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気がつかなければないのと同じ
告白
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フレイヤと皇太子が部屋を出ていくのを見届けた後、妻と二人深々と頭を下げる。
「どうかフレイヤをお守り下さい」と……
皇帝は手で待ったをかけると
「フレイヤは聖女なのだろう?」
そう聞いてきた。
聖女なのだろう?と…
返答に困っている私に妻が代わりに話し出す。
「陛下の仰る通りフレイヤは聖女です。
それもかなり強力な力を持っています。
陛下はご存知なんですね。ティセの聖女の話を……」
皇帝は妻を見つめながら
「私がそなたを諦めた一つの理由だ。
先の皇帝、つまり私の父はそなたの祖母の血のお陰で不治の病から回復出来た。だからそなたの血を欲しがったのだ。
そなたも魅了持ちだろう?フレイヤほどではないが…」
妻はうつむいたまま首をたてにふる。
「ならばわかりますよね。ティセにフレイヤが聖女だと知られたら、必ず手に入れようとします。
実は先日、兄から連絡がありました。フレイヤを大公の後継者の婚約者に…と。
フレイヤには魔封じのピアスに幼き頃、身体に印もいれました。
でも…力が強すぎて制御出来ていません。
ティセに連れていかれたら、祖母のように搾取され続けます。」
泣き出す妻をなだめながら
「陛下、皇后陛下お願いします。どうかフレイヤを娘をお守り下さい。
私では……」
妻と二人頭を勢いよく下げる。
「まだフレイヤが五つくらいの時、私にこう言ったのだよ。
『私は死んだように生きるより死ぬ気で生きる方がいい。』と…
フレイヤ今のままでいい…帝国は聖女の力などなくても平和で強い国だ。
それに……私も妻も息子も皇族は皆、魔力も聖力も効かぬ魔石を肌身離さずつけている。」
そういうと左手の薬指の指輪を見せる。
それは一目見ただけでは結婚指輪にしか見えない。
しかしよく見ればわかる。散りばめられた宝石が全て魔法石だと…
「妻も私と同じ指輪を、息子はイヤリングを身につけている。
つまり私も妻も息子もフレイヤの力で魅了されたのではなく、フレイヤ自身が好きなのだよ。
約束しよう。我が娘として大事にし、守ると…」
皇帝の言葉に皇后も深くうなずく。
「公爵家の従者達のペンダントは全て魔力封じだが…あれはどこまで効いているのだ……」
親達の話し合いが続く中
「レイヤ…怒っているよね?こんな私と婚約なんて……」
学園では顔をあわせないよう避けてとおってきた。
こうマジマジと皇太子を見つめるのは久しぶりだった。
185㎝はあるだろうスラリとした身体に長い手足、皇帝と皇后の遺伝子を継いだのかかなりの美形だ。
でも…日本人だった私は塩顔の方が好みだ。
「そんなに見つめられたら…恥ずかしいだろう!!」
皇太子が顔を真っ赤にして私を見つめかえす。
「レイヤ…
一目惚れだったんだ。
話すようになってからはレイヤの内面も好きになった。
だから…無理強いはしない。ちゃんと私のことを知ってもらって…好きになってもらいたい。
フレイヤらしく私の側にいて欲しいんだ。
違う…側じゃなくてもいい…私が側に行けばいいのだから…つまり…その…私はフレイヤ・ティセ・ノーマンを愛している。」
皇太子はその場で跪くと
「私の最愛な人になって下さい。」
そう言って指輪の入った箱を取り出した。
「どうかフレイヤをお守り下さい」と……
皇帝は手で待ったをかけると
「フレイヤは聖女なのだろう?」
そう聞いてきた。
聖女なのだろう?と…
返答に困っている私に妻が代わりに話し出す。
「陛下の仰る通りフレイヤは聖女です。
それもかなり強力な力を持っています。
陛下はご存知なんですね。ティセの聖女の話を……」
皇帝は妻を見つめながら
「私がそなたを諦めた一つの理由だ。
先の皇帝、つまり私の父はそなたの祖母の血のお陰で不治の病から回復出来た。だからそなたの血を欲しがったのだ。
そなたも魅了持ちだろう?フレイヤほどではないが…」
妻はうつむいたまま首をたてにふる。
「ならばわかりますよね。ティセにフレイヤが聖女だと知られたら、必ず手に入れようとします。
実は先日、兄から連絡がありました。フレイヤを大公の後継者の婚約者に…と。
フレイヤには魔封じのピアスに幼き頃、身体に印もいれました。
でも…力が強すぎて制御出来ていません。
ティセに連れていかれたら、祖母のように搾取され続けます。」
泣き出す妻をなだめながら
「陛下、皇后陛下お願いします。どうかフレイヤを娘をお守り下さい。
私では……」
妻と二人頭を勢いよく下げる。
「まだフレイヤが五つくらいの時、私にこう言ったのだよ。
『私は死んだように生きるより死ぬ気で生きる方がいい。』と…
フレイヤ今のままでいい…帝国は聖女の力などなくても平和で強い国だ。
それに……私も妻も息子も皇族は皆、魔力も聖力も効かぬ魔石を肌身離さずつけている。」
そういうと左手の薬指の指輪を見せる。
それは一目見ただけでは結婚指輪にしか見えない。
しかしよく見ればわかる。散りばめられた宝石が全て魔法石だと…
「妻も私と同じ指輪を、息子はイヤリングを身につけている。
つまり私も妻も息子もフレイヤの力で魅了されたのではなく、フレイヤ自身が好きなのだよ。
約束しよう。我が娘として大事にし、守ると…」
皇帝の言葉に皇后も深くうなずく。
「公爵家の従者達のペンダントは全て魔力封じだが…あれはどこまで効いているのだ……」
親達の話し合いが続く中
「レイヤ…怒っているよね?こんな私と婚約なんて……」
学園では顔をあわせないよう避けてとおってきた。
こうマジマジと皇太子を見つめるのは久しぶりだった。
185㎝はあるだろうスラリとした身体に長い手足、皇帝と皇后の遺伝子を継いだのかかなりの美形だ。
でも…日本人だった私は塩顔の方が好みだ。
「そんなに見つめられたら…恥ずかしいだろう!!」
皇太子が顔を真っ赤にして私を見つめかえす。
「レイヤ…
一目惚れだったんだ。
話すようになってからはレイヤの内面も好きになった。
だから…無理強いはしない。ちゃんと私のことを知ってもらって…好きになってもらいたい。
フレイヤらしく私の側にいて欲しいんだ。
違う…側じゃなくてもいい…私が側に行けばいいのだから…つまり…その…私はフレイヤ・ティセ・ノーマンを愛している。」
皇太子はその場で跪くと
「私の最愛な人になって下さい。」
そう言って指輪の入った箱を取り出した。
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