好感度0になるまで終われません。

チョコパイ

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成長

Conspiracy

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リボーン王国が教会の支持を受け神聖国になったことはあっという間に世界中に広まった。

と、同時にライアー帝国がリボーン王国や女王に対しておこなった非道の数々が教会から発行された外交抗議書によって露見する。

「教会を味方につけたのはこの為だったのか?」

ハルモニア公爵がにんまりと笑う。

「お父さんが言ったんでしょ
『損して得を取れ』と…」

教会と交わした誓約書に

“聖女は年に一度、教会の聖獣が選んだ民に聖女の力を使うことが出来る”

誓約書にこの項目をいれたお陰で教会は年に一度、聖女の力を利用することができる。

信者あっての教会だ。
信者を得るにあたって聖女の奇跡を起こす力は教会にとって最大の広告となる。

私にとって教会は隠れ蓑だ。
各国に信者がいる教会はどの国も蔑ろには出来ない。

私の力を悪用されないためにも、また力を正当化させるためにも教会は手中に収めておきたかった。

「あとはライアー帝国がどう出るか…
お手並み拝見ってところかしら…」

聖女の歴史を紐解けば紐解くほど目には見えない力が働いているのでは…?
と、疑うほど歴代の聖女の辿った道は悲惨だ。

そして必ずアモン大陸が関与している。

今回のライアー帝国もアモン大陸の帝国だ。

聖女が誕生する度にアモン大陸から災いがやってくる。

聖女の血肉に奇跡が宿ると口にしたのはアモン大陸から来た商人だった。

聖女は伝染病で苦しむ人々の手によって髪の毛一本も残さず食いつくされた。

他にも聖女の力は奇跡ではなく呪いだと訴え、火あぶりになった聖女もいた。

訴えたのはアモン大陸から来た宣教師だった。

そして私の前の聖女、レイア・セイクリッド。

彼女はアモン大陸にある燃えたぎる火口に落とされた。
山の神を鎮める為に…

調べれば調べるほどアモン大陸と聖女の因縁が浮き彫りになる。

本来なら聖域である王都に住む聖女に危害が及ぶわけがない。

聖なる泉は枯れることなく今もコンコンと湧き出でているのだから


そして気がつく、泉の水をせき止め、囲いを造った造園業者にアモン大陸の技術者がいたことに…

「ルディア殿下のことはどうするつもりですか?」

あの時は自分の感情ばかりが先走って、冷静に考えられなかった。

でも…民を想うディアを私は知っている。

「どうも…しないわ。
いえ、どうにも出来ないわ…」

私はここで祈ることしか出来ない。

ディアが幸せであるように…と。
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