側妃としての役割

しゃーりん

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翌日から王妃・王太子妃教育が始まった。
と言っても、要所を抑えていくだけであり、本格的ではない。
1年間で教育が終わるように余裕を持って予定が組まれている。


「フェリシア様、近隣諸国に対する外交や接待などは王妃様が表に出られます。
 ですが、いくつか頭の片隅にでも置いていていただきたい国と王女様がおられます。
 
 王妃様が正妃として嫁いでおられるにも関わらず、側妃の打診や正妃の座を狙っております。
 国王陛下はお断りされておりますし、王妃様も相手にされておりませんが、念のため。
 
 王宮内にも少数派ですが、別の国の王女様を娶った方が国のために良いという意見もございます。
 ですが現状ですと、どの国を選んでも揉めることにしかならず、国内で側妃をとなりました。
 ほとんどの貴族はフェリシア様を歓迎されておりますので問題が起こることはないかと。」

 
「わかりました。そういえば陛下も厄介な王女様?がいたとか仰ってました。」

「適齢期を過ぎてしまった既に純潔ではない方や我儘で居場所がなくなった方々ですね。」

「まぁ。王族は子供の頃から婚約者がいらっしゃるのかと思ってました。」

「いたのですが、婚約解消なさったり、怪我を理由にお断りされたそうですよ。
 なので、国から出したいのだと思われます。」

「そう言えば、前国王様は王妃様お一人だけでしたね。」

「ええ。現在この国では正妃様に子供ができない場合に限り側妃を娶ることになっております。
 ある国王が正妃に側妃四人、愛妾五人ほどいたことがあり、跡継ぎ問題が大変だったそうです。
 そもそも愛妾が子供を産むのが問題でした。愛妾は国王の欲の発散が役割でしたからね。
 その後の国王は、愛妾には子供が産めない処置を確実にしたそうですよ。
 ですが、やはり跡継ぎ争いが起こるため、先々代から今の決まりになったそうです。」

「…王家って大変ね。」

「他人事ではございませんよ?さあ、始めましょう。」





その夜、ベッドに入って今日フェリシアが聞いた話を国王に聞いた。


「ああ。結局、うちの正妃・側妃を諦めた王女たちは他国の側妃や貴族の後妻に納まるみたいだ。
 さすがにいい条件での婚姻は難しいのだろう。
 既成事実に持ち込まれそうで、何年も逃げた甲斐があった。」

「この部屋の間取りって…」

「そう。女好き国王のための間取りだ。
 側妃の部屋は決まった女性ではなく、夜伽に呼ばれた者が日替わりで入ったらしい。
 側妃部屋の個人のベッドで待機させる時は、一晩で三人抱いてたらしい。
 正妃が拗ねるので、まず正妃を抱いた後、裸のまま側妃や愛妾を抱きに行く。
 信じられないだろ?
 でも男として魅力に溢れた王だったらしく、求められて女性たちは嬉しかったようだ。」

『俺はシアだけがいい』と覆いかぶさりキスをする。

「もうどこも体は痛くない?」

「大丈夫です。けれど、唇が…」

「あぁ、口付けのし過ぎかな。でもやめられない。」

そう言い、深く口付け、舌を絡める。だいぶ慣れたのか、逃げずに同じように吸ってくる。

「シアの口の中は甘くておいしい。体もね。」

あちこちに触れ、舌で愛撫するとフェリシアが気持ち良さそうな声をあげる。
今日は、出来れば二度は中に放ちたい。頑張ってくれるか様子を伺う。
中から出てくる愛液の量が日に日に増えている気がする。
もう我慢ができない。

「シア、入れるよ?」

声をかけ、奥まで入れる。気持ち良さそうだ。
そのままフェリシアの体を抱き起し座って向き合った状態にすると、何が起こったのかわからない顔をしていた。

「え?…あっ繋がったまま…ん…深い?奥まで…」

下から突き上げるように動くと、首にしがみついてきた。

「シア?この体位だと、すごく近くなるだろ?シアも動けるよ?体揺すってみて。」

前後に少し動かすフェリシアが可愛い。

「気持ちいい?今度は少し体を上げて。上下に。怖い?」

フェリシアの尻を支え、持ち上げるように少し上下動かす。
悩ましい声が聞こえ、ビクビク体を震わせ中を締め付けた。
どうやら奥で達したようだ。荒い息をしている。

「シア?気持ち良かった?顔見せて?」

トロトロな顔をしたフェリシアに口付ける。
下から突き上げ、更に大きくフェリシアの体を上下に揺らす。
再びフェリシアが中を締め付け、その刺激で中に子種が放たれた。


「シア、大丈夫?」

「はい。すごく奥にきてびっくりして…」

「俺の肩に手を置いて。体を持ち上げて抜くよ?」

抜くともちろん放ったものが出てくる。
フェリシアはどうしたらいいかわからず戸惑っていた。可愛い。
指を中に入れ、掻き出す。気持ちよさそうな顔に堪らなくなり、押し倒した。
再び固くなったものを入口に当て、『もう一回』と奥まで入れた。


この日から様々な体位でフェリシアを抱き、戸惑いながらも指示に従順な姿を楽しんだ。


 
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