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第四章:非法制裁 ― Death Sentence ―
The End of Summer
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「1時間後に、映像や音声の中継に使っていた仮想サーバは消える。それまでに必要なデータが有ればコピーしておいてくれ」
「千代田区」に居る7人の撤退が完了した後、瀾ちゃんは……疲れ切った顔と声で、そう言うと、ベッドに向かった。そして、2段ベッドの下段で、あたしに背を向けて横になった。
この夜だけは……瀾ちゃんがいつも抱いて寝てる恐竜のヌイグルミ達は、ベッドの外に置かれていた。
総帥は、あたしが眼鏡型の端末で撮影した映像を見ていた。
その顔に浮かんでいるのは……冷静なようにも、感情が麻痺したようにも見える表情だ。
「編集すれば……石川智志の息子を『英雄』に……この狼男を誘拐犯の一味に見せ掛けられるな」
「あ……あの……叔母さん……さすがにそれは……」
「ここでは、総帥だろ。とりあえず、編集が終ったら……適当な動画サイトにUPしろ。なるべく複数のサイトにな」
「は……はい……」
「で……問題の2人は何者なんだ?」
「判りません……。あの2人が……『力』を使った時、何の魔力も検知出来ませんでした」
「まさかな……」
「何がですか?」
「まさか……今、私達『魔法使い』は……二十何年か前の科学者達みたいな立場に置かれてるのか? そうか……あの晩の……『本土』から来たヤツのあの私達を舐め切っていた様子……。あいつがやろうと思えば私達など簡単に全滅させる事が出来て……そして、その事をあいつ自身が知っていたなら……嫌でも、それが態度に出る」
「どう云う事ですか?」
「二〇〇一年の9・11で、科学者達が『魔法』や『超能力』の存在を認めざるを得なくなったように……私達も……『魔法使いを超えた魔法使い』『超能力者にとっての超能力者』みたいな連中が居る事を認め……そいつらと戦わねばいけない時代に来てるのかも知れん」
そして数年後、あたしは知る事になった。
この世界は「科学技術の時代である近代」と「魔法の時代である中世」が同居しているだけでは無かった。
更にそこに「神々の戦いが続く神話の時代」も重なっている事を。
あたし達「魔法使い」や、その「使い魔」、あたし達に力を与えてくれている「精霊」「天使」「魔物」「霊的世界の導師」たちとは、全く異質で、天と地ほどの力の差が有る「神々」としか呼べぬ存在が実在し、この世界に大きな影響を与え続けている事を。
「お前は、たまたまクソ金持ちの息子に生まれて……まぁ、頭もかなりいい。私は……たまたま、死んだ姉さんから変な力を受け継いだ。私に出来て、お前に出来ない事も有れば、お前に出来て、私に出来ない事も有る」
香港から来た金持ちの子供は、昨日の晩から泣き続けていた。
「大人になってクソ金持ちになってからも……お前の友達みたいな目に遭う子供を減らす為に……お前に何が出来るかを考え続けろ……。そして……。お前も、お前の友達みたいな事が出来るヤツになれ……」
荒木田さんは、暁の肩に手を置いて、そう言った。
「いい事言うね、あの人も……」
横でその様子を見ていた今村がそう言った。
フェリーの甲板からは、博多の港と町が見えてきていた。
「千代田区」から1㎞ほど離れた「小島」……正確には半径三〇〇mほどの人工浮島。そこには「千代田区」の火葬場と墓地が有った。
あれから1ヶ月以上。今日は秋分の日だった。
「私達の罪をお許し下さい。私達も人を許します。私達を誘惑に陥らせず、悪よりお救い下さい……」
あたしは、正義君と仁愛ちゃんの墓の前で十字を切った。
『それが……人間が「宗教」とやらを必要としている理由なのですね……。私達は……どうやら、人間の心の傷を癒す事は出来ない』
「お姫様」はどこか寂しげに、そう言った。
「あ……あの……」
声の主は、あの晩に出会った「神保町」の見習い魔導師。
「なんで……あんたは来てるのに、勇気のヤツは来ないのかな?」
あたしの声は、自分でも判るほど苛立っていた。
「す……すいません」
「あんたが謝る事じゃないよ」
「直に会うのは初めてだったな……」
その時、別の声。
「え……まさか……」
荒木田さん。高木瀾。そして、もう1人の女の子……あんまり似てないけど、確か瀾の双子の妹。
荒木田さんと瀾の妹は、正義君と仁愛ちゃんの墓に向かって手を合わせ、瀾は深々と頭を下げた。
「これ……来年か再来年に受けてみる気は無いか?」
瀾は、そう言うと、あたしに封筒を渡した。
「何、これ?」
「『千代田区』に居続けるのがツラいなら、出る手が有る。私の親戚が作った会社の研修員制度だ。研修員として働きながら、『本土』の……何なら、外国の大学にも通える。学費と給料と住宅補助が出る」
「考えとくよ。ところでさ……この前さ、何となく推測が付く、って言ってたよね、その……」
「あの馬鹿が、あの時、あんな事をした理由か?」
「それが……勇気さんも……勇気さんに魔法をかけた、あたしの先輩も、さっぱり判らないって……言ってました。だって、あの時、あたしの先輩がかけたのは……むしろ、感情を押える魔法で……」
「神保町」の見習い魔導師は、いつの間にか、勇気の事を「石川さん」じゃなくて「勇気さん」と呼ぶようになっていた。
よりにもよって、最悪のヤツと付き合い出したらしい。
「他人の精神を操れる異能力持ちが自滅や失敗するパターンで多いのは……自分が操ったヤツに何かを判断・選択させた時だ。それも、『自分の意志で判断・選択したような錯覚を与える』んじゃなくて、本当に、相手が自分でよく考えなきゃいけない判断・選択をしないといけない場合だ」
「えっ?」
「そして、私は……自分の感情の一部を一時的に押える自己暗示を使えるが……師匠に言われてるのが……『決断は自己暗示をかける前にやれ。自己暗示をかけた後に何かを決断すると……その決断は確実に狂ったものになる』」
「どう云う事?」
「す……すいません、あたしも良く判りません……」
「その魔導師は……人の心を操る術も使えるが……数有る『使える術』の1つで、人の心を操る術が専門って訳じゃないんだろ?」
「え……え~っと、そうです」
「だとしたら……心を操作する技術のイロハを知らなかった可能性が有る」
「つ……つまり?」
「えっと……あたしの先輩は、何を見落してたんですか?」
「本当は理性的でも合理的でもないのに、自分を理性的で合理的な人間だと勘違いしてるマヌケは、安易に『感情を押えろ』『感情的になるな』なんて言うだろう。だが、感情の暴走が危険なら、理性の暴走も危険な筈だ」
「だから、どう言う事?」
「感情も人間の判断能力の一部だ。生まれ付き感情が無い人間や、何年も感情が麻痺し続けてる人間が居るなら、後天的にその状態に対応した判断が出来るようになっているかも知れない……。しかし、普段、感情が正常に機能している人間が、一時的に感情を無理矢理抑制された状態で……マトモな判断が出来ると思うか?」
「そ……それって……まさか……」
「正確さより判り易さを優先した言い方をすれば……あの馬鹿は、一時的・擬似的なサイコパスに変えられた挙句、自分でもその事に気付いていない状態で、他人を殺傷するかどうかを自分で決めろ、と言われた訳だ……。あの馬鹿を『魔法』で操ろうとしたヤツにとってさえ予想外の事が起きてもおかしくない」
瀾は、見習い魔導師の方を厳しい表情で見た。
「念の為、確認するが……あの馬鹿にかけた心を操作する魔法は……あの後、ちゃんと解いたんだろうな?」
「千代田区」に居る7人の撤退が完了した後、瀾ちゃんは……疲れ切った顔と声で、そう言うと、ベッドに向かった。そして、2段ベッドの下段で、あたしに背を向けて横になった。
この夜だけは……瀾ちゃんがいつも抱いて寝てる恐竜のヌイグルミ達は、ベッドの外に置かれていた。
総帥は、あたしが眼鏡型の端末で撮影した映像を見ていた。
その顔に浮かんでいるのは……冷静なようにも、感情が麻痺したようにも見える表情だ。
「編集すれば……石川智志の息子を『英雄』に……この狼男を誘拐犯の一味に見せ掛けられるな」
「あ……あの……叔母さん……さすがにそれは……」
「ここでは、総帥だろ。とりあえず、編集が終ったら……適当な動画サイトにUPしろ。なるべく複数のサイトにな」
「は……はい……」
「で……問題の2人は何者なんだ?」
「判りません……。あの2人が……『力』を使った時、何の魔力も検知出来ませんでした」
「まさかな……」
「何がですか?」
「まさか……今、私達『魔法使い』は……二十何年か前の科学者達みたいな立場に置かれてるのか? そうか……あの晩の……『本土』から来たヤツのあの私達を舐め切っていた様子……。あいつがやろうと思えば私達など簡単に全滅させる事が出来て……そして、その事をあいつ自身が知っていたなら……嫌でも、それが態度に出る」
「どう云う事ですか?」
「二〇〇一年の9・11で、科学者達が『魔法』や『超能力』の存在を認めざるを得なくなったように……私達も……『魔法使いを超えた魔法使い』『超能力者にとっての超能力者』みたいな連中が居る事を認め……そいつらと戦わねばいけない時代に来てるのかも知れん」
そして数年後、あたしは知る事になった。
この世界は「科学技術の時代である近代」と「魔法の時代である中世」が同居しているだけでは無かった。
更にそこに「神々の戦いが続く神話の時代」も重なっている事を。
あたし達「魔法使い」や、その「使い魔」、あたし達に力を与えてくれている「精霊」「天使」「魔物」「霊的世界の導師」たちとは、全く異質で、天と地ほどの力の差が有る「神々」としか呼べぬ存在が実在し、この世界に大きな影響を与え続けている事を。
「お前は、たまたまクソ金持ちの息子に生まれて……まぁ、頭もかなりいい。私は……たまたま、死んだ姉さんから変な力を受け継いだ。私に出来て、お前に出来ない事も有れば、お前に出来て、私に出来ない事も有る」
香港から来た金持ちの子供は、昨日の晩から泣き続けていた。
「大人になってクソ金持ちになってからも……お前の友達みたいな目に遭う子供を減らす為に……お前に何が出来るかを考え続けろ……。そして……。お前も、お前の友達みたいな事が出来るヤツになれ……」
荒木田さんは、暁の肩に手を置いて、そう言った。
「いい事言うね、あの人も……」
横でその様子を見ていた今村がそう言った。
フェリーの甲板からは、博多の港と町が見えてきていた。
「千代田区」から1㎞ほど離れた「小島」……正確には半径三〇〇mほどの人工浮島。そこには「千代田区」の火葬場と墓地が有った。
あれから1ヶ月以上。今日は秋分の日だった。
「私達の罪をお許し下さい。私達も人を許します。私達を誘惑に陥らせず、悪よりお救い下さい……」
あたしは、正義君と仁愛ちゃんの墓の前で十字を切った。
『それが……人間が「宗教」とやらを必要としている理由なのですね……。私達は……どうやら、人間の心の傷を癒す事は出来ない』
「お姫様」はどこか寂しげに、そう言った。
「あ……あの……」
声の主は、あの晩に出会った「神保町」の見習い魔導師。
「なんで……あんたは来てるのに、勇気のヤツは来ないのかな?」
あたしの声は、自分でも判るほど苛立っていた。
「す……すいません」
「あんたが謝る事じゃないよ」
「直に会うのは初めてだったな……」
その時、別の声。
「え……まさか……」
荒木田さん。高木瀾。そして、もう1人の女の子……あんまり似てないけど、確か瀾の双子の妹。
荒木田さんと瀾の妹は、正義君と仁愛ちゃんの墓に向かって手を合わせ、瀾は深々と頭を下げた。
「これ……来年か再来年に受けてみる気は無いか?」
瀾は、そう言うと、あたしに封筒を渡した。
「何、これ?」
「『千代田区』に居続けるのがツラいなら、出る手が有る。私の親戚が作った会社の研修員制度だ。研修員として働きながら、『本土』の……何なら、外国の大学にも通える。学費と給料と住宅補助が出る」
「考えとくよ。ところでさ……この前さ、何となく推測が付く、って言ってたよね、その……」
「あの馬鹿が、あの時、あんな事をした理由か?」
「それが……勇気さんも……勇気さんに魔法をかけた、あたしの先輩も、さっぱり判らないって……言ってました。だって、あの時、あたしの先輩がかけたのは……むしろ、感情を押える魔法で……」
「神保町」の見習い魔導師は、いつの間にか、勇気の事を「石川さん」じゃなくて「勇気さん」と呼ぶようになっていた。
よりにもよって、最悪のヤツと付き合い出したらしい。
「他人の精神を操れる異能力持ちが自滅や失敗するパターンで多いのは……自分が操ったヤツに何かを判断・選択させた時だ。それも、『自分の意志で判断・選択したような錯覚を与える』んじゃなくて、本当に、相手が自分でよく考えなきゃいけない判断・選択をしないといけない場合だ」
「えっ?」
「そして、私は……自分の感情の一部を一時的に押える自己暗示を使えるが……師匠に言われてるのが……『決断は自己暗示をかける前にやれ。自己暗示をかけた後に何かを決断すると……その決断は確実に狂ったものになる』」
「どう云う事?」
「す……すいません、あたしも良く判りません……」
「その魔導師は……人の心を操る術も使えるが……数有る『使える術』の1つで、人の心を操る術が専門って訳じゃないんだろ?」
「え……え~っと、そうです」
「だとしたら……心を操作する技術のイロハを知らなかった可能性が有る」
「つ……つまり?」
「えっと……あたしの先輩は、何を見落してたんですか?」
「本当は理性的でも合理的でもないのに、自分を理性的で合理的な人間だと勘違いしてるマヌケは、安易に『感情を押えろ』『感情的になるな』なんて言うだろう。だが、感情の暴走が危険なら、理性の暴走も危険な筈だ」
「だから、どう言う事?」
「感情も人間の判断能力の一部だ。生まれ付き感情が無い人間や、何年も感情が麻痺し続けてる人間が居るなら、後天的にその状態に対応した判断が出来るようになっているかも知れない……。しかし、普段、感情が正常に機能している人間が、一時的に感情を無理矢理抑制された状態で……マトモな判断が出来ると思うか?」
「そ……それって……まさか……」
「正確さより判り易さを優先した言い方をすれば……あの馬鹿は、一時的・擬似的なサイコパスに変えられた挙句、自分でもその事に気付いていない状態で、他人を殺傷するかどうかを自分で決めろ、と言われた訳だ……。あの馬鹿を『魔法』で操ろうとしたヤツにとってさえ予想外の事が起きてもおかしくない」
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