のほほん異世界暮らし

みなと劉

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52 新しい収穫祭の計画

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村で菜種油の活用法が広まり、生活に新たな風が吹き込まれたことで、村人たちの間に感謝の気持ちが高まっていた。そこで、村長が提案したのは、菜の花と菜種油を祝う新しい収穫祭だった。

「菜の花を育て、菜種油を作り、それを食事や生活に活かせるようになった。この恵みをみんなで祝い、感謝の気持ちを表す収穫祭を開こう!」

村長の言葉に村人たちは賛同し、さっそく準備が始まった。僕もこの祭りを成功させるために、みんなと一緒にアイデアを出し合った。

「せっかくの収穫祭だし、みんなで一緒に楽しめる料理を作るのはどうだろう?」

僕の提案で、菜種油を使った料理の出店が開かれることになった。各家庭で自慢の料理が並ぶ予定で、菜種油を活かしたさまざまなメニューが計画された。例えば、風花草と野菜をたっぷり使った炒め物、香ばしく焼いたパンケーキ、そしてサクサクの揚げ物も登場することになった。

さらに、収穫祭を彩るために、村の子どもたちと一緒に菜の花で花飾りを作ることにした。村中に黄色の花が咲き誇り、菜の花畑を再現するように道や会場が飾りつけられる様子は、きっと見事だろう。

「収穫祭の最後には、菜種油を奉納して、感謝の気持ちを神様に伝える儀式も行おう」

村長がそう言うと、村の大人たちが集まり、神殿での奉納儀式の準備も始めた。僕も手伝いながら、収穫の喜びと菜種油の恩恵に感謝する気持ちを胸に抱いていた。

収穫祭当日、村中が活気で溢れていた。香ばしい菜種油の匂いが広がり、村人たちは思い思いに料理を楽しみ、笑顔で会話を交わしていた。子どもたちは菜の花の冠をかぶり、会場を走り回って遊んでいる。

「この菜種油のおかげで、村はますます豊かになったな」

村人たちは口々にそう言い、みんなで感謝の気持ちを分かち合っていた。村長も満足げにうなずき、村がひとつになっている光景を見守っている。

収穫祭の最後に、村の代表者が神殿で菜種油を奉納し、感謝の言葉を述べた。その姿を見守りながら、僕も心の中で神様への感謝を祈っていた。

「この恵みをいつまでも大切にしていきますように」

収穫祭は村の新たな伝統となり、これからも続いていくだろう。村人たちが協力し、喜びを分かち合いながら生きていく――そんな温かい未来を感じた僕は、これからも自然と共に生きることを誓い、新たな一年に向けての準備を始めるのだった。

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