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生奪
生奪~後編~
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殿下からの手紙をもらってすぐに会いに行った。
心の何処かで落ちぶれた殿下の姿を望んでいた。
くだらない愛を選び、日々の暮らしにも困窮している姿を…
でも現実は違っていた。殿下は愛を選んだことを悔いてはいないし、その愛を救うためだけに私に助けを求めたのだ。
成年になった殿下は前よりもたくましく、美しくなっていた。
それにしてもこの禍々しい空気は…
「たかが女一人のため国を捨てた愚かな殿下だけあって、まさか厄災まで育てているとは…呆れて何も言えないわ。」
まさかこんな事になっているなんて…
思いもしなかった。
この国の半分以上の人が生奪の呪いにかかっているのだ。
嫌な予感がする。
生奪を見に禁足地へと足を踏み入れる。
「これは!!」
生奪の木に蕾ができているのだ。
このままだと禍や天変地異が国中に広がる。
ズキン…頭の中の景色が乱れる。
私が…私が……殿下を…
後悔の涙が襲う。
今ならまだ間に合う。
私の手で殿下を不幸にしてはいけない。
きっとまだ間に合うはずだ。
殿下の執務室へと急ぐ。
頭の中の景色の中の私は生奪の開花を止めることは出来なかった。
だから私より魔力の高い殿下を利用した。
私のものにならない殿下を生奪にしたのだ。
私が殿下を殺したのだ。
身勝手に殿下を愛して…
身勝手に殿下を追いかけて…
そして……
頭の中の景色は押し寄せる鼠と蔓延する奇病で倒れていく人々の死体の山で終わる。
執務室の扉を開く
「殿下!!」
「殿下……」
床に広がる赤い血の海に横たわる愛しい人…
「殿下!!殿下!!」
私が欲をかいたからだ。
頭の景色の中の私も…
そして今の私も…
自分の想いばかりで殿下のことを考えていなかった。
殿下の葬儀が終わって数日経った頃、
リボーン王国の後継者である姫が王印と共に帰還したと知らせが入った。
「殿下……私が…指輪のことを話していたら…」
殿下の墓前でただ泣き続けた。
心の何処かで落ちぶれた殿下の姿を望んでいた。
くだらない愛を選び、日々の暮らしにも困窮している姿を…
でも現実は違っていた。殿下は愛を選んだことを悔いてはいないし、その愛を救うためだけに私に助けを求めたのだ。
成年になった殿下は前よりもたくましく、美しくなっていた。
それにしてもこの禍々しい空気は…
「たかが女一人のため国を捨てた愚かな殿下だけあって、まさか厄災まで育てているとは…呆れて何も言えないわ。」
まさかこんな事になっているなんて…
思いもしなかった。
この国の半分以上の人が生奪の呪いにかかっているのだ。
嫌な予感がする。
生奪を見に禁足地へと足を踏み入れる。
「これは!!」
生奪の木に蕾ができているのだ。
このままだと禍や天変地異が国中に広がる。
ズキン…頭の中の景色が乱れる。
私が…私が……殿下を…
後悔の涙が襲う。
今ならまだ間に合う。
私の手で殿下を不幸にしてはいけない。
きっとまだ間に合うはずだ。
殿下の執務室へと急ぐ。
頭の中の景色の中の私は生奪の開花を止めることは出来なかった。
だから私より魔力の高い殿下を利用した。
私のものにならない殿下を生奪にしたのだ。
私が殿下を殺したのだ。
身勝手に殿下を愛して…
身勝手に殿下を追いかけて…
そして……
頭の中の景色は押し寄せる鼠と蔓延する奇病で倒れていく人々の死体の山で終わる。
執務室の扉を開く
「殿下!!」
「殿下……」
床に広がる赤い血の海に横たわる愛しい人…
「殿下!!殿下!!」
私が欲をかいたからだ。
頭の景色の中の私も…
そして今の私も…
自分の想いばかりで殿下のことを考えていなかった。
殿下の葬儀が終わって数日経った頃、
リボーン王国の後継者である姫が王印と共に帰還したと知らせが入った。
「殿下……私が…指輪のことを話していたら…」
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