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夢
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“あ……又だ”
僕はそう呟いて目を覚ました。
いや、実際に眠りから覚めているわけではない。
僕は今自分が眠りの中にいると分かっている。
それに気付いたのはこの夢を見始めてしばらく経ってからだ。
初めてこの夢を見た時は、
本当に夢から目覚めたと思っていた。
でも実際には夢の中で夢から目覚めただけだった。
その中で僕は何時も
“誰か“
になっている。
そしてその
“誰か”
はそこに居る
“誰か”
に惹かれている。
初めてこの夢を見た時は、
最初はその
“誰か”
は父さんだっと思った。
僕はきっとあんな体験をしたからこんな夢を見たんだと思った。
あの湖を訪ねた日の夜、
僕はいつもの様に床に就いた。
僕は寝付きは良い方で、
その日の夜も直ぐに眠りに入っていった。
それなのに暫くすると僕は目を覚ました。
でも僕が目を覚ました場所は僕が眠りに就いた場所では無かった。
”う~ん、もう朝?!“
僕は目が覚めて辺りをボーッと見回した。
“あれ? 父さん、今朝も狩りに行って無いんだ”
何時もは早朝には狩りに出て行く父さんが未だ僕の横で寝ていた。
“そう言えば父さんは繁殖期だから発情してるって言ってたな……
また早朝からあの湖に行ったんだろうか?”
僕は父さんを起こさない様にそっと寝床から這い出した。
父さんを起こさなかった事を確認すると、
僕はスッと立ち上がり背伸びをした。
“ファ~ 全然 寝た気がしないな~
やっぱり今日のことが強烈過ぎて
未だ体が興奮状態にあるのかな?”
そう思って外の新鮮な空気を吸って目を覚まそうと外に出ようとした時に、
変なことに気付いた。
“あれ? 父さんの向こうに寝てるのは誰だ?”
父さんの寝ている向こう側に見知らぬ人が寝ていた。
洞窟の中は未だ暗かったけど、
その人が寝返りを打ったので気付いた。
ビクッとして少し固まっていたけど、
よく見たら此処は自分の家では無い。
“え? 此処はどこ?!”
ドキッとして父さんに近づいて顔を覗き込んだ。
“間違いない。
これは父さんだ……
もしかして僕が寝ている間に此処に運んできたんだろうか?!”
そう思いながら、父さんの向こうに眠る人物をソッと覗き込んだ。
“あれ? この人……”
何処かで見た事ある様な顔だった。
“どこで見たんだっけ?!”
暫く考えていたけど、
思い出せなかった。
“う~ん、 父さんの知り合いだろうか?
でも何故此処に?!”
そうは思ったけど、
あまり疑問に思わず外の方をみた。
“あ、だいぶ明るくなってるや。
え? ちょっと待てよ……
外からいい匂いがして来る……”
僕は駆け足で外に出た。
外に出た途端周りの景色を見て、
“やっぱり此処は僕の家じゃ無い!”
洞窟から出たところは見知った自分の家では無かった。
呆けて入り口に立っていると、
「あら! もう起きたの?
もう直ぐ朝食の準備ができるわよ!
デューデューとアーウィンは未だ寝てるの?」
そこには金色の髪に青い目をした女性が
オタマを振り回しながら料理をしていた。
僕はビクッとして恐る恐る洞窟の方を振り向いた。
“!! 此処は!“
一息ついた頃、自分のいる場所がはっきりとして来た。
”此処は父さんが昨日連れてきてくれた
母さんや本当の父さん達と住んでいたって言うところではないか?!”
昨日来た時はこんなに色鮮やかに
生活感が出た様な感じでは無かったけど、
此処は間違いなく昨日父さんが連れてきてくれた場所だった。
「ジェイド、どうしたの?
未だ寝ぼけてるの?」
そう聞かれて僕は彼女の方を見た。
「違う……」
僕がそう言うと、
「何が違うの?
貴方、本当に大丈夫?」
そう言って彼女が近づいてきて
僕の額に手を当てた。
僕が
“ヒッ”
と小さな悲鳴をあげて一歩退くと、
彼女はクスッと笑った。
「ちょっと失礼ね~
花の乙女に近寄られてその悲鳴はないでしょう~」
そう言って僕のオデコをピンと指で跳ねた彼女は、
何だか懐かしい香りがした。
「ねえ、デューデューとアーウィンが起きる前に、
ダリルを呼んできて!」
そう彼女が言った途端、
僕の心臓がドキッと跳ねた。
「ダ……ダリル……?」
僕が繰り返し尋ねると、
「貴方、本当に大丈夫なの?!
熱はない様だけど、
ちょっと挙動不審よ?
何だかジェイドじゃないみたい!」
そう言ってまた彼女が笑うと、
僕は真剣な顔をして、
「僕はジェイドじゃない!
僕は翠って言うんだ!
それに此処は僕の家じゃない!!
何故僕は此処にいるの?!」
そう尋ねると、
彼女は少し怪訝な顔をした。
“あっ……”
少し言い淀んで父さんが寝ている洞窟の方を見ると、
赤毛の男の子が欠伸をしながら歩いてきた。
彼は僕達の近くまで来ると、
「マグノリアもジェイドもおはよう!」
そう言って、焚き火の上でいい匂いを漂わせているポットを開け、
「おっ、今日も美味しそうなスープだね。
流石マグノリア!」
そう言ってスーンとスープの匂いを嗅いだ。
“マグノリア?
彼女の名前?!”
そう思いながら、僕は又彼女を見た。
マグノリアと呼ばれた彼女は赤毛の男の子の横に行くと、
「ほら、アーウィンは匂い嗅いでないでボールを持ってきて!」
そう言うと、アーウィンと呼ばれた彼は、
「ハイハーイ」
そう言った後、
「ダリルは未だ鍛錬から戻って無いの?」
そう言って僕を見た。
僕が直ぐに返事をしなかったので、
アーウィンと呼ばれた彼は、
“???”
とした様な顔をして僕を見た。
「ジェイドってば今朝はちょっと変なのよ!」
マグノリアと呼ばれた彼女か言うと、
「え? どんなふうに変なの?」
とアーウィンと呼ばれた彼は訪ねた。
「ジェイドったらね、
自分はジェイドじゃなく、翠って名前だーって。
ね、変でしょう?」
マグノリアと呼ばれた彼女がそう言うと、
アーウィンと呼ばれた彼の方は余り気にしてなさそうに、
「翠ってジェイドが気に入っていた東の大陸の名前じゃない。
もう、翠でもジェイドでもいいよ。
お腹すいたから、早くダリル呼んできて!」
そう僕に呼びかけた。
僕は何が何だか分からず、
二人の顔を交互に見た。
「ほら、ボケッとしてないで、
ダリルを呼んできて!」
又アーウィンと呼ばれる彼が言うと、
「あ……あの……ダリルとは?」
そう言って返事をしたら二人とも驚いた様にして僕を見た。
そして二人でヒソヒソと何か内緒話をすると、
「ダリルは此処から密林へ続く所にある広場で剣の練習をしてるから!
そこに居なかったら、きっと湖で汗を流してるわ!
行き方は知ってるでしょ?」
マグノリアと呼ばれる彼女がそう尋ねると、
僕はコクコクと頷いた。
実際父さんに昨日連れて行かれたばかりだったから、
未だ湖への行き方は覚えていた。
その道通りでキョロキョロすれば鍛錬場も分かるだろう。
「ほら、サッサと行った、行った!」
そう言ってマグノリアは僕の尻を叩くと、
焚き火のところで朝食の準備を始めた。
僕は裏へ続く道の方をクルッと振り返ると、
スタスタと裏へ向けて歩いて行った。
内心ドキドキとハラハラが止まらなかった。
“ちょっと待ってよ……
今までの事を纏めると、
金髪の彼女がマグノリアで、
赤毛の彼がアーウィン。
洞窟で寝ている龍は父さんで間違いない。
そして彼らは僕をジェイドと呼んでいる……
もう一人がダリル……
もしかしてこれって父さんが話してた此処で一緒に住んでた四人?
でも何故此処に……
もしかして僕は未だ夢の中にいるのか?
でもそれにしてはリアルだよな?
彼らの見た目や名前まで……
もしかして昨日此処を訪れたから僕の心がそれに反応した?“
いろんな思いをグルグルとさせながら道を進んでいくと、
マグノリアが言っていた広場にでた。
”此処にはいないな……
じゃあ、湖だな……“
僕は湖への道筋を急いだ。
“ダリルか……一体どんな人なんだろう……”
そう思っていると、早くもジャングルの入り口へ来た。
“そうだ、夢だろうけど、せっかく此処まで来たから、
父さんと母さんに又挨拶をして行こう”
そう思って辺りを見回したけど、
彼らの墓らしき碑はどこにも見当たらなかった。
“あれ? おかしいな……
確か此処だったと思ったんだけど……”
確かに中へ続く道はそこで間違いなかったけど、
僕は何処にも両親の石碑を見つけることが出来なかった。
それどころか、土に盛り上がりもなければ、
そこを掘り返した様な跡も無かった。
“あれ~??”
そう思い、反対の方も見たけど、
怖くて近付けなかった向こうの石碑も見当たらなかった。
僕は反対側に走って行って辺りを見回したけど、
矢張り墓の様な跡もなければ、
掘り返した様な跡も無かった。
“一体どう言うことだ?!”
僕は前を見据えると、
そこに続く道へと入って行った。
“ん? 昨日来た時よりも開けてるな?
道がクリアに広がっている……”
昨日は道に伸び出した植物を分けながら進んだ。
“何かがおかしい……”
僕は慎重にその先に進んで行った。
暫くいくと、昨日と同じ様にザーっと言う水の流れる音が聞こえてきた。
“あっ、やっぱり道は此処で間違いないや!”
僕は走って湖の所まで行って急に立ち止まった。
“誰かいる……
もしかしてダリルという人?!”
僕はドキドキとしながらそこにあった茂みの裏に隠れた。
“ダリルってどんな人だろう?
僕が急に声をかけたらビックリするかな?!
やっぱり彼も僕の事をジェイドって呼ぶんだろうか?”
そう思いながらソッと向こうを覗き見た途端、
目の前がクラッとした。
“と……父さん?!”
僕の目に映ったのは、
黒髪の逞しい体をした背の高い男性だった。
“違う……アレは父さんじゃない……
父さんの髪はもっと長い……”
彼は後ろを向いていたので顔は見えなかった。
“じゃあ、あれがダリル……?”
彼が
“ダリル”
だと思った瞬間、得体の知れない感情が全身を駆け抜けた。
「ダリル…」
早く彼の元に駆け寄りたくて
彼の名を呼び一歩を踏み出そうとした時、
ハッとしてその足を止めた。
”待って、彼は……“
一寸の所で僕は気付いた。
ダリルが何をしていたのか。
“彼は発情している……“
彼は父さんがしていた事と全く同じ事をしていた。
流れ落ちる水に身を任せながら、
自分の物を掴み激しく腕を動かしていたのだ。
途端、昨日の父さんとの経験が鮮明に甦り、
気がつけば僕の下半身までもウズウズとして来た。
モジモジとした様に両足を擦り合わせていると、
”そうだ……こう言う時はどうすれば良いのか、
父さんが教えてくれた……“
僕はゴクリと唾を飲み込むと、
自分の下半身を見下ろした。
そこはもうパンツの上からでもわかる様に膨らみ、
じわっとした様に先端が濡れて来ていた。
僕はゴクリと唾を飲み込むと、
恐る恐る自分のパンツの中に手を入れた。
”あっ……“
少し膨れ上がった自分の物に触れた瞬間、
小さな吐息が漏れた。
僕はギュッと唇を縛って彼の方を見た。
彼は自分の物を擦ることに集中していた。
”良かった……気付かれていない“
僕は手を広げ自分の物を鷲掴みにした。
”な……何だか物足りない……
彼の物をもっと近くで見たい”
そう思った瞬間、
遠くに見えた彼の物がいきなり目に前に現れた。
“ええええっっっ?!”
急に目の前に迫って来た彼の物に驚き、
一瞬僕の熱が覚めたけど、
でもそれは直ぐに又熱を帯び始めた。
近くで見る彼のものは凄くて、
手を伸ばせば触れることが出来そうだった。
父さんの物には触りたくないと思ったのに、
彼の物には思わず自分から手を伸ばした。
”触れない……“
何故かわからないけど、
それは近くに見えるだけで、
実際の距離がそこにあるわけでは無かった。
”彼の物が欲しい……“
触れないとわかると、
逆にどんどんそう言う欲に駆られ始めた。
彼の握りしめる先端からは透明な液体が滴って、
彼の手が動くたびにクチュクチュと音が聞こえて来そうだった。
”ダメだ……彼の物を入れたい!
こ…此処に……“
そう思うと、急にお尻がムズムズとしてきた。
”え? 入れるって……
此処……に……?“
ドンドン今まで考えもしなかった思いが巡って来た。
僕は腕を伸ばして後ろに指を当てた。
そこは僕の指を吸い付く様にヒクヒクとしていた。
”こ……この感覚……
僕は知っている……
僕は以前此処に入れたことがある……“
そう思うとダリルを見た。
“違う、違う!
僕は何も知らない!
こんな事は今までやったことがない!“
でも否定すればするだけ、
体がそれを覚えている様な感覚に囚われた。
”僕は知ってる。
アレが入って来るとどうなるのか!“
僕は思い出を辿る様にまるで経験したことがある様に
お腹の底から訳のわからない感覚が襲って来た。
僕は仕切りに動くダリルの手を見ながら後ろを弄ると、
僕の物は今まで経験したこともない様な膨らみを帯びて来た。
“パンツが邪魔だ”
僕の物はパンツの中がパンパンになる程膨れ上がり、
手を動かすのに邪魔になった。
“ハア、こ……擦りたい……
何かに擦り付けたい……“
そう思うと、僕はパンツを膝まで下ろし、
一気に手でソコを擦り始めた。
”うそ! 前はこんな感覚なんだ!“
僕は夢中で自分の物を掌で掴み擦り合わせた。
”あ……僕の先端からも何かが……“
自分の物からも先端から何かが滴り始めた。
僕はそれを指先に絡ませると、
それを後ろに擦り付けた。
”う……もどかしい……“
僕の指では満足のいくところまで届かなかった。
”僕はなんて端ないんだ。
まさかこんな事を思いつくなんて……
いや……思いついたんじゃない……
僕は……この事を知って……いた?“
後ろが思う様に攻められないと分かると、
僕は足を閉じお尻に力を入れモジモジとさせると、
前がピンと跳ね返ってユラユラと上下に揺れながらポタッと汁が滴り落ちた。
それを見た僕は我慢できなくなり、
前の物をお腹に押し付け意識が飛んだ様に掌で摩ると、
“うわ…… オシッコが出そう……”
となる様な感覚でお腹の力が抜けて、
下半身の筋肉が緩んだ様な感じになった。
僕はもう立っていられなくなり、
その場に滑る様に座り込んだ。
チラッとダリルの方を見ると、
彼は壁に寄りかかった様にして肩を丸め込みそれでも立ったままで
仕切りに手を動かしていた。
“何でダリルは立っていられるんだ…”
そう思いながらも彼の手の動きを目で追った。
ダリルの動きはだんだんと早くなり、
それを握る手には更に力が入った様に見えた。
アレも硬さを増したのか、
ピンと反り立って強く握ったダリルの手にも、
ピクリともしない様だった。
ダリルの動きに沿って同じ様に手を動かすと、
アレが痙攣を起こした様になり、ビクビクとし始めた。
“来る! 何かがお腹の底から出て来る!”
その瞬間ドロっとした液体が僕のアレから勢いよく呼び出した。
ダリルを見ると、ダリルもその液体を放った様で、
ダリルの物はピクピクと脈打ち、
未だ先端からは白い液が次々と滴り落ちていた。
僕は手についたドロっとした物を見ながら
“僕は前にも同じ経験をしたことがある……
この感覚は知っている……
絶対に経験したことがある…
思い出しそうなのに思い出せない……”
そう思いダリルの方を見た。
ダリルは最後の一滴を搾り出す様にもう一度自分のアレを握りしめると、
ゆっくりと僕の方に顔を向けた。
ダリルの顔を間近に見た僕は全身が震えた。
”うそ! 僕は彼を知っている!“
地面に手をつき、植物の影から身を乗り出した様にダリルの方を見ると、
彼は僕に向かって微笑んだ。
”ダリル!“
僕は彼の笑顔を見た瞬間涙が出た。
走り寄って抱きしめたかった。
その頬にたくさんのキスをして
”愛してる“
と言いたかった。
でもその瞬間、僕は目覚めた。
今度は本当の目覚めだった。
僕は暫くボーッと上を見つめていた。
“何だか変な夢を見ていた様な……
あっ……あれ? アレは誰だったっけ?
彼の名前は……何だったっけ?“
今まで彼の名を呼んでいたのに思い出せなかった。
”彼はどんな顔をしていた?“
どんなに思い出そうとしても、
彼の顔を思い出すことが出来なかった。
夢の中で経験した事は全て僕の中から消え去っていた。
ただ、その時に感じた愛おしさだけが残っていて、
僕は訳のわからない感情に涙を流していた。
そして夢を見たのだと気付いた頃やっと、
僕はパンツの中で起こっていた異変に気が付き
『ギャーッ』
と雄叫びを上げた。
僕はそう呟いて目を覚ました。
いや、実際に眠りから覚めているわけではない。
僕は今自分が眠りの中にいると分かっている。
それに気付いたのはこの夢を見始めてしばらく経ってからだ。
初めてこの夢を見た時は、
本当に夢から目覚めたと思っていた。
でも実際には夢の中で夢から目覚めただけだった。
その中で僕は何時も
“誰か“
になっている。
そしてその
“誰か”
はそこに居る
“誰か”
に惹かれている。
初めてこの夢を見た時は、
最初はその
“誰か”
は父さんだっと思った。
僕はきっとあんな体験をしたからこんな夢を見たんだと思った。
あの湖を訪ねた日の夜、
僕はいつもの様に床に就いた。
僕は寝付きは良い方で、
その日の夜も直ぐに眠りに入っていった。
それなのに暫くすると僕は目を覚ました。
でも僕が目を覚ました場所は僕が眠りに就いた場所では無かった。
”う~ん、もう朝?!“
僕は目が覚めて辺りをボーッと見回した。
“あれ? 父さん、今朝も狩りに行って無いんだ”
何時もは早朝には狩りに出て行く父さんが未だ僕の横で寝ていた。
“そう言えば父さんは繁殖期だから発情してるって言ってたな……
また早朝からあの湖に行ったんだろうか?”
僕は父さんを起こさない様にそっと寝床から這い出した。
父さんを起こさなかった事を確認すると、
僕はスッと立ち上がり背伸びをした。
“ファ~ 全然 寝た気がしないな~
やっぱり今日のことが強烈過ぎて
未だ体が興奮状態にあるのかな?”
そう思って外の新鮮な空気を吸って目を覚まそうと外に出ようとした時に、
変なことに気付いた。
“あれ? 父さんの向こうに寝てるのは誰だ?”
父さんの寝ている向こう側に見知らぬ人が寝ていた。
洞窟の中は未だ暗かったけど、
その人が寝返りを打ったので気付いた。
ビクッとして少し固まっていたけど、
よく見たら此処は自分の家では無い。
“え? 此処はどこ?!”
ドキッとして父さんに近づいて顔を覗き込んだ。
“間違いない。
これは父さんだ……
もしかして僕が寝ている間に此処に運んできたんだろうか?!”
そう思いながら、父さんの向こうに眠る人物をソッと覗き込んだ。
“あれ? この人……”
何処かで見た事ある様な顔だった。
“どこで見たんだっけ?!”
暫く考えていたけど、
思い出せなかった。
“う~ん、 父さんの知り合いだろうか?
でも何故此処に?!”
そうは思ったけど、
あまり疑問に思わず外の方をみた。
“あ、だいぶ明るくなってるや。
え? ちょっと待てよ……
外からいい匂いがして来る……”
僕は駆け足で外に出た。
外に出た途端周りの景色を見て、
“やっぱり此処は僕の家じゃ無い!”
洞窟から出たところは見知った自分の家では無かった。
呆けて入り口に立っていると、
「あら! もう起きたの?
もう直ぐ朝食の準備ができるわよ!
デューデューとアーウィンは未だ寝てるの?」
そこには金色の髪に青い目をした女性が
オタマを振り回しながら料理をしていた。
僕はビクッとして恐る恐る洞窟の方を振り向いた。
“!! 此処は!“
一息ついた頃、自分のいる場所がはっきりとして来た。
”此処は父さんが昨日連れてきてくれた
母さんや本当の父さん達と住んでいたって言うところではないか?!”
昨日来た時はこんなに色鮮やかに
生活感が出た様な感じでは無かったけど、
此処は間違いなく昨日父さんが連れてきてくれた場所だった。
「ジェイド、どうしたの?
未だ寝ぼけてるの?」
そう聞かれて僕は彼女の方を見た。
「違う……」
僕がそう言うと、
「何が違うの?
貴方、本当に大丈夫?」
そう言って彼女が近づいてきて
僕の額に手を当てた。
僕が
“ヒッ”
と小さな悲鳴をあげて一歩退くと、
彼女はクスッと笑った。
「ちょっと失礼ね~
花の乙女に近寄られてその悲鳴はないでしょう~」
そう言って僕のオデコをピンと指で跳ねた彼女は、
何だか懐かしい香りがした。
「ねえ、デューデューとアーウィンが起きる前に、
ダリルを呼んできて!」
そう彼女が言った途端、
僕の心臓がドキッと跳ねた。
「ダ……ダリル……?」
僕が繰り返し尋ねると、
「貴方、本当に大丈夫なの?!
熱はない様だけど、
ちょっと挙動不審よ?
何だかジェイドじゃないみたい!」
そう言ってまた彼女が笑うと、
僕は真剣な顔をして、
「僕はジェイドじゃない!
僕は翠って言うんだ!
それに此処は僕の家じゃない!!
何故僕は此処にいるの?!」
そう尋ねると、
彼女は少し怪訝な顔をした。
“あっ……”
少し言い淀んで父さんが寝ている洞窟の方を見ると、
赤毛の男の子が欠伸をしながら歩いてきた。
彼は僕達の近くまで来ると、
「マグノリアもジェイドもおはよう!」
そう言って、焚き火の上でいい匂いを漂わせているポットを開け、
「おっ、今日も美味しそうなスープだね。
流石マグノリア!」
そう言ってスーンとスープの匂いを嗅いだ。
“マグノリア?
彼女の名前?!”
そう思いながら、僕は又彼女を見た。
マグノリアと呼ばれた彼女は赤毛の男の子の横に行くと、
「ほら、アーウィンは匂い嗅いでないでボールを持ってきて!」
そう言うと、アーウィンと呼ばれた彼は、
「ハイハーイ」
そう言った後、
「ダリルは未だ鍛錬から戻って無いの?」
そう言って僕を見た。
僕が直ぐに返事をしなかったので、
アーウィンと呼ばれた彼は、
“???”
とした様な顔をして僕を見た。
「ジェイドってば今朝はちょっと変なのよ!」
マグノリアと呼ばれた彼女か言うと、
「え? どんなふうに変なの?」
とアーウィンと呼ばれた彼は訪ねた。
「ジェイドったらね、
自分はジェイドじゃなく、翠って名前だーって。
ね、変でしょう?」
マグノリアと呼ばれた彼女がそう言うと、
アーウィンと呼ばれた彼の方は余り気にしてなさそうに、
「翠ってジェイドが気に入っていた東の大陸の名前じゃない。
もう、翠でもジェイドでもいいよ。
お腹すいたから、早くダリル呼んできて!」
そう僕に呼びかけた。
僕は何が何だか分からず、
二人の顔を交互に見た。
「ほら、ボケッとしてないで、
ダリルを呼んできて!」
又アーウィンと呼ばれる彼が言うと、
「あ……あの……ダリルとは?」
そう言って返事をしたら二人とも驚いた様にして僕を見た。
そして二人でヒソヒソと何か内緒話をすると、
「ダリルは此処から密林へ続く所にある広場で剣の練習をしてるから!
そこに居なかったら、きっと湖で汗を流してるわ!
行き方は知ってるでしょ?」
マグノリアと呼ばれる彼女がそう尋ねると、
僕はコクコクと頷いた。
実際父さんに昨日連れて行かれたばかりだったから、
未だ湖への行き方は覚えていた。
その道通りでキョロキョロすれば鍛錬場も分かるだろう。
「ほら、サッサと行った、行った!」
そう言ってマグノリアは僕の尻を叩くと、
焚き火のところで朝食の準備を始めた。
僕は裏へ続く道の方をクルッと振り返ると、
スタスタと裏へ向けて歩いて行った。
内心ドキドキとハラハラが止まらなかった。
“ちょっと待ってよ……
今までの事を纏めると、
金髪の彼女がマグノリアで、
赤毛の彼がアーウィン。
洞窟で寝ている龍は父さんで間違いない。
そして彼らは僕をジェイドと呼んでいる……
もう一人がダリル……
もしかしてこれって父さんが話してた此処で一緒に住んでた四人?
でも何故此処に……
もしかして僕は未だ夢の中にいるのか?
でもそれにしてはリアルだよな?
彼らの見た目や名前まで……
もしかして昨日此処を訪れたから僕の心がそれに反応した?“
いろんな思いをグルグルとさせながら道を進んでいくと、
マグノリアが言っていた広場にでた。
”此処にはいないな……
じゃあ、湖だな……“
僕は湖への道筋を急いだ。
“ダリルか……一体どんな人なんだろう……”
そう思っていると、早くもジャングルの入り口へ来た。
“そうだ、夢だろうけど、せっかく此処まで来たから、
父さんと母さんに又挨拶をして行こう”
そう思って辺りを見回したけど、
彼らの墓らしき碑はどこにも見当たらなかった。
“あれ? おかしいな……
確か此処だったと思ったんだけど……”
確かに中へ続く道はそこで間違いなかったけど、
僕は何処にも両親の石碑を見つけることが出来なかった。
それどころか、土に盛り上がりもなければ、
そこを掘り返した様な跡も無かった。
“あれ~??”
そう思い、反対の方も見たけど、
怖くて近付けなかった向こうの石碑も見当たらなかった。
僕は反対側に走って行って辺りを見回したけど、
矢張り墓の様な跡もなければ、
掘り返した様な跡も無かった。
“一体どう言うことだ?!”
僕は前を見据えると、
そこに続く道へと入って行った。
“ん? 昨日来た時よりも開けてるな?
道がクリアに広がっている……”
昨日は道に伸び出した植物を分けながら進んだ。
“何かがおかしい……”
僕は慎重にその先に進んで行った。
暫くいくと、昨日と同じ様にザーっと言う水の流れる音が聞こえてきた。
“あっ、やっぱり道は此処で間違いないや!”
僕は走って湖の所まで行って急に立ち止まった。
“誰かいる……
もしかしてダリルという人?!”
僕はドキドキとしながらそこにあった茂みの裏に隠れた。
“ダリルってどんな人だろう?
僕が急に声をかけたらビックリするかな?!
やっぱり彼も僕の事をジェイドって呼ぶんだろうか?”
そう思いながらソッと向こうを覗き見た途端、
目の前がクラッとした。
“と……父さん?!”
僕の目に映ったのは、
黒髪の逞しい体をした背の高い男性だった。
“違う……アレは父さんじゃない……
父さんの髪はもっと長い……”
彼は後ろを向いていたので顔は見えなかった。
“じゃあ、あれがダリル……?”
彼が
“ダリル”
だと思った瞬間、得体の知れない感情が全身を駆け抜けた。
「ダリル…」
早く彼の元に駆け寄りたくて
彼の名を呼び一歩を踏み出そうとした時、
ハッとしてその足を止めた。
”待って、彼は……“
一寸の所で僕は気付いた。
ダリルが何をしていたのか。
“彼は発情している……“
彼は父さんがしていた事と全く同じ事をしていた。
流れ落ちる水に身を任せながら、
自分の物を掴み激しく腕を動かしていたのだ。
途端、昨日の父さんとの経験が鮮明に甦り、
気がつけば僕の下半身までもウズウズとして来た。
モジモジとした様に両足を擦り合わせていると、
”そうだ……こう言う時はどうすれば良いのか、
父さんが教えてくれた……“
僕はゴクリと唾を飲み込むと、
自分の下半身を見下ろした。
そこはもうパンツの上からでもわかる様に膨らみ、
じわっとした様に先端が濡れて来ていた。
僕はゴクリと唾を飲み込むと、
恐る恐る自分のパンツの中に手を入れた。
”あっ……“
少し膨れ上がった自分の物に触れた瞬間、
小さな吐息が漏れた。
僕はギュッと唇を縛って彼の方を見た。
彼は自分の物を擦ることに集中していた。
”良かった……気付かれていない“
僕は手を広げ自分の物を鷲掴みにした。
”な……何だか物足りない……
彼の物をもっと近くで見たい”
そう思った瞬間、
遠くに見えた彼の物がいきなり目に前に現れた。
“ええええっっっ?!”
急に目の前に迫って来た彼の物に驚き、
一瞬僕の熱が覚めたけど、
でもそれは直ぐに又熱を帯び始めた。
近くで見る彼のものは凄くて、
手を伸ばせば触れることが出来そうだった。
父さんの物には触りたくないと思ったのに、
彼の物には思わず自分から手を伸ばした。
”触れない……“
何故かわからないけど、
それは近くに見えるだけで、
実際の距離がそこにあるわけでは無かった。
”彼の物が欲しい……“
触れないとわかると、
逆にどんどんそう言う欲に駆られ始めた。
彼の握りしめる先端からは透明な液体が滴って、
彼の手が動くたびにクチュクチュと音が聞こえて来そうだった。
”ダメだ……彼の物を入れたい!
こ…此処に……“
そう思うと、急にお尻がムズムズとしてきた。
”え? 入れるって……
此処……に……?“
ドンドン今まで考えもしなかった思いが巡って来た。
僕は腕を伸ばして後ろに指を当てた。
そこは僕の指を吸い付く様にヒクヒクとしていた。
”こ……この感覚……
僕は知っている……
僕は以前此処に入れたことがある……“
そう思うとダリルを見た。
“違う、違う!
僕は何も知らない!
こんな事は今までやったことがない!“
でも否定すればするだけ、
体がそれを覚えている様な感覚に囚われた。
”僕は知ってる。
アレが入って来るとどうなるのか!“
僕は思い出を辿る様にまるで経験したことがある様に
お腹の底から訳のわからない感覚が襲って来た。
僕は仕切りに動くダリルの手を見ながら後ろを弄ると、
僕の物は今まで経験したこともない様な膨らみを帯びて来た。
“パンツが邪魔だ”
僕の物はパンツの中がパンパンになる程膨れ上がり、
手を動かすのに邪魔になった。
“ハア、こ……擦りたい……
何かに擦り付けたい……“
そう思うと、僕はパンツを膝まで下ろし、
一気に手でソコを擦り始めた。
”うそ! 前はこんな感覚なんだ!“
僕は夢中で自分の物を掌で掴み擦り合わせた。
”あ……僕の先端からも何かが……“
自分の物からも先端から何かが滴り始めた。
僕はそれを指先に絡ませると、
それを後ろに擦り付けた。
”う……もどかしい……“
僕の指では満足のいくところまで届かなかった。
”僕はなんて端ないんだ。
まさかこんな事を思いつくなんて……
いや……思いついたんじゃない……
僕は……この事を知って……いた?“
後ろが思う様に攻められないと分かると、
僕は足を閉じお尻に力を入れモジモジとさせると、
前がピンと跳ね返ってユラユラと上下に揺れながらポタッと汁が滴り落ちた。
それを見た僕は我慢できなくなり、
前の物をお腹に押し付け意識が飛んだ様に掌で摩ると、
“うわ…… オシッコが出そう……”
となる様な感覚でお腹の力が抜けて、
下半身の筋肉が緩んだ様な感じになった。
僕はもう立っていられなくなり、
その場に滑る様に座り込んだ。
チラッとダリルの方を見ると、
彼は壁に寄りかかった様にして肩を丸め込みそれでも立ったままで
仕切りに手を動かしていた。
“何でダリルは立っていられるんだ…”
そう思いながらも彼の手の動きを目で追った。
ダリルの動きはだんだんと早くなり、
それを握る手には更に力が入った様に見えた。
アレも硬さを増したのか、
ピンと反り立って強く握ったダリルの手にも、
ピクリともしない様だった。
ダリルの動きに沿って同じ様に手を動かすと、
アレが痙攣を起こした様になり、ビクビクとし始めた。
“来る! 何かがお腹の底から出て来る!”
その瞬間ドロっとした液体が僕のアレから勢いよく呼び出した。
ダリルを見ると、ダリルもその液体を放った様で、
ダリルの物はピクピクと脈打ち、
未だ先端からは白い液が次々と滴り落ちていた。
僕は手についたドロっとした物を見ながら
“僕は前にも同じ経験をしたことがある……
この感覚は知っている……
絶対に経験したことがある…
思い出しそうなのに思い出せない……”
そう思いダリルの方を見た。
ダリルは最後の一滴を搾り出す様にもう一度自分のアレを握りしめると、
ゆっくりと僕の方に顔を向けた。
ダリルの顔を間近に見た僕は全身が震えた。
”うそ! 僕は彼を知っている!“
地面に手をつき、植物の影から身を乗り出した様にダリルの方を見ると、
彼は僕に向かって微笑んだ。
”ダリル!“
僕は彼の笑顔を見た瞬間涙が出た。
走り寄って抱きしめたかった。
その頬にたくさんのキスをして
”愛してる“
と言いたかった。
でもその瞬間、僕は目覚めた。
今度は本当の目覚めだった。
僕は暫くボーッと上を見つめていた。
“何だか変な夢を見ていた様な……
あっ……あれ? アレは誰だったっけ?
彼の名前は……何だったっけ?“
今まで彼の名を呼んでいたのに思い出せなかった。
”彼はどんな顔をしていた?“
どんなに思い出そうとしても、
彼の顔を思い出すことが出来なかった。
夢の中で経験した事は全て僕の中から消え去っていた。
ただ、その時に感じた愛おしさだけが残っていて、
僕は訳のわからない感情に涙を流していた。
そして夢を見たのだと気付いた頃やっと、
僕はパンツの中で起こっていた異変に気が付き
『ギャーッ』
と雄叫びを上げた。
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