のほほん異世界暮らし

みなと劉

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夜中の出来事と三匹

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夜も更け、静寂に包まれた家の中。月明かりが窓から差し込み、薄暗い部屋をほんのり照らしている。僕はいつも通りルシファンの隣でぐっすり眠っていたが、不意に布団の上で小さな重みを感じて目を覚ました。

「……リッキー?」
目をこすると、そこにはリッキーが僕の胸元にちょこんと座っていた。眠たげにまぶたを開けたまま「ぴっ」と小さな音を鳴らすと、そのまま僕の顔をぺろっと舐めた。どうやら、寂しくなって一緒に寝たくなったらしい。

「仕方ないな、リッキー。」
そっとリッキーを抱き寄せると、彼は満足そうに丸くなって目を閉じた。

そんな静かなひとときも束の間、今度は布団の足元で「ちち!」という声が聞こえた。目をやると、ルシファンが小さな前足で僕の足をトントンと叩いている。どうやら遊び足りないのか、まだ元気が有り余っているようだ。

「ルシファン、もう夜中だよ。寝よう?」
そう言いながら軽く撫でるが、彼は一向に収まる気配がない。仕方なく起き上がり、部屋の隅に置いてある彼の大好きなおもちゃ、木製の小さなボールを手に取った。

「これで遊びたいのか?」
ボールを軽く転がしてやると、ルシファンは大喜びで追いかけ始めた。その姿がなんとも微笑ましく、僕はつい一緒に見入ってしまう。

しばらくすると、今度はシャズナがやってきた。優雅に歩み寄り、静かに僕の膝に飛び乗ると、彼女はくるりと丸くなりながらも何か言いたげに僕を見つめた。

「シャズナ、君も眠れないのか?」
彼女は返事をするように「にゃー」と鳴き、ふわりと尻尾を揺らす。その仕草はどこか気高く、それでいて僕への信頼を感じさせるものだった。

シャズナを撫でながら、三匹の様子を眺める。リッキーは僕の布団でスヤスヤ眠り、ルシファンはボールを追いかけて部屋を走り回る。そしてシャズナは僕の膝の上で、静かに目を閉じる。

しばらくこうして三匹と過ごしているうちに、ルシファンも疲れてきたのか、ボールを咥えたまま僕の足元に倒れ込んだ。静かに寝息を立て始めた彼を布団に戻し、僕も再び横になる。

「やっぱりみんな揃うと落ち着くな。」
シャズナが僕の肩に寄り添い、リッキーが胸元で丸まり、ルシファンが足元で寝息を立てる。この小さな家族がいるだけで、夜の静けさも心地よく感じられる。

外では風が木々を揺らし、時折かすかな音を立てている。しかし、そんな夜の音も三匹と一緒にいると穏やかで温かいものに思えた。

「おやすみ、みんな。また明日も一緒だ。」
小さく呟いて目を閉じると、シャズナが小さく喉を鳴らし、優しく僕の腕に顔を押し当てた。その感触を感じながら、再び深い眠りへと落ちていった。

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