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第2章
【2-34】一番を目指す理由
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「あー……、まぁ、あれだ。多少は長くなるだろうし、ミルフィーユでも食べながら話をしようじゃないか」
「で、でも……」
ジェイデンからの提案に、キリエは少し抵抗感があった。つい今しがたのマデリンの様子が頭をよぎり、とても暢気に菓子を楽しむ気分ではない。そもそも、キリエは上手く食べられないし、リアムに最後まで餌付けしてもらうのは流石に気恥ずかしい。
しかし、金髪の王子はいたって大真面目に言った。
「マデリンのためでもある。ここで僕たちが茶菓子を盛大に残して帰ってしまったら、彼女はまた母君から叱られてしまうだろうからな」
「そうなのですか?」
「そういう御人なのだよ、ヘンリエッタ様は。隙あらば、マデリンを叱って泣かせてしまう。キリエはリアムに食べさせてもらってもいいし……って、あぁ、本当にこれ食べるの面倒くさいな。食べれば美味しいが、そこまでが面倒だ。よし、僕もマックスに食べさせてもらおうか!」
ナイフとフォークを手放してふんぞり返るジェイデンを苦笑と共に見下ろしながら、マクシミリアンは主の手にナイフとフォークを再び握らせる。暁の騎士は、意外とこういう部分では真面目らしい。
「ジェイデン様、御一人で召し上がれるでしょう?」
「えー……、じゃあ、もう、マデリンの監視も無いし、ドーンと倒してしまおう! 腹に入れば同じだからな!」
「嗚呼、ジェイデン様、そのように情緒も何もないことを、」
「ドーン!」
マクシミリアンの嘆きを最後まで聞かず、ジェイデンはミルフィーユを豪快に倒した。それを見て、ジャスミンも同じようにミルフィーユを倒す。
「わたしも、えいっ! ドーン!」
「いいぞ、ジャスミン! あとはキリエがドーンといけば、兄弟でお揃いだ! 何も怖いものはないのだよ!」
ジェイデンとジャスミンは、キリエが上手く食べられないことを恥じないように、あえてそうしてくれたのだろう。キリエは兄弟たちのようにミルフィーユを倒してから、心を込めて礼を伝えた。
「僕も、ドーン! ……ジェイデン、ジャスミン、ありがとうございます」
「いやいや、ありがとうと言ってもらうようなことじゃない」
ジェイデンに同意とばかりにコクコクと頷いたジャスミンは、ふと表情を曇らせてキリエを見つめる。
「キリエ、マデリンのこと嫌いになっちゃった? ……今日のマデリンはやり過ぎだと思うけど、でもね、嫌いにはならないであげてほしいの」
「嫌いではないですよ。──正直なところ、あからさまに嫌われているので戸惑いと若干の苦手意識はありますが、だからといって嫌悪感があるというわけでもありません。さっきの様子も気になりますし、可能なら仲良くなりたいです」
「ははっ。キリエは正直者だな。裏表がなくて、実にいい」
正直な気持ちを口にしたキリエへ、ジェイデンは満足そうな笑みを向けてきた。そして彼はミルフィーユを食べ始め、その合間にぽつぽつと語り始める。キリエも不器用な手つきながらも食べながら耳を傾けた。
──ジェイデンは、ヘンリエッタとマデリンが認めた事実というわけではないと前置きをした上で、次のようなことを語った。
ヘンリエッタは、先代国王の妻たちの中でも、とりわけ正妻になりたい意識が強かったらしい。しかし、正妻に選ばれなかったばかりか、自分の他に三人の女と同時に結婚されてしまい、先代国王は心を閉ざして妻たちと関わろうとはしなくなり、そうこうしているうちに今度はヘンリエッタも心を病み始めてしまった。
正妻になりたかった、夫にとって一番の女でありたかった、……そんな願望を歪ませたヘンリエッタは、その思いをマデリンに重ね始めてしまう。
自分が無理ならば、せめて娘は王子王女の中でも一番の存在であってほしい。自分の代わりに、一番になってほしい。いや、一番になるべきだ。一番でなければならない。一番以外は認めない。
ヘンリエッタの「一番」への執着を一心に受け続けているマデリンもまた、一番であることに固執するようになっていった──らしい。
「マデリンは、常に一番を目指さねばらない可哀想な子なのだよ。一番じゃなければ、詰られ、怒鳴られ、殴られる。僕たちが頻繁に顔を合わせるようになったのは父上が亡くなってからで、それまでは年に一、二回くらい公式行事で会っていただけだったから、僕たちもマデリンの実情を知ったのは割と最近なのだ。本人が認めたわけではないが、あらゆる筋から得た情報から察するに幼い頃からああだったと思われるし、それは気の毒なのだが──もう十八になったのだし、そもそも王女なのだから、母に見捨てられたってどうにでも生きられる。それでも、彼女は幼い頃から洗脳され続けているからか、母親からの愛情を求め続けているのだ。……まったくもって、不器用なのだよ」
話し終えると同時にミルフィーユも食べきったジェイデンは、つまらなそうにフォークを置いた。そして、その金色の瞳でリアムを見る。
「マデリンの裏事情は、夜霧の騎士でも流石に知らなかったようだな?」
「──はい、存じ上げませんでした。一介の騎士は王族の方々と間近で接する機会はそう多くありませんし……王国騎士団内に、ヘンリエッタ様による虐待の情報は出回っていないはずです」
「だろうな。こう見えて、マックスは口が堅い。たとえ親友である君が相手だろうと、側近までしか知りえない情報は洩らさなかったようだ。えらいぞ、マックス」
「嗚呼、ジェイデン様、そのように私をお認めいただけるだなんて、恐悦至極!」
「えらいが、それを打ち消すくらいうるさいぞ、黙れマックス」
ジェイデンとマックスの語り口は明るいが、それでも場の空気はどこか薄暗いままだ。話題の重さのせいかあまり味が感じられないミルフィーユを、それでも無理やりに完食し、キリエもナイフとフォークを置いた。顔色が優れないキリエを心配してか、ジャスミンが瞳を覗き込んでくる。微笑を返すと、水色の姫君は安心したように笑った。
「マデリンはね、本当はキリエが羨ましいんだと思うの」
「……僕が、羨ましい?」
「うん。綺麗な銀色の髪と銀色の瞳っていう特別なものを持っていて、親がいなくてもちゃんと育っていて、誰からも好かれるような人だから。……もちろん、これまでのキリエはとっても大変だったと思うわ。でもね、羨ましいって思うことも沢山あるの。……わたしだって、キリエが羨ましいもの」
「そんな、僕なんて……」
どう答えたらいいか分からず口ごもるキリエを眺めながら、ジェイデンは柔らかく苦笑した。
「無い物ねだりは、どこの世界にも、誰と誰の間にもあるものなのだよ」
「で、でも……」
ジェイデンからの提案に、キリエは少し抵抗感があった。つい今しがたのマデリンの様子が頭をよぎり、とても暢気に菓子を楽しむ気分ではない。そもそも、キリエは上手く食べられないし、リアムに最後まで餌付けしてもらうのは流石に気恥ずかしい。
しかし、金髪の王子はいたって大真面目に言った。
「マデリンのためでもある。ここで僕たちが茶菓子を盛大に残して帰ってしまったら、彼女はまた母君から叱られてしまうだろうからな」
「そうなのですか?」
「そういう御人なのだよ、ヘンリエッタ様は。隙あらば、マデリンを叱って泣かせてしまう。キリエはリアムに食べさせてもらってもいいし……って、あぁ、本当にこれ食べるの面倒くさいな。食べれば美味しいが、そこまでが面倒だ。よし、僕もマックスに食べさせてもらおうか!」
ナイフとフォークを手放してふんぞり返るジェイデンを苦笑と共に見下ろしながら、マクシミリアンは主の手にナイフとフォークを再び握らせる。暁の騎士は、意外とこういう部分では真面目らしい。
「ジェイデン様、御一人で召し上がれるでしょう?」
「えー……、じゃあ、もう、マデリンの監視も無いし、ドーンと倒してしまおう! 腹に入れば同じだからな!」
「嗚呼、ジェイデン様、そのように情緒も何もないことを、」
「ドーン!」
マクシミリアンの嘆きを最後まで聞かず、ジェイデンはミルフィーユを豪快に倒した。それを見て、ジャスミンも同じようにミルフィーユを倒す。
「わたしも、えいっ! ドーン!」
「いいぞ、ジャスミン! あとはキリエがドーンといけば、兄弟でお揃いだ! 何も怖いものはないのだよ!」
ジェイデンとジャスミンは、キリエが上手く食べられないことを恥じないように、あえてそうしてくれたのだろう。キリエは兄弟たちのようにミルフィーユを倒してから、心を込めて礼を伝えた。
「僕も、ドーン! ……ジェイデン、ジャスミン、ありがとうございます」
「いやいや、ありがとうと言ってもらうようなことじゃない」
ジェイデンに同意とばかりにコクコクと頷いたジャスミンは、ふと表情を曇らせてキリエを見つめる。
「キリエ、マデリンのこと嫌いになっちゃった? ……今日のマデリンはやり過ぎだと思うけど、でもね、嫌いにはならないであげてほしいの」
「嫌いではないですよ。──正直なところ、あからさまに嫌われているので戸惑いと若干の苦手意識はありますが、だからといって嫌悪感があるというわけでもありません。さっきの様子も気になりますし、可能なら仲良くなりたいです」
「ははっ。キリエは正直者だな。裏表がなくて、実にいい」
正直な気持ちを口にしたキリエへ、ジェイデンは満足そうな笑みを向けてきた。そして彼はミルフィーユを食べ始め、その合間にぽつぽつと語り始める。キリエも不器用な手つきながらも食べながら耳を傾けた。
──ジェイデンは、ヘンリエッタとマデリンが認めた事実というわけではないと前置きをした上で、次のようなことを語った。
ヘンリエッタは、先代国王の妻たちの中でも、とりわけ正妻になりたい意識が強かったらしい。しかし、正妻に選ばれなかったばかりか、自分の他に三人の女と同時に結婚されてしまい、先代国王は心を閉ざして妻たちと関わろうとはしなくなり、そうこうしているうちに今度はヘンリエッタも心を病み始めてしまった。
正妻になりたかった、夫にとって一番の女でありたかった、……そんな願望を歪ませたヘンリエッタは、その思いをマデリンに重ね始めてしまう。
自分が無理ならば、せめて娘は王子王女の中でも一番の存在であってほしい。自分の代わりに、一番になってほしい。いや、一番になるべきだ。一番でなければならない。一番以外は認めない。
ヘンリエッタの「一番」への執着を一心に受け続けているマデリンもまた、一番であることに固執するようになっていった──らしい。
「マデリンは、常に一番を目指さねばらない可哀想な子なのだよ。一番じゃなければ、詰られ、怒鳴られ、殴られる。僕たちが頻繁に顔を合わせるようになったのは父上が亡くなってからで、それまでは年に一、二回くらい公式行事で会っていただけだったから、僕たちもマデリンの実情を知ったのは割と最近なのだ。本人が認めたわけではないが、あらゆる筋から得た情報から察するに幼い頃からああだったと思われるし、それは気の毒なのだが──もう十八になったのだし、そもそも王女なのだから、母に見捨てられたってどうにでも生きられる。それでも、彼女は幼い頃から洗脳され続けているからか、母親からの愛情を求め続けているのだ。……まったくもって、不器用なのだよ」
話し終えると同時にミルフィーユも食べきったジェイデンは、つまらなそうにフォークを置いた。そして、その金色の瞳でリアムを見る。
「マデリンの裏事情は、夜霧の騎士でも流石に知らなかったようだな?」
「──はい、存じ上げませんでした。一介の騎士は王族の方々と間近で接する機会はそう多くありませんし……王国騎士団内に、ヘンリエッタ様による虐待の情報は出回っていないはずです」
「だろうな。こう見えて、マックスは口が堅い。たとえ親友である君が相手だろうと、側近までしか知りえない情報は洩らさなかったようだ。えらいぞ、マックス」
「嗚呼、ジェイデン様、そのように私をお認めいただけるだなんて、恐悦至極!」
「えらいが、それを打ち消すくらいうるさいぞ、黙れマックス」
ジェイデンとマックスの語り口は明るいが、それでも場の空気はどこか薄暗いままだ。話題の重さのせいかあまり味が感じられないミルフィーユを、それでも無理やりに完食し、キリエもナイフとフォークを置いた。顔色が優れないキリエを心配してか、ジャスミンが瞳を覗き込んでくる。微笑を返すと、水色の姫君は安心したように笑った。
「マデリンはね、本当はキリエが羨ましいんだと思うの」
「……僕が、羨ましい?」
「うん。綺麗な銀色の髪と銀色の瞳っていう特別なものを持っていて、親がいなくてもちゃんと育っていて、誰からも好かれるような人だから。……もちろん、これまでのキリエはとっても大変だったと思うわ。でもね、羨ましいって思うことも沢山あるの。……わたしだって、キリエが羨ましいもの」
「そんな、僕なんて……」
どう答えたらいいか分からず口ごもるキリエを眺めながら、ジェイデンは柔らかく苦笑した。
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