8 / 14
8.
しおりを挟む翌日から王妃・王太子妃教育が始まった。
と言っても、要所を抑えていくだけであり、本格的ではない。
1年間で教育が終わるように余裕を持って予定が組まれている。
「フェリシア様、近隣諸国に対する外交や接待などは王妃様が表に出られます。
ですが、いくつか頭の片隅にでも置いていていただきたい国と王女様がおられます。
王妃様が正妃として嫁いでおられるにも関わらず、側妃の打診や正妃の座を狙っております。
国王陛下はお断りされておりますし、王妃様も相手にされておりませんが、念のため。
王宮内にも少数派ですが、別の国の王女様を娶った方が国のために良いという意見もございます。
ですが現状ですと、どの国を選んでも揉めることにしかならず、国内で側妃をとなりました。
ほとんどの貴族はフェリシア様を歓迎されておりますので問題が起こることはないかと。」
「わかりました。そういえば陛下も厄介な王女様?がいたとか仰ってました。」
「適齢期を過ぎてしまった既に純潔ではない方や我儘で居場所がなくなった方々ですね。」
「まぁ。王族は子供の頃から婚約者がいらっしゃるのかと思ってました。」
「いたのですが、婚約解消なさったり、怪我を理由にお断りされたそうですよ。
なので、国から出したいのだと思われます。」
「そう言えば、前国王様は王妃様お一人だけでしたね。」
「ええ。現在この国では正妃様に子供ができない場合に限り側妃を娶ることになっております。
ある国王が正妃に側妃四人、愛妾五人ほどいたことがあり、跡継ぎ問題が大変だったそうです。
そもそも愛妾が子供を産むのが問題でした。愛妾は国王の欲の発散が役割でしたからね。
その後の国王は、愛妾には子供が産めない処置を確実にしたそうですよ。
ですが、やはり跡継ぎ争いが起こるため、先々代から今の決まりになったそうです。」
「…王家って大変ね。」
「他人事ではございませんよ?さあ、始めましょう。」
その夜、ベッドに入って今日フェリシアが聞いた話を国王に聞いた。
「ああ。結局、うちの正妃・側妃を諦めた王女たちは他国の側妃や貴族の後妻に納まるみたいだ。
さすがにいい条件での婚姻は難しいのだろう。
既成事実に持ち込まれそうで、何年も逃げた甲斐があった。」
「この部屋の間取りって…」
「そう。女好き国王のための間取りだ。
側妃の部屋は決まった女性ではなく、夜伽に呼ばれた者が日替わりで入ったらしい。
側妃部屋の個人のベッドで待機させる時は、一晩で三人抱いてたらしい。
正妃が拗ねるので、まず正妃を抱いた後、裸のまま側妃や愛妾を抱きに行く。
信じられないだろ?
でも男として魅力に溢れた王だったらしく、求められて女性たちは嬉しかったようだ。」
『俺はシアだけがいい』と覆いかぶさりキスをする。
「もうどこも体は痛くない?」
「大丈夫です。けれど、唇が…」
「あぁ、口付けのし過ぎかな。でもやめられない。」
そう言い、深く口付け、舌を絡める。だいぶ慣れたのか、逃げずに同じように吸ってくる。
「シアの口の中は甘くておいしい。体もね。」
あちこちに触れ、舌で愛撫するとフェリシアが気持ち良さそうな声をあげる。
今日は、出来れば二度は中に放ちたい。頑張ってくれるか様子を伺う。
中から出てくる愛液の量が日に日に増えている気がする。
もう我慢ができない。
「シア、入れるよ?」
声をかけ、奥まで入れる。気持ち良さそうだ。
そのままフェリシアの体を抱き起し座って向き合った状態にすると、何が起こったのかわからない顔をしていた。
「え?…あっ繋がったまま…ん…深い?奥まで…」
下から突き上げるように動くと、首にしがみついてきた。
「シア?この体位だと、すごく近くなるだろ?シアも動けるよ?体揺すってみて。」
前後に少し動かすフェリシアが可愛い。
「気持ちいい?今度は少し体を上げて。上下に。怖い?」
フェリシアの尻を支え、持ち上げるように少し上下動かす。
悩ましい声が聞こえ、ビクビク体を震わせ中を締め付けた。
どうやら奥で達したようだ。荒い息をしている。
「シア?気持ち良かった?顔見せて?」
トロトロな顔をしたフェリシアに口付ける。
下から突き上げ、更に大きくフェリシアの体を上下に揺らす。
再びフェリシアが中を締め付け、その刺激で中に子種が放たれた。
「シア、大丈夫?」
「はい。すごく奥にきてびっくりして…」
「俺の肩に手を置いて。体を持ち上げて抜くよ?」
抜くともちろん放ったものが出てくる。
フェリシアはどうしたらいいかわからず戸惑っていた。可愛い。
指を中に入れ、掻き出す。気持ちよさそうな顔に堪らなくなり、押し倒した。
再び固くなったものを入口に当て、『もう一回』と奥まで入れた。
この日から様々な体位でフェリシアを抱き、戸惑いながらも指示に従順な姿を楽しんだ。
394
あなたにおすすめの小説
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!
ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」
それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。
挙げ句の果てに、
「用が済んだなら早く帰れっ!」
と追い返されてしまいました。
そして夜、屋敷に戻って来た夫は───
✻ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
【完結】初恋の彼に 身代わりの妻に選ばれました
ユユ
恋愛
婚姻4年。夫が他界した。
夫は婚約前から病弱だった。
王妃様は、愛する息子である第三王子の婚約者に
私を指名した。
本当は私にはお慕いする人がいた。
だけど平凡な子爵家の令嬢の私にとって
彼は高嶺の花。
しかも王家からの打診を断る自由などなかった。
実家に戻ると、高嶺の花の彼の妻にと縁談が…。
* 作り話です。
* 完結保証つき。
* R18
【4話完結】 君を愛することはないと、こっちから言ってみた
紬あおい
恋愛
皇女にべったりな護衛騎士の夫。
流行りの「君を愛することはない」と先に言ってやった。
ザマアミロ!はあ、スッキリした。
と思っていたら、夫が溺愛されたがってる…何で!?
お飾り王妃だって幸せを望んでも構わないでしょう?
基本二度寝
恋愛
王太子だったベアディスは結婚し即位した。
彼の妻となった王妃サリーシアは今日もため息を吐いている。
仕事は有能でも、ベアディスとサリーシアは性格が合わないのだ。
王は今日も愛妾のもとへ通う。
妃はそれは構わないと思っている。
元々学園時代に、今の愛妾である男爵令嬢リリネーゼと結ばれたいがために王はサリーシアに婚約破棄を突きつけた。
しかし、実際サリーシアが居なくなれば教育もままなっていないリリネーゼが彼女同様の公務が行えるはずもなく。
廃嫡を回避するために、ベアディスは恥知らずにもサリーシアにお飾り妃となれと命じた。
王家の臣下にしかなかった公爵家がそれを拒むこともできず、サリーシアはお飾り王妃となった。
しかし、彼女は自身が幸せになる事を諦めたわけではない。
虎視眈々と、離縁を計画していたのであった。
※初っ端から乳弄られてます
お飾り妻は天井裏から覗いています。
七辻ゆゆ
恋愛
サヘルはお飾りの妻で、夫とは式で顔を合わせたきり。
何もさせてもらえず、退屈な彼女の趣味は、天井裏から夫と愛人の様子を覗くこと。そのうち、彼らの小説を書いてみようと思い立って……?
契約が終わったら静かにお引き取りくださいと言ったのはあなたなのに執着しないでください
紬あおい
恋愛
「あなたとは二年間の契約婚です。満了の際は静かにお引き取りください。」
そう言ったのはあなたです。
お言葉通り、今日私はここを出て行きます。
なのに、どうして離してくれないのですか!?
何故、私は愛人と住まわねばならないのでしょうか【おまけ】
Lynx🐈⬛
恋愛
オーヴェンス公爵であるアーロンと結婚した、ロヴァニエ子爵のレイラ。
結婚して3ヶ月後。首都とロヴァニエ子爵領を行き来しながら、甘い新婚生活を2人は送っていたが、レイラが首都に居た日、ロヴァニエ子爵領でまた海賊の被害が出た、と聞き、急ぎアーロンと領地へ帰る。
今迄の海賊は船を襲われるだけで済んでいたが、今回は不法上陸され、港が荒らされる被害。
若い女は連れて行かれ、労働力として子供迄攫われるという暴挙に出られ、軍艦を撒かれて上陸した形跡もある事から、連携されて不法入国されたとされる。
レイラとアーロンはこの事をどう解決していくのか−−−−。
*Hシーンには♡付
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる