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第四章 私たちが歩む道
69.重大発表
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ぐっすり眠った次の日、社長の計画を発表する準備が整ったと朝一で伝えられた。
昼食後の午後十五時から行うと、一斉メールを送信したらしいけど……。
社長は、一体何を隠し続けてきたんだろう?
各部署の重役を集めての会議が第一会議室で行われる。
私は会議自体には参加しない予定だけど、事前の資料配布をすることになっている。
他の重役が来る前に準備を終えないといけないので、社長と氷室さんと一緒に第一会議室へと向かう。
「隣の部屋で、会議の様子が見られるからさ。ことりちゃんも見守ってて」
「わざわざ撮影しているんですか?」
「記録用にな。パソコンで見られるようにしてあるから隣で待機していて欲しい。特に問題はおこらないはずだが、ザワつきはするだろうな」
秦弥さんが問題は起こらないと判断しているのなら大丈夫なんだろうけど……一体何を言うつもりなんだろう?
資料を各席に配り終えたし、私は一足先に外へ出る。
頑張ってください、と小声で伝えると、秦弥さんと社長の二人で笑顔を返してくれた。
+++
私が隣の小会議室の椅子を引いてパソコンを覗き込むと、ちょうど各部署の人達が集まり始めた。
席順も決まっているみたいで、皆スムーズに動いて席についていく。
二十人くらいいるのかな? パッと見でも結構な人数に見える。
「皆、準備ができたら手元の資料に目を通しておいてほしい。今から資料について順を追って説明する」
秦弥さんが通る声で宣言すると、一斉に机の上に置いてあった資料を見始めた。
目を通した人たちからみんな固まって絶句していく。
「社長、これは一体どういう……」
「質問は最後に受け付ける。それまでは手元の資料を読んでおいてほしい」
いつものふざけた感じではなく、社長もハキハキと喋っていくので皆きちんと耳を傾けている。
私はスルーしてばかりだから、逆に申し訳ない気持ちになってきた。
社長に言ったところで笑われてしまいそうだけど。
固唾をのんで成り行きを見守るしかないのは、少しもどかしい。
だからと言って、私にできることは何もないんだけど。
「……資料の通り、私は一旦退き新たに我が社に今までなかった部門である芸能部門を立ち上げます。私の後任は姉である橘朱音に。尚、この人事については決定事項であり、副社長についても朱音の婚約者である通彦氏になり、現副社長の氷室も共に芸能部門へ異動。これらは一大プロジェクトとして、会長の承認を経て今まで水面下で全て準備をしてきました」
私も初耳で絶句する。
資料を作成する時も中身は見ずに、ページしか確認しないからそんなことが書かれていたなんて驚いて言葉も出ない。
私はどうなるんだろう? 朱音さんの秘書になるのか、それともこのまま社長についていくのか……。
秘書は続けて欲しいと言われていたから、私は秘書のままなんだろうけど。
昼食後の午後十五時から行うと、一斉メールを送信したらしいけど……。
社長は、一体何を隠し続けてきたんだろう?
各部署の重役を集めての会議が第一会議室で行われる。
私は会議自体には参加しない予定だけど、事前の資料配布をすることになっている。
他の重役が来る前に準備を終えないといけないので、社長と氷室さんと一緒に第一会議室へと向かう。
「隣の部屋で、会議の様子が見られるからさ。ことりちゃんも見守ってて」
「わざわざ撮影しているんですか?」
「記録用にな。パソコンで見られるようにしてあるから隣で待機していて欲しい。特に問題はおこらないはずだが、ザワつきはするだろうな」
秦弥さんが問題は起こらないと判断しているのなら大丈夫なんだろうけど……一体何を言うつもりなんだろう?
資料を各席に配り終えたし、私は一足先に外へ出る。
頑張ってください、と小声で伝えると、秦弥さんと社長の二人で笑顔を返してくれた。
+++
私が隣の小会議室の椅子を引いてパソコンを覗き込むと、ちょうど各部署の人達が集まり始めた。
席順も決まっているみたいで、皆スムーズに動いて席についていく。
二十人くらいいるのかな? パッと見でも結構な人数に見える。
「皆、準備ができたら手元の資料に目を通しておいてほしい。今から資料について順を追って説明する」
秦弥さんが通る声で宣言すると、一斉に机の上に置いてあった資料を見始めた。
目を通した人たちからみんな固まって絶句していく。
「社長、これは一体どういう……」
「質問は最後に受け付ける。それまでは手元の資料を読んでおいてほしい」
いつものふざけた感じではなく、社長もハキハキと喋っていくので皆きちんと耳を傾けている。
私はスルーしてばかりだから、逆に申し訳ない気持ちになってきた。
社長に言ったところで笑われてしまいそうだけど。
固唾をのんで成り行きを見守るしかないのは、少しもどかしい。
だからと言って、私にできることは何もないんだけど。
「……資料の通り、私は一旦退き新たに我が社に今までなかった部門である芸能部門を立ち上げます。私の後任は姉である橘朱音に。尚、この人事については決定事項であり、副社長についても朱音の婚約者である通彦氏になり、現副社長の氷室も共に芸能部門へ異動。これらは一大プロジェクトとして、会長の承認を経て今まで水面下で全て準備をしてきました」
私も初耳で絶句する。
資料を作成する時も中身は見ずに、ページしか確認しないからそんなことが書かれていたなんて驚いて言葉も出ない。
私はどうなるんだろう? 朱音さんの秘書になるのか、それともこのまま社長についていくのか……。
秘書は続けて欲しいと言われていたから、私は秘書のままなんだろうけど。
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