38 / 135
第38話 新装備の試し殴り
しおりを挟む
デバイスや装備を失いあわや借金を抱えることになるところであったが、隠岐さんとの取引により最終的な収支がプラス10万円となる大逆転勝利となった。その手に入れたお金で新しい装備とポーションなどの消耗品を整えて今日のダンジョン探索を開始する。
「やっぱり新しい装備というのは気分が上がってくるな~」
ダンジョンを歩きながら先ほど購買で手に入れた自分の装備を確認する。今はストラップを使って手首にひっかけているが、右手に持つ武器は木製の柄と金属製の頭部をもつメイスだ。このメイスは片手で振るのにほどよいサイズと重量であり、頭部にはソフトボールぐらいの大きさの玉が付いている球形頭部と言われる形になっている。
同じ形の金属片を放射状につなぎ合わせた出縁型頭部のメイスもあったのだが、そちらは頭部が重く威力が出る代わりに取り回しが悪かったので諦めた。ちなみに柄も含めて金属で作られている全金属製のメイスも同様の理由で見送りである。
今の自分の戦闘スタイルが敵の攻撃を受け流すか避けるかした後にカウンターを入れる立ち回りになっているため、武器の振りが遅くなるのは避けたかったのだ。ちなみに冒険者に一番人気がある剣を使わないのは単純に刃を立てるのが苦手で、刃をすぐにボロボロにしてしまうからである。頑丈な剣であればあまり気にすることもないのだが、そのような装備は値段も高くなるので今は打撃系の武器を使うことにしている。
胴体には鉄製の胸当てを装備している。やはり全身を防具で固めるのは重量が気になったので急所である心臓部を守るだけに抑えた。しかしこちらも素材が革製の胸当てから鉄製にランクアップしているので防御力は上がっている。
そして左腕には木製の盾に革を張り付けた円形のバックラーを取り付けている。こちらのバックラーも全金属製のものがあったのだが、地図作成のために探索中心の方針である今回は装備の総重量を考えて見送ることにした。しかし新しいバックラーは各所が金属で補強がされているため、前よりも強度は上がっている。
こうして前回より順当にアップグレードした装備を試したい気持ちはあるのだが、1階層のスライムは基本的にメイスの一撃で戦闘が終了してしまう。
「まぁ、防具の確認をする事態は起きないほうがいいか。また瑠璃にお小言を言われる可能性もあるし、メイスの感触を確かめられただけでも今日のところは良しとしよう」
防具の性能を確認するというのは、すなわち攻撃をくらったときとなるのでどちらかというと起こらないほうが良い。昨日もポーションで治りきらなかった擦り傷を妹が目ざとく発見して少し詰められてしまった。モンスターの体当たりで転んだ際にできた傷ということで誤魔化すことは出来たが、妹の過保護が加速していくような事態は避けなければならないだろう。そうでないと妹同伴でダンジョン探索をしなければいけなくなってしまう。……それはそれで楽しそうなのでアリかもしれないな。
そうして武器の調子を確認しながら悪魔と出会った隠し部屋が存在する部屋にたどり着く。宝箱が出現していない状態だとモンスターがおらず隠し扉は閉じたままなので、はたから見ると何もないハズレの部屋に見える。これなら隠し部屋の存在に気が付く人はいないだろうと判断し、地図には宝箱が出現する情報のみ記載することに留めることにした。いずれ隠し扉の先を探索すると心に誓いながら、隠し部屋のほうを一瞥して探索に戻ろうとする。
(……気のせいかな?)
探索に戻ろうとした時に何者かの視線を感じた気がしたが通路に人影は見えなかったため、勘違いだったのであろうと自分を納得させ地図作成の続きをするために未探索領域に向けて歩き始めた。
数度のスライムとの戦闘をこなし新しいメイスの感触にも慣れてきたため、昨日の疑問を解消するべくメイスを右手から外し腰に取り付ける。次の戦闘は身体強化の魔法を使用して格闘戦をするつもりだ。
「これで昨日の悪魔みたいにスライムが消し飛ぶんだとしたら、身体強化を使用するときは気をつけないといけないよな」
今までも重いものを持つ際や長い時間歩き回る時などに軽く使用していた身体強化の魔法であったが、力加減を誤ってしまうと他に被害が出るというのであれば使用を控えなければいけないだろう。人とぶつかっただけで骨折させてしまったなどの事件になってしまうのは勘弁願いたい。
その後しばらく探索を続けているとスライムが3体いる小さめの部屋を発見する。お互いの距離が近いのでおそらくこの部屋に入ると3体同時に相手することになるだろうが、特に問題はないと判断して足を踏み入れる。
僕が部屋に足を踏み入れるのとほぼ同時に感知範囲に入ったのか、3体のスライムはこちらに向かってくる。その様子を視界に納めながらも、昨日の悪魔と戦闘した時と同じように全力で身体強化の魔法を使い戦闘を開始する。
まずは3体のど真ん中に突っ込み目の前にいるスライムを全力で蹴り飛ばす。突然真正面からの蹴りをくらったスライムは勢いよく飛んでいき壁に叩きつけられた衝撃により消滅した。その結果を横目で確認しながらも、左側から飛び込んでくるスライムに向けて拳を、続けて右側から飛び込んできたスライムに流れるように回し蹴りを叩き込む。そうして一瞬で戦闘を終え、一息ついた後に魔法を解除する。
「やっぱり昨日みたいに消し飛びはしなかったな」
スライム3体との戦闘の結果、スライムは攻撃をくらった後は壁まで吹き飛ばされ壁に叩きつけられた際のダメージで倒されているようであった。ドロップ品も壁際に落ちているので間違いないだろう。つまり自分の身体強化の魔法が原因で昨日の現象は起きたわけではないことが判明したので一安心する。
「昨日との違い……ナイフが刺さっていたけど関係はなさそうだし、そうなると間違えて飲んだ液体になるよなあ」
昨日の戦闘と今の戦闘での違いを考えると、刺さったナイフと間違えて飲んだ液体だけとなる。投擲用のナイフであれば悪魔に刺さった瞬間から何かが起きたはずなので考えづらい。そうなると間違えて飲んでしまった液体となるのだが、相手を消し飛ばすといった効果を持つポーションは聞いたことがない。ダンジョンには未知の現象が溢れているので必ずしもそのようなものがないとは言えないが、初級者向けのダンジョンの1階層で手に入る代物ではないだろう。
しばらく考え込んだが結局のところ満足のいく答えにはたどり着けずに、諦めてスライムのドロップ品を拾い集めることにした。
「やっぱり新しい装備というのは気分が上がってくるな~」
ダンジョンを歩きながら先ほど購買で手に入れた自分の装備を確認する。今はストラップを使って手首にひっかけているが、右手に持つ武器は木製の柄と金属製の頭部をもつメイスだ。このメイスは片手で振るのにほどよいサイズと重量であり、頭部にはソフトボールぐらいの大きさの玉が付いている球形頭部と言われる形になっている。
同じ形の金属片を放射状につなぎ合わせた出縁型頭部のメイスもあったのだが、そちらは頭部が重く威力が出る代わりに取り回しが悪かったので諦めた。ちなみに柄も含めて金属で作られている全金属製のメイスも同様の理由で見送りである。
今の自分の戦闘スタイルが敵の攻撃を受け流すか避けるかした後にカウンターを入れる立ち回りになっているため、武器の振りが遅くなるのは避けたかったのだ。ちなみに冒険者に一番人気がある剣を使わないのは単純に刃を立てるのが苦手で、刃をすぐにボロボロにしてしまうからである。頑丈な剣であればあまり気にすることもないのだが、そのような装備は値段も高くなるので今は打撃系の武器を使うことにしている。
胴体には鉄製の胸当てを装備している。やはり全身を防具で固めるのは重量が気になったので急所である心臓部を守るだけに抑えた。しかしこちらも素材が革製の胸当てから鉄製にランクアップしているので防御力は上がっている。
そして左腕には木製の盾に革を張り付けた円形のバックラーを取り付けている。こちらのバックラーも全金属製のものがあったのだが、地図作成のために探索中心の方針である今回は装備の総重量を考えて見送ることにした。しかし新しいバックラーは各所が金属で補強がされているため、前よりも強度は上がっている。
こうして前回より順当にアップグレードした装備を試したい気持ちはあるのだが、1階層のスライムは基本的にメイスの一撃で戦闘が終了してしまう。
「まぁ、防具の確認をする事態は起きないほうがいいか。また瑠璃にお小言を言われる可能性もあるし、メイスの感触を確かめられただけでも今日のところは良しとしよう」
防具の性能を確認するというのは、すなわち攻撃をくらったときとなるのでどちらかというと起こらないほうが良い。昨日もポーションで治りきらなかった擦り傷を妹が目ざとく発見して少し詰められてしまった。モンスターの体当たりで転んだ際にできた傷ということで誤魔化すことは出来たが、妹の過保護が加速していくような事態は避けなければならないだろう。そうでないと妹同伴でダンジョン探索をしなければいけなくなってしまう。……それはそれで楽しそうなのでアリかもしれないな。
そうして武器の調子を確認しながら悪魔と出会った隠し部屋が存在する部屋にたどり着く。宝箱が出現していない状態だとモンスターがおらず隠し扉は閉じたままなので、はたから見ると何もないハズレの部屋に見える。これなら隠し部屋の存在に気が付く人はいないだろうと判断し、地図には宝箱が出現する情報のみ記載することに留めることにした。いずれ隠し扉の先を探索すると心に誓いながら、隠し部屋のほうを一瞥して探索に戻ろうとする。
(……気のせいかな?)
探索に戻ろうとした時に何者かの視線を感じた気がしたが通路に人影は見えなかったため、勘違いだったのであろうと自分を納得させ地図作成の続きをするために未探索領域に向けて歩き始めた。
数度のスライムとの戦闘をこなし新しいメイスの感触にも慣れてきたため、昨日の疑問を解消するべくメイスを右手から外し腰に取り付ける。次の戦闘は身体強化の魔法を使用して格闘戦をするつもりだ。
「これで昨日の悪魔みたいにスライムが消し飛ぶんだとしたら、身体強化を使用するときは気をつけないといけないよな」
今までも重いものを持つ際や長い時間歩き回る時などに軽く使用していた身体強化の魔法であったが、力加減を誤ってしまうと他に被害が出るというのであれば使用を控えなければいけないだろう。人とぶつかっただけで骨折させてしまったなどの事件になってしまうのは勘弁願いたい。
その後しばらく探索を続けているとスライムが3体いる小さめの部屋を発見する。お互いの距離が近いのでおそらくこの部屋に入ると3体同時に相手することになるだろうが、特に問題はないと判断して足を踏み入れる。
僕が部屋に足を踏み入れるのとほぼ同時に感知範囲に入ったのか、3体のスライムはこちらに向かってくる。その様子を視界に納めながらも、昨日の悪魔と戦闘した時と同じように全力で身体強化の魔法を使い戦闘を開始する。
まずは3体のど真ん中に突っ込み目の前にいるスライムを全力で蹴り飛ばす。突然真正面からの蹴りをくらったスライムは勢いよく飛んでいき壁に叩きつけられた衝撃により消滅した。その結果を横目で確認しながらも、左側から飛び込んでくるスライムに向けて拳を、続けて右側から飛び込んできたスライムに流れるように回し蹴りを叩き込む。そうして一瞬で戦闘を終え、一息ついた後に魔法を解除する。
「やっぱり昨日みたいに消し飛びはしなかったな」
スライム3体との戦闘の結果、スライムは攻撃をくらった後は壁まで吹き飛ばされ壁に叩きつけられた際のダメージで倒されているようであった。ドロップ品も壁際に落ちているので間違いないだろう。つまり自分の身体強化の魔法が原因で昨日の現象は起きたわけではないことが判明したので一安心する。
「昨日との違い……ナイフが刺さっていたけど関係はなさそうだし、そうなると間違えて飲んだ液体になるよなあ」
昨日の戦闘と今の戦闘での違いを考えると、刺さったナイフと間違えて飲んだ液体だけとなる。投擲用のナイフであれば悪魔に刺さった瞬間から何かが起きたはずなので考えづらい。そうなると間違えて飲んでしまった液体となるのだが、相手を消し飛ばすといった効果を持つポーションは聞いたことがない。ダンジョンには未知の現象が溢れているので必ずしもそのようなものがないとは言えないが、初級者向けのダンジョンの1階層で手に入る代物ではないだろう。
しばらく考え込んだが結局のところ満足のいく答えにはたどり着けずに、諦めてスライムのドロップ品を拾い集めることにした。
95
あなたにおすすめの小説
平凡志望なのにスキル【一日一回ガチャ】がSSS級アイテムばかり排出するせいで、学園最強のクール美少女に勘違いされて溺愛される日々が始まった
久遠翠
ファンタジー
平凡こそが至高。そう信じて生きる高校生・神谷湊に発現したスキルは【1日1回ガチャ】。出てくるのは地味なアイテムばかり…と思いきや、時々混じるSSS級の神アイテムが、彼の平凡な日常を木っ端微塵に破壊していく!
ひょんなことから、クラス一の美少女で高嶺の花・月島凛の窮地を救ってしまった湊。正体を隠したはずが、ガチャで手に入れたトンデモアイテムのせいで、次々とボロが出てしまう。
「あなた、一体何者なの…?」
クールな彼女からの疑いと興味は、やがて熱烈なアプローチへと変わり…!?
平凡を愛する男と、彼を最強だと勘違いしたクール美少女、そして秘密を抱えた世話焼き幼馴染が織りなす、勘違い満載の学園ダンジョン・ラブコメ、ここに開幕!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【完結】モンスターに好かれるテイマーの僕は、チュトラリーになる!
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
15歳になった男子は、冒険者になる。それが当たり前の世界。だがクテュールは、冒険者になるつもりはなかった。男だけど裁縫が好きで、道具屋とかに勤めたいと思っていた。
クテュールは、15歳になる前日に、幼馴染のエジンに稽古すると連れ出され殺されかけた!いや、偶然魔物の上に落ち助かったのだ!それが『レッドアイの森』のボス、キュイだった!
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
無詠唱の俺、詠唱を知らなかった~転生SE(元25歳)、予測不能な仲間たちと『世界の理』を最適化する~
Gaku
ファンタジー
「え、魔法って『詩』を歌わないと使えないの?」
この世界に転生して十五年。 前世の記憶(元システムエンジニア)を持つユウキ・アマネは、息をするように魔法を使っていた。 彼にとって魔法とは、脳内で「火よ、出ろ」と命令すれば即座に実行される、ただの便利な機能。
――そう、彼は知らなかったのだ。 この世界の魔法は、厳格な『詠唱』という手順(安全確認)を踏まなければ、術者の魂ごと暴走しかねない危険な技術であることを。
彼が「当たり前」だと思っていた『無詠唱』は、世界の理(ことわり)そのものに直接干渉する、神の領域にも等しい禁断の業だったのである。
***
何も知らないまま、王都の最高学府「アーリア魔法学園」に入学したユウキ。 彼を待っていたのは、常識(仕様書)からかけ離れた学園生活だった。
太陽のように明るいが、感情(こだわり)が強すぎて魔法が暴走するヒロイン、リリア。 魔法より筋肉を信じる脳筋、ゴードン。 「どうせ私なんて」と心の壁(結界)で自らを引きこもらせる天才少女、シノ。
そして、彼らが受ける魔法の授業もまた、一筋縄ではいかなかった。
「なぜ、この世は『思い通りにならない』のか?」 「火と水は敵対しない。『関係性』がすべてを変える」 「確かな『私』など存在しない。最強の防御とは『私』を捨てることだ」
世界の「本質」そのものを問う、哲学のような授業。 個々の才能は豊かだが、絶望的に噛み合わない仲間たち。 ユウキの無詠唱(OS直結)は、そんな「予測不能」な仲間たちの魔法と繋がり、誰も見たことのない新しい現象を「創り出し」ていく。
だが、平穏な学園生活の裏で、一つの「苦しみ」が限界を迎えようとしていた。 名門の重圧に潰された一人の生徒が、学園のすべてを道連れに、決して手を出してはならない禁忌(異界への接続)に手を染めた時――。
これは、前世の論理(システム思考)を持つ主人公が、この「思い通りにならない」世界で、かけがえのない「今、この瞬間」を守るために奮闘する、王道(?)魔法学園ファンタジー。
(※電車の中では読まないでください。変な笑い声が出ても、当方は一切の責任を負いません)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる