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第3章
【3-62】共通の憂慮
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暫しキリエの手を握って何かを考えていたリアムだが、不意に主君の手を元の位置に戻して立ち上がる。
「そういえば、急使が来ているとレオンさんが言っていたような気がしたが……お前、ジェイデン様の御傍にいるべきじゃないのか?」
リアムも気持ちが落ち着き、思考が回り始めたのか、現状を気にする余裕が出たのだろう。そう判断したマクシミリアンは、安心したように小さく息をついた。
「私がずっと横にいることを、ジェイデン様はあまり好まれないからね。急使といっても身内というか、まぁ、赤薔薇と白百合が寄越した部下たちだから大丈夫だよ。話が終われば、君の様子を御覧になるために此方へいらっしゃるんじゃないかな」
「ローザとリリーの部下が……?」
赤薔薇の騎士・ローザ=グリフィス、白百合の騎士・リリー=オーウェン。彼女たちはどちらも貴族令嬢ながらも、実力で名誉称号を得た王国騎士である。
ローザは男性顔負けの凛々しさを持ち、親衛隊が作られているほど主に貴族の娘たちからの支持が厚い。リリーは全体的に色素が薄く透明感があり、一見すると儚げな女性で、彼女に一目惚れする男は相当多いと云う。
まるで正反対にも思える二人だが、一般的な貴族の女性が歩む人生に興味が無いという共通点があり、結婚を促す家族の煩わしさから逃れるために自ら国境警備を志願して王都を飛び出したのも同じだった。
リリーはアルス市国との、ローザはモンス山岳国との国境付近の警備を担っている。彼女たちが急使を寄越したのならば、隣国との間に何か問題が発生したと考えるのが自然だ。
「隣国と揉めているのか?」
「いや……、揉めごとではないと思うのだけどね。アルスとは友好関係を築いていこうと互いの意思確認をしたばかりだし、モンスからも敵意は感じていない。……ただ、両国との境界にいるそれぞれの責任者から同時に急使という事態には、疑問を感じているかな」
「当然の疑問だろう。……後ほど、ジェイデン様も交えて話すつもりだが、この国の情勢が大きく動く事態になりそうだ。今回の急使も、その予兆のひとつかもしれない」
重々しく言うリアムに応えるべくマクシミリアンが頷いたところで、部屋のドアがノックされる。二人は視線を交わした末、マクシミリアンが応答した。
「はい、どうぞ」
「おっ、マックスは此処にいたのか。リアムもそこに……、ああ、やはり二人とも揃っていたな。ちょうどよかった」
あっけらかんと言いながら顔を覗かせたのは、ジェイデンだ。供も連れずに一人で移動しているうえに自らドアを開けて入室して来た国王の姿を見て、マクシミリアンは頭を抱えて溜息を零す。
「嗚呼……、どうして貴方はそのように……」
「マックス。僕は君の小言を聞きに来たわけじゃないぞ。リアム、まずはおかえりと言おうか。よく戻って来てくれた」
あくまでも平常の調子を崩さず歩み寄って来るジェイデンに対し、リアムは跪き深々と頭を下げた。
「陛下。此度は多大な御迷惑をお掛けいたしまして、また、キリエ様に関しましても大変に御心配なされたかと存じます。なんとお詫び申し上げればよいのかと、」
「あー、こらこら。そうやって畏まるのは止めてほしいのだよ。君はきちんと役目を果たし、キリエを連れ帰って来た。他の様々なことは、まぁ、横槍を入れてきた輩とキリエの意地によるものだ。何にせよ、リアムが謝罪する必要は無いな」
朗らかに言ってリアムの肩を叩いて立ち上がるように促したジェイデンは、そのまま寝台の傍に寄ってキリエへ話しかける。
「やぁ、兄弟。君が命を張って助けた人が、今しがた目覚めたのだよ。君も早く目覚めるといいな。……リアム。キリエの祖父のこと、そして魂結びの件については、僕もマックスから報告を受けている」
「はい、承知しております」
キリエから視線を外して振り向いた金眼に対し、リアムはしっかりと頷いた。
マクシミリアンがジェイデンへ報告をしないはずがなく、キリエもそれを拒むとは思えない。元々、ルースで見聞きした情報は段階を踏みつつも全て打ち明ける予定でいたのだから、ジェイデンとマクシミリアンにプシュケの存在を知られたところで問題は無いだろう。
──ただ、魂結びについてはどうだろうか。リアムも、そしておそらくはキリエも、何事もなければ妖精人の秘術についてまでは語らなかったはずだ。己の命を賭してでも救いたい人がいるという者は、世の中に多いだろう。その方法が無いわけではないと一国の王が知ってしまった事実は、思っているよりも重たいものかもしれない。
リアムの憂慮を察したのか、ジェイデンは苦笑と共に首を振った。
「安心してくれ。以前に君たちへ約束した通り、妖精人の存在を無闇に広めたりはしないし、キリエや妖精人たちの了承が得られない限り僕の胸に秘めておく。魂結びに関しても、そうだ。この秘術に関しては、多くの者に知られるわけにはいかない危険な情報として扱う。シーラやコンラッドにも言わない」
ジェイデンは、コンラッドとプリシラを非常に信頼しており、キリエに関しての情報も彼らと共有していた。そんな二人に対しても秘めておくと宣言したということは、若き国王もリアムと同じ見解なのだろう。
「幸いなことに、君たちが襲撃されてリアムが倒れた現場を見たのは、キリエの他はルーナたち隠密部隊と、君のフットマンだけだ。リアムが倒れた原因を突き止められた医者や学者もいない。いくらでも誤魔化しが効く、ということだ。……リアムも、そのつもりでいてくれ」
「仰せのままに。私のことは、己が倒れた原因は何も知らない、どのようにして助かったのかも分からない、キリエ様の御身に起きていることについても把握していない、そのような愚鈍な騎士ということにしておいてください」
「ははっ。理解が早くて助かる。君のように優秀な騎士には不自然すぎる設定だが、まぁ、どうにかなるはずなのだよ。──というのも、今はそれどころではないからだ」
ジェイデンはスッと笑みを消し、寝台の横にある椅子に腰掛け、脚を組んだ。
「そういえば、急使が来ているとレオンさんが言っていたような気がしたが……お前、ジェイデン様の御傍にいるべきじゃないのか?」
リアムも気持ちが落ち着き、思考が回り始めたのか、現状を気にする余裕が出たのだろう。そう判断したマクシミリアンは、安心したように小さく息をついた。
「私がずっと横にいることを、ジェイデン様はあまり好まれないからね。急使といっても身内というか、まぁ、赤薔薇と白百合が寄越した部下たちだから大丈夫だよ。話が終われば、君の様子を御覧になるために此方へいらっしゃるんじゃないかな」
「ローザとリリーの部下が……?」
赤薔薇の騎士・ローザ=グリフィス、白百合の騎士・リリー=オーウェン。彼女たちはどちらも貴族令嬢ながらも、実力で名誉称号を得た王国騎士である。
ローザは男性顔負けの凛々しさを持ち、親衛隊が作られているほど主に貴族の娘たちからの支持が厚い。リリーは全体的に色素が薄く透明感があり、一見すると儚げな女性で、彼女に一目惚れする男は相当多いと云う。
まるで正反対にも思える二人だが、一般的な貴族の女性が歩む人生に興味が無いという共通点があり、結婚を促す家族の煩わしさから逃れるために自ら国境警備を志願して王都を飛び出したのも同じだった。
リリーはアルス市国との、ローザはモンス山岳国との国境付近の警備を担っている。彼女たちが急使を寄越したのならば、隣国との間に何か問題が発生したと考えるのが自然だ。
「隣国と揉めているのか?」
「いや……、揉めごとではないと思うのだけどね。アルスとは友好関係を築いていこうと互いの意思確認をしたばかりだし、モンスからも敵意は感じていない。……ただ、両国との境界にいるそれぞれの責任者から同時に急使という事態には、疑問を感じているかな」
「当然の疑問だろう。……後ほど、ジェイデン様も交えて話すつもりだが、この国の情勢が大きく動く事態になりそうだ。今回の急使も、その予兆のひとつかもしれない」
重々しく言うリアムに応えるべくマクシミリアンが頷いたところで、部屋のドアがノックされる。二人は視線を交わした末、マクシミリアンが応答した。
「はい、どうぞ」
「おっ、マックスは此処にいたのか。リアムもそこに……、ああ、やはり二人とも揃っていたな。ちょうどよかった」
あっけらかんと言いながら顔を覗かせたのは、ジェイデンだ。供も連れずに一人で移動しているうえに自らドアを開けて入室して来た国王の姿を見て、マクシミリアンは頭を抱えて溜息を零す。
「嗚呼……、どうして貴方はそのように……」
「マックス。僕は君の小言を聞きに来たわけじゃないぞ。リアム、まずはおかえりと言おうか。よく戻って来てくれた」
あくまでも平常の調子を崩さず歩み寄って来るジェイデンに対し、リアムは跪き深々と頭を下げた。
「陛下。此度は多大な御迷惑をお掛けいたしまして、また、キリエ様に関しましても大変に御心配なされたかと存じます。なんとお詫び申し上げればよいのかと、」
「あー、こらこら。そうやって畏まるのは止めてほしいのだよ。君はきちんと役目を果たし、キリエを連れ帰って来た。他の様々なことは、まぁ、横槍を入れてきた輩とキリエの意地によるものだ。何にせよ、リアムが謝罪する必要は無いな」
朗らかに言ってリアムの肩を叩いて立ち上がるように促したジェイデンは、そのまま寝台の傍に寄ってキリエへ話しかける。
「やぁ、兄弟。君が命を張って助けた人が、今しがた目覚めたのだよ。君も早く目覚めるといいな。……リアム。キリエの祖父のこと、そして魂結びの件については、僕もマックスから報告を受けている」
「はい、承知しております」
キリエから視線を外して振り向いた金眼に対し、リアムはしっかりと頷いた。
マクシミリアンがジェイデンへ報告をしないはずがなく、キリエもそれを拒むとは思えない。元々、ルースで見聞きした情報は段階を踏みつつも全て打ち明ける予定でいたのだから、ジェイデンとマクシミリアンにプシュケの存在を知られたところで問題は無いだろう。
──ただ、魂結びについてはどうだろうか。リアムも、そしておそらくはキリエも、何事もなければ妖精人の秘術についてまでは語らなかったはずだ。己の命を賭してでも救いたい人がいるという者は、世の中に多いだろう。その方法が無いわけではないと一国の王が知ってしまった事実は、思っているよりも重たいものかもしれない。
リアムの憂慮を察したのか、ジェイデンは苦笑と共に首を振った。
「安心してくれ。以前に君たちへ約束した通り、妖精人の存在を無闇に広めたりはしないし、キリエや妖精人たちの了承が得られない限り僕の胸に秘めておく。魂結びに関しても、そうだ。この秘術に関しては、多くの者に知られるわけにはいかない危険な情報として扱う。シーラやコンラッドにも言わない」
ジェイデンは、コンラッドとプリシラを非常に信頼しており、キリエに関しての情報も彼らと共有していた。そんな二人に対しても秘めておくと宣言したということは、若き国王もリアムと同じ見解なのだろう。
「幸いなことに、君たちが襲撃されてリアムが倒れた現場を見たのは、キリエの他はルーナたち隠密部隊と、君のフットマンだけだ。リアムが倒れた原因を突き止められた医者や学者もいない。いくらでも誤魔化しが効く、ということだ。……リアムも、そのつもりでいてくれ」
「仰せのままに。私のことは、己が倒れた原因は何も知らない、どのようにして助かったのかも分からない、キリエ様の御身に起きていることについても把握していない、そのような愚鈍な騎士ということにしておいてください」
「ははっ。理解が早くて助かる。君のように優秀な騎士には不自然すぎる設定だが、まぁ、どうにかなるはずなのだよ。──というのも、今はそれどころではないからだ」
ジェイデンはスッと笑みを消し、寝台の横にある椅子に腰掛け、脚を組んだ。
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