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作られた聖女
Trigger
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「どうして急に心変わりしたのかしら?」
悪夢の中で見たティセの初代の王は家族や民を大切にする人だった。
呪われた地を開拓し家族を守り国を作り国民のために禁足地にまで手を出したのだから…
禁足地…王が変わっていったのは長雨の影響で穀物の不作が続き、禁足地の森に食料を採集に行ってからだ。
「やっぱり禁足地に足を踏み入れたことと関係あるのかな?」
ディアがディアーを抱えながら微笑む。
前世の記憶を全て取り戻してから三日、手のひらサイズだったディアーはすくすくと育ち元の大きさまで成長した。
不思議なことにあれから嫌な夢を見なくなった。
今思えばディアーが私に過去を思い出すよう夢を見せていたのかも知れない。
それでも過去を思い出しても解けない問題が幾つもある。
王が家族を裏切り殺害してまで何故愚行に走ったのか?
王の隣に居たあの女は誰なのか?
教会と王家の関係…
そして一番の謎は何故、転生を繰り返すのか?
どちらにしても全てにおいて教会が関与していることは間違いないだろう。
「禁足地って…多分あそこだよね……」
ため息がこぼれる。
「多分ね……」
ディアもため息をおとす。
おじ様には教会には近づかないよう釘を刺されている。
同じ教会なのに信仰する対象が守護神と聖女の二つの派閥があることから、信仰の対象より教会そのものに意味があるのではないかと思っている。
おじ様に聞いてみたが、
カリスの事もあって教会との関わりを最小限にしていた為、何の情報ももらえなかった。
「あっ…もしかしたら……」
ディアが私を見つめた後、ディアーに視線をおとす。
「教会もディアーになら訪問を許可するんじゃないかなぁ…
神官が言っていただろう、ディアーはティセの守護神だって…」
ディアは帝国の教会からティセの教会へと訪問の許可を願いでたが、許可はおりなかった。
そもそも帝国とティセでは信仰が違うのだから仕方ないことなのだが、おじ様が手をまわしてくれても許可はおりなかったのだ。
「聖女信仰の神官達を刺激したくない。」
今の教皇は守護神信仰だからか聖女の私を必要以上に警戒するのはわかっていた。
「ディアー、協力してくれる?」
ディアに抱えられたディアーに話しかける。
ディアーはディアの腕の中でピョンピョン跳ねる。
「僕にまかせてよ…って言ってるみたいだね。」
ディアが笑う。
「ディアー、有り難う。」
転生するのはこれで終わりにしたい。
ディアがディアーとじゃれあっている姿を見つめながらただ願った。
悪夢の中で見たティセの初代の王は家族や民を大切にする人だった。
呪われた地を開拓し家族を守り国を作り国民のために禁足地にまで手を出したのだから…
禁足地…王が変わっていったのは長雨の影響で穀物の不作が続き、禁足地の森に食料を採集に行ってからだ。
「やっぱり禁足地に足を踏み入れたことと関係あるのかな?」
ディアがディアーを抱えながら微笑む。
前世の記憶を全て取り戻してから三日、手のひらサイズだったディアーはすくすくと育ち元の大きさまで成長した。
不思議なことにあれから嫌な夢を見なくなった。
今思えばディアーが私に過去を思い出すよう夢を見せていたのかも知れない。
それでも過去を思い出しても解けない問題が幾つもある。
王が家族を裏切り殺害してまで何故愚行に走ったのか?
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そして一番の謎は何故、転生を繰り返すのか?
どちらにしても全てにおいて教会が関与していることは間違いないだろう。
「禁足地って…多分あそこだよね……」
ため息がこぼれる。
「多分ね……」
ディアもため息をおとす。
おじ様には教会には近づかないよう釘を刺されている。
同じ教会なのに信仰する対象が守護神と聖女の二つの派閥があることから、信仰の対象より教会そのものに意味があるのではないかと思っている。
おじ様に聞いてみたが、
カリスの事もあって教会との関わりを最小限にしていた為、何の情報ももらえなかった。
「あっ…もしかしたら……」
ディアが私を見つめた後、ディアーに視線をおとす。
「教会もディアーになら訪問を許可するんじゃないかなぁ…
神官が言っていただろう、ディアーはティセの守護神だって…」
ディアは帝国の教会からティセの教会へと訪問の許可を願いでたが、許可はおりなかった。
そもそも帝国とティセでは信仰が違うのだから仕方ないことなのだが、おじ様が手をまわしてくれても許可はおりなかったのだ。
「聖女信仰の神官達を刺激したくない。」
今の教皇は守護神信仰だからか聖女の私を必要以上に警戒するのはわかっていた。
「ディアー、協力してくれる?」
ディアに抱えられたディアーに話しかける。
ディアーはディアの腕の中でピョンピョン跳ねる。
「僕にまかせてよ…って言ってるみたいだね。」
ディアが笑う。
「ディアー、有り難う。」
転生するのはこれで終わりにしたい。
ディアがディアーとじゃれあっている姿を見つめながらただ願った。
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