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第4章 鏡の真実
記憶を辿っても辿っても、思い出せない過去
しおりを挟む私は、過去世の母親(カタリーナ)の名前がついた短大に通っていた頃の当時は、辿っても辿っても
記憶は繋がることがなく、
しかしながら、
私は、何かを探しているような気がしていた。
漠然とだが、
私は、何か解らないが、
何かをする為に生まれて来たのではないか?
という、そんな思いがあった。
何かしないといけないのだけど、
それが何か?は、雲を掴むような気持ちで
全く解らない、
そんな時代に書いた短い詩が2つある。
『宿命』
記憶を辿っても、辿っても
想い出せない過去がある
記憶とは言い難い歴史がある。
人は、生まれながらに宿命を背負う。
私にとって過去世の大切なキー・ワードは、
《帆船》と 《ビロードの服》だった。
私は幼少期に、親戚のお宅にて
模型の帆船を見た時に、胸が締めつけられるような、切ない気持ちに押し潰されそうになった経験がある。
その当時の遥かなる想いを、
ふとした瞬間に思い出し、私は、また詩を書いた。
『帆船』
帆船があり
模型の帆船があり
ビンに閉じ込められた
帆船があり。
そして
船出できない私がいる。
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