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Kaleidoscope
Can't let go
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「女王、つれて参りました。」
彼を見た時、懐かしさで胸がいっぱいになる。
カリアン…
私の護衛騎士で大切な兄のような存在。
ディアを好きになる前は本気でカリアンを侯爵家の養子にした後、婿にしようかと思ったくらいカリアンが好きだった。
『カリアン、いつもつけているその腕輪は何か意味があるの?』
帝国では珍しい細工の腕輪に目をやる。
『私の祖先は今はなき王国の貴族だったらしいのですが…
そこの王女様から褒美としてもらったそうです。
守護の加護がついているとかで、護衛騎士になった私の身を案じて祖父がくれたのですが…』
「王女様、こちらが燃え盛る炎の中から村人を救ったカリアン・ビクター伯です。」
思わず笑みがこぼれる。
カリアンの正義感はご先祖様ゆずりなのね。
私の知っているカリアンより少し線の細いカリアン伯は村人を守るため焼け落ちた瓦礫を頭部に受け光を失った。
「カリアン伯、自らの危険を顧みずに村人を救った勇気と愛に敬意と感謝をこめて…」
私は跪くカリアン伯の
前に立つと、カリアン伯のおでこに軽く口づける。
カリアンの身体が淡く光を放つ。
「あぁ…信じられない…
見えます。
見えるんです……
女王様…ありがとうございます。
本当にありがとうございます…」
カリアンはどうなったのかしら?
私がディアーと共に生奪を倒しに行ってから…
!!!
何故忘れていたんだろう...
私とカリアンは主従の誓いを交わしている。
私が死んだとしたらカリアンも……
「女王様……こちらを」
従者が私にカリアンへの褒美としてわたす。勲章が入った箱を渡す。
あっ…勲章の細工がカリアンがいつも身につけていた腕輪と同じことに気がつく。
前世ではカリアンを守ることが出来なかった。
でも今は……
私は勲章に守護の加護をかける。
「カリアン・ビクター、これからも民のため、王国のため…どうかその真っ直ぐな想いを大切にして下さい。」
カリアン伯の手に勲章を渡すと玉座へと戻る。
もう前世のカリアンと会うことはない。
改めて前世とは違う道を辿っている事を再認識する。
ここでの私とカリアン伯の縁はここまでだ。
一緒にクレープを食べたり、剣を学んだり…
ましてキスをすることはない。
あの眩しかった日々には二度と戻れない。
カリアン伯が深々と頭を下げて部屋を出ていく。
「幸せに……」
声にならない心の声で私は私の護衛騎士で大好きだった兄のようなカリアンに別れを告げた。
帝国からの手紙に目を通す。
左手の薬指がズキズキと痛む。
この世界では私とディアが結ばれることはない。
わかっているのに私は未練たらしく前世のカケラを拾い上げる。
帝国からの知らせで二日後、私はディアがくれた指輪を壊す事が決まった。
彼を見た時、懐かしさで胸がいっぱいになる。
カリアン…
私の護衛騎士で大切な兄のような存在。
ディアを好きになる前は本気でカリアンを侯爵家の養子にした後、婿にしようかと思ったくらいカリアンが好きだった。
『カリアン、いつもつけているその腕輪は何か意味があるの?』
帝国では珍しい細工の腕輪に目をやる。
『私の祖先は今はなき王国の貴族だったらしいのですが…
そこの王女様から褒美としてもらったそうです。
守護の加護がついているとかで、護衛騎士になった私の身を案じて祖父がくれたのですが…』
「王女様、こちらが燃え盛る炎の中から村人を救ったカリアン・ビクター伯です。」
思わず笑みがこぼれる。
カリアンの正義感はご先祖様ゆずりなのね。
私の知っているカリアンより少し線の細いカリアン伯は村人を守るため焼け落ちた瓦礫を頭部に受け光を失った。
「カリアン伯、自らの危険を顧みずに村人を救った勇気と愛に敬意と感謝をこめて…」
私は跪くカリアン伯の
前に立つと、カリアン伯のおでこに軽く口づける。
カリアンの身体が淡く光を放つ。
「あぁ…信じられない…
見えます。
見えるんです……
女王様…ありがとうございます。
本当にありがとうございます…」
カリアンはどうなったのかしら?
私がディアーと共に生奪を倒しに行ってから…
!!!
何故忘れていたんだろう...
私とカリアンは主従の誓いを交わしている。
私が死んだとしたらカリアンも……
「女王様……こちらを」
従者が私にカリアンへの褒美としてわたす。勲章が入った箱を渡す。
あっ…勲章の細工がカリアンがいつも身につけていた腕輪と同じことに気がつく。
前世ではカリアンを守ることが出来なかった。
でも今は……
私は勲章に守護の加護をかける。
「カリアン・ビクター、これからも民のため、王国のため…どうかその真っ直ぐな想いを大切にして下さい。」
カリアン伯の手に勲章を渡すと玉座へと戻る。
もう前世のカリアンと会うことはない。
改めて前世とは違う道を辿っている事を再認識する。
ここでの私とカリアン伯の縁はここまでだ。
一緒にクレープを食べたり、剣を学んだり…
ましてキスをすることはない。
あの眩しかった日々には二度と戻れない。
カリアン伯が深々と頭を下げて部屋を出ていく。
「幸せに……」
声にならない心の声で私は私の護衛騎士で大好きだった兄のようなカリアンに別れを告げた。
帝国からの手紙に目を通す。
左手の薬指がズキズキと痛む。
この世界では私とディアが結ばれることはない。
わかっているのに私は未練たらしく前世のカケラを拾い上げる。
帝国からの知らせで二日後、私はディアがくれた指輪を壊す事が決まった。
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