頬杖をつく女 2017.5.23 〜

第14章 軌跡

西岡文彦さんに送った返事の来なかった手紙 ④

 ※手紙の続き


   私は、本当に偶然なのですが、図書館にて、西岡先生の書かれた「モナ・リザの罠」を見つけ、読もうと思いました。
   私は、『モナ・リザ』が、両サイドを切断されたかもしれない絵画であるという事を、先生の本を読んで初めて知りました。
   フェルメールが、探しなさい！！と、私に言っているのは、きっと『モナ・リザ』に間違いないと思いました。
   そして、『手紙を書く女と召使い』を再び見ました。
画中画に「モーセの発見」が描かれてあります。私は、人類が犯した過ちを知る事となったのです。

神様が、決してしてはならないとおっしゃられたモーセの十戒に背く過ちを、人類は、二度も犯したことになります。

   一度目は、フランス王室、フランシス1世
※ 何故、フランシス1世なのか、理由がありますが、書けば長くなりそうなので省略させて頂きます。
   この時の罪は、〔殺人罪〕です。芸術家が1つの作品を完成させる事は、全身全霊を注ぎ込み、魂の込められた作品を作り上げるに等しい事です。それを破壊するのは、殺人と同じ事です。
   二度目の罪は、ルーブル美術館です。ルーブルは、
〔偽証罪〕で、神様に罪を犯しました。国家を守る為に、偽りの見解を述べたのだと思います。