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訪問するタイミングぐらい考えなさいよ!
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「メギスやグリンダは私をバケモノだなんて言わないでしょうね。それでも他の人は、なんと思うか……」
「メアリー、それは自分で決めることよ。たしかに、貴方を悪く言う人もいるでしょうけど全員ではないわ。今後、味方が増えるのか、それとも敵が増えるのか……決めるのは貴方自身よ」
メアリーは、ふとイセルのことを思い出した。
回帰前では私のことなど眼中に無かったイセルが現在では、”家族として”私を心配してくれるようになった。
原因はきっと庭園での出来事。
私がとった行動のおかげで、回帰前と比べて状況は少しずつ良くなっている。
彼女の言う通りかもしれない。
誇り高きターレンバラの令嬢として見られるか。
忌まわしいバケモノとして見られるか。
決めるのは私自身なのだ。
「ありがとう。ちょっと元気出た」
「それは良かったわ。泣いていたらせっかくの可愛い顔が台無しだもの」
メアリーが湖の近くにあった丸太に腰掛けると、妖精も隣に座った。
「貴方は誰?」
妖精は恥ずかしそうに頬を染めながら、答える。
「名前なんて、とうの昔に忘れちゃったわ。誰も呼んでくれないから」
***
一気に意識が夢から現実世界に戻り、メアリーは飛び起きる。
全身からは冷や汗が流れていた。
なんだか、どこか懐かしいような、恐ろしいような、不思議な夢を見ていた気がする。
そうだ、夢の中でメギスとグリンダに合うように言われた気がする。
メアリーはベッドから降り、月明かりを頼りに机の上にあるランプを手に取る。ロウソクを刺してから呪文を唱えると、ランプに火が灯った。
やっぱり魔法は便利ね。
マッチを使う手間が省けたわ。
次は戸棚から便箋と封筒を取り出す。
羽根ペンにインクをつけ、質のいい紙に文字を綴った。
内容を端的に言うと「直接話したいことがあるから時間がある時に来て欲しい」というものだ。
この手紙を送る先はメギス。
次にグリンダ宛の手紙も書く。
「どうしましょう。素直に貴方と話したいと伝えるのも恥ずかしいし……ひとまず、散歩にでも誘っておきましょう」
最後に封蝋をしてから、メギスに送る手紙の方にだけ魔法をかける。
封筒の姿が紙で出来た白鳥へと代わる。
「メギスのところに行って。今は寝ているだろうから、机の上にでも乗っ朝まで待っていてちょうだい」
メアリーが指示を出しながら窓を開けると、白鳥は頷いてから目にも止まらぬスピードで窓の外に飛び出して行った。さて、急に雨が降り出さないといいけど。
メアリーは欠伸をしてからベッドの端に座る。
心做しか気持ちが少し楽になった気がするわ。今夜はよく眠れそうね……。
月を眺めながら背伸びをしていると、突如、部屋の中を光が満たした。
「メアリー、大丈夫か?」
暗闇の中で突然の発光。
大体、いつも冷静沈着なメアリーでも流石に目が眩む。
「ちょっと、なによ」
目を擦りながら光がした方を見ると、星空の模様が描かれたローブをまとったメギスが、部屋の中に立っていた。
「全然、大丈夫じゃないわよ」
メアリーは赤面しながら、ネグリジェ姿の体をかけ布で隠す。
お父様にですらネグリジェ姿を見せたことはないのに。
「というか、なんでこんな深夜に起きているのよ!」
「それは、お前も人の事言えないだろ!」
たしかに。
言われてみれば、その通りだ。
「ともかく、済まなかったな。お前のことが心配で、つい……」
メギスは動揺しているのか目を泳がせながら謝罪した。
「また日を改めて伺うよ」
メギスが指パッチンをするべく、片手を上げた、その時。メアリーが声を振り上げ、静止する。
「待って。この時間帯なら盗み聞きされるリスクが一番少ないから好都合だわ」
覚悟を決めたメアリーはクリスから聞いた話を、メギスに語り始めた。
「メアリー、それは自分で決めることよ。たしかに、貴方を悪く言う人もいるでしょうけど全員ではないわ。今後、味方が増えるのか、それとも敵が増えるのか……決めるのは貴方自身よ」
メアリーは、ふとイセルのことを思い出した。
回帰前では私のことなど眼中に無かったイセルが現在では、”家族として”私を心配してくれるようになった。
原因はきっと庭園での出来事。
私がとった行動のおかげで、回帰前と比べて状況は少しずつ良くなっている。
彼女の言う通りかもしれない。
誇り高きターレンバラの令嬢として見られるか。
忌まわしいバケモノとして見られるか。
決めるのは私自身なのだ。
「ありがとう。ちょっと元気出た」
「それは良かったわ。泣いていたらせっかくの可愛い顔が台無しだもの」
メアリーが湖の近くにあった丸太に腰掛けると、妖精も隣に座った。
「貴方は誰?」
妖精は恥ずかしそうに頬を染めながら、答える。
「名前なんて、とうの昔に忘れちゃったわ。誰も呼んでくれないから」
***
一気に意識が夢から現実世界に戻り、メアリーは飛び起きる。
全身からは冷や汗が流れていた。
なんだか、どこか懐かしいような、恐ろしいような、不思議な夢を見ていた気がする。
そうだ、夢の中でメギスとグリンダに合うように言われた気がする。
メアリーはベッドから降り、月明かりを頼りに机の上にあるランプを手に取る。ロウソクを刺してから呪文を唱えると、ランプに火が灯った。
やっぱり魔法は便利ね。
マッチを使う手間が省けたわ。
次は戸棚から便箋と封筒を取り出す。
羽根ペンにインクをつけ、質のいい紙に文字を綴った。
内容を端的に言うと「直接話したいことがあるから時間がある時に来て欲しい」というものだ。
この手紙を送る先はメギス。
次にグリンダ宛の手紙も書く。
「どうしましょう。素直に貴方と話したいと伝えるのも恥ずかしいし……ひとまず、散歩にでも誘っておきましょう」
最後に封蝋をしてから、メギスに送る手紙の方にだけ魔法をかける。
封筒の姿が紙で出来た白鳥へと代わる。
「メギスのところに行って。今は寝ているだろうから、机の上にでも乗っ朝まで待っていてちょうだい」
メアリーが指示を出しながら窓を開けると、白鳥は頷いてから目にも止まらぬスピードで窓の外に飛び出して行った。さて、急に雨が降り出さないといいけど。
メアリーは欠伸をしてからベッドの端に座る。
心做しか気持ちが少し楽になった気がするわ。今夜はよく眠れそうね……。
月を眺めながら背伸びをしていると、突如、部屋の中を光が満たした。
「メアリー、大丈夫か?」
暗闇の中で突然の発光。
大体、いつも冷静沈着なメアリーでも流石に目が眩む。
「ちょっと、なによ」
目を擦りながら光がした方を見ると、星空の模様が描かれたローブをまとったメギスが、部屋の中に立っていた。
「全然、大丈夫じゃないわよ」
メアリーは赤面しながら、ネグリジェ姿の体をかけ布で隠す。
お父様にですらネグリジェ姿を見せたことはないのに。
「というか、なんでこんな深夜に起きているのよ!」
「それは、お前も人の事言えないだろ!」
たしかに。
言われてみれば、その通りだ。
「ともかく、済まなかったな。お前のことが心配で、つい……」
メギスは動揺しているのか目を泳がせながら謝罪した。
「また日を改めて伺うよ」
メギスが指パッチンをするべく、片手を上げた、その時。メアリーが声を振り上げ、静止する。
「待って。この時間帯なら盗み聞きされるリスクが一番少ないから好都合だわ」
覚悟を決めたメアリーはクリスから聞いた話を、メギスに語り始めた。
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