頬杖をつく女 2017.5.23 〜

第22章 目と目の間にある、第3の目

人間の狂気について

※ 第3の目が開いた後、特に霊的な文章を書いていません。

私が書いたのは、
アトランティコ手稿
fol.382v-a より   

「表題」金属についてのなかに書かれている〈人間の狂気について〉


◎レオナルドが書いた文章



常に互いに争って、両方が大損害を被ってひっきりなしに死んでいく生物が地球上に存在する。

その悪行は留まる所を知らず、その強力な腕によって世界中の森林で無数の樹木が打ち倒される。

其奴が飽食したときには、あらゆる生物の死、災厄、苦役、恐怖、滅亡をもてあそびたい其奴の願望が満たされるのだ。 


際限のない誇りのゆえに天へ昇ろうとするが、四肢の重量が過大なために地上を離れることができない。

地上にも、地下にも、水中にも、狩り出され、持ち去られ、破壊されずに残っているものはなく、ある国にあるものは、他国に持ち去られる。

彼ら自身の身体が、彼らの惨殺したあらゆる生物の墓になり、通過路になる。


大地よ、開きて汝の大いなる淵と洞の深い裂け目に彼らを真っ逆さまに投げ込むことを遅らせているのは何なのか。 


あらゆるものが思い悩み、慟哭の声が一杯に満ちている。

樹木は枯れ落ち、山は裂かれて口を開く、それがただそこに産する金属を運び出すためだけなのだ。 

一体、私はどうすれば彼らよりもっと 
邪悪な行為について語れよう、
彼らより更に熱心に

彼らの国と人類とを傷つけて来たものを讃えて、高らかに讃歌を唱う彼らよりも。