104 / 145
【エリック】(真相ルート)
15 いよいよ!!
しおりを挟む
室内が甘い香油の香りで満たされてた。
「あっ……そこ……気持ち……いい……あ……ん」
声を我慢することが出来ずに口から零れ落ちた。
「んっ……あっ……あ」
兄の手はとても温かくて私はつい声を上げていた。
「ベル……ここだろ? もっとしてやるから……」
「んんっ……あ、痛っ……でも……あ……気持ちいい……あっ、あっ、あっ」
「ここもいいんだろ?」
兄に少し力を入れられると声を我慢することなど出来なかった。
「ああ! いい、気持ちい~~もっと! あっ……あ……ん!!」
「無茶を言わないでくれ……ベル……あまりやりすぎるのもよくないのにっ!! やめられなくなりそうだ」
兄の額には汗が光っていたが、私は気持ちがよくて貪欲に兄を求めていた。
「やめないで!! お兄様、もっとして……ああ……ん~やめないで……気持ちい~~あ~~~~~~!!」
私が声を出すと、兄がマッサージのために使ったオイルを布で拭きとりながら言った。
「よし。だいぶむくみは取れたな」
「はぁ~~~気持ちよかったぁ~~ありがとうございました。お兄様に足を揉ませてしまってすみません」
私は兄に頭を下げた。
馬車に長時間乗っていたり、いつもより高い靴で歩いていたので、私は足がむくんでしまったのだった。
『足が怠くてつらい』と言ったら、兄が『マッサージをしてやろう』と言い出したのだ!!
最初は「そんなことさせられません!!」と断ったのだが、「いいのか? 私のマッサージの腕は騎士団長の折り紙つきだぞ?」という兄の誘惑に勝てなかったのだ。
「気にするな。私は騎士団でマッサージの指導は受けている。
それにベルの反応を見るのは楽しくてハマりそうだ。
またマッサージをしてやろう!!」
「え♪ はい!! お願いします!!」
私は長旅でむくんでしまった足を兄に揉んでもらってしまった。
いつもは侍女がしてくれるのだが、今回は2人で行くことになったのでお兄様がマッサージをしてくれたのだ。
私は疑問に思っていることを兄に聞いてみた。
「お兄様。どうして今回は私たち2人だけで来たのですか?」
「ああ、私たちのようなレアリテ国の関係者以外の人間は、レアリテ国の入国審査に時間がかかるのだ。
だから今回は私たちだけで入国することにしたのだ。
船の中にはレアリテ国の護衛がいるらしいから問題ないということでな」
「そうなのですね」
どうやら入国審査があるらしい。
私はその事実を知らなかったので驚いてしまった。
すると兄がコキコキと肩を鳴らした。
「お兄様……肩が凝っているのですか?」
「ん~~~」
兄は曖昧な返事をした。
きっと、どう答えるのがいいのか考えているのだろう。
(本当に、お兄様は私の気持ちばっかり優先するんだから……)
私はお兄様にピッタリとくっついて上目遣いで見上げた。
「今度は私が揉みましょうか?」
・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
すると兄は何かを考えた後、真っ赤な顔で視線を彷徨わせて呟いた。
「いい。(ベルの声を聞いて我慢の限界なのにベルに触られたら……)」
私は聞き取れなくて兄の顔を覗き込んだ。
「すみません。聞こえませんでした。マッサージしましょうか?」
「いい!! 私はベルと違って鍛えている!! マッサージは必要ない!!」
今度は大きな声を上げた。
なぜか兄の耳は真っ赤になっていたが……。
ブォ~~~~~~。
兄と話をしていたら汽笛が聞こえた。
「ああ、そろそろ接岸するのか」
兄が窓の外に目を向けながら言った。
「ああ、そうなのですね。いよいよレアリテ国に着いたのですね」
窓の外を見ると見たこともない街並みが見えた。
(ああ……もう、あの先は私の母が女王として治める国レアリテ国なのね………)
私は緊張して、自分の手を握り締めた。
「不安か?」
兄が私の髪を優しく撫でてくれた。
「……不安です」
私は素直に答えた。
すると兄は私を抱きしめてくれた。
「そうか……」
兄はそう呟くときつく私を抱きしめてくれた。
船の振動と兄の心臓の音を感じて不思議と心が落ち着てきた。
私は兄を見上げた。
「そばにいてくださいね」
すると兄がふんわりと笑った。
「言われるまでもないな」
兄が自分の鼻で私の頬を撫でるような仕草をした。
この仕草は最近の兄のお気に入りだ。
初めは兄の顔が近くて恥ずかしかったが、兄が好んでするので今ではすっかり慣れてしまった。
これは慣らされてしまったという方がいいのだろうか?
「ふふふ。大丈夫ですよ。今更逃げません」
すると兄が私の唇に触れるだけのキスをして微笑んだ。
「例え逃げるとしてもベルと共にいくさ」
今度は私が兄の唇に触れるだけのキスをした。
すると驚いた顔で私を見ていた。
「じゃあ、なおさら逃げられませんね。
お兄様、逃げるの好きじゃないでしょ?
そんな好きじゃないことさせたら、お兄様を幸せになんて、できませんもの」
私の言葉に驚いた後、兄はもう一度私に口付けをした。
「ふっ。そうか……」
そして嬉しそうに呟いて私の髪を撫でた。
船はそろそろレアリテ国に接岸しようとしていた。
いよいよレアリテ国へ入国だ。
私は兄と固く手をつないで、船室を後にしたのだった。
後に残ったのは香油の香りだけだった。
「あっ……そこ……気持ち……いい……あ……ん」
声を我慢することが出来ずに口から零れ落ちた。
「んっ……あっ……あ」
兄の手はとても温かくて私はつい声を上げていた。
「ベル……ここだろ? もっとしてやるから……」
「んんっ……あ、痛っ……でも……あ……気持ちいい……あっ、あっ、あっ」
「ここもいいんだろ?」
兄に少し力を入れられると声を我慢することなど出来なかった。
「ああ! いい、気持ちい~~もっと! あっ……あ……ん!!」
「無茶を言わないでくれ……ベル……あまりやりすぎるのもよくないのにっ!! やめられなくなりそうだ」
兄の額には汗が光っていたが、私は気持ちがよくて貪欲に兄を求めていた。
「やめないで!! お兄様、もっとして……ああ……ん~やめないで……気持ちい~~あ~~~~~~!!」
私が声を出すと、兄がマッサージのために使ったオイルを布で拭きとりながら言った。
「よし。だいぶむくみは取れたな」
「はぁ~~~気持ちよかったぁ~~ありがとうございました。お兄様に足を揉ませてしまってすみません」
私は兄に頭を下げた。
馬車に長時間乗っていたり、いつもより高い靴で歩いていたので、私は足がむくんでしまったのだった。
『足が怠くてつらい』と言ったら、兄が『マッサージをしてやろう』と言い出したのだ!!
最初は「そんなことさせられません!!」と断ったのだが、「いいのか? 私のマッサージの腕は騎士団長の折り紙つきだぞ?」という兄の誘惑に勝てなかったのだ。
「気にするな。私は騎士団でマッサージの指導は受けている。
それにベルの反応を見るのは楽しくてハマりそうだ。
またマッサージをしてやろう!!」
「え♪ はい!! お願いします!!」
私は長旅でむくんでしまった足を兄に揉んでもらってしまった。
いつもは侍女がしてくれるのだが、今回は2人で行くことになったのでお兄様がマッサージをしてくれたのだ。
私は疑問に思っていることを兄に聞いてみた。
「お兄様。どうして今回は私たち2人だけで来たのですか?」
「ああ、私たちのようなレアリテ国の関係者以外の人間は、レアリテ国の入国審査に時間がかかるのだ。
だから今回は私たちだけで入国することにしたのだ。
船の中にはレアリテ国の護衛がいるらしいから問題ないということでな」
「そうなのですね」
どうやら入国審査があるらしい。
私はその事実を知らなかったので驚いてしまった。
すると兄がコキコキと肩を鳴らした。
「お兄様……肩が凝っているのですか?」
「ん~~~」
兄は曖昧な返事をした。
きっと、どう答えるのがいいのか考えているのだろう。
(本当に、お兄様は私の気持ちばっかり優先するんだから……)
私はお兄様にピッタリとくっついて上目遣いで見上げた。
「今度は私が揉みましょうか?」
・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
すると兄は何かを考えた後、真っ赤な顔で視線を彷徨わせて呟いた。
「いい。(ベルの声を聞いて我慢の限界なのにベルに触られたら……)」
私は聞き取れなくて兄の顔を覗き込んだ。
「すみません。聞こえませんでした。マッサージしましょうか?」
「いい!! 私はベルと違って鍛えている!! マッサージは必要ない!!」
今度は大きな声を上げた。
なぜか兄の耳は真っ赤になっていたが……。
ブォ~~~~~~。
兄と話をしていたら汽笛が聞こえた。
「ああ、そろそろ接岸するのか」
兄が窓の外に目を向けながら言った。
「ああ、そうなのですね。いよいよレアリテ国に着いたのですね」
窓の外を見ると見たこともない街並みが見えた。
(ああ……もう、あの先は私の母が女王として治める国レアリテ国なのね………)
私は緊張して、自分の手を握り締めた。
「不安か?」
兄が私の髪を優しく撫でてくれた。
「……不安です」
私は素直に答えた。
すると兄は私を抱きしめてくれた。
「そうか……」
兄はそう呟くときつく私を抱きしめてくれた。
船の振動と兄の心臓の音を感じて不思議と心が落ち着てきた。
私は兄を見上げた。
「そばにいてくださいね」
すると兄がふんわりと笑った。
「言われるまでもないな」
兄が自分の鼻で私の頬を撫でるような仕草をした。
この仕草は最近の兄のお気に入りだ。
初めは兄の顔が近くて恥ずかしかったが、兄が好んでするので今ではすっかり慣れてしまった。
これは慣らされてしまったという方がいいのだろうか?
「ふふふ。大丈夫ですよ。今更逃げません」
すると兄が私の唇に触れるだけのキスをして微笑んだ。
「例え逃げるとしてもベルと共にいくさ」
今度は私が兄の唇に触れるだけのキスをした。
すると驚いた顔で私を見ていた。
「じゃあ、なおさら逃げられませんね。
お兄様、逃げるの好きじゃないでしょ?
そんな好きじゃないことさせたら、お兄様を幸せになんて、できませんもの」
私の言葉に驚いた後、兄はもう一度私に口付けをした。
「ふっ。そうか……」
そして嬉しそうに呟いて私の髪を撫でた。
船はそろそろレアリテ国に接岸しようとしていた。
いよいよレアリテ国へ入国だ。
私は兄と固く手をつないで、船室を後にしたのだった。
後に残ったのは香油の香りだけだった。
57
あなたにおすすめの小説
【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。
なーさ
恋愛
アイドルオタクの地味女子 水上羽月はある日推しが轢かれそうになるのを助けて死んでしまう。そのことを不憫に思った女神が「あなた、可哀想だから転生!」「え?」なんの因果か異世界に転生してしまう!転生したのは地味な公爵令嬢レフカ・エミリーだった。目が覚めると私の周りを大人が囲っていた。婚約者の第一王子も男好きヒロインも無視します!今世はうーん小説にでも生きようかな〜と思ったらあれ?あの人は前世の推しでは!?地味令嬢のエミリーが知らず知らずのうちに戦ったり溺愛されたりするお話。
本当に駄文です。そんなものでも読んでお気に入り登録していただけたら嬉しいです!
「白い結婚最高!」と喜んでいたのに、花の香りを纏った美形旦那様がなぜか私を溺愛してくる【完結】
清澄 セイ
恋愛
フィリア・マグシフォンは子爵令嬢らしからぬのんびりやの自由人。自然の中でぐうたらすることと、美味しいものを食べることが大好きな恋を知らないお子様。
そんな彼女も18歳となり、強烈な母親に婚約相手を選べと毎日のようにせっつかれるが、選び方など分からない。
「どちらにしようかな、天の神様の言う通り。はい、決めた!」
こんな具合に決めた相手が、なんと偶然にもフィリアより先に結婚の申し込みをしてきたのだ。相手は王都から遠く離れた場所に膨大な領地を有する辺境伯の一人息子で、顔を合わせる前からフィリアに「これは白い結婚だ」と失礼な手紙を送りつけてくる癖者。
けれど、彼女にとってはこの上ない条件の相手だった。
「白い結婚?王都から離れた田舎?全部全部、最高だわ!」
夫となるオズベルトにはある秘密があり、それゆえ女性不信で態度も酷い。しかも彼は「結婚相手はサイコロで適当に決めただけ」と、面と向かってフィリアに言い放つが。
「まぁ、偶然!私も、そんな感じで選びました!」
彼女には、まったく通用しなかった。
「なぁ、フィリア。僕は君をもっと知りたいと……」
「好きなお肉の種類ですか?やっぱり牛でしょうか!」
「い、いや。そうではなく……」
呆気なくフィリアに初恋(?)をしてしまった拗らせ男は、鈍感な妻に不器用ながらも愛を伝えるが、彼女はそんなことは夢にも思わず。
──旦那様が真実の愛を見つけたらさくっと離婚すればいい。それまでは田舎ライフをエンジョイするのよ!
と、呑気に蟻の巣をつついて暮らしているのだった。
※他サイトにも掲載中。
「転生したら推しの悪役宰相と婚約してました!?」〜推しが今日も溺愛してきます〜 (旧題:転生したら報われない悪役夫を溺愛することになった件)
透子(とおるこ)
恋愛
読んでいた小説の中で一番好きだった“悪役宰相グラヴィス”。
有能で冷たく見えるけど、本当は一途で優しい――そんな彼が、報われずに処刑された。
「今度こそ、彼を幸せにしてあげたい」
そう願った瞬間、気づけば私は物語の姫ジェニエットに転生していて――
しかも、彼との“政略結婚”が目前!?
婚約から始まる、再構築系・年の差溺愛ラブ。
“報われない推し”が、今度こそ幸せになるお話。
至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます
下菊みこと
恋愛
至って普通の女子高生でありながら事故に巻き込まれ(というか自分から首を突っ込み)転生した天宮めぐ。転生した先はよく知った大好きな恋愛小説の世界。でも主人公ではなくほぼ登場しない脇役姫に転生してしまった。姉姫は優しくて朗らかで誰からも愛されて、両親である国王、王妃に愛され貴公子達からもモテモテ。一方自分は妾の子で陰鬱で誰からも愛されておらず王位継承権もあってないに等しいお姫様になる予定。こんな待遇満足できるか!羨ましさこそあれど恨みはない姉姫さまを守りつつ、目指せ隣国の王太子ルート!小説家になろう様でも「主人公気質なわけでもなく恋愛フラグもなければ死亡フラグに満ち溢れているわけでもない至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます」というタイトルで掲載しています。
【完結】人生2回目の少女は、年上騎士団長から逃げられない
櫻野くるみ
恋愛
伯爵家の長女、エミリアは前世の記憶を持つ転生者だった。
手のかからない赤ちゃんとして可愛がられたが、前世の記憶を活かし類稀なる才能を見せ、まわりを驚かせていた。
大人びた子供だと思われていた5歳の時、18歳の騎士ダニエルと出会う。
成り行きで、父の死を悔やんでいる彼を慰めてみたら、うっかり気に入られてしまったようで?
歳の差13歳、未来の騎士団長候補は執着と溺愛が凄かった!
出世するたびにアプローチを繰り返す一途なダニエルと、年齢差を理由に断り続けながらも離れられないエミリア。
騎士団副団長になり、団長までもう少しのところで訪れる愛の試練。乗り越えたダニエルは、いよいよエミリアと結ばれる?
5歳で出会ってからエミリアが年頃になり、逃げられないまま騎士団長のお嫁さんになるお話。
ハッピーエンドです。
完結しています。
小説家になろう様にも投稿していて、そちらでは少し修正しています。
『婚約なんて予定にないんですが!? 転生モブの私に公爵様が迫ってくる』
ヤオサカ
恋愛
この物語は完結しました。
現代で過労死した原田あかりは、愛読していた恋愛小説の世界に転生し、主人公の美しい姉を引き立てる“妹モブ”ティナ・ミルフォードとして生まれ変わる。今度こそ静かに暮らそうと決めた彼女だったが、絵の才能が公爵家嫡男ジークハルトの目に留まり、婚約を申し込まれてしまう。のんびり人生を望むティナと、穏やかに心を寄せるジーク――絵と愛が織りなす、やがて幸せな結婚へとつながる転生ラブストーリー。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
【完結】氷の王太子に嫁いだら、毎晩甘やかされすぎて困っています
22時完結
恋愛
王国一の冷血漢と噂される王太子レオナード殿下。
誰に対しても冷たく、感情を見せることがないことから、「氷の王太子」と恐れられている。
そんな彼との政略結婚が決まったのは、公爵家の地味な令嬢リリア。
(殿下は私に興味なんてないはず……)
結婚前はそう思っていたのに――
「リリア、寒くないか?」
「……え?」
「もっとこっちに寄れ。俺の腕の中なら、温かいだろう?」
冷酷なはずの殿下が、新婚初夜から優しすぎる!?
それどころか、毎晩のように甘やかされ、気づけば離してもらえなくなっていた。
「お前の笑顔は俺だけのものだ。他の男に見せるな」
「こんなに可愛いお前を、冷たく扱うわけがないだろう?」
(ちょ、待ってください! 殿下、本当に氷のように冷たい人なんですよね!?)
結婚してみたら、噂とは真逆で、私にだけ甘すぎる旦那様だったようです――!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる