廃課金最強厨が挑む神々の遊戯

葉簀絵 河馬

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アフターストーリー

第四百八十一話 三台目 アルティマとダアトとリースロッテ

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 アルティマ、ダアト、リースロッテの三人は、都内でレトロゲームから最新機種まで扱っているゲームショップへやって来ていた。地上三階建ての店舗には、携帯ゲームやテレビゲームの本体からソフトまでが所狭しと並べられている。

 今時VRゲーム以外に取り揃えているゲームショップは珍しく、リースロッテの現代リアルワールドでの目的地がこの販売店だった。リースロッテはフォルティシモから貰ったデビットカードを人差し指でクルクルと回しながら、楽しそうにソフトを見定めている。

 アルティマはさほどゲームに興味がなく、入店からすぐに店内の休憩スペースで待機している。ダアトは陳列方法や売れ筋の告知方法、店内の照明や空調などを調べてから休憩スペースへやって来た。

「ダアがリースの用事を先に済まそうと言ったのは意外だったのじゃ」

 休憩スペースとは言えゲーム販売店のそれなので、長椅子がいくつかと飲み物の自動販売機が設置されているだけである。ダアトは自動販売機でペットボトルのお茶を二つ買って、片方をアルティマへ放り投げた。

「そう? まあ私は普段、リースを気遣うなんてしないからね」
「ありがたく貰うのじゃ」

 こうしてアルティマへ飲み物をご馳走するくらいは、ダアトも先輩らしいところがある。只のがめつい商人ではない。

 初めて飲む現代リアルワールドのお茶は、異世界ファーアースで飲むお茶と何が違うのか良く分からなかった。

「そういえば、ダアのことじゃから、ただ堂々と主殿の前へあの荷物を持ってきた訳ではないのじゃろう?」

 ダアトは異世界ファーアースから、貴金属や宝石類をリュックサック一杯に持ち込んだ。それはフォルティシモもゼノフォーブフィリアも裏切るような行為に見える。

 しかしダアトは、そういうことにフォルティシモ以上に敏感のはずだ。むしろ密輸入そういうことをするフォルティシモを諫めるのがダアトの役割になる。

 商売を広げる際、現地の国の法律や文化は無視できない重要な要素。まして為政者、この場合はその世界の神の意向に逆らうなど、以ての外のはずだ。

 抜け穴や多面的解釈は大好きでも、犯罪はしない。ブラックは何を言っても黒だが、グレーとホワイトは同一色が信条である。

 ダアトは買ったばかりのペットボトルのお茶をごくごくと飲む。「おお、美味い」と言って、お茶のラベルからメーカーを確認していた。

「どうなのじゃ?」
「アルもなかなか成長してるじゃん」
「しかし、何をするつもりなのじゃ? きんを持ち込んで換金すれば、一財産になるのじゃろうが、ダアがそれで満足するとは思えないのじゃ」

 ダアトはアルティマの質問に対して、ニヤリと邪悪な笑みを見せた。アルティマはその理由を、すぐに知ることとなる。



 ◇



 ダアトはゲームショップの休憩スペースで、自動販売機で買ったお茶を飲み終え、空のペットボトルをゴミ箱へ入れた。

 アルティマの怪しむような視線を飄々と受け流し、懐から取り出した手帳を確認する。コンピュータではなく紙の手帳にしたのは、異世界ファーアースのスキルで作れるコンピュータは魔力MPを消費して動作するタイプなので、こっちの世界では動かないためだ。

 キュウやラナリアが使っていたそれらも、元の世界へ置いて来て、代わりのスマホを渡されている。ちなみにスマホを持つと、エンシェントやセフェールに覗き見される可能性が高くなるので、丁重にお断りしてある。

 そんなダアトの手帳には、国内有数の企業の名称と、その社員の名前と連絡先がズラリと書かれていた。キャロルが届けている手紙を託したプレイヤーたちから聞き出した連絡先である。

 ダアトはまずはエネルギー関連企業と半導体関連企業へ狙いを定めた。

 エルフたちへ好みの樹木と湖のある土地を『浮遊大陸』へ作成したように、フォルティシモの【領域制御】は世界を操れる。

 つまり化石燃料も天然ガスもレアメタルも金も無限。掘って掘って掘り尽くしたら、フォルティシモが【領域制御】で完全回復してくれるのだ。現代リアルワールドのどの会社と交渉しても、圧倒的なアドバンテージで契約できるに違いない。

 なお本当は無限ではなく、信仰心エネルギーが必要だが、ダアトの知ったことではない。

 これに比べたらリュックサックの中身が産み出す富など、雀の涙のようなもの。

「いやダアよ、それならば別にリュックサックを持って、目立つ必要などなかったのじゃ」
「まあね。あの中身も、ピアさんとマグ、ラナに半分くらいあげちゃったしね。でも私が何も持ち込まない、なんてフォルさんたちに不審がられるじゃん?」
「否定できないのじゃ」

 アルティマと笑い合っていると、時計がダアトの目的の時間を指した。

「お待たせー! 待った? 魔王様の四番目の従者ダアト!」

 ダアトとアルティマだけだった休憩スペースへ、別の人影が現れる。

「いえいえ、後輩たちの面倒を見ていたので、全然待っていませんよ」
「って、違うでしょう? 私たちは、偶然、ゲームショップで出会っちゃったって話だったじゃん。魔王様に怒られるよー」
「くーーー! どこから突っ込めば良いですかね? お待たせって言ったのそっちですよ? それに未来視の力を持つあなたが、偶然とか言っちゃいます?」
「は? どういうことなのじゃあああぁぁぁーーー!?」

 虹色に輝く瞳を持つ女神が、ぶんぶんと手を振りながらゲームショップの休憩スペースへやって来た。

 ダアトとアルティマは女神を出迎える。



 ◇



 アルティマは混乱の極みにあった。

「どうしたの? 六番目の従者アルティマ・ワン。ゲームを買いに来たら偶然鉢合わせするなんて、よくあることでしょ?」

 突如としてゲームショップに現れた虹色に輝く瞳を持つ女神は、ヒジャブを被った光の女神を従者のように扱い、自動販売機で購入した林檎ジュースを口にした。

「あ、そうだ。今度キュウの尻尾と触り比べさせてくれない? 二人共タマのデータが元になってるんだけど、どう違うのか触ってみたい。そして、触り比べしたことを魔王様に伝えて、怒らせたい」

 事実を切り取れば、神々の最大派閥の一つ<星>の頂点である母なる星の女神マリアステラが、太陽神ケペルラーアトゥムと共にゲームショップに現れた。

 フォルティシモとゼノフォーブフィリアは、マリアステラと戦うための会談をしているはず。

 そのマリアステラは、ここに居る。

「何を、何をやっているのじゃ、ダア!? マリアステラなのじゃ!?」
「アルの驚きも分かるよ。でも政治とビジネスは分けて考えなきゃ駄目だ。人間の戦争だって、戦争中の国へ行き来する人も居るし、食糧とかエネルギーとか必要な取引はする。まして、私たちがマリアステラさんから被った実害って、キュウを勝手に連れて行かれただけ。フォルさんは許さないかも知れないけど、それで私たちの国、引いては私たちの世界の豊かさを決めるのはどうかと思う」

 アルティマの心情的には、キュウを誘い出したマリアステラを倒したい側だ。同じ狐人族だし、キュウは誰よりもアルティマを先輩として敬ってくれる。

「それにフォルさんとマリアステラさんが戦うとは言え、お互いに完全に滅びるまでやるはずがないでしょ? フォルさんが完全完璧に勝ったとして、マリアステラさんの<星>が支配する世界すべてを、何兆どころか何京にも登るビジネス市場………じゃなくて命を、すべて滅ぼす? フォルさんはやらないでしょ」

 現実世界は勇者が魔王を倒せば、すべてが幸福で終わる世界ではない。魔王を倒し、子供も老人も病人も非戦闘員も含めたすべての魔物を虐殺して、八方万事収まるならどんなに簡単なことか。

「だったら、フォルさんの従者として、戦後を見据えて動いておかないとね。これは裏切りじゃない。むしろフォルさんの勝利を誰よりも信じているからこそ、戦う前から根回しをしておく戦略だ!」
「い、いやしかし、マリアステラは、ダアへ復讐すると言ったはずなのじゃ! マグが聞いていたのじゃ! どんな取引を約束したのかは分からんが、ダアが騙されているかも知れないのじゃ!」
「あははは、そうだね。私は魔王様の従者の中で、四番目の従者ダアトが一番嫌いだ。でも、私がそんなこと言うのは、すごく珍しいんだよ。それだけ四番目の従者ダアトは、私の欲しいものを的確に用意して、相場よりも割高で売りつけてくるからね」

 アルティマがダアトを見る。ダアトはサムズアップを返した。ダアトにとっては、マリアステラも取引相手に過ぎない。商売の基本はWIN-WINであり、相手が未来視を持っているのは、むしろプラスだと思っているらしい。

「おかえり、良いゲームは買えた? 八番目の従者リースロッテ」

 買い物を終えたリースロッテが両手に大きな袋を抱え休憩スペースへやって来た。リースロッテはマリアステラの姿を見て、表情は崩さなかったものの、不愉快そうにジロリと睨む。

「なんでいる?」
「私は遊戯ゲームが大好きだから。どう? 今買って、最初にやろうと思ってるそれ、私はかなりやり込んでるよ。次に会った時に、対戦しない?」
「フォルが良いって言ったら」
「それじゃあ、それまでに強くなっておいてね」

 マリアステラがゲームの攻略を教えようとして、リースロッテが「ネタバレしたら弁償しろ」と返している。マリアステラはリースロッテのツインテールを掴み、ぶんぶんと振り回した。リースロッテの表情が曇る。

 アルティマは状況をフォルティシモへメッセージとして送ったが、すぐに返信はなかった。フォルティシモにはエンシェントも一緒のはずなので、エンシェントにも緊急事態だと連絡したものの、やはりメッセージに既読さえ付かない。

 どうやらフォルティシモとキュウも“予定通り”の状況らしい。

 アルティマは混乱する頭を、“<星>の誰かが接触してくる”のは予定通りだと言い聞かせて落ち着ける。異世界ファーアースはフォルティシモの世界だから、そう簡単に別の勢力が入って来ることはない。しかし現代リアルワールドは違うため、<星>の誰かがやって来ると考えられていた。

 その中でも、この三人の誰かが選ばれるとも予想されている。

 ダアトは見ての通り、対外交渉に積極的なので言うまでもない。アルティマ、リースロッテは単独での戦闘能力が高く、一次接触には向かない相手に見える。しかし逆の見方をすれば、フォルティシモへ敵意の無いことを示せるという重要な面もあった。

 エンシェントとセフェールはフォルティシモに近すぎる。つうは<最強>には内政外交のどちらにも関わっていない。マグナとキャロルは交渉をするタイプではない。ラナリアは向いているけれど、非戦闘員だ。キュウが一人のところを狙えば、フォルティシモが激怒して交渉にならない。

 それがマリアステラ本人なのは予想外過ぎるけれど、まだ作戦通り。

 アルティマはマリアステラの虹色の瞳を見ながら、焦りの中に強敵との戦いの最前線に居る緊張感を覚えていた。
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