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第四章
第百七十三話 女神マリアステラ 後編
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女神マリアステラ。キュウの目の前に現れた少女は、確かにそう名乗った。
キュウも住んでいた地上の大陸、アクロシア大陸では多くの者が聖マリア教と言う、女神マリアステラを信仰する宗教に関わっている。何せ他の雑多な宗教とは違って、聖マリア教は本当に女神の祝福を賜れるのだ。
「ま、マリアステラ、様?」
「そうそう。それで?」
「それ、で?」
大陸中に信仰される女神に出会ったのだから、大陸の民としては平伏して感謝しなければならない。しかし今のキュウは地上の大陸の民ではない。キュウは天空の民で、キュウにとっての神は、主人だけだ。そのわずかな矜恃が、泣き叫んで逃げ出すことを押し止めた。
それでも畏れを覚えて一歩足を後ろに進めてしまう。マリアステラは不満そうに口を開く。
「そうじゃないでしょ? 私が名乗ったんだから、はい、名乗る!」
「は、はいっ。私は、………………私は、キュウです。天空の大陸を支配するフォルティシモ様の従者です」
地上の大陸の女神マリアステラに対して、キュウは天空の大陸の民だと宣言した。地上の大陸で生きていた、奴隷として売られた何も持たない少女は、もうここには居ない。
だけどそれはそれ。キュウはその場に正座をして、女神マリアステラをできるだけ下から見上げる低姿勢を取った。この状況で立ったまま会話できるほど、キュウの胆力は強くない。
「それにしてもさぁ、アルティマ・ワンに似てるよね? なんで?」
「え? は、はぁ。それは、私にも分からないです。その、皆さん私とアルさんが似ているって言ってくれます。でも、そんなに似ていないと思うので………。アルさんのほうが、凄く魅力的で」
マリアステラは唐突にアルティマとキュウの容姿についての話題を取り上げたため、戸惑いながらも答える。
それについては何度か尋ねられた経験はあるけれど、それはあくまでアルティマ・ワンという主人の従者を知っている者たちからだ。マリアステラから尋ねられる意味が分からない。まるでマリアステラは、主人やアルティマ・ワンをずっと前から知っていたかのような物言いだった。
「あははは、正直だね。でもそうだよね。私やキュウみたいに“見えすぎる”と、正直に言うだけで充分だよね。うんうん。気持ち分かるなぁー」
マリアステラがキュウの両肩をポンポンと叩く。マリアステラはキュウの回答の内容などどうでも良く、キュウが本音で話していたかどうかだけに焦点を当てていた。
「今日は、いえ、あの時、あの、ご主人様の敵だったマウロという人が、私たちを襲おうとした時、助けてくれてありがとうございました」
「いやいや、逆でしょ? 私が魔王様を襲ったんだよ。魔王様を魔王様らしくしようと思ってね。けど、もっと面白いものを見つけた」
マリアステラの瞳がキュウを射貫く。
「キュウのその歪な心と、器に収まり切らずに溢れる力。魔王様と同等か、それ以上に面白そう」
「お、面白い?」
「そう! 面白い! 人も竜も悪魔も神も何もかも、みんな分かってない! 面白さこそが絶対正義! 絶対善! ありとあらゆる世で最も優先されるべき究極の真理なんだよ!」
マリアステラは両手を広げて、その場でクルクルと踊り回って見せた。部屋の水晶がそれに合わせて目映いばかり煌めく。マリアステラの喜びを、万物が祝福しているような感覚を覚えずにはいられない。
キュウに話し掛けた声だけで分かっていたけれど、彼女こそ本物の神だ。同時に深淵の怪物である。
「は、はあ。その、面白かったなら、良かったです」
「えー、それだけ? それだけなの? それだけなんだぁ」
「い、いえ、私の何が、面白いのかが、分からない、です」
「そうだなぁー」
マリアステラが一歩、キュウへ近付く。その表情は笑顔なのに冷たい。
「キュウが“聞こえる”ように私は“見える”。なんでもね。キュウが聞こえないものがないように、私には見えないものはない」
キュウにそんな力はないと否定するのは簡単だ。けれども何故かできなかった。主人と出会ってからどんどん良くなるキュウの耳は、いつか聞こえないものがなくなるかも知れないとさえ、感じていたからだ。
「で?」
「は、はい」
「キュウは私の質問に答えてばかりだけど、そっちからも何かないの? せっかく会いに来てあげたんだよ。ほら、目の前に女神様がいるんだし、駄目元で何かお願いしてみるとか。どうしても聞いておきたいことがあるとかさ」
マリアステラはニヤニヤと笑い、キュウを見つめている。
キュウは心の底から尋ねたいことがある。でもそれを尋ねて良いのか迷っていたので、女神様側から促されて貰えたら、安心して口にできる。
胸に手を当てて緊張を抑え込み、疑問を投げ掛けた。
「私は、ご主人様の下へ、帰れるのでしょうか?」
「え? あー、うん。まあ、用事が終わったら、送るよ」
ほっと息を吐いて姿勢を正す。
「………それだけ?」
「はい」
「ここに居るのだーれだ」
マリアステラが彼女自身を指差した。
「女神マリアステラ、様、です」
「うんうんそうだね」
マリアステラの笑顔がキュウの鼻先に突き付けられた。
「キュウは私の質問に答えてばかりだけど、そっちからも何かないの? せっかく会いに来てあげたんだよ。ほら、目の前に女神様がいるんだし、駄目元で何かお願いしてみるとか。どうしても聞いておきたいことがあるとかさ」
一言一句どころか音程や音階までまったく同じ言葉がキュウの耳へ届く。怒られているのか、呆れられているのか、しかし今のキュウの願いは安全に主人の元へ戻ること以外にない。
「その私にそれだけ?」
「は、はい。その、はい」
「それがキュウの想いの形かぁ。本当に歪だなぁ」
マリアステラの瞳はキュウの何もかもを見通している。
「でも、面白い。しばらくはこっちを視ることにしよう。順当にあれが勝つか、魔王様が超えるか、キュウが塗り替えるか、他にも波乱があるか、面白ければどれでも良い」
マリアステラに対して、キュウは恐怖を感じている。話し掛けられたあの時から、声を聞くだけで震え上がりそうなほどに恐れていた。それは直接会った今も変わらない。むしろ強くなったと言っても良い。
だけどキュウは、今の言葉だけは否定しなければならない。怖いけれど、これだけは伝える。
「いいえ、ご主人様は、絶対に勝ちます。だってご主人様は、女神マリアステラ様だって超える、最強です」
主人が勝つ、主人が最強だ。そう宣言した瞬間、マリアステラは先ほどまでの楽しそうな笑みを引っ込めて、その美しい瞳を瞬かせた。そして口許を三日月に変える。
「あはははははは! あはははははは! いいね! そうだよね! 惚れた男一人くらい信じ切らないと! なんだかよく分からない女神よりも、愛する男を信じたいよね!」
マリアステラが腹を抱えて笑っていた。これが女神マリアステラ本人の言葉でなければ、キュウも恥ずかしさを感じながら笑みを零せただろう。
「よし、じゃあ、キュウは頑張って魔王様を勝たせて。私は別の奴を勝たせるように手を入れるから」
「………え?」
「キュウは耳と愛で、私は目と楽で、好きな参加者を助ける。勝負ってやつ。競い合うなんて久々だから、楽しみだなぁ。面白さが増えちゃったよ」
「ちょ、それはっ!」
「あれ? 足を引っ張ったとか思ってる? 逆だよ逆。今、キュウは魔王様へ最高のアシストをした。本当は本当は、実は実は、近衛翔には神戯に参加する資格なんてなくて、近衛天翔王光こそが選ばれるべきだった。それを指摘したら失格だったけど、たった今、私が約束した。だから、誰にも、何にも文句は言わせない」
女神マリアステラはキュウの行動を褒めていたけれど、何か開けてはならない箱を開いてしまったとしか思えなかった。
「このマリアステラの名を以て、近衛翔の、魔王様の、フォルティシモの神戯への参加を認めよう。そして私がその道を阻もう。成れるものなら、真の神に至ると良い」
キュウは色んな人に出会った。どんな人だって、欲望だったり思惑だったりがあって、後から知れば言動の理由が理解できた。
けれど女神マリアステラは理解できない気がする。自分で参加させておきながら、その者を勝たせないと宣言する。これは、本当に狂っている者の言動ではないだろうか。キュウの恐怖は益々大きくなっていった。
----------------------------------------
ここまでお読み頂きありがとうございます。
これで第四章は完結いたしました。
第五章の更新頻度につきまして、これまでの毎日更新から週三回水土日更新にさせて頂く予定です。
どうかこれからもよろしくお願いいたします。
キュウも住んでいた地上の大陸、アクロシア大陸では多くの者が聖マリア教と言う、女神マリアステラを信仰する宗教に関わっている。何せ他の雑多な宗教とは違って、聖マリア教は本当に女神の祝福を賜れるのだ。
「ま、マリアステラ、様?」
「そうそう。それで?」
「それ、で?」
大陸中に信仰される女神に出会ったのだから、大陸の民としては平伏して感謝しなければならない。しかし今のキュウは地上の大陸の民ではない。キュウは天空の民で、キュウにとっての神は、主人だけだ。そのわずかな矜恃が、泣き叫んで逃げ出すことを押し止めた。
それでも畏れを覚えて一歩足を後ろに進めてしまう。マリアステラは不満そうに口を開く。
「そうじゃないでしょ? 私が名乗ったんだから、はい、名乗る!」
「は、はいっ。私は、………………私は、キュウです。天空の大陸を支配するフォルティシモ様の従者です」
地上の大陸の女神マリアステラに対して、キュウは天空の大陸の民だと宣言した。地上の大陸で生きていた、奴隷として売られた何も持たない少女は、もうここには居ない。
だけどそれはそれ。キュウはその場に正座をして、女神マリアステラをできるだけ下から見上げる低姿勢を取った。この状況で立ったまま会話できるほど、キュウの胆力は強くない。
「それにしてもさぁ、アルティマ・ワンに似てるよね? なんで?」
「え? は、はぁ。それは、私にも分からないです。その、皆さん私とアルさんが似ているって言ってくれます。でも、そんなに似ていないと思うので………。アルさんのほうが、凄く魅力的で」
マリアステラは唐突にアルティマとキュウの容姿についての話題を取り上げたため、戸惑いながらも答える。
それについては何度か尋ねられた経験はあるけれど、それはあくまでアルティマ・ワンという主人の従者を知っている者たちからだ。マリアステラから尋ねられる意味が分からない。まるでマリアステラは、主人やアルティマ・ワンをずっと前から知っていたかのような物言いだった。
「あははは、正直だね。でもそうだよね。私やキュウみたいに“見えすぎる”と、正直に言うだけで充分だよね。うんうん。気持ち分かるなぁー」
マリアステラがキュウの両肩をポンポンと叩く。マリアステラはキュウの回答の内容などどうでも良く、キュウが本音で話していたかどうかだけに焦点を当てていた。
「今日は、いえ、あの時、あの、ご主人様の敵だったマウロという人が、私たちを襲おうとした時、助けてくれてありがとうございました」
「いやいや、逆でしょ? 私が魔王様を襲ったんだよ。魔王様を魔王様らしくしようと思ってね。けど、もっと面白いものを見つけた」
マリアステラの瞳がキュウを射貫く。
「キュウのその歪な心と、器に収まり切らずに溢れる力。魔王様と同等か、それ以上に面白そう」
「お、面白い?」
「そう! 面白い! 人も竜も悪魔も神も何もかも、みんな分かってない! 面白さこそが絶対正義! 絶対善! ありとあらゆる世で最も優先されるべき究極の真理なんだよ!」
マリアステラは両手を広げて、その場でクルクルと踊り回って見せた。部屋の水晶がそれに合わせて目映いばかり煌めく。マリアステラの喜びを、万物が祝福しているような感覚を覚えずにはいられない。
キュウに話し掛けた声だけで分かっていたけれど、彼女こそ本物の神だ。同時に深淵の怪物である。
「は、はあ。その、面白かったなら、良かったです」
「えー、それだけ? それだけなの? それだけなんだぁ」
「い、いえ、私の何が、面白いのかが、分からない、です」
「そうだなぁー」
マリアステラが一歩、キュウへ近付く。その表情は笑顔なのに冷たい。
「キュウが“聞こえる”ように私は“見える”。なんでもね。キュウが聞こえないものがないように、私には見えないものはない」
キュウにそんな力はないと否定するのは簡単だ。けれども何故かできなかった。主人と出会ってからどんどん良くなるキュウの耳は、いつか聞こえないものがなくなるかも知れないとさえ、感じていたからだ。
「で?」
「は、はい」
「キュウは私の質問に答えてばかりだけど、そっちからも何かないの? せっかく会いに来てあげたんだよ。ほら、目の前に女神様がいるんだし、駄目元で何かお願いしてみるとか。どうしても聞いておきたいことがあるとかさ」
マリアステラはニヤニヤと笑い、キュウを見つめている。
キュウは心の底から尋ねたいことがある。でもそれを尋ねて良いのか迷っていたので、女神様側から促されて貰えたら、安心して口にできる。
胸に手を当てて緊張を抑え込み、疑問を投げ掛けた。
「私は、ご主人様の下へ、帰れるのでしょうか?」
「え? あー、うん。まあ、用事が終わったら、送るよ」
ほっと息を吐いて姿勢を正す。
「………それだけ?」
「はい」
「ここに居るのだーれだ」
マリアステラが彼女自身を指差した。
「女神マリアステラ、様、です」
「うんうんそうだね」
マリアステラの笑顔がキュウの鼻先に突き付けられた。
「キュウは私の質問に答えてばかりだけど、そっちからも何かないの? せっかく会いに来てあげたんだよ。ほら、目の前に女神様がいるんだし、駄目元で何かお願いしてみるとか。どうしても聞いておきたいことがあるとかさ」
一言一句どころか音程や音階までまったく同じ言葉がキュウの耳へ届く。怒られているのか、呆れられているのか、しかし今のキュウの願いは安全に主人の元へ戻ること以外にない。
「その私にそれだけ?」
「は、はい。その、はい」
「それがキュウの想いの形かぁ。本当に歪だなぁ」
マリアステラの瞳はキュウの何もかもを見通している。
「でも、面白い。しばらくはこっちを視ることにしよう。順当にあれが勝つか、魔王様が超えるか、キュウが塗り替えるか、他にも波乱があるか、面白ければどれでも良い」
マリアステラに対して、キュウは恐怖を感じている。話し掛けられたあの時から、声を聞くだけで震え上がりそうなほどに恐れていた。それは直接会った今も変わらない。むしろ強くなったと言っても良い。
だけどキュウは、今の言葉だけは否定しなければならない。怖いけれど、これだけは伝える。
「いいえ、ご主人様は、絶対に勝ちます。だってご主人様は、女神マリアステラ様だって超える、最強です」
主人が勝つ、主人が最強だ。そう宣言した瞬間、マリアステラは先ほどまでの楽しそうな笑みを引っ込めて、その美しい瞳を瞬かせた。そして口許を三日月に変える。
「あはははははは! あはははははは! いいね! そうだよね! 惚れた男一人くらい信じ切らないと! なんだかよく分からない女神よりも、愛する男を信じたいよね!」
マリアステラが腹を抱えて笑っていた。これが女神マリアステラ本人の言葉でなければ、キュウも恥ずかしさを感じながら笑みを零せただろう。
「よし、じゃあ、キュウは頑張って魔王様を勝たせて。私は別の奴を勝たせるように手を入れるから」
「………え?」
「キュウは耳と愛で、私は目と楽で、好きな参加者を助ける。勝負ってやつ。競い合うなんて久々だから、楽しみだなぁ。面白さが増えちゃったよ」
「ちょ、それはっ!」
「あれ? 足を引っ張ったとか思ってる? 逆だよ逆。今、キュウは魔王様へ最高のアシストをした。本当は本当は、実は実は、近衛翔には神戯に参加する資格なんてなくて、近衛天翔王光こそが選ばれるべきだった。それを指摘したら失格だったけど、たった今、私が約束した。だから、誰にも、何にも文句は言わせない」
女神マリアステラはキュウの行動を褒めていたけれど、何か開けてはならない箱を開いてしまったとしか思えなかった。
「このマリアステラの名を以て、近衛翔の、魔王様の、フォルティシモの神戯への参加を認めよう。そして私がその道を阻もう。成れるものなら、真の神に至ると良い」
キュウは色んな人に出会った。どんな人だって、欲望だったり思惑だったりがあって、後から知れば言動の理由が理解できた。
けれど女神マリアステラは理解できない気がする。自分で参加させておきながら、その者を勝たせないと宣言する。これは、本当に狂っている者の言動ではないだろうか。キュウの恐怖は益々大きくなっていった。
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これで第四章は完結いたしました。
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