1 / 29
【1】司祭だけの結婚式
しおりを挟む
「私が君を愛することは無い。そのことについて謝るつもりはないが、これを今伝えていることはすまないと思っている」
今この時をもって夫となったクライブ様が、ぬくもりの無い青い目をまっすぐ前に向けたまま、隣にいる私に告げた。
証人である司祭の前で定型文の愛を誓い、ゆっくりと出口に向かって歩いているその途中で。
司祭と自分たち以外は誰もいない結婚式だ。
新郎であるクライブ様は、ここを出たらすぐに行くところがあるから今しか伝える機会がなかったという。
いつどこで言われたところで何かが変わるわけでもないのに、今伝えたことだけについて謝罪をする中途半端なおかしさに、虚しさの量が増えただけだった。
その夜、クライブ様は来ないだろうと思ってはいたが、部屋のソファで朝までワンピース姿のまま待っていた。
来るはずのない夫を夜着で待つのは、なけなしの自尊心が許さなかった。
月が高く暗い空を過ぎて、黎明に鳥が鳴いても、私の部屋のドアが開くことはなかった。
***
私はバーネット侯爵家の長女として、このアルデルス王国の第三王子だったクライブ様と在学中に婚約が結ばれた。
同じ学園にいたものの、クライブ様は一つ年上のせいか学園での関わりは無かった。
関わりは無かったが、第三王子としてその存在は知っていた。
クライブ様は地味で目立たない活動もきちんとこなし、公平性を周囲に保つ王族としての姿勢を尊敬していた。
制服姿のクライブ様の記憶は横顔ばかりだ。
偶然お見かけしては一人で胸をときめかせた。
クライブ様は私も学園に通っていることを当然ご存じだったはずだが、学園の中で私を訪ねて来られることは一度もなかった。
短い婚約期間中に二度あったパーティでは、クライブ様の従者がドレスの注文のためにバーネット侯爵家にお出でになった。色や形など、私の希望のドレスができあがる。
でも、そこにクライブ様のお気持ちなどは無いように感じていた。
型どおりに婚約者にドレスなどを贈り、パーティでは最初に一曲だけ踊る。
政略的な意味合いの婚約なのだから、心を求めるものではないのだと悟った。
挙式を半年後に控えたある日、王宮にて事件が勃発した。
クライブ様の異母兄であるジェイラス王太子殿下が、国王陛下とクライブ様の実母である側室様を暗殺した。
──その日は、奇しくも私の誕生日だった。
一年は三百六十五日もあるのに、王太子殿下が国王陛下と側室様を暗殺するというクーデターが私の誕生日に勃発するなど、私はどれだけ呪われているのだろうか。
事件の芽は、私が生まれる少し前に芽吹いていた。
輿入れした王妃殿下は王女を二人産んだ。なかなか王子が生まれずに国王陛下は側室を置いた。
ところがその直後、王妃殿下と側室様がほぼ同時に妊娠したのだ。
僅か三週間の違いで先に王妃殿下がジェイラス殿下をお産みになり、側室様が第二王子となるマーヴィン殿下を出産なさった。
側室様以外の誰もが、王妃殿下が三週間早く男児をお産みになったことに安堵した。
側室様は翌年にも第三王子となるクライブ様を出産なさった。
王子を二人産んだことで側室様はその地位が安泰だと過信したのか、放蕩と横暴ぶりがより目立つようになったという。
第二王子のマーヴィン殿下は、実母である側室様の悪いところばかりを受け継いでいると言われていた。
公費を横領している疑惑があった。侍女に手を出し、気に入らないことがあれば従者に暴力を振るう。
側室様や第二王子のそうした状態を放置している国王陛下は、多くの貴族や城で働く者たちの信を失いかけていた。
そしてついにジェイラス王太子殿下が陛下と側室様を暗殺し、自分と三週間違いで生まれた異母弟マーヴィン殿下を公費横領の罪で投獄した。
ジェイラス王太子殿下は、若きアルデルスの国王となった。
投獄されたマーヴィン殿下と同じ弑された側室様を母に持つ第三王子のクライブ様は、マーヴィン殿下とも側室様とも距離を取っていたために、新たな王となったジェイラス陛下はクライブ様を辺境伯として領地を与えるにとどめた。
もちろんそうするにあたって、新王陛下は徹底的にクライブ様の周辺を調べたことだろう。
私は『第三王子クライブ殿下の妃』となるところ、辺境伯となったクライブ様の妻となったのだった。
いきなり寒冷地の領主の妻になるとあって、王室からバーネット侯爵家には少なくない支度金が払われたという。
父はそうしたことは私には何も言わなかったが、その支度金で侯爵家が潤ったことは確かだろう。
家を継ぐ兄がいて、貴族の娘なら誰も似たようなものだろうが、私は嫁に出され家を安定させるための便利な駒に過ぎなかった。
父が可愛がっているのは年の離れた妹のレリアーナだ。
母がレリアーナを産んですぐに亡くなり、その母に生き写しだというレリアーナを父は溺愛した。
髪の色も瞳の色も父のそれを受け継ぎ、母に似ていなかった私は父にとって要らない存在だった。
父は母が亡くなった後に後妻を娶ることもなく、ただ母の忘れ形見のレリアーナを大事に真綿でくるむように育ててきた。
辺境伯となって当初より価値が無くなったクライブ様に私が嫁ぐことは、新たな王に恩を売ることができ、支度金も入るのだから父にとって何の問題もなかった。
王都から馬車で三日と比較的近しい領地とはいえ、小競り合いを続けている隣国に接した山あいの寒冷地に嫁ぐ私に、父は温かい言葉の一つもくれなかった。
侯爵家として恥をかかない程度のドレスを揃えてやろうというので、ドレスは要らないからその分の現金を貰いたいと言ったら、父は心底厭そうな顔を私に向けた。
貰った現金から、父が私のドレスにまったく金を掛けるつもりがないことが分かった。
『揃える』と言いながら、これは侯爵家から辺境伯へ嫁に行く立場に相応しいドレス一枚が買えるかどうかという程度の金額だった。
レリアーナが夏に避暑地に持って行くドレス一式にも満たない金額で私を辺境領にやるつもりと知って、私は嫁ぐというより安く売られていくような気持ちになった。
実際、売られたようなものだ。
クライブ様にとって私は、家や領地の面倒ごとを無給で押し付けることができて、寒冷地に適応できる体力がありそうな『妻』という名の便利な働き手でしかない。
それを新王となった兄から命令されれば逆らえない、それだけのことで私との結婚を承諾したのだ。
暗殺された王と側室である実母と、暴虐の限りを尽くして投獄されている実兄を持つクライブ様が、追いやられるように賜った辺境の領地で挙げる結婚式に出席する者はいない。
新しい王家から誰も出席しないのであれば、侯爵家もそれに合わせて誰も出席しないことにしたと父に言われた。
教会には司祭しかおらず、結婚式というよりは私という人間の早めの葬式のようなものだった。
今この時をもって夫となったクライブ様が、ぬくもりの無い青い目をまっすぐ前に向けたまま、隣にいる私に告げた。
証人である司祭の前で定型文の愛を誓い、ゆっくりと出口に向かって歩いているその途中で。
司祭と自分たち以外は誰もいない結婚式だ。
新郎であるクライブ様は、ここを出たらすぐに行くところがあるから今しか伝える機会がなかったという。
いつどこで言われたところで何かが変わるわけでもないのに、今伝えたことだけについて謝罪をする中途半端なおかしさに、虚しさの量が増えただけだった。
その夜、クライブ様は来ないだろうと思ってはいたが、部屋のソファで朝までワンピース姿のまま待っていた。
来るはずのない夫を夜着で待つのは、なけなしの自尊心が許さなかった。
月が高く暗い空を過ぎて、黎明に鳥が鳴いても、私の部屋のドアが開くことはなかった。
***
私はバーネット侯爵家の長女として、このアルデルス王国の第三王子だったクライブ様と在学中に婚約が結ばれた。
同じ学園にいたものの、クライブ様は一つ年上のせいか学園での関わりは無かった。
関わりは無かったが、第三王子としてその存在は知っていた。
クライブ様は地味で目立たない活動もきちんとこなし、公平性を周囲に保つ王族としての姿勢を尊敬していた。
制服姿のクライブ様の記憶は横顔ばかりだ。
偶然お見かけしては一人で胸をときめかせた。
クライブ様は私も学園に通っていることを当然ご存じだったはずだが、学園の中で私を訪ねて来られることは一度もなかった。
短い婚約期間中に二度あったパーティでは、クライブ様の従者がドレスの注文のためにバーネット侯爵家にお出でになった。色や形など、私の希望のドレスができあがる。
でも、そこにクライブ様のお気持ちなどは無いように感じていた。
型どおりに婚約者にドレスなどを贈り、パーティでは最初に一曲だけ踊る。
政略的な意味合いの婚約なのだから、心を求めるものではないのだと悟った。
挙式を半年後に控えたある日、王宮にて事件が勃発した。
クライブ様の異母兄であるジェイラス王太子殿下が、国王陛下とクライブ様の実母である側室様を暗殺した。
──その日は、奇しくも私の誕生日だった。
一年は三百六十五日もあるのに、王太子殿下が国王陛下と側室様を暗殺するというクーデターが私の誕生日に勃発するなど、私はどれだけ呪われているのだろうか。
事件の芽は、私が生まれる少し前に芽吹いていた。
輿入れした王妃殿下は王女を二人産んだ。なかなか王子が生まれずに国王陛下は側室を置いた。
ところがその直後、王妃殿下と側室様がほぼ同時に妊娠したのだ。
僅か三週間の違いで先に王妃殿下がジェイラス殿下をお産みになり、側室様が第二王子となるマーヴィン殿下を出産なさった。
側室様以外の誰もが、王妃殿下が三週間早く男児をお産みになったことに安堵した。
側室様は翌年にも第三王子となるクライブ様を出産なさった。
王子を二人産んだことで側室様はその地位が安泰だと過信したのか、放蕩と横暴ぶりがより目立つようになったという。
第二王子のマーヴィン殿下は、実母である側室様の悪いところばかりを受け継いでいると言われていた。
公費を横領している疑惑があった。侍女に手を出し、気に入らないことがあれば従者に暴力を振るう。
側室様や第二王子のそうした状態を放置している国王陛下は、多くの貴族や城で働く者たちの信を失いかけていた。
そしてついにジェイラス王太子殿下が陛下と側室様を暗殺し、自分と三週間違いで生まれた異母弟マーヴィン殿下を公費横領の罪で投獄した。
ジェイラス王太子殿下は、若きアルデルスの国王となった。
投獄されたマーヴィン殿下と同じ弑された側室様を母に持つ第三王子のクライブ様は、マーヴィン殿下とも側室様とも距離を取っていたために、新たな王となったジェイラス陛下はクライブ様を辺境伯として領地を与えるにとどめた。
もちろんそうするにあたって、新王陛下は徹底的にクライブ様の周辺を調べたことだろう。
私は『第三王子クライブ殿下の妃』となるところ、辺境伯となったクライブ様の妻となったのだった。
いきなり寒冷地の領主の妻になるとあって、王室からバーネット侯爵家には少なくない支度金が払われたという。
父はそうしたことは私には何も言わなかったが、その支度金で侯爵家が潤ったことは確かだろう。
家を継ぐ兄がいて、貴族の娘なら誰も似たようなものだろうが、私は嫁に出され家を安定させるための便利な駒に過ぎなかった。
父が可愛がっているのは年の離れた妹のレリアーナだ。
母がレリアーナを産んですぐに亡くなり、その母に生き写しだというレリアーナを父は溺愛した。
髪の色も瞳の色も父のそれを受け継ぎ、母に似ていなかった私は父にとって要らない存在だった。
父は母が亡くなった後に後妻を娶ることもなく、ただ母の忘れ形見のレリアーナを大事に真綿でくるむように育ててきた。
辺境伯となって当初より価値が無くなったクライブ様に私が嫁ぐことは、新たな王に恩を売ることができ、支度金も入るのだから父にとって何の問題もなかった。
王都から馬車で三日と比較的近しい領地とはいえ、小競り合いを続けている隣国に接した山あいの寒冷地に嫁ぐ私に、父は温かい言葉の一つもくれなかった。
侯爵家として恥をかかない程度のドレスを揃えてやろうというので、ドレスは要らないからその分の現金を貰いたいと言ったら、父は心底厭そうな顔を私に向けた。
貰った現金から、父が私のドレスにまったく金を掛けるつもりがないことが分かった。
『揃える』と言いながら、これは侯爵家から辺境伯へ嫁に行く立場に相応しいドレス一枚が買えるかどうかという程度の金額だった。
レリアーナが夏に避暑地に持って行くドレス一式にも満たない金額で私を辺境領にやるつもりと知って、私は嫁ぐというより安く売られていくような気持ちになった。
実際、売られたようなものだ。
クライブ様にとって私は、家や領地の面倒ごとを無給で押し付けることができて、寒冷地に適応できる体力がありそうな『妻』という名の便利な働き手でしかない。
それを新王となった兄から命令されれば逆らえない、それだけのことで私との結婚を承諾したのだ。
暗殺された王と側室である実母と、暴虐の限りを尽くして投獄されている実兄を持つクライブ様が、追いやられるように賜った辺境の領地で挙げる結婚式に出席する者はいない。
新しい王家から誰も出席しないのであれば、侯爵家もそれに合わせて誰も出席しないことにしたと父に言われた。
教会には司祭しかおらず、結婚式というよりは私という人間の早めの葬式のようなものだった。
366
あなたにおすすめの小説
「義妹に譲れ」と言われたので、公爵家で幸せになります
恋せよ恋
恋愛
「しっかり者の姉なら、婚約者を妹に譲ってあげなさい」
「そうだよ、バネッサ。君なら、わかるだろう」
十五歳の冬。父と婚約者パトリックから放たれた無慈悲な言葉。
再婚相手の連れ子・ナタリアの図々しさに耐えてきたバネッサは、
その瞬間に決意した。
「ええ、喜んで差し上げますわ」
将来性のない男も、私を軽んじる家族も、もういらない。
跡継ぎの重責から解放されたバネッサは、その類まれなる知性を見込まれ、
王国の重鎮・ヴィンセント公爵家へ嫁ぐことに。
「私は、私を一番に愛してくれる場所で幸せになります!」
聡明すぎる令嬢による、自立と逆転のハッピーエンド。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
結婚十年目の夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。彼は「送り間違えた」というけれど、それはそれで問題なのでは?
ぽんた
恋愛
レミ・マカリスター侯爵夫人は、夫と政略結婚をして十年目。侯爵夫人として、義父母の介護や領地経営その他もろもろを完ぺきにこなしている。そんなある日、王都に住む夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。義弟を通じ、夫を追求するも夫は「送り間違えた。ほんとうは金を送れというメモを送りたかった」という。レミは、心から思った。「それはそれで問題なのでは?」、と。そして、彼女の夫にたいするざまぁがはじまる。
※ハッピーエンド確約。ざまぁあり。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
ローザリンデの第二の人生
梨丸
恋愛
伯爵令嬢、ローザリンデの夫はいつも彼女より仕事を優先させ、彼女を無碍にしている。
彼には今はもういない想い人がいた。
私と結婚したことにいい思いをしていないことは知っていた。
けれど、私の命が懸かっていた時でさえも、彼の精神は変わらなかった。
あなたが愛してくれないのなら、私は勝手に幸せになります。
吹っ切れたローザリンデは自分自身の幸せのために動くことにした。
※投稿してから、誤字脱字などの修正やわかりにくい部分の補足をすることがあります。(話の筋は変わらないのでご安心ください。)
1/10 HOTランキング1位、恋愛3位ありがとうございます。
もう、あなたには何も感じません
たくわん
恋愛
没落貴族令嬢クラリッサは、幼馴染の侯爵子息ロベルトから婚約破棄を告げられた。理由は「家が落ちぶれた」から。社交界で嘲笑され、屈辱に打ちひしがれる彼女だったが――。
病弱な幼馴染を守る彼との婚約を解消、十年の恋を捨てて結婚します
佐藤 美奈
恋愛
セフィーナ・グラディウスという貴族の娘が、婚約者であるアルディン・オルステリア伯爵令息との関係に苦悩し、彼の優しさが他の女性に向けられることに心を痛める。
セフィーナは、アルディンが幼馴染のリーシャ・ランスロット男爵令嬢に特別な優しさを注ぐ姿を見て、自らの立場に苦しみながらも、理想的な婚約者を演じ続ける日々を送っていた。
婚約して十年間、心の中で自分を演じ続けてきたが、それももう耐えられなくなっていた。
氷の王妃は跪かない ―褥(しとね)を拒んだ私への、それは復讐ですか?―
柴田はつみ
恋愛
亡国との同盟の証として、大国ターナルの若き王――ギルベルトに嫁いだエルフレイデ。
しかし、結婚初夜に彼女を待っていたのは、氷の刃のように冷たい拒絶だった。
「お前を抱くことはない。この国に、お前の居場所はないと思え」
屈辱に震えながらも、エルフレイデは亡き母の教え――
「己の誇り(たましい)を決して売ってはならない」――を胸に刻み、静かに、しかし凛として言い返す。
「承知いたしました。ならば私も誓いましょう。生涯、あなたと褥を共にすることはございません」
愛なき結婚、冷遇される王妃。
それでも彼女は、逃げも嘆きもせず、王妃としての務めを完璧に果たすことで、己の価値を証明しようとする。
――孤独な戦いが、今、始まろうとしていた。
その結婚は、白紙にしましょう
香月まと
恋愛
リュミエール王国が姫、ミレナシア。
彼女はずっとずっと、王国騎士団の若き団長、カインのことを想っていた。
念願叶って結婚の話が決定した、その夕方のこと。
浮かれる姫を前にして、カインの口から出た言葉は「白い結婚にとさせて頂きたい」
身分とか立場とか何とか話しているが、姫は急速にその声が遠くなっていくのを感じる。
けれど、他でもない憧れの人からの嘆願だ。姫はにっこりと笑った。
「分かりました。その提案を、受け入れ──」
全然受け入れられませんけど!?
形だけの結婚を了承しつつも、心で号泣してる姫。
武骨で不器用な王国騎士団長。
二人を中心に巻き起こった、割と短い期間のお話。
これ以上私の心をかき乱さないで下さい
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユーリは、幼馴染のアレックスの事が、子供の頃から大好きだった。アレックスに振り向いてもらえるよう、日々努力を重ねているが、中々うまく行かない。
そんな中、アレックスが伯爵令嬢のセレナと、楽しそうにお茶をしている姿を目撃したユーリ。既に5度も婚約の申し込みを断られているユーリは、もう一度真剣にアレックスに気持ちを伝え、断られたら諦めよう。
そう決意し、アレックスに気持ちを伝えるが、いつも通りはぐらかされてしまった。それでも諦めきれないユーリは、アレックスに詰め寄るが
“君を令嬢として受け入れられない、この気持ちは一生変わらない”
そうはっきりと言われてしまう。アレックスの本心を聞き、酷く傷ついたユーリは、半期休みを利用し、兄夫婦が暮らす領地に向かう事にしたのだが。
そこでユーリを待っていたのは…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる