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第4章(最終章)
【4-1】良き日
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◆◆◆
──秋の第二月第三週三日目
サリバン邸の裏庭にて、キリエとリアムは距離を取って向かい合っていた。
「では、リアム。もう一度、いきます!」
「ああ」
リアムが頷くと同時に、キリエは彼の藍紫の瞳を見つめながら祈りの手を組む。そして、目には見えないが周囲を取り巻いているはずの精霊たちへ向けて加護を求め始めた。
まずは、風の精霊へ。リアムの動きを加速するよう念じると、風の精霊の気配が彼の全身を覆っていくのを感じる。
リアムも己の身体の変化を感じとったのか、駆け始めた。軽やかに、まさに風が吹き抜けるように素早く走り、まるで空中に透明な階段でもあるかのように宙を駆け登って行く。
その動きを目で追いながら、夜霧の騎士が腰の剣の柄へ手を掛けたのを確認したキリエは、次に雷の精霊へ加護を願う。リアムの剣撃へ力を与えるように念じると、彼が抜く剣の刀身全体が仄かに発光し、パチパチと音を立てながら雷が紐になったようなものに包まれていった。とはいえ、リアムが痛みを感じることは無いらしく、雷を纏った剣を頭上へ振りかざして構え、そのまま急速に落下していく。
気合を込めた声を発しながら、リアムは着地する寸前に剣を振り下ろし、その斬撃を受けた大岩は雷の力を受けて粉々に砕けた。リアムの着地の衝撃は風の精霊の力で上手く吸収されているらしく、夜霧の騎士は涼しい顔で剣を鞘に収めている。
側近の無事と、己の力が上手く作用したのを実感したキリエは、ほぅと息をついた。
◇
ウィスタリア王国建国の真実と魔族の襲来予告、そして両隣国との協力と国交回復を国民へ公に知らせてから今に至るまで、実に慌ただしい日々だった。
キリエとジャスミンは国民の混乱を抑え、安心してもらうためにと、国内の様々な地方を訪れて演説を行った。
王族自らが田舎へ足を運び、丁寧に説明し、頭を下げるという行為を目の当たりにした国民たちは戸惑っていたが、王家への反感を薄れさせる効果はあったようで、今のところ国内で派手な反乱は起きていない。
一部の少数派が蜂起した暴動が何件か発生していたようだが、すぐに鎮圧されていた。各地の騎士や傭兵が対応した場合も多かったが、その地域の国民自らが嗜めて鎮めた件もそれなりにあったらしい。
ジェイデンと宰相コンラッドは、両隣国との協力体制について具体的に話を進めつつ、王国騎士たちの基礎戦闘力を底上げすべく策を練って王国騎士団長や名誉称号騎士団長たちへ指示を出している。
リアムの推薦もあり、度々ジョセフが特別講師として王国騎士団を訪れて指導をしているため、サリバン邸の使用人たちもまた以前よりも忙しく働いていた。
アルス市国からは彼らが研究を重ねてきた中でも仕上がりに自信があるという最先端の武器類、モンス山岳国からは彼らが代々受け継いできた製法による長期保存が効く食料などが、多く提供されている。
その代わり、決戦地となると思われる王都での戦いでの兵力は、ほぼウィスタリア王国内で用意する約束となっていた。
無論、アルスとモンスもある程度は兵を出してくれるが、彼らにはどちらかというと自国内に魔族の侵攻が及ばないように警戒してもらいたいとジェイデンは考えているようだ。
妖精人が実在すること、キリエが半妖精人であることも公になったのだが、そちらに関しての混乱はほぼ無い。妖精人の特性が上手く作用しているのか、妖精人がそう望んでいるのであればそっとしておかなければならないという意識が国民の中に浸透しているらしい。
キリエが半妖精人であることも、人々は多少は驚いたようだったが、奇異の目を向けられるというわけでもなく、周囲との関係も特に変わっていない。キリエの出現によって資産や力が減少してしまった一部の悪徳貴族は複雑な心境のようだが、それを表立ってぶつけてくるような事態は一切無かった。
キリエも受霊の儀を無事に終えたとはいえ、精霊の力をすぐに完璧に駆使できるわけではなく、ましてや自分自身ではなくリアムに働きかける加護にするとなると扱いが難しい。
リアムはリアムで、自身の剣技に不慣れな力が加算されると違和感があるらしいので、二人の空き時間を見つけては互いの能力の擦り合わせをするための訓練を重ねていた。
◇
「君へ加護が届くまでの時間差はだいぶ縮まってきたと思うのですが、いかがでしょう?」
「ああ、そうだな。キリエが此方へ力を使ってくれている気配を察してから、実際に俺の身体に感覚が発生するまでの間は、殆ど無くなってきたように思う」
リアムはきちんと答えてくれているが、どこか心あらずのようにも見える。彼にしては珍しく、今朝からずっとそんな感じで、少々そわそわしていた。
「リアム、何か気になることでもあるのですか? なんだか、ちょっと様子がおかしいような……」
「ん? ……そうか?」
「はい。リアムはすぐに無理をしてしまうから、僕は君の様子は人一倍気をつけて見るようにしているのです。だから、様子が変だなぁという直感は結構当たっていると思うのですが……」
キリエがおずおずと見上げると、リアムは嬉しそうに微笑む。どうやら、気分や体調が悪いわけではないらしい。では、今しがたの訓練で気に掛かる点でもあったのだろうか。
思案顔のキリエの頭を撫でたリアムは、ふと屋敷の窓際へ視線を向け、更に笑みを深めた。
「大丈夫だ、キリエ。お前が悩むようなことじゃない。ただ、今日は良い日だから、つい柄にもなく浮かれていただけなんだ」
「良い日……? 何かありましたっけ?」
「まぁ、いいじゃないか。そろそろ一休みしよう」
「はい……」
腑に落ちない気がするものの、キリエはリアムに連れられるまま、屋敷への入口に置かれている手桶で手を洗ってから室内へと入る。そして、リアムの先導へ素直について行き、食堂のドアが開かれたところで──、
「せーの……、おめでとうございます!」
「おめでとう!」
「おめでとー!」
「おめでとうございます!」
「おめでとうございます、キリエ様!」
幾重にも重なる拍手の音と、沢山の祝福の声を受けたキリエは、扉の前で棒立ちになり、銀眼を瞬かせた。
──秋の第二月第三週三日目
サリバン邸の裏庭にて、キリエとリアムは距離を取って向かい合っていた。
「では、リアム。もう一度、いきます!」
「ああ」
リアムが頷くと同時に、キリエは彼の藍紫の瞳を見つめながら祈りの手を組む。そして、目には見えないが周囲を取り巻いているはずの精霊たちへ向けて加護を求め始めた。
まずは、風の精霊へ。リアムの動きを加速するよう念じると、風の精霊の気配が彼の全身を覆っていくのを感じる。
リアムも己の身体の変化を感じとったのか、駆け始めた。軽やかに、まさに風が吹き抜けるように素早く走り、まるで空中に透明な階段でもあるかのように宙を駆け登って行く。
その動きを目で追いながら、夜霧の騎士が腰の剣の柄へ手を掛けたのを確認したキリエは、次に雷の精霊へ加護を願う。リアムの剣撃へ力を与えるように念じると、彼が抜く剣の刀身全体が仄かに発光し、パチパチと音を立てながら雷が紐になったようなものに包まれていった。とはいえ、リアムが痛みを感じることは無いらしく、雷を纏った剣を頭上へ振りかざして構え、そのまま急速に落下していく。
気合を込めた声を発しながら、リアムは着地する寸前に剣を振り下ろし、その斬撃を受けた大岩は雷の力を受けて粉々に砕けた。リアムの着地の衝撃は風の精霊の力で上手く吸収されているらしく、夜霧の騎士は涼しい顔で剣を鞘に収めている。
側近の無事と、己の力が上手く作用したのを実感したキリエは、ほぅと息をついた。
◇
ウィスタリア王国建国の真実と魔族の襲来予告、そして両隣国との協力と国交回復を国民へ公に知らせてから今に至るまで、実に慌ただしい日々だった。
キリエとジャスミンは国民の混乱を抑え、安心してもらうためにと、国内の様々な地方を訪れて演説を行った。
王族自らが田舎へ足を運び、丁寧に説明し、頭を下げるという行為を目の当たりにした国民たちは戸惑っていたが、王家への反感を薄れさせる効果はあったようで、今のところ国内で派手な反乱は起きていない。
一部の少数派が蜂起した暴動が何件か発生していたようだが、すぐに鎮圧されていた。各地の騎士や傭兵が対応した場合も多かったが、その地域の国民自らが嗜めて鎮めた件もそれなりにあったらしい。
ジェイデンと宰相コンラッドは、両隣国との協力体制について具体的に話を進めつつ、王国騎士たちの基礎戦闘力を底上げすべく策を練って王国騎士団長や名誉称号騎士団長たちへ指示を出している。
リアムの推薦もあり、度々ジョセフが特別講師として王国騎士団を訪れて指導をしているため、サリバン邸の使用人たちもまた以前よりも忙しく働いていた。
アルス市国からは彼らが研究を重ねてきた中でも仕上がりに自信があるという最先端の武器類、モンス山岳国からは彼らが代々受け継いできた製法による長期保存が効く食料などが、多く提供されている。
その代わり、決戦地となると思われる王都での戦いでの兵力は、ほぼウィスタリア王国内で用意する約束となっていた。
無論、アルスとモンスもある程度は兵を出してくれるが、彼らにはどちらかというと自国内に魔族の侵攻が及ばないように警戒してもらいたいとジェイデンは考えているようだ。
妖精人が実在すること、キリエが半妖精人であることも公になったのだが、そちらに関しての混乱はほぼ無い。妖精人の特性が上手く作用しているのか、妖精人がそう望んでいるのであればそっとしておかなければならないという意識が国民の中に浸透しているらしい。
キリエが半妖精人であることも、人々は多少は驚いたようだったが、奇異の目を向けられるというわけでもなく、周囲との関係も特に変わっていない。キリエの出現によって資産や力が減少してしまった一部の悪徳貴族は複雑な心境のようだが、それを表立ってぶつけてくるような事態は一切無かった。
キリエも受霊の儀を無事に終えたとはいえ、精霊の力をすぐに完璧に駆使できるわけではなく、ましてや自分自身ではなくリアムに働きかける加護にするとなると扱いが難しい。
リアムはリアムで、自身の剣技に不慣れな力が加算されると違和感があるらしいので、二人の空き時間を見つけては互いの能力の擦り合わせをするための訓練を重ねていた。
◇
「君へ加護が届くまでの時間差はだいぶ縮まってきたと思うのですが、いかがでしょう?」
「ああ、そうだな。キリエが此方へ力を使ってくれている気配を察してから、実際に俺の身体に感覚が発生するまでの間は、殆ど無くなってきたように思う」
リアムはきちんと答えてくれているが、どこか心あらずのようにも見える。彼にしては珍しく、今朝からずっとそんな感じで、少々そわそわしていた。
「リアム、何か気になることでもあるのですか? なんだか、ちょっと様子がおかしいような……」
「ん? ……そうか?」
「はい。リアムはすぐに無理をしてしまうから、僕は君の様子は人一倍気をつけて見るようにしているのです。だから、様子が変だなぁという直感は結構当たっていると思うのですが……」
キリエがおずおずと見上げると、リアムは嬉しそうに微笑む。どうやら、気分や体調が悪いわけではないらしい。では、今しがたの訓練で気に掛かる点でもあったのだろうか。
思案顔のキリエの頭を撫でたリアムは、ふと屋敷の窓際へ視線を向け、更に笑みを深めた。
「大丈夫だ、キリエ。お前が悩むようなことじゃない。ただ、今日は良い日だから、つい柄にもなく浮かれていただけなんだ」
「良い日……? 何かありましたっけ?」
「まぁ、いいじゃないか。そろそろ一休みしよう」
「はい……」
腑に落ちない気がするものの、キリエはリアムに連れられるまま、屋敷への入口に置かれている手桶で手を洗ってから室内へと入る。そして、リアムの先導へ素直について行き、食堂のドアが開かれたところで──、
「せーの……、おめでとうございます!」
「おめでとう!」
「おめでとー!」
「おめでとうございます!」
「おめでとうございます、キリエ様!」
幾重にも重なる拍手の音と、沢山の祝福の声を受けたキリエは、扉の前で棒立ちになり、銀眼を瞬かせた。
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