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第4部 彼の笑顔を取り戻すため
104.禁断症状の解決法
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イスに座っていた子爵様はご自身のアゴに手を当てながら、立ち上がって私とアルフリードのそばにやってきた。
「意識の混濁状態は脱しましたが、どうやら禁断症状が出てしまっているようですね」
アルコールの禁断症状といえば、何がなんでもお酒を欲し続けてしまう状態のことだろうか……?
私の脳裏には、酒瓶を奪おうとするのを必死に止めようとする、私や皇女様に向かって、完全に闇に堕ちた彼が刃を剥き出しの剣を振り回して、人殺しすら厭わないような凶暴な姿が映し出されてきた。
「ど、どうすれば禁断症状を抑えることが出来ますか!? 私、何でもします……何でもするので教えてください!!」
私はアルフリードにさらに抱きつきながら、必死に頼み込んだ。
「本当に……何でもされますか?」
子爵様は、一瞬、眉間にシワを寄せて難しい顔をされて、念を押すようにこう言われた。
「そうだな。アルフがいなければ皇城の仕事もなかなか進まず、できる限り早く業務に戻ってもらいたい所なのだ。子爵殿、渋らずに方法を教えてくれるか?」
この場でずっと子爵様とアルフリード、そして私のやり取りを見ていた皇女様も、そのように言われた。
「それでは……よく聞いてくださいね。禁断症状は、お酒のことしか考えられない、また体がそれを欲してしまうために抑えることが困難なのです。それを辞めさせるためには、他のものに頭も体も意識を向けさせる必要があります」
ふむふむ、前の世界のアルコール依存症の治療法のことはよく知らないけど、こっちの世界ではそういうふうに治していくんだな。
「以前、医学に関する本で読んだことがあるが、本人が愛着を持っていたり、執着が激しいものほど、意識を向けさせやすいから、効果が高いのではなかったか?」
一緒に来ていた読書家のお父様が声を発した。
「さすが侯爵様ですな。つまり私が言いたいのは、彼がアルコールに走るきっかけとなった執着の正体であるエミリア嬢、あなたに意識を向けさせるのが最も有効的なのですよ」
……そうだよね、私が彼のプロポーズを踏みにじりさえしなければ、ルランシア様が置いて行った大量のお酒たちに溺れるような真似をすることにはならなかった筈だ。
私がアルコールの代わりになって彼を救うことができるっていうなら、それくらい大したことない。
「分かりました。それで、具体的にはどうすればいいのでしょう?」
今のところ大人しく立っているだけのアルフリードの腕に自分の腕をギュッとからめながら、真剣な表情で子爵様に向き合った。
子爵様は私とアルフリードの前を左右に行ったり来たりしながら、話し始めた。
「はい、ではよく聞いてくださいね。まず10分に1回、彼にキスしてください。ちゃんと口にしてくださいね」
ふむふむ。10分に1回、アルフリードにキスをすると……
え……?
ええぇ……!?
「それから、お酒が欲しいと言い出したり、探し始めた時にも同じ事をしてあげてください」
すると、絡めていたはずのアルフリードの腕がスルッと私の腕から抜けて、彼は部屋の扉の方にツカツカと歩き始めた。
「エミリア嬢、今です! 彼はお酒を探しに行こうとしています。身長差があるから、彼の首に正面から腕を回して、下に引き寄せた瞬間にブチュッとしてください!」
突然、オルワルト子爵様はスパルタ部活指導の顧問先生みたいに、気迫のあるお顔をして私になかなか具体的な指示をしてきた。
でも確かに早くしないと、彼の長いコンパス足で遠くに行ってしまったら追いつけなくなってしまう。
私はトタトタトタッと部屋の中を駆けて、アルフリードとその手を掛けようしているドアノブの隙間になんとか滑り込んで、彼の首に腕を回した。
アルフリードは、“なんだ、コイツ?”といった部類の冷めた目つきで私のことを一瞥して、私の回した片方の腕を掴んだ。
それでもめげずに、彼の首を下に引っ張って、降りてきたその口にチュッとキスをした。
すると、彼は動きを止めて、私の腕を掴んでいた手をストンッと下に降ろしてくれた。
「そうです、そうです、その調子です。そのまま手を引っ張って、こちらまで連れてきてください」
うつむいて、無気力な感じでいる彼を下から不安げに覗き込みながら、少しヒンヤリとする私より大きな手を握って、言われた通りに引っ張ってみた。
すると、こんな表現は彼にはマジで失礼かもしれないんだけど、ガンブレッドとかフローリアが手綱を引っ張ると素直に付いてきてくれるみたいに、無抵抗な状態で一緒にトボトボと歩いてきてくれた。
ふーむ。
さっきの出て行くのを止めようとした時の彼の態度といい、私よりお酒の方が大事そうにしかみえなかったけど……案外チューの効力というのは大きいのかもしれない。
そんな治療法があるのかと思ったけど、さすがお医者様だ。
「それから、体の一部が常に触れている状態が最も、理想的なので、今みたいに手を握ってあげたり、さっきみたいに腕に絡まったり、むしろ、ずっと抱き付いたままでもいいですからね」
アルフリードをベッドの所まで連れてきて、肩を下に押し下げて座らせていると、子爵様はそんな事を言ってきた。
「そうか。それでは、アルフが城に上がれるようになったら、漏れなくエミリアも付いてくる、そういうことだな」
されるがままになってるアルフリードがベッドに乗っかり、跳ね除けられた布団を再び足に掛けてあげていると、今度は皇女様がそんな事を言った。
私はこの1週間、アルフリードのことが心配で心配で、彼のことしか考えられなくて、さっきお酒を求めて部屋の外に出て行きそうになった時も、それしか手段がないのならと、脇目も振らずにチューをした。
だけど、今考えてみると……その光景を子爵様だけじゃなくって、この場にいる皇女様、そしてひいてはお父様まで見ちゃってるって事だ。
チラッと彼らを見てみると、皇女様は特段、普段と全く変わらないご様子だけど、お父様は若干、引きつりそうなお顔をしている。
もう、ものすごく昔のような気がするけど、彼が闇に落ちてしまう直前、私はいろんな男の人たちから襲われて、抱きつかれたりしまくって、それが皇城の風紀を乱すというレッテルを貼られて、謹慎処分にされたのだ。
アルフリードはきっとお仕事の関係上、皇太子様の執務室だけじゃなくって、いろんな所に移動するだろうし、そんな彼と10分に1回もチューをしてたら、他の人に四六時中、見られてしまう事態は避けられないよね……
「あ、あの……子爵様の言う通りに皇城でもしていたら、また風紀を乱すことになってしまうんじゃないでしょうか……?」
ベッドのヘッドボードを背もたれ代わりにして、ダラッと寄っかかって頭の後ろで腕を組み始めたアルフリードの横っちょに座って、その腰に抱きつきながら、私は恐る恐る尋ねてみた。
「何を言っているのだ。これは医師公認の歴とした治療行為だろう? それにさっきも言ったが、お兄様とピアノ会話ができるのは限られた人数しかいないから、アルフには早急に業務に復帰してもらいたいのだ」
皇女様は、何の問題もない、といった調子で答えられた。
「エミリア……お前の心配も分かるが、私とラドルフは以前の仕事も並行しながら、側近にも入っているのだよ。アルフリード君の頭脳に問題がないのなら、戻ってもらわねばならない。あとは、その禁断症状を抑えるためにお前が必要ということならば……帝国のためには、止むを得んだろう」
お父様はなぜか、途切れ途切れにツラそうに言葉を発しながら、こめかみを抑えていた。
こうして、アルフリードと私が公然でベタベタしてもいい……というか、むしろベタベタしなきゃならない状況が仕立てられ、職場でもそうしなきゃいけない事が決まってしまった。
だけど、これで彼のアルコール依存治療が上手くいって、その恩恵で彼の笑顔が戻るかもしれない……って思ったら、何が何でも遂行しなくちゃって、恥も外聞も捨てて、頑張る決意を固めた。
と、そんな事を考えている間に、サイドテーブルにある置き時計を見たらもう10分経ってしまっている。
「ア、アルフリード。キス……の時間だよ」
そんな風にする度に声掛けすると、いきなりするよりも注意を向けてくれるので、よりアルコールへ意識が行きにくくなるんだそうだ。
ただ……まだ始めたばかりだから、そう呼びかけても彼は頭の後ろに腕を組んだまま、また窓の方を見て、何の反応もしてくれない。
仕方ないので、彼の顔をこっちに向けさせて、チューをした。
ふぅ……なんだか、アルコールの禁断症状というと暴れちゃったりとかもするイメージがあったからドキドキしてしまうけど、大人しい状態でいてくれるので良かったよ。
このまま様子を見て、3日後に問題なさそうなら皇城へのお勤めを再開することになり、3人はヘイゼル邸を後にして行った。
だけど、その日の夜。
事件は起こった。
**********
エミリア友人の話を「皇女様の女騎士 番外編集」の作品に追加しました。(時系列的に王子様も登場します)
タイトル:ミゼット嬢によるスローライフな令嬢日記
「意識の混濁状態は脱しましたが、どうやら禁断症状が出てしまっているようですね」
アルコールの禁断症状といえば、何がなんでもお酒を欲し続けてしまう状態のことだろうか……?
私の脳裏には、酒瓶を奪おうとするのを必死に止めようとする、私や皇女様に向かって、完全に闇に堕ちた彼が刃を剥き出しの剣を振り回して、人殺しすら厭わないような凶暴な姿が映し出されてきた。
「ど、どうすれば禁断症状を抑えることが出来ますか!? 私、何でもします……何でもするので教えてください!!」
私はアルフリードにさらに抱きつきながら、必死に頼み込んだ。
「本当に……何でもされますか?」
子爵様は、一瞬、眉間にシワを寄せて難しい顔をされて、念を押すようにこう言われた。
「そうだな。アルフがいなければ皇城の仕事もなかなか進まず、できる限り早く業務に戻ってもらいたい所なのだ。子爵殿、渋らずに方法を教えてくれるか?」
この場でずっと子爵様とアルフリード、そして私のやり取りを見ていた皇女様も、そのように言われた。
「それでは……よく聞いてくださいね。禁断症状は、お酒のことしか考えられない、また体がそれを欲してしまうために抑えることが困難なのです。それを辞めさせるためには、他のものに頭も体も意識を向けさせる必要があります」
ふむふむ、前の世界のアルコール依存症の治療法のことはよく知らないけど、こっちの世界ではそういうふうに治していくんだな。
「以前、医学に関する本で読んだことがあるが、本人が愛着を持っていたり、執着が激しいものほど、意識を向けさせやすいから、効果が高いのではなかったか?」
一緒に来ていた読書家のお父様が声を発した。
「さすが侯爵様ですな。つまり私が言いたいのは、彼がアルコールに走るきっかけとなった執着の正体であるエミリア嬢、あなたに意識を向けさせるのが最も有効的なのですよ」
……そうだよね、私が彼のプロポーズを踏みにじりさえしなければ、ルランシア様が置いて行った大量のお酒たちに溺れるような真似をすることにはならなかった筈だ。
私がアルコールの代わりになって彼を救うことができるっていうなら、それくらい大したことない。
「分かりました。それで、具体的にはどうすればいいのでしょう?」
今のところ大人しく立っているだけのアルフリードの腕に自分の腕をギュッとからめながら、真剣な表情で子爵様に向き合った。
子爵様は私とアルフリードの前を左右に行ったり来たりしながら、話し始めた。
「はい、ではよく聞いてくださいね。まず10分に1回、彼にキスしてください。ちゃんと口にしてくださいね」
ふむふむ。10分に1回、アルフリードにキスをすると……
え……?
ええぇ……!?
「それから、お酒が欲しいと言い出したり、探し始めた時にも同じ事をしてあげてください」
すると、絡めていたはずのアルフリードの腕がスルッと私の腕から抜けて、彼は部屋の扉の方にツカツカと歩き始めた。
「エミリア嬢、今です! 彼はお酒を探しに行こうとしています。身長差があるから、彼の首に正面から腕を回して、下に引き寄せた瞬間にブチュッとしてください!」
突然、オルワルト子爵様はスパルタ部活指導の顧問先生みたいに、気迫のあるお顔をして私になかなか具体的な指示をしてきた。
でも確かに早くしないと、彼の長いコンパス足で遠くに行ってしまったら追いつけなくなってしまう。
私はトタトタトタッと部屋の中を駆けて、アルフリードとその手を掛けようしているドアノブの隙間になんとか滑り込んで、彼の首に腕を回した。
アルフリードは、“なんだ、コイツ?”といった部類の冷めた目つきで私のことを一瞥して、私の回した片方の腕を掴んだ。
それでもめげずに、彼の首を下に引っ張って、降りてきたその口にチュッとキスをした。
すると、彼は動きを止めて、私の腕を掴んでいた手をストンッと下に降ろしてくれた。
「そうです、そうです、その調子です。そのまま手を引っ張って、こちらまで連れてきてください」
うつむいて、無気力な感じでいる彼を下から不安げに覗き込みながら、少しヒンヤリとする私より大きな手を握って、言われた通りに引っ張ってみた。
すると、こんな表現は彼にはマジで失礼かもしれないんだけど、ガンブレッドとかフローリアが手綱を引っ張ると素直に付いてきてくれるみたいに、無抵抗な状態で一緒にトボトボと歩いてきてくれた。
ふーむ。
さっきの出て行くのを止めようとした時の彼の態度といい、私よりお酒の方が大事そうにしかみえなかったけど……案外チューの効力というのは大きいのかもしれない。
そんな治療法があるのかと思ったけど、さすがお医者様だ。
「それから、体の一部が常に触れている状態が最も、理想的なので、今みたいに手を握ってあげたり、さっきみたいに腕に絡まったり、むしろ、ずっと抱き付いたままでもいいですからね」
アルフリードをベッドの所まで連れてきて、肩を下に押し下げて座らせていると、子爵様はそんな事を言ってきた。
「そうか。それでは、アルフが城に上がれるようになったら、漏れなくエミリアも付いてくる、そういうことだな」
されるがままになってるアルフリードがベッドに乗っかり、跳ね除けられた布団を再び足に掛けてあげていると、今度は皇女様がそんな事を言った。
私はこの1週間、アルフリードのことが心配で心配で、彼のことしか考えられなくて、さっきお酒を求めて部屋の外に出て行きそうになった時も、それしか手段がないのならと、脇目も振らずにチューをした。
だけど、今考えてみると……その光景を子爵様だけじゃなくって、この場にいる皇女様、そしてひいてはお父様まで見ちゃってるって事だ。
チラッと彼らを見てみると、皇女様は特段、普段と全く変わらないご様子だけど、お父様は若干、引きつりそうなお顔をしている。
もう、ものすごく昔のような気がするけど、彼が闇に落ちてしまう直前、私はいろんな男の人たちから襲われて、抱きつかれたりしまくって、それが皇城の風紀を乱すというレッテルを貼られて、謹慎処分にされたのだ。
アルフリードはきっとお仕事の関係上、皇太子様の執務室だけじゃなくって、いろんな所に移動するだろうし、そんな彼と10分に1回もチューをしてたら、他の人に四六時中、見られてしまう事態は避けられないよね……
「あ、あの……子爵様の言う通りに皇城でもしていたら、また風紀を乱すことになってしまうんじゃないでしょうか……?」
ベッドのヘッドボードを背もたれ代わりにして、ダラッと寄っかかって頭の後ろで腕を組み始めたアルフリードの横っちょに座って、その腰に抱きつきながら、私は恐る恐る尋ねてみた。
「何を言っているのだ。これは医師公認の歴とした治療行為だろう? それにさっきも言ったが、お兄様とピアノ会話ができるのは限られた人数しかいないから、アルフには早急に業務に復帰してもらいたいのだ」
皇女様は、何の問題もない、といった調子で答えられた。
「エミリア……お前の心配も分かるが、私とラドルフは以前の仕事も並行しながら、側近にも入っているのだよ。アルフリード君の頭脳に問題がないのなら、戻ってもらわねばならない。あとは、その禁断症状を抑えるためにお前が必要ということならば……帝国のためには、止むを得んだろう」
お父様はなぜか、途切れ途切れにツラそうに言葉を発しながら、こめかみを抑えていた。
こうして、アルフリードと私が公然でベタベタしてもいい……というか、むしろベタベタしなきゃならない状況が仕立てられ、職場でもそうしなきゃいけない事が決まってしまった。
だけど、これで彼のアルコール依存治療が上手くいって、その恩恵で彼の笑顔が戻るかもしれない……って思ったら、何が何でも遂行しなくちゃって、恥も外聞も捨てて、頑張る決意を固めた。
と、そんな事を考えている間に、サイドテーブルにある置き時計を見たらもう10分経ってしまっている。
「ア、アルフリード。キス……の時間だよ」
そんな風にする度に声掛けすると、いきなりするよりも注意を向けてくれるので、よりアルコールへ意識が行きにくくなるんだそうだ。
ただ……まだ始めたばかりだから、そう呼びかけても彼は頭の後ろに腕を組んだまま、また窓の方を見て、何の反応もしてくれない。
仕方ないので、彼の顔をこっちに向けさせて、チューをした。
ふぅ……なんだか、アルコールの禁断症状というと暴れちゃったりとかもするイメージがあったからドキドキしてしまうけど、大人しい状態でいてくれるので良かったよ。
このまま様子を見て、3日後に問題なさそうなら皇城へのお勤めを再開することになり、3人はヘイゼル邸を後にして行った。
だけど、その日の夜。
事件は起こった。
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