますから。ガースさんとギーニィさん。」
「俺達の事をよく知っている?」

観客が注目している時に大きな声で、人込みをかき分けて誰か入って来た。

「どいた!どいた!」
入って来たのは大柄な女騎士メリアドールだった。
彼女は左手に大きな荷物を持って、右手で茶髪の男を引っ張ってきていた。

「アリア、すまないね。うちのパーティが悪事に手を貸していたなんて・・・アレックス全部話しな。」

(アレックス?メリアドールのパーティの戦士か?あった時は兜を被っていたから、わからなかった。)

「・・・アレックスさん、貴方は彼にいつも死体回収を頼まれていましたよね?しかもお金を貰って。」
「ああ、そうだ。でも俺は冒険者が襲われていた事なんて知らない。」
「そうですか。しかし疑問に思いませんでしたか?いつも正確な時間と場所を教えられて。」
「それは・・・そうだな。たしかに疑問には思ってはいたかも・・・。」

はっきりしない回答なのは、何となくおかしいのを気付きながらも依頼を受けていた後ろめたさからだろう。

「ガースさん、貴方が正確な時間と場所を教えられたのは・・・貴方達が襲って殺していたからですよね?そして、別のパーティに死体回収を依頼していたのはいざという時に罪をなすり付けるためですよね?」

ガースはアレックスを睨んだ。
おそらく、死体回収費に口止め料も含まれていたのだろう。
一緒にいるギーニィと言われた男はおたおたしていた。
雰囲気からすると、ガースという男がリーダー格のようだ。

「それは論理の飛躍だろう?証拠はあるのか?」
「ええ、ありますよ。メリアドールさん頼みます。」
「あいよ!」

彼女が持っていた荷物から中身を取り出すと、仮面とローブやマント、鉄仮面などが出てきた。

「これは貴方達が変装用に用意した装備一式ですよね。」
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