のほほん異世界暮らし

みなと劉

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スイカと満点の星空を眺めて

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夕食を終え、片付けを済ませた頃には、外はすっかり夜の静けさに包まれていた。

「スイカ、冷えてるかな?」
「もうそろそろ食べごろだろ」

カイルが冷蔵庫からスイカを取り出し、まな板の上に置く。シャズナ、ルシファン、リッキーも興味津々といった様子でキッチンに集まってきた。

「にゃん!」
「はいはい、ちゃんとお前たちの分もあるからな」

包丁を入れると、スイカがぱかっと割れ、瑞々しい赤い果肉が顔を覗かせる。冷えた甘い香りがふわりと広がった。

「おお、いい感じに熟してる」
「やっぱり市場で選んだだけあるな」

カイルと僕でスイカを一口大にカットし、皿に盛りつける。三匹用には小さめに切ったものを用意した。

「はい、どうぞ」

差し出すと、シャズナは興味津々で匂いを嗅ぎ、ぺろっと舐める。そして——

「にゃん!!」

どうやら気に入ったらしく、勢いよくかじりついた。ルシファンとリッキーも、最初は警戒していたが、ひと口食べるとすっかり虜になったようだった。

「お前たち、そんなに気に入ったのか」
「見てみろよ、リッキーなんか種まで食べようとしてるぞ」

慌てて止める僕たちをよそに、三匹は夢中でスイカを食べている。僕とカイルも、ゆっくりとスイカを味わいながら、涼しげな夜の風を感じていた。

「こうやって、みんなで夏を感じられるのっていいな」
「そうだな。暑いのは大変だけど、こういう楽しみもあるし」

スイカを食べ終えた後、僕たちは軒先に並んで座り、夜空を見上げた。満天の星が広がり、風が心地よく頬を撫でる。

「明日は雨か……たまにはのんびりするのも悪くないな」

カイルがぽつりと呟く。僕もそれに頷いた。三匹は満足そうにお腹を丸め、そばでくつろいでいる。

こうして、静かで穏やかな夜が更けていった。

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