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成功条件は、やっぱり婚約者の愛?!
4 アルベルト殿下side
しおりを挟む「終わった!!」
「お疲れ様でした!!」
私は上着を羽織ると出かける準備をした。
「行くぞ!!手土産は何を用意している?」
「はい。花束とアリエッタ様のお好きなお菓子とアリエッタ様のお兄様のお好きなお菓子をご用意致しました」
「そうか!!感謝する」
そうして私は侯爵家に向かった。
・
・
・
馬車の中から侯爵家の扉の前でアリエッタとアリエッタの兄が待っていてくれるのが見えた。
(アリエッタ!!
ああ、やはり美しい!!
さらに美しくなった気がする!!)
私は馬車が到着した途端に素早く降りると、アリエッタを抱きしめていた。
「アリエッタ!!!会いたかった!!」
するとアリエッタも私の胸に顔を寄せてくれた。
「私もです。お会いしたかったです、殿下」
私はその言葉に思わず腕に力を入れてしまった。
(可愛い!!!
可愛い!!
ああ、このまま部屋に連れて帰りたい!!)
そしてそのまま、アリエッタの唇に顔を寄せると2ヵ月ぶりのアリエッタの唇を堪能した。
私が夢中でアリエッタの唇を味わっていると、「ゴホン!!」というカルの声が聞こえた。
私が構わずキスを続けていると、カルがさらに大きな声を上げた。
「え~ゴホン!!ゴホン!!
この度は突然の訪問にも関わらず、お出迎え頂き感謝致します」
カルの声を聞いて顔を上げると驚いた顔のアリエッタの兄と目が合った。
そして周りを見ると、侍女たちは頬を赤く染め視線を逸らし、執事は視線を合わせないように斜め上を見ていた。
(はっ!!ここは外だったな!!)
私は姿勢を正すと、アリエッタの兄に笑顔を向け手を差し出した。
「突然の訪問にも関わらずお出迎え、感謝致します」
すると固まっていたアリエッタの兄が急いで私の手を握り返してきた。
「光栄なお言葉です。殿下、中へどうぞ」
するとそれまで動かなかった侍女や執事が扉を開けた。
「ご案内致します。殿下」
「ああ」
サロンに案内されると、私はアリエッタの兄に言った。
「少々、2人で話をさせてもらっても構いませんか?」
すると彼はさらに驚いた顔をして、口を開いた。
驚いた顔は彼女に良く似ていると思い思わず笑顔になった。
「は、はい。畏まりました。
では、皆、退席してくれ」
「はい」
するとカルが小さくため息をついて私の耳に顔を寄せた。
「(殿下。ここはアリエッタ様のご実家ですからね!!
10分以内でお願いします。10分後にお邪魔しますからね)」
「(わかっている!それくらいの分別はある!!)」
カルが疑い深そうな顔をして、頭を下げて出て行った。
私はそれからすぐにアリエッタを抱き上げると横抱きにしたままソファーに座った。
そしてまたすぐに唇を寄せた。
十分にキスをしてアリエッタの顔を見ると彼女の表情は妖艶で艶やかで、私はもう一度口を寄せようとした。
するとアリエッタが頬を染めながら言った。
「殿下・・これ以上はここでは・・」
私はもう一度彼女の口に短いキスをするとアリエッタを抱きしめた。
「ははは、確かにそうだね。
ああ!!会いたかったアリエッタ!!」
すると腕の中でアリエッタが嬉しそうに笑った。
「ふふふ。私もです、殿下」
私は懇願するようにアリエッタの顔を覗き込んだ。
「今日はこのまま私と一緒に城に戻らないか?」
するとアリエッタが困った顔をした。
「明日も早くから乗馬の訓練がございます。
先生は私のために領地よりわざわざ来て下さっているので、申し訳ございませんが終わるまでここに居させて下さい」
その答えがアリエッタらしくて断られたというのに嬉しくなってまたアリエッタを抱きしめた。
「ふふふ。そうだね。
アリエッタの満足いくようにして。
楽しみにしてるから」
「はい」
そして私はアリエッタの額に額をくっつけた。
「じゃあ、もう少しだけキスさせて」
すると、今度はアリエッタからキスをしてくれた。
私はそれが嬉しくて彼女とのキスに夢中になっていた。
それからカルがノックをするまで続いたがキスだけで耐えた私は偉かったと思う。
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