龍の寵愛を受けし者達

樹木緑

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翠を訪れたのは誰?

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「え~ 翠が来てる時?

う~ん、デューデューが来てるって聞いて、
父上と母上の所に尋ねに行ったけど、
翠には会ってないな~

なんだか大変そうだったし、
翠がどんな子かもよく見えなかったし!

直ぐに母上にあっちへ行ってなさいって言われて、
それからは部屋へ行ってないから!」

龍星がそう言うと、

「そうか」

デューデューはそう言ってもう一度龍星を肩に乗せた。

「どうしてそんな事を聞くの?」

龍星が尋ねると、

「いや、お前が翠に会う機会があったのかと思ってな」

デューデューがそう答えると、

「う~ん、まだ会ってないよ。

ねえ、いつか翠も連れておいでよ!」

龍星がそう言うと、

「ああ、いつかな」

そうデューデューは返事をした。

「ねえ、それよりも早く客間へ行こうよ!

デューデューの大好きなクッキーがあるんだよ!」

龍星がそう言って足をバタバタとすると、

「分かったから、私の肩の上で暴れるんじゃ無い!」

デューデューはそう言って客間への道を急いだ。



デューデュー達が客間へ着き暫くすると、
ドアがガチャリと開いて、

「デューデュー様、お待たせ致しました。

庭師もとても喜んでいました。

これからの仕事に張り合いが出来たそうです。

とても貴重な植物を有難うございました」

そう言いながらスーが客間へと戻ってきた。

それに続いて龍輝も客間へとやって来た。

龍星とふざけ合っていたデューデューは

“コホン”

と一つ咳払いをすると、

「いや、丁度狩りでそちらの方に行ったのでな。

今日はあれを届けに来ただけだから私はソロソロ……」

そう言って立ち上がると、直ぐに龍星も立ち上がりデューデューにしがみ付くと、

「えー! デューデューもう帰っちゃうの?!

未だクッキー食べてないじゃ無い!」

そう言って引き止めようとした。

デューデューが渋い顔をすると、

「そうだ! ねえ、僕もデューデューの家へ連れて行ってよ!

翠もいるんでしょ?!

デューデューの背に乗せて貰う良い機会だよ!

デューデューの家迄一っ飛びでしょ?!

ね~え、翠と一緒に遊んでも良いでしょ?!

泣き虫龍輝よりは一緒に遊べるかもしれない!」

龍星が龍輝をチラッと見ながらそう言うと、

「龍星! 貴方は何度言えば分かるの?!

デューデュー様のお宅へは行けないって言ったでしょう?!

翠様の事も話してはいけないと何度も教えたでしょう!

それに龍輝を虐めないでっていつも言ってるでしょ?!」

スーがそう言って叱ると、

「チェッ」

そう言って龍輝は不貞腐れたようにソファーに座った。

「デューデュー様、お見苦しい所をお見せして申し訳ありません。

本当に、デューデュー様の事となると後先を考えない子で……」

スーがそう言って申し訳なさそうに謝ると

「いや、初めて会った時のショウにソックリだな」

デューデューがそう言って笑うと、
スーも苦笑いをして、

「後少しお時間頂けますか?

お帰りになられる前に、今朝焼いたばかりのクッキーがありますので、
少しお包み致します。

是非翠様にも食べさせてあげて下さい」

スーはそう言うと、
忙しそうにパタパタと客室を出て行った。

デューデューは、
スーに付いてスゴスゴと客室を出て行こうとした龍輝を呼び止めると、

「龍輝! 少し此処へきて私と話をしないか?」

そう言って手招きした。

龍輝はオドオドとした様にスーの去った方向を見たり、
デューデューを見たりして、そこに立ったまま俯いた。

龍星はソファーの上で
両手を頭の後ろで組んで背もたれにもたげ掛かると、

「こんな奴に何の話があるの?

何を聞いてもウジウジとしてきっと何も答えないよ」

揶揄った様にそう言うと、

「龍星、自分の兄弟をそう言うふうに言うものでは無い。

家族とは貴重な存在だ。

居なくなってから後悔しても遅いんだぞ」

デューデューがそう言って龍星を諭すと、
龍星は後ろで組んでいた手を膝の上に置いて姿勢正しく座り直した。

そして

「はーい」

と気のない様な返事をすると、
龍輝をジロッと睨んだ。

デューデューは龍輝の所まで歩み寄ると、
龍輝の手を取った。

龍輝はビクッとした様にデューデューを見上げると、
また俯いた。

「龍輝、そんなに怖がらなくても良い。

別に取って食うわけではないからな」

デューデューがそう言うと、
龍輝は何か言いたそうにデューデューを見上げた。

「ん? どうした?

何か言いたいのか? 

何も心配いらないぞ」

デューデューがそう言うと、龍輝は龍星をチラッと見た。

デューデューもチラッと龍星を見ると、

「龍星、少し外に出ていてくれないか?

私はちょっとばかり龍輝と2人だけで話がある」

デューデューがそう言うと、
龍星はびっくりした様にしてデューデューを見ると、

「は? 一体龍輝と何の話があるって言うの?

僕の前では言えない事?」

龍星がそう言うと、デューデューが一言、

「龍星」

そう言うと、龍星はビクッとした様にしてデューデューを見ると、

「分かったよ…」

そう言って渋々出て行った。

すれ違い間際流星は、

“お前、覚えてろよ”

そう龍輝に耳打ちすると、
客間を出てドアを閉めた。

閉じられたドアをじっと見つめていた龍輝は、
デューデューに肩をポンと叩かれ、
ビクッとしてデューデューを見上げた。

デューデューは龍輝の手を引いてソファーの所まで行くと、

「先ずは座りなさい」

そう言って龍輝をソファーに座らせた。

龍輝はオズオズとソファーに座ると、
ビクビクとした様に肩を強張らせた。

デューデューはそんな龍輝を見ると、

「お前は私が恐ろしいのか?」

そう尋ねた。

龍輝は肩を強張らせたまま俯くと、
暫く黙り込んだ。

「大丈夫だぞ?

私は怒ったりしない。

約束だ」

デューデューがそう言うと、

「約束? 本当に?」

そう言って龍輝はオズオズと小指を差し出した。

デューデューは、
龍輝の差し出された小指を呆けた様に暫く見つめていたけど、
龍輝の

“?”

とした様な顔にハッとしてデューデューも小指を差し出すと、
龍輝はデューデューの差し出した小指に自分の小指を絡め、
小さな声で、

”指切りげんまん嘘ついたら針千本飲す~“

と囁いた様に歌った。

「誰にその事を学んだんだ?

お前の父親か?」

デューデューがそう尋ねると、
龍輝は首を振った。

「本で読んだのか?」

そう尋ねると、また首を振った。

龍輝はデューデューを上目遣いで見上げると、

「約束って聞いて体が勝手に反応した……

歌は勝手に口から出て来ちゃった……

僕、何処で学んだろう?」

そう言って頭を捻った。

デューデューはニコリと微笑むと、

「そうか、そうか、

それはお前の父親の先祖が住んでいた、
東の大陸の約束事を結ぶ時に使っていたものらしいぞ。

私もある人物から学んだのだ」

デューデューがそう言うと、
龍輝はデューデューを見上げて、

「本当に約束してくれる?!

僕が言う事、誰にも言わない?!

言ったら針千本だよ?!」

そう言ってデューデューの目を見た。

「男と男の約束だ」

デューデューがそう言うと、

「僕の事、頭から食べない?!」

龍輝が恐る恐るそう尋ねると、

「誰かがお前にそう言ったのか?!」

デューデューはびっくりした様にしてそう尋ねた。

龍輝は俯いて、

「父上の龍達が……」

そう言うと、

「何? お前はショウの龍達の言葉が分かるのか?!」

デューデューがそう言うと、龍輝はコクリと頷いた。

「アイツらはお前が言葉を理解していると分かってるのか?!」

デューデューがそう尋ねると、龍輝は首を振った。

「アイツらはお前に何と言っているのだ?!」

デューデューがそう尋ねると、
龍輝はグッと言葉を詰まらせた。

「良いから言ってごらん?」

デューデューが優しく尋ねると、

「デューデュー様は灰色の欠陥のある龍だから
餌を狩る事が出来ないから人間の子供を食べるって。

僕達みたいに小さい子は捕まえ易いし、
肉が柔らかいから大好物だって……

頭からバリバリ食べるんだぞって何時も大笑いしてる……」

龍輝が申し訳無さそうにそう言うと、
デューデューは怒りもしなければ、
憤慨したようでもなく、

「あいつらの言っている事は全て出鱈目だ。

ショウには悪いが、アイツの龍達は阿呆ばかりだ。

お前もアイツらの言葉が分かるんだったら、
アイツらがどれだけ阿呆か分かってるだろう?」

そう言うと、龍輝はコクコクと頷いてプッと笑った。

「やっぱり彼らが言う事は嘘だったんですね!

ナナが何時も違うって言ってたんです!

ナナとはとっても仲良しなんです!」

龍輝が嬉しそうにそう言うと、

「ああ、ナナはいい奴だな」

そう言って龍輝に微笑んだ。

龍輝はそんなデューデューの顔を見ると、
真っ赤になって俯いた。

「お前が龍の言葉が分かる事は誰も知らないのか?」

デューデューがそう尋ねると、

「聞こえるようになった時……あ、3歳くらいの時だったんですけど、
龍星に話したら嘘つきだって笑われて以来誰にも……

きっと龍星もその事は忘れているんじゃないかと……」

そう言って龍輝はまた俯いた。

デューデューは龍輝の手を取ると、

「お前が誰にも話したくなかったら、
誰にも言わなくて良い。

私はお前の話を信じているぞ。

何と言っても、お前はアイツらの事を阿呆だと証明した
もう1人の人間だからな」

そう言うと、龍輝もデューデューの顔を見て又プッと笑った。

「ところで話は変わるが……」

デューデューがそう言って真面目な顔をすると、
龍輝はまたビクッとした様にして肩を強張らせた。

デューデューは龍輝の頭をワシャワシャとすると、

「そんなに緊張しなくても、
私はお前の事を取って食う訳では無いと言っただろう」

そう言って龍輝の顔を覗き込んだ。

龍輝がオズオズと顔をあげてデューデューを見ると、

「お前は翠が此処へ来た日、
翠の事を尋ねたか?」

デューデューは龍輝にそう尋ねた。

龍輝がビクッと肩を振るわせると、

「大丈夫だ。 怒っている訳では無い。

翠が知りたがっていたんだ。

あの日来た少年は誰なのか?って」

そう言うと、龍輝はコクリと頷いた。

「どうして翠を尋ねたんだ?」

デューデューがそう尋ねると、
龍輝はモジモジとし始めた。

「言っても大丈夫だぞ?

私は怒らないし、
ただ知りたいんだ。

翠の額を撫でていたんだろう?

それで翠がとても安心した様な事を言っていたんだ」

デューデューがそう良うと、

「あの……」

龍輝が言い淀むと、

「良いから言ってごらん?」

デューデューが優しく尋ねた。

龍輝は上目遣いにデューデューを見上げると、

「翠様の眠ってる顔を見たら触れてみたくて……

御免なさい!

吸い込まれる様に近付いていったら、
すごく綺麗な子だなって……

本当に男の子なんだよね?」

龍輝がそう尋ねると、
デューデューは優しく微笑んで頷くと、

「僕、翠様に触れたらドキドキしちゃって、
ずっと触れていたいって……

それで額を撫でていたら
翠様が急に目を開けちゃって、
目が合ったからビックリして逃げちゃった……

僕、どうしたんだろう? 

あれから翠様の事が頭から離れないんだ。

僕はやっぱり龍星が言う様に変なのかな?!

翠様は男の子なんだよね?!」

龍輝がデューデューに縋った様に尋ねると、

「いや、お前は変じゃ無い。

翠も言っていた。

お前の手がすごく気持ちよかった。

もう一度会いたいって……」

デューデューがそう言うと、龍輝は

“え?”

とした様にして頬を赤らめてデューデューを見上げた。

「だがすまぬ。

今はまだお前達を会わせる訳にはいかぬのだ。

だがきっといつか時が来たら……」

その時スーが部屋のドアをノックして
龍星と一緒に部屋へ入って来た。

「デューデュー様、お話は終わりましたでしょうか?」

そう尋ねると、

「ああ、今終わったところだ」

デューデューはそう答えた。

スーはバスケットを差し出すと、

「デューデュー様、お荷物になりますが、
これをお持ち帰り下さい。

先程焼き上がったパンも入っております」

スーがそう言うと、デューデューはバスケットを受け取った。

「いつもすまない」

デューデューが礼を言うと、

「いいえ、こんな事しか出来ませんが、
いつでもいらして下さいね」

そう言ってスーは微笑んだ。

デューデューはスーの後ろで突き合っている龍星と龍輝に目をやると、

「龍星、龍輝と仲良くするんだぞ。

龍輝、お前も剣の稽古を始めるのだ。

それと……」

そう言うとスーの方を見て、

“龍輝には不思議な力が宿っておる。

一度お前の父親に鑑定をしてもらったほうが良い”

そう呟くと、

「小童達よ。

又来るからそれまで剣の稽古を怠るで無いぞ」

そう言うと、スーッと龍の姿に変わり
ショウの邸宅から飛び立った。

デューデューは去り際に
もう一度デューデューを見送るスー達を見下ろすと、

“それにしても龍輝の奴、
前世と性格が変わりすぎているだろう?!

いや、元々アイツはあれが本来の性格だったのかもしれない……

あれがダリルだったのは龍輝から放たれる気で分かる。

ジェイドと言う心の番を得て奴を守っていた殻が砕けたのだろう。

私も2人会わせてあげたいのは山々だが、
此処は無理やり2人を会わせるよりも、
運命に委ねた方が良いだろう……“

デューデューはそう呟き少し当たりの気配を探ると、

“ウ~ム…… 奴らの気は未だ感じられないが、
過ぎ去った月日を考えるとアーウィンとマグノリアも
きっと何処かに転生しているはずだ……”

デューデューはそう呟くと、翠の待つ家へ向けてスピードを上げた。

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