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過去へのレクイエム
過去へのレクイエム 中編
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「レイヤ…これは?」
古書から写し出される動く絵画にディアが驚きの声をあげる。
「ディアにも見えるの?」
ディアには古書の内容は見えないはずではなかったけ?
「本当だ!!私にも見える…」
ディアーがミラーボールみたいに光輝く。
ジッジジジ……
絵画がぎこちなく動き始める。
「王女様…国民のためです。このままでは国全体に呪いが蔓延します。」
ジッジジジ……
場面が変わる。
神官が騎士団長につめよる。
「団長、王女からまだ承諾をもらえていないのか?
このままだと呪いは国全体に広がってしまうぞ。」
ジッジジジ……
「お父様、お母様…私…どうしたらいいのかわかりません……どうしたら…」
泣き崩れる王女に神官が
「王と王妃が苦労なさって作り上げた国です。
病に倒れたお二人に代わって王女が決断しなくてはなりません。
国のため国民のために…」
ジッジジジ……
「呪いをこれ以上広げるわけにはいきません。
ティセの為に、国民のために…ここで…食い止めるしかないのです。
どうか彼等を苦しめぬよう一太刀で…」
王妃の言葉に騎士達が
「ティセと国民のために…我等に名誉の死を…」
跪き剣をかかげる。
町に火が放たれる。
血みどろの町を焼きつくすかのように火が町全体を覆い隠す。
「大変だ。森が…森が燃えている」
一人の騎士が団長に報告する。
「どうしてだ。町とはかなり離れているのに…」
団長は呆然と立ち尽くす。
「それが……」
騎士が言いづらそうに
「森から神官が出てくるのを見たんです……」
団長の顔色が変わる。
団長は剣を片手に馬にまたがると城へと急ぐ
ジッジジジ……
「何故……お父様?」
病で寝たきりだと言われていた父が若い女と抱き合っている。
「なんだ…まだ生きていたのか?お前の母親はとっくにくたばったのに…」
若い女の腰を抱き寄せながら下卑た笑みをうかべるのは本当に名君と呼ばれ、皆に慕われていた優しかった父なのだろうか?
「今回のことはお前が勝手にやったことだ。
名君の私が国民を殺すわけにはいかないからな…」
目の前にいるこの男は誰なんだろう?
グサッ…
!!!
「うるさい女ね…早く母親のもとへ行けよ…」
父だった男の腕の中にいたはずの女が私の胸にナイフを突きたてる。
「お父様…何故?」
ジッジジジ……
「王女様…王女様…どちらにいらっしゃるのですか?」
息をきらしながら団長が城中を探し回る。
「王女様…王女…様……」
!!!
自らの胸にナイフを突き立てたまま血の海の中横たわる王女の姿に団長は我を忘れて王女を抱きしめる。
「嘘だ…嘘…だ……駄目だ…逝くな…私を置いて…駄目だ…」
団長の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちる。
ジッジジジ……
「この度は私が病で倒れてしまったせいで…このような悲劇を招いてしまって申し訳ない。
ただ娘も国民を想ってやったことだと私は信じたい…
事実、娘の行動のおかげで呪いは完全に消えた。
皆にとって娘は大勢の民を殺し聖域を灰にした悪魔だろう…でも私にしたら大切な娘であり…まさに聖女だ。」
ジッジジジ…ジッジジジ
古書から写し出される動く絵画にディアが驚きの声をあげる。
「ディアにも見えるの?」
ディアには古書の内容は見えないはずではなかったけ?
「本当だ!!私にも見える…」
ディアーがミラーボールみたいに光輝く。
ジッジジジ……
絵画がぎこちなく動き始める。
「王女様…国民のためです。このままでは国全体に呪いが蔓延します。」
ジッジジジ……
場面が変わる。
神官が騎士団長につめよる。
「団長、王女からまだ承諾をもらえていないのか?
このままだと呪いは国全体に広がってしまうぞ。」
ジッジジジ……
「お父様、お母様…私…どうしたらいいのかわかりません……どうしたら…」
泣き崩れる王女に神官が
「王と王妃が苦労なさって作り上げた国です。
病に倒れたお二人に代わって王女が決断しなくてはなりません。
国のため国民のために…」
ジッジジジ……
「呪いをこれ以上広げるわけにはいきません。
ティセの為に、国民のために…ここで…食い止めるしかないのです。
どうか彼等を苦しめぬよう一太刀で…」
王妃の言葉に騎士達が
「ティセと国民のために…我等に名誉の死を…」
跪き剣をかかげる。
町に火が放たれる。
血みどろの町を焼きつくすかのように火が町全体を覆い隠す。
「大変だ。森が…森が燃えている」
一人の騎士が団長に報告する。
「どうしてだ。町とはかなり離れているのに…」
団長は呆然と立ち尽くす。
「それが……」
騎士が言いづらそうに
「森から神官が出てくるのを見たんです……」
団長の顔色が変わる。
団長は剣を片手に馬にまたがると城へと急ぐ
ジッジジジ……
「何故……お父様?」
病で寝たきりだと言われていた父が若い女と抱き合っている。
「なんだ…まだ生きていたのか?お前の母親はとっくにくたばったのに…」
若い女の腰を抱き寄せながら下卑た笑みをうかべるのは本当に名君と呼ばれ、皆に慕われていた優しかった父なのだろうか?
「今回のことはお前が勝手にやったことだ。
名君の私が国民を殺すわけにはいかないからな…」
目の前にいるこの男は誰なんだろう?
グサッ…
!!!
「うるさい女ね…早く母親のもとへ行けよ…」
父だった男の腕の中にいたはずの女が私の胸にナイフを突きたてる。
「お父様…何故?」
ジッジジジ……
「王女様…王女様…どちらにいらっしゃるのですか?」
息をきらしながら団長が城中を探し回る。
「王女様…王女…様……」
!!!
自らの胸にナイフを突き立てたまま血の海の中横たわる王女の姿に団長は我を忘れて王女を抱きしめる。
「嘘だ…嘘…だ……駄目だ…逝くな…私を置いて…駄目だ…」
団長の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちる。
ジッジジジ……
「この度は私が病で倒れてしまったせいで…このような悲劇を招いてしまって申し訳ない。
ただ娘も国民を想ってやったことだと私は信じたい…
事実、娘の行動のおかげで呪いは完全に消えた。
皆にとって娘は大勢の民を殺し聖域を灰にした悪魔だろう…でも私にしたら大切な娘であり…まさに聖女だ。」
ジッジジジ…ジッジジジ
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