のほほん異世界暮らし

みなと劉

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シャズナはご立腹になった

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カイルと一緒に暮らすようになって、もう二ヶ月が過ぎた。
最初は新しい環境に戸惑うこともあったけど、今ではすっかり馴染んでいる。
三匹もこの家に慣れたようで、それぞれお気に入りの場所を見つけ、気ままに過ごしていた。

そんなある日、僕が椅子に座っていると、シャズナとルシファンが近寄ってきた。
そして、シャズナが僕のお腹あたりをポンポンと叩き始める。

「ん? なんだ?」

僕は首を傾げる。

シャズナは大きく「にゃん!」と鳴いた。
その様子はまるで、「早く子供を見せろ!」とでも言っているようだった。

「いやいや、僕は男だから産めないぞ」

そう言っておくと、シャズナは一瞬固まり、それから「にゃん!!」と強めに鳴いた。
まるで、「なんで早く言わないの!?」と怒っているみたいだ。

一方、ルシファンは最初のやり取りで何かを察したのか、そっと目を逸らしていた。
リッキーも少し離れたところで耳をぴくぴくさせながら、興味なさそうに毛づくろいをしている。

「お前ら……」

僕は呆れつつも、思わず笑ってしまった。
まったく、何を考えているんだか。

そんな僕の様子を見て、カイルがキッチンから顔を出した。

「なんだ? どうした?」

「いや、シャズナがな……」

僕が説明しようとすると、シャズナが「にゃん!」とカイルの方を向いて鳴いた。
その目はまるで、「お前が産ませろ!」とでも言いたげで……

「……は?」

カイルが一瞬固まり、僕は思わず吹き出してしまった。

「だから、僕は男だから無理だって」

「……なんの話してんだお前ら?」

カイルが頭を抱えながら呟く中、シャズナはまだ納得がいかない様子で僕をじっと見つめていた。

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