華都のローズマリー

みるくてぃー

文字の大きさ
73 / 91
四章 華都の讃歌

第70話 アリスのモテ期?

しおりを挟む
「どうでしょ? 私と一曲踊っていただけませんか?」
「私はクレオメ騎士爵家のアベラルド、ぜひお嬢様のお名前を」
「騎士爵家如きが邪魔をするな、私はモンステラ子爵家の次男……」
「お前こそ次男如きが邪魔をするな!」
「如何でしょう、彼方で私とお話など」etc……

 はぁ……………………。
 先ほどから一歩進むごとに声を掛けられ、一人断るとまた一人、二人断るとまた二人といった感じで、気づけば抜け出せないほどの人垣の中。いっその事、魔法で全てを吹き飛ばしてやろうかとさえ思えてくる。

「すみません、道を開けてもらえませんか?」
「そうだぞ、どきたまえ、ささ、一緒にダンスを」
「待てよ、抜け駆けは卑怯だぞ」
「そうだ、先に声を掛けたのは俺の方だ」
「君たちは何をしに来ているのだね。アリス様、どうでしょう彼方で商売のお話でも」
「……」
 誰ひとりとして私の話を聞いちゃくれない。
 私の事を知っている様子の貴族の男性、ナンパかダンスのお誘いかもわからない男どもに、やたらと家名自慢をしてくる自称良家のバカ息子達。これでもローズマリーのオーナーとして、多くの貴族の方々とお話しさせていただいて来たが、それは礼儀をわきまえお互い相手の立場を尊重しあった関係だった。
 それなのにいま目の前にいる男どもは、私の気持ちどころか言葉も聞かず、全員が自分の主張ばかりを一方的に投げかけてくるのみ。
 もう本気で吹っ飛ばしても誰も文句をいわないわよね? うん、ふっ飛ばそう。
 私がまさにそう心に決めた時。

「ダメに決まっているだろうが」
 まるで心を読んだかのように『ぽんっ』と頭に手を乗せてくる男性が一人。
「えー、これだけ人がいるんですから、2人や3人ぐらい吹き飛ばしても問題なくありませんか?」
「いや、2・3人どころか軽く30人はいるだろうが」
 気配もなく隣に来られた男性、ジーク様がため息まじりに静止を促される。
 別に確信があったというわけではないのだが、ジーク様が人ごみの中で私を放って置かれるわけもないとは思っていたので、たぶん気づかないように私の様子を見られているだろうなとは考えていたのだ。

「悪いな、今日の俺はアリスのエスコート役なんでな。道を開けてもらえるだろか?」
 ざわざわざわ
 さすがジーク様。いや、公爵家の力というべきか、『ちっ、子守付きかよ』『ハルジオン家のジークじゃねぇか、だったら初めから言っとけよな』『やれやれ、これでは話もできそうにありませんね。またの機会としましょう』と、各々好き勝手に言いながら、先ほどまで出来ていた人の壁があっという間に消えていく。
「助かりました。本気でどうしようかと思っていましたので」
 私だって貴族の常識ぐらいは心得ている。さすがに魔法で吹っ飛ばすというのは冗談だが、スカートを捲し上げて強行突破ぐらいはしていたかもしれない。
 うん、パンツも昔の布切れから可愛いレースのショーツに変わっているからね、スカートの下にはパニエも履いているし、うっかり下着が丸見えなんて失敗はしないだろう。
「いやいや、そこじゃねぇだろ」
「そうですか?」
 私のボソっと漏らした独り言に、ツッコミを入れてくださるジーク様。
 どうやら助けに来てくださったのはジーク様だけのようなので、ルテアちゃんとアストリア様は、今頃二人の時間を楽しまれているのだろう。

「取りあえず兄さんとやらの近くまで俺が付いて行ってやる」
「いいんですか?」
「気にするな。どうせ親父たちと違ってやる事なんてたいしてないんだ」
 先ほどは一人で行くと言った手前、いきなり救援を頼むのも恥ずかしい話だが、このままじゃ当初の目的が果たせないでは意味もない。
 それにジーク様は私のエスコート役なのだし、私が問題をおこしてしまっても迷惑をかけるだけ。ならばここはご好意をありがたく頂いておく方が賢明だろう。

「それじゃお言葉に甘えまして」
 改めてジーク様のお心遣いに感謝し、再びバカ兄探しを再開する。
 それにしても思いのほか人の数が多くてびっくりしてしまう。今日の夜会に出席出来るのは、国から爵位を授かっている人や、国の重要な役職に付いておられるエリートの方々。他にも国へ支援をされている商会のオーナーさんや、他国から招かれた外交の方に、私のように特別枠で招待された僅かな人たち。
 流石に貴族と言っても分家や親族の方々まで招かれているとは思えないので、人数は随分限られているのかと思っていたのだが、どう見てみレガリアの領地数以上の人たちが出席されている。

「この国ってこんなに沢山の家名があったんですね」
「まぁな。貴族って言っても大半は領地を持たない宮廷貴族だからな。自然と数が増えていくのも当然なんだよ」
「宮廷貴族? それってなんですか?」
「ん? えっとだな……」
 ジーク様の話によると、国から重要な役職を得る形で、時々一緒に爵位を同時に授かることがあり、その方が引退されると爵位だけが代々引き継がれていくシステムなのだという。
「他にも武勲や貢献度に対して国から爵位を授かる場合もあって、そっちは名誉貴族と呼ばれているんだ」
「へぇー、全然知りませんでした」
 私はてっきり爵位=領地持ちだと思っていたが、思い返せば今まで一度も聞いたことがない家名も耳にしたこともあるので、恐らくそういった方々が今おっしゃっていた領地を持たない貴族の方々なのだろう。
 領地はどうしても限りがあるからね、国も爵位をあげるからそれで我慢してねとの配慮なのだろう。

「だから注意しておけよ、これからはさっきのように自称貴族達が群がってくるからな」
「わ、わかりました……」
 さっきの現象はそういうことだったのね。
 ジーク様に諭され、ようやく今の自分が置かれた立場に気づかされたが、確かに安定した収入源を持つ私は格好の餌食と言えるだろう。今までは私という存在があやふやだったが、今日この夜会で大勢の人たちに顔バレしてしまった。
 今までも聞いたことがないような名前で、パーティーの招待状やら茶会のお誘い、時には誰やねんって人から見合い話まで持ちかけられた事があったのだ。
 こちらとしてはあくまでお店としてのお付き合いだったが、これからはそういった対策も考えていた方がいいのかもしれない。

「まぁ、母上が事前に脅していそうな気もするがな」
「えっ、何か言いました?」
「いや、何でもない。それよりもあれじゃないか?」
「あっ、いた」
 最後に何をおっしゃったのかはよく聞こえなかったが、ジーク様が示す視線の先に、私が探していたアインス兄様とクリス義姉様のお姿が目に映る。
 恐らく前にご紹介した王都のお兄様達から、アインス兄様の人相をあてはめられたのだろう。

 どうやらこちらにはだま気づかれてはいないようね。
「そのジーク様……」
「わかってるって、口出しするつもりは一切ないから行って来い。近くで見守っててやるさ」
「ありがとうございます」
 私が私情ごときで、他人の力を借りたくない性格なのをご存知なのだろう。
 ジーク様と初めて出会ってから既に一年以上。別にお付き合いをしているつもりはないのだが、それでも一年も経てば互いの考えを理解できるぐらいの関係は築けているつもりだ。

「では行ってまいります」
「あぁ、頑張ってこい」
「はい」
 誰かに見守られているというのは何とも心強いものなのだろう。もし私一人で来ていれば、最後の一歩で足踏みしていたかもしれないというに、今は自分が頼もしくさえ思えてしまうから不思議なものだ。
 果たしてバカ兄は今の私をみてどう反応するのか。流石に大声を出して騒ぎ出すような真似はしないと思うが、罵られる程度の事はされるだろう。
 あの人は私たち姉妹や実家を出たお兄様達を、どこか見下している所があるから、今の私をみてさぞ激昂されるるに違いない。

 そういえばクリス義姉様とお会いするのも久々なのよね。
 前の帰省はお父様の葬儀でバタバタしていたし、オーグストが引退してからは警戒して手紙を出す事もなくなってしまったので、随分と長い間お互いの状況すら共有できていない。
 どうせならバカ兄を放っておいて、義姉様とゆっくりお話をするのもいいのだろうが、それを許す兄だとも思えない。

 いろんな感情を抱きながら私は今、アリス・ローズマリーとして初めてお兄様と対面するのだった。 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である

megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。

【完結】辺境の魔法使い この世界に翻弄される

秋.水
ファンタジー
記憶を無くした主人公は魔法使い。しかし目立つ事や面倒な事が嫌い。それでも次々増える家族を守るため、必死にトラブルを回避して、目立たないようにあの手この手を使っているうちに、自分がかなりヤバい立場に立たされている事を知ってしまう。しかも異種族ハーレムの主人公なのにDTでEDだったりして大変な生活が続いていく。最後には世界が・・・・。まったり系異種族ハーレムもの?です。

【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。

猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。 復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。 やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、 勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。 過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。 魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、 四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。 輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。 けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、 やがて――“本当の自分”を見つけていく――。 そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。 ※本作の章構成:  第一章:アカデミー&聖女覚醒編  第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編  第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編 ※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位) ※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。

婚約破棄のその場で転生前の記憶が戻り、悪役令嬢として反撃開始いたします

タマ マコト
ファンタジー
革命前夜の王国で、公爵令嬢レティシアは盛大な舞踏会の場で王太子アルマンから一方的に婚約を破棄され、社交界の嘲笑の的になる。その瞬間、彼女は“日本の歴史オタク女子大生”だった前世の記憶を思い出し、この国が数年後に血塗れの革命で滅びる未来を知ってしまう。 悪役令嬢として嫌われ、切り捨てられた自分の立場と、公爵家の権力・財力を「運命改変の武器」にすると決めたレティシアは、貧民街への支援や貴族の不正調査をひそかに始める。その過程で、冷静で改革派の第二王子シャルルと出会い、互いに利害と興味を抱きながら、“歴史に逆らう悪役令嬢”として静かな反撃をスタートさせていく。

巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。  〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜

トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!? 婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。 気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。 美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。 けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。 食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉! 「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」 港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。 気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。 ――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談) *AIと一緒に書いています*

王女殿下は家出を計画中

ゆうゆう
ファンタジー
出来損ないと言われる第3王女様は家出して、自由を謳歌するために奮闘する 家出の計画を進めようとするうちに、過去に起きた様々な事の真実があきらかになったり、距離を置いていた家族との繋がりを再確認したりするうちに、自分の気持ちの変化にも気付いていく…

精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない

よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。 魔力があっても普通の魔法が使えない俺。 そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ! 因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。 任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。 極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ! そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。 そんなある日転機が訪れる。 いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。 昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。 そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。 精霊曰く御礼だってさ。 どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。 何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ? どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。 俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。 そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。 そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。 ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。 そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。 そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ? 何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。 因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。 流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。 俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。 因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?

転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです

青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく 公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった 足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で…… エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた 修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく…… 4/20ようやく誤字チェックが完了しました もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m いったん終了します 思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑) 平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと 気が向いたら書きますね

処理中です...