54 / 194
学園編 16歳
52 格の違いを見せつけましょう
しおりを挟む
夏休みが終わり、学園での生活が始まった。まだ学生たちの休み気分が抜けきらない中、ふわふわとした気分を吹き飛ばす金切り声が学園の一室で飛んだ。
「伯爵令嬢のくせに、殿下やルドルフ様と親しくするなんて身の程を弁えなさい!」
エリーナを取り囲む令嬢の一人がそう口火を切った。すると、一人の声を皮切りに、周りを固めている令嬢たちも口々に悪意ある言葉を投げつけ始める。
「学園でお茶をご一緒しているのでさえ恐れ多いのに、保養地に呼ばれたなんて、なんてずうずうしいの」
「しかも、ルドルフ様とは人気の劇をご一緒したとか」
「ドルトン商会の子息と王都を歩いていらしたとか」
彼女たちの名前は分からないが、誰もが貴族階級のご令嬢であることは分かる。
エリーナは彼女たちの敵意むき出しの視線を一心に受け、心の中で溜息をついた。
(馬鹿げているわ……)
夏休みが明けて学園に来てみると、エリーナの噂が飛びかっていた。ラウルとの目撃情報はなかったが、他の三人を手玉に取っているように噂されている。噂に尾ひれがつくのは当然であり、ルドルフの家の財産を狙っているだの、ミシェルの商会を利用しようとしているだの、聞いた時は笑いだしてしまった。
リズから夏休み明けにベロニカによる罵倒イベントがあったことは聞いていたが、起こるはずないと思い込んだのがいけなかった。放課後にクラスメイトの令嬢に声をかけられ、ついていった先がこれなのだから。
(こうやって立場が入れ替わると、罵倒も滑稽に思えてくるわ)
鼻で笑ってやりたいが、ここはぐっと我慢する。彼女たちの主張は一応聞くつもりだ。
「それに、ベロニカ様に取り入って上手いことやっているようだけれど、情けないと思わないの?」
「どうせ公爵家という後ろ盾がほしいだけでしょ?」
矛先がベロニカへと変わる。よく見ればこの二人は入学したころにベロニカについていた二人だ。変わらずキャンキャンとうるさく吠える。エリーナは思わず眉根を寄せ、不快感をあらわにした。
「あらぁ、図星なの? 一人では何もできないロマンス令嬢だものね」
最初に声を上げた令嬢は嘲笑を浮かべている。彼女のことは唯一知っていた。ご令嬢の中で力がある侯爵令嬢だ。以前ベロニカがジークの周りを飛び回る虫がいると吐き捨てていたのだ。彼女がいやらしい笑みを浮かべて周りに目くばせをすれば、くすくすと嘲った笑い声が上がる。その後も口汚い罵りが続き、場が熱を帯びるのと反対に、エリーナは心底冷え切っていく。
(質が、罵倒の質が低すぎるわ)
怒りも一周回ると冷静になることを今知った。本来ならこの場にベロニカがおり、彼女を筆頭に罵られたのだろう。
(ベロニカ様なら、もっと傲慢に気品ある罵倒を披露してくださるのに!)
口惜しくてしかたがない。
「ローゼンディアナ伯に婚約の話がないのは、貴女が邪魔をしているからではないの?」
厭味ったらしい口調で、侯爵令嬢はエリーナの顔を覗き込む。
「お兄様がご結婚されたら、大好きなおうちを追い出されてしまうものね」
周りもそれに同調し、罵りは二重三重と大きくなっていく。悪口がクリスにまで及び、エリーナの眉がピクリと動いた。
「ねぇ、黙ってないで何か言ったらどうなの!?」
一言も返さず無表情のままのエリーナに、侯爵令嬢は苛立ちを隠さない。その無様で何の矜持も感じない姿に、エリーナの口角が上がった。ひるんでいない挑戦的な目に、彼女は少したじろぐ。
さぁ、反撃の時間だ。
(ご覧あそばせ。これがプロの悪役令嬢ですわよ!)
プロの悪役令嬢として先手は譲ってあげた。ここからが格の違いというものだ。
「これで茶番はおしまいかしら」
冷ややかな、寒気が背筋を駆け抜けるような声。一瞬で場の空気が変わり、彼女たちは息を詰める。
「聞いていれば、ずいぶんわたくしに興味がおありのようですね。しがない伯爵令嬢としては嬉しいかぎりですわ」
もったいぶった言い方で、彼女たちをゆっくりと見回した。胸を張り、堂々と向かい合う。
「な、なによ。貴女が今後殿下たちに近寄らないって誓うなら、許してあげてもいいのよ。そうではなければ、明日から地獄が待っているわ」
侯爵令嬢は後ろの令嬢たちを指してそう脅しをかける。確かに、時に女の集団は脅威である。特に集団生活をしている学園という場所においては。だがエリーナには関係ない。
「そう。それは楽しみですわね。せいぜい可愛く鳴いてくださいな」
「なっ、後悔するわよ。この無礼者が」
その言葉に対して、エリーナは冷笑を浮かべて一歩前に出た。底知れぬ恐怖を与える笑みだ。標的は決まっている。
「無礼なのはどちらですか? 殿下やルドルフ様、ミシェルを遊ばれるような殿方とお思いなのですか? それこそ妄言ですわ!」
真摯にエリーナに接してくれる彼らを侮辱され、腹が立つ。令嬢は癇に障ったようで、顔を赤くしていた。
「それに、話を聞いていれば殿下の婚約者であるベロニカ様まで疎ましく思われているなんて、そのような資格がございまして? ベロニカ様が幼いころからどれほど努力をされ、今も国のために動かれているかご存じないのでしょう。あの方の代わりができる人など、この世にはおりませんわ!」
ついベロニカについては熱が入る。啖呵を切り、気圧されている彼女たちに鋭い目線を向けた。
「この……無礼者が! その口を縫い付けてあげるわ!」
後ろの取り巻きからも同調する声が上がるが、エリーナがひと睨みすれば静まり返る。
「それはどちらでしょうか。貴女は殿下に想いを寄せ、一度断られたにもかかわらずしつこくお声がけをされたそうですね。しかも、父親の権力を使って無理矢理茶会に参加したとか。品位ある侯爵令嬢の振る舞いとは思えませんわ」
「ちょっと、でたらめを言わないで!」
もちろん情報源はベロニカであり、元をただせばジークだ。全て真実であり、取り巻きがざわざわと小声で話し始める。
「ジーク殿下のお言葉を疑われるのですか? まぁ、このようにかよわいロマンス令嬢を大勢で寄ってたかって追い込むことしかできないようでは、到底側妃など務まりませんわ!」
「黙りなさい!」
かッと頭に血が上った侯爵令嬢は手を振り上げる。エリーナがそれを払いのけようと手を動かした瞬間、バタンとドアが荒々しく開けられた。皆の視線がそちらへと一斉に向く。
「べ、ベロニカ様?」
戸口に仁王立ちしているベロニカを見て、エリーナはポカンと口を開けた。勢いを削がれた令嬢は、力なく振り上げた手を下ろす。
(あれ、何でベロニカ様が?)
エリーナはこのイベントを知っていた。本来はベロニカたちに罵られ、傷つくヒロインをその時一番好感度が高いキャラが助けにくるのだ。冷静に考えれば火に油を注ぐ展開だが、シナリオはそうだった。
シナリオ外から乱入したベロニカは、ニィッと口角を上げて悪役らしい笑みを作った。敵に対する威嚇の笑みだ。
「あらぁ。ずいぶん楽しそうなパーティーですこと。わたくしの友達が迷い込んだみたいで、ごめんあそばせ」
ツカツカと部屋に入ってこれば、学生たちが避けて輪が途切れる。そして侯爵令嬢の前に立つと、不敵な笑みを浮かべて見下ろした。
「ずいぶんエリーナと遊んでくれたみたいで、感謝するわ。ピーチクとうるさかったでしょう? 不快に思われたなら責任はわたくしが取りますから、どうぞ書面なりなんなりで訴えてくださいませ。では、ごきげんよう」
優雅に軽く挨拶をすると、ベロニカはエリーナの手を取って踵を返した。呆気にとられる令嬢たちを置いてさっさと部屋を後にする。
「べ、ベロニカ様? どうしてここに」
手を引かれて歩きながら、エリーナはベロニカの表情を伺った。
「嫌な空気を出している女にほいほいとついていく貴女を見たからよ。もう少し早く出るつもりだったけれど、貴女が胸のすく啖呵を切るものだから出遅れたわ」
ベロニカは心配しているような呆れているような表情をエリーナに向けた。そして、勝ち誇った笑みに変えて言葉を続ける。
「けど安心しなさい。あそこにいた令嬢たちの名前は控えたし、あれ以上のさばらせてはおかないわ」
いい笑顔であり、これから行われる報復にエリーナは少し同情してしまう。ベロニカのことだ、一切手は抜かないだろう。
「あの……助けてくださってありがとうございました。それに、友達って言ってくれて嬉しかったです」
そう素直に感謝の言葉を口にすると、ベロニカはふいっと顔を背けて
「感謝しなさい。わたくしの友の座はお高くってよ!」
と照れ臭さを隠そうとするのだった。
「伯爵令嬢のくせに、殿下やルドルフ様と親しくするなんて身の程を弁えなさい!」
エリーナを取り囲む令嬢の一人がそう口火を切った。すると、一人の声を皮切りに、周りを固めている令嬢たちも口々に悪意ある言葉を投げつけ始める。
「学園でお茶をご一緒しているのでさえ恐れ多いのに、保養地に呼ばれたなんて、なんてずうずうしいの」
「しかも、ルドルフ様とは人気の劇をご一緒したとか」
「ドルトン商会の子息と王都を歩いていらしたとか」
彼女たちの名前は分からないが、誰もが貴族階級のご令嬢であることは分かる。
エリーナは彼女たちの敵意むき出しの視線を一心に受け、心の中で溜息をついた。
(馬鹿げているわ……)
夏休みが明けて学園に来てみると、エリーナの噂が飛びかっていた。ラウルとの目撃情報はなかったが、他の三人を手玉に取っているように噂されている。噂に尾ひれがつくのは当然であり、ルドルフの家の財産を狙っているだの、ミシェルの商会を利用しようとしているだの、聞いた時は笑いだしてしまった。
リズから夏休み明けにベロニカによる罵倒イベントがあったことは聞いていたが、起こるはずないと思い込んだのがいけなかった。放課後にクラスメイトの令嬢に声をかけられ、ついていった先がこれなのだから。
(こうやって立場が入れ替わると、罵倒も滑稽に思えてくるわ)
鼻で笑ってやりたいが、ここはぐっと我慢する。彼女たちの主張は一応聞くつもりだ。
「それに、ベロニカ様に取り入って上手いことやっているようだけれど、情けないと思わないの?」
「どうせ公爵家という後ろ盾がほしいだけでしょ?」
矛先がベロニカへと変わる。よく見ればこの二人は入学したころにベロニカについていた二人だ。変わらずキャンキャンとうるさく吠える。エリーナは思わず眉根を寄せ、不快感をあらわにした。
「あらぁ、図星なの? 一人では何もできないロマンス令嬢だものね」
最初に声を上げた令嬢は嘲笑を浮かべている。彼女のことは唯一知っていた。ご令嬢の中で力がある侯爵令嬢だ。以前ベロニカがジークの周りを飛び回る虫がいると吐き捨てていたのだ。彼女がいやらしい笑みを浮かべて周りに目くばせをすれば、くすくすと嘲った笑い声が上がる。その後も口汚い罵りが続き、場が熱を帯びるのと反対に、エリーナは心底冷え切っていく。
(質が、罵倒の質が低すぎるわ)
怒りも一周回ると冷静になることを今知った。本来ならこの場にベロニカがおり、彼女を筆頭に罵られたのだろう。
(ベロニカ様なら、もっと傲慢に気品ある罵倒を披露してくださるのに!)
口惜しくてしかたがない。
「ローゼンディアナ伯に婚約の話がないのは、貴女が邪魔をしているからではないの?」
厭味ったらしい口調で、侯爵令嬢はエリーナの顔を覗き込む。
「お兄様がご結婚されたら、大好きなおうちを追い出されてしまうものね」
周りもそれに同調し、罵りは二重三重と大きくなっていく。悪口がクリスにまで及び、エリーナの眉がピクリと動いた。
「ねぇ、黙ってないで何か言ったらどうなの!?」
一言も返さず無表情のままのエリーナに、侯爵令嬢は苛立ちを隠さない。その無様で何の矜持も感じない姿に、エリーナの口角が上がった。ひるんでいない挑戦的な目に、彼女は少したじろぐ。
さぁ、反撃の時間だ。
(ご覧あそばせ。これがプロの悪役令嬢ですわよ!)
プロの悪役令嬢として先手は譲ってあげた。ここからが格の違いというものだ。
「これで茶番はおしまいかしら」
冷ややかな、寒気が背筋を駆け抜けるような声。一瞬で場の空気が変わり、彼女たちは息を詰める。
「聞いていれば、ずいぶんわたくしに興味がおありのようですね。しがない伯爵令嬢としては嬉しいかぎりですわ」
もったいぶった言い方で、彼女たちをゆっくりと見回した。胸を張り、堂々と向かい合う。
「な、なによ。貴女が今後殿下たちに近寄らないって誓うなら、許してあげてもいいのよ。そうではなければ、明日から地獄が待っているわ」
侯爵令嬢は後ろの令嬢たちを指してそう脅しをかける。確かに、時に女の集団は脅威である。特に集団生活をしている学園という場所においては。だがエリーナには関係ない。
「そう。それは楽しみですわね。せいぜい可愛く鳴いてくださいな」
「なっ、後悔するわよ。この無礼者が」
その言葉に対して、エリーナは冷笑を浮かべて一歩前に出た。底知れぬ恐怖を与える笑みだ。標的は決まっている。
「無礼なのはどちらですか? 殿下やルドルフ様、ミシェルを遊ばれるような殿方とお思いなのですか? それこそ妄言ですわ!」
真摯にエリーナに接してくれる彼らを侮辱され、腹が立つ。令嬢は癇に障ったようで、顔を赤くしていた。
「それに、話を聞いていれば殿下の婚約者であるベロニカ様まで疎ましく思われているなんて、そのような資格がございまして? ベロニカ様が幼いころからどれほど努力をされ、今も国のために動かれているかご存じないのでしょう。あの方の代わりができる人など、この世にはおりませんわ!」
ついベロニカについては熱が入る。啖呵を切り、気圧されている彼女たちに鋭い目線を向けた。
「この……無礼者が! その口を縫い付けてあげるわ!」
後ろの取り巻きからも同調する声が上がるが、エリーナがひと睨みすれば静まり返る。
「それはどちらでしょうか。貴女は殿下に想いを寄せ、一度断られたにもかかわらずしつこくお声がけをされたそうですね。しかも、父親の権力を使って無理矢理茶会に参加したとか。品位ある侯爵令嬢の振る舞いとは思えませんわ」
「ちょっと、でたらめを言わないで!」
もちろん情報源はベロニカであり、元をただせばジークだ。全て真実であり、取り巻きがざわざわと小声で話し始める。
「ジーク殿下のお言葉を疑われるのですか? まぁ、このようにかよわいロマンス令嬢を大勢で寄ってたかって追い込むことしかできないようでは、到底側妃など務まりませんわ!」
「黙りなさい!」
かッと頭に血が上った侯爵令嬢は手を振り上げる。エリーナがそれを払いのけようと手を動かした瞬間、バタンとドアが荒々しく開けられた。皆の視線がそちらへと一斉に向く。
「べ、ベロニカ様?」
戸口に仁王立ちしているベロニカを見て、エリーナはポカンと口を開けた。勢いを削がれた令嬢は、力なく振り上げた手を下ろす。
(あれ、何でベロニカ様が?)
エリーナはこのイベントを知っていた。本来はベロニカたちに罵られ、傷つくヒロインをその時一番好感度が高いキャラが助けにくるのだ。冷静に考えれば火に油を注ぐ展開だが、シナリオはそうだった。
シナリオ外から乱入したベロニカは、ニィッと口角を上げて悪役らしい笑みを作った。敵に対する威嚇の笑みだ。
「あらぁ。ずいぶん楽しそうなパーティーですこと。わたくしの友達が迷い込んだみたいで、ごめんあそばせ」
ツカツカと部屋に入ってこれば、学生たちが避けて輪が途切れる。そして侯爵令嬢の前に立つと、不敵な笑みを浮かべて見下ろした。
「ずいぶんエリーナと遊んでくれたみたいで、感謝するわ。ピーチクとうるさかったでしょう? 不快に思われたなら責任はわたくしが取りますから、どうぞ書面なりなんなりで訴えてくださいませ。では、ごきげんよう」
優雅に軽く挨拶をすると、ベロニカはエリーナの手を取って踵を返した。呆気にとられる令嬢たちを置いてさっさと部屋を後にする。
「べ、ベロニカ様? どうしてここに」
手を引かれて歩きながら、エリーナはベロニカの表情を伺った。
「嫌な空気を出している女にほいほいとついていく貴女を見たからよ。もう少し早く出るつもりだったけれど、貴女が胸のすく啖呵を切るものだから出遅れたわ」
ベロニカは心配しているような呆れているような表情をエリーナに向けた。そして、勝ち誇った笑みに変えて言葉を続ける。
「けど安心しなさい。あそこにいた令嬢たちの名前は控えたし、あれ以上のさばらせてはおかないわ」
いい笑顔であり、これから行われる報復にエリーナは少し同情してしまう。ベロニカのことだ、一切手は抜かないだろう。
「あの……助けてくださってありがとうございました。それに、友達って言ってくれて嬉しかったです」
そう素直に感謝の言葉を口にすると、ベロニカはふいっと顔を背けて
「感謝しなさい。わたくしの友の座はお高くってよ!」
と照れ臭さを隠そうとするのだった。
1
あなたにおすすめの小説
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた
夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。
そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。
婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
悪役令嬢が睨んでくるので、理由を聞いてみた
ちくわ食べます
恋愛
転生したのは馴染みのない乙女ゲームの世界だった。
シナリオは分からず、登場人物もうろ覚え、タイトルなんて覚えてすらいない。
そんな世界でモブ男『トリスタン』として暮らす主人公。
恋愛至上主義な学園で大人しく、モブらしく、学園生活を送っていたはずなのに、なぜか悪役令嬢から睨まれていて。
気になったトリスタンは、悪役令嬢のセリスに理由を聞いてみることにした。
【完結】転生したので悪役令嬢かと思ったらヒロインの妹でした
果実果音
恋愛
まあ、ラノベとかでよくある話、転生ですね。
そういう類のものは結構読んでたから嬉しいなーと思ったけど、
あれあれ??私ってもしかしても物語にあまり関係の無いというか、全くないモブでは??だって、一度もこんな子出てこなかったもの。
じゃあ、気楽にいきますか。
*『小説家になろう』様でも公開を始めましたが、修正してから公開しているため、こちらよりも遅いです。また、こちらでも、『小説家になろう』様の方で完結しましたら修正していこうと考えています。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
【完結】悪役令嬢はおねぇ執事の溺愛に気付かない
As-me.com
恋愛
完結しました。
自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生したと気付いたセリィナは悪役令嬢の悲惨なエンディングを思い出し、絶望して人間不信に陥った。
そんな中で、家族すらも信じられなくなっていたセリィナが唯一信じられるのは専属執事のライルだけだった。
ゲームには存在しないはずのライルは“おねぇ”だけど優しくて強くて……いつしかセリィナの特別な人になるのだった。
そしてセリィナは、いつしかライルに振り向いて欲しいと想いを募らせるようになるのだが……。
周りから見れば一目瞭然でも、セリィナだけが気付かないのである。
※こちらは「悪役令嬢とおねぇ執事」のリメイク版になります。基本の話はほとんど同じですが、所々変える予定です。
こちらが完結したら前の作品は消すかもしれませんのでご注意下さい。
ゆっくり亀更新です。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる