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第27話 ヴィラ
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「矢野く~ん!
お昼だよ!
一緒に食堂へ行く?」
やっと回って来たお昼に矢野君を誘いに行くと、
矢野君はワゴンを押して丁度出ていくところだった。
「あれ? 僕、お昼にはちょっと早かった?」
「いや、ピッタリだよ。
お前の腹時計はぴったしカンカンだからな」
そう言って矢野君が笑った。
「それ、何処かへ届けにいくの?」
そう言ってワゴンの中を覗き込んだ。
中にはシーツやタオル、
バスローブなど一式入っていた。
「ああ、今からヴィラの方へこれ届けに行ってくるよ。
さっきハウスキーパーの方から不足分の連絡があったんだ」
「ヴィラ? それ、ヴィラに持っていくの?
それって集落みたいになってるところだよね?」
「集落? ハハハお前にはそう言う風に見えるんだな。
一緒に来るか? 中はすごいぞ?」
「え? 中見れるの?
一緒に行ってもいいの?」
「プフフ、お前、目がキラキラしてるぞ?」
「あのね、僕、ここに来たばかりの時にね、
探検した時ヴィラを見つけたんだよ~
中、見てみたかったけど壁が高くてさ、
結局見れないまま帰ったんだよ~
それ以来、中を見たくて、見たくて……」
「じゃあ、丁度良かったな。
今から行くところだからお前も来いよ」
何という偶然のいたずら!
まさかヴィラの中を見ることができるなんて!
僕はワクワクとして矢野君について行った。
門のところまで来ると、
矢野君は無線で中にいるハウスキーパーに連絡をした。
直ぐにハウスキーパーがやってくると、
門を開けてくれて中に通された。
門の向こうはまた別世界の様で、
南国風な外見に一部屋、一部屋が孤立していた。
「コイツが部屋を見てみたいそうなので、
今清掃中の部屋見てもいいですか?」
矢野君が丁寧に尋ねると、
「勿論よ~
付いておいで」
そう言って快く引き受けてくれた。
「ここね、部屋数はあまり無いんだけど、
一つ一つが割と広いの」
そう言って一つの部屋へ通して貰った。
部屋に入ってびっくりした。
「うわー 何ここ……
目の前海なのにプールもあるの?!
なんて贅沢~
それにこの開けた空間!
それなのにプライバシーはしっかり守られて……
一度で良いから泊まってみたい……」
「だよね~
ここ一泊いくらするか知ってる?」
「いや、想像出来ません」
「朝夕食付き二人で一泊15万円!」
「ヒャ~ 僕の半年の食費以上だよ~
米何キロぶん?」
僕がそう言うと、
「お前ってやっぱり現実的だな」
と矢野君がクスッと笑った。
“ねえ、ねえ、こんなところでエッチしたら気持ちいいだろうね”
僕が矢野君にそう囁くと、
“どこでやっても同じじゃないか?”
という返事が返ってきた。
“も~っっ! 雰囲気が大切だよ!
みてよ! 凄くロマンチック!
夜になるとプール周りなんてライトアップされるんだろうね~
バスタブにはキャンドルなんかともしてさ、
考えただけでワクワクするね!”
僕がそう囁いてうっとりとして部屋を眺めていると、
「ほら、早くしないとお昼、食いっぱぐれるぞ。
もう夢からは覚めたか?」
と来たので、矢野君のあまりにものデリカシーの無さにガックリと来た。
「15万円か~ 逆立ちしても泊まれないね~」
そう言いながら僕たちはヴィラを後にした。
本当にあの壁の向こうは楽園と言うような感じだった。
「は~ あそこって、裸で一日中いても全然違和感ないよね~
裸で一日中過ごすってどんな感じなんだろう?
きっと開放感あふれてるんだろうね~」
そう言うと、矢野君は僕をチラッと見て意味深に笑った。
「俺はワゴンを返しに行って来るから先に食堂に行っていてくれるか?」
矢野君がそう言ったので、
僕は先に食堂へと出向いた。
それから30分ほどして矢野君がやって来た。
「遅かったね~
僕もう食べ終えちゃった……
ごめん、待っていようと思ったんだけど、
お腹へってさ~」
「ハハハ、大丈夫だ。
俺はそんなにお腹すいてないし、
おにぎりをもらってくるよ」
そう言っておにぎりをもらってきた矢野君が、
「お前さ、今月末、誕生日じゃないか?」
と急に聞いてきた。
「よく覚えていたね!」
「そりゃ、お前とは頭の出来が違うからな!
まあ、それは良いとして、
俺が盆休みで東京へ行く前に祝ってあげたいんだが、
今度の休みに良いか?」
と尋ねたのでびっくりした。
「言いも何も、いいに決まってるじゃない!
凄くうれしい~」
「じゃあ、決まりだな。
24時間の裸生活、楽しみにしてるからな」
そう言って最後のおにぎりを口に頬張ると、
「さ~ 午後の仕事も頑張りますか~」
と大きく伸びをすると、食堂を後にした。
そんな矢野君の後を僕は
「え? 裸生活? え?
ど~言う事?!
ちょっと待ってよ~
それってどういう意味~?!」
とそそくさと追いかけて行った。
お昼だよ!
一緒に食堂へ行く?」
やっと回って来たお昼に矢野君を誘いに行くと、
矢野君はワゴンを押して丁度出ていくところだった。
「あれ? 僕、お昼にはちょっと早かった?」
「いや、ピッタリだよ。
お前の腹時計はぴったしカンカンだからな」
そう言って矢野君が笑った。
「それ、何処かへ届けにいくの?」
そう言ってワゴンの中を覗き込んだ。
中にはシーツやタオル、
バスローブなど一式入っていた。
「ああ、今からヴィラの方へこれ届けに行ってくるよ。
さっきハウスキーパーの方から不足分の連絡があったんだ」
「ヴィラ? それ、ヴィラに持っていくの?
それって集落みたいになってるところだよね?」
「集落? ハハハお前にはそう言う風に見えるんだな。
一緒に来るか? 中はすごいぞ?」
「え? 中見れるの?
一緒に行ってもいいの?」
「プフフ、お前、目がキラキラしてるぞ?」
「あのね、僕、ここに来たばかりの時にね、
探検した時ヴィラを見つけたんだよ~
中、見てみたかったけど壁が高くてさ、
結局見れないまま帰ったんだよ~
それ以来、中を見たくて、見たくて……」
「じゃあ、丁度良かったな。
今から行くところだからお前も来いよ」
何という偶然のいたずら!
まさかヴィラの中を見ることができるなんて!
僕はワクワクとして矢野君について行った。
門のところまで来ると、
矢野君は無線で中にいるハウスキーパーに連絡をした。
直ぐにハウスキーパーがやってくると、
門を開けてくれて中に通された。
門の向こうはまた別世界の様で、
南国風な外見に一部屋、一部屋が孤立していた。
「コイツが部屋を見てみたいそうなので、
今清掃中の部屋見てもいいですか?」
矢野君が丁寧に尋ねると、
「勿論よ~
付いておいで」
そう言って快く引き受けてくれた。
「ここね、部屋数はあまり無いんだけど、
一つ一つが割と広いの」
そう言って一つの部屋へ通して貰った。
部屋に入ってびっくりした。
「うわー 何ここ……
目の前海なのにプールもあるの?!
なんて贅沢~
それにこの開けた空間!
それなのにプライバシーはしっかり守られて……
一度で良いから泊まってみたい……」
「だよね~
ここ一泊いくらするか知ってる?」
「いや、想像出来ません」
「朝夕食付き二人で一泊15万円!」
「ヒャ~ 僕の半年の食費以上だよ~
米何キロぶん?」
僕がそう言うと、
「お前ってやっぱり現実的だな」
と矢野君がクスッと笑った。
“ねえ、ねえ、こんなところでエッチしたら気持ちいいだろうね”
僕が矢野君にそう囁くと、
“どこでやっても同じじゃないか?”
という返事が返ってきた。
“も~っっ! 雰囲気が大切だよ!
みてよ! 凄くロマンチック!
夜になるとプール周りなんてライトアップされるんだろうね~
バスタブにはキャンドルなんかともしてさ、
考えただけでワクワクするね!”
僕がそう囁いてうっとりとして部屋を眺めていると、
「ほら、早くしないとお昼、食いっぱぐれるぞ。
もう夢からは覚めたか?」
と来たので、矢野君のあまりにものデリカシーの無さにガックリと来た。
「15万円か~ 逆立ちしても泊まれないね~」
そう言いながら僕たちはヴィラを後にした。
本当にあの壁の向こうは楽園と言うような感じだった。
「は~ あそこって、裸で一日中いても全然違和感ないよね~
裸で一日中過ごすってどんな感じなんだろう?
きっと開放感あふれてるんだろうね~」
そう言うと、矢野君は僕をチラッと見て意味深に笑った。
「俺はワゴンを返しに行って来るから先に食堂に行っていてくれるか?」
矢野君がそう言ったので、
僕は先に食堂へと出向いた。
それから30分ほどして矢野君がやって来た。
「遅かったね~
僕もう食べ終えちゃった……
ごめん、待っていようと思ったんだけど、
お腹へってさ~」
「ハハハ、大丈夫だ。
俺はそんなにお腹すいてないし、
おにぎりをもらってくるよ」
そう言っておにぎりをもらってきた矢野君が、
「お前さ、今月末、誕生日じゃないか?」
と急に聞いてきた。
「よく覚えていたね!」
「そりゃ、お前とは頭の出来が違うからな!
まあ、それは良いとして、
俺が盆休みで東京へ行く前に祝ってあげたいんだが、
今度の休みに良いか?」
と尋ねたのでびっくりした。
「言いも何も、いいに決まってるじゃない!
凄くうれしい~」
「じゃあ、決まりだな。
24時間の裸生活、楽しみにしてるからな」
そう言って最後のおにぎりを口に頬張ると、
「さ~ 午後の仕事も頑張りますか~」
と大きく伸びをすると、食堂を後にした。
そんな矢野君の後を僕は
「え? 裸生活? え?
ど~言う事?!
ちょっと待ってよ~
それってどういう意味~?!」
とそそくさと追いかけて行った。
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