龍の寵愛を受けし者達

樹木緑

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親離れ

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どうやら僕の体は大人への一歩を踏み出した様だ。

それに期して父さんが、

“大切な話”

があると急に言い出した。

それは夕食が済んで後片付けをしている時だった。


「翠……少し話したいことがあるんだが今大丈夫か?」

いつもとは違う父さんの感じに、
少しドクっとした。

「え~っと……」

僕はそう言いかけて辺りを見回した。

「じゃあ、食後のお茶を入れるから……」

そう言うと、父さんは焚き火の前に腰を下ろした。

僕はすでに沸かしてあったお湯をお茶専用のポットに入れると、
ゆっくりとポットを揺らし、お茶を燻り出した。

そしてお茶の準備が出来ると、
ソッとカップにお茶を注いだ。

「はい、父さんの分」

そう言って両手に持っていた片方のお茶を手渡すと、
父さんは

「有難う」

と言ってお茶を受け取った。

僕も父さんの隣に座ると、

「それで、話って?」

そう言って尋ねると、
父さんは息をグッとした様にして、

「翠、お前ももう直ぐ13歳になる。

前から教えていた様に、
人は13歳になると成人した事になり、
多くの者は親の元を離れる……

翠、お前も私から離れ、
旅立つ時が来たのだ」

そう言われ、頭の中が真っ白になった。

「え?」

そう返すのが精一杯だった。

父さんは暫く消えゆく焚き火の火を眺めた後、
もう一度、

「お前が13歳の誕生日を迎えたら、
近くの街まで送っていこう……」

そう言ってお茶をズズッと啜った。

確かに父さんは少し前から独り立ちする事を教えて来てくれた。

その為に僕が人の世界に行っても暮らせる様教養も付けてくれた。

でもまさかこんなに早くこの話が現実化するとは思っていなかった。

僕は言葉が出てこず、
グッと泣きそうになるのを堪えて俯いた。

「翠、お前の体は大人へと成長している。

早い者は成人を迎えると結婚して家庭を持つ。

お前も人に紛れて人の子と家庭を持つんだ」

急に父さんが人の子と家庭を持つ様な話をし始めたので、
僕が父さんに抱く淡い思いを気付かれたのかと思った。

でもその後の話を聞くと、
そうではない様だった。

「前に話した様に、
私はお前の両親を殺した奴らに狙われている。

このままお前が私といると、
お前まで危険な目に合わせてしまう事になる。

幸いお前は偶然にも魔法で髪を染める方法を学んだ。

前に話した様にお前の銀色の髪はとても目立つ。

このままではお前まで奴らに見つかってしまう……

だから、今の髪の色を保持して人に紛れるのだ。

いつか運命がお前が出会うべき者たちと引き合わせてくれるだろう」

そう言うと、父さんは沈みゆく太陽を見つめた。

「僕は人に会えなくても良い!

危険な目に遭っても良い!

ずっと父さんと一緒にいたい!」

そう言いと父さんは僕の頬を撫でて、

「翠、私は私でやらなければならない事がある。

だが心配するな。

お前が私を必要とする時は直ぐに駆けつける。

それが父親というものだ」

そう言って微笑んだ。

「じゃあ、ずっと僕といてよ!

僕は父さんが必要だよ!

父さんがいなくちゃ僕は!」

そう言うと父さんは、

「翠、私はお前に教えられる事は全て教えてあげた。

今度はお前が人の世界へ戻り、
私に学べなかったことを学び成長していく番だ。

ずっと私といてはこれ以上お前は成長できない」

そう言った父さんの目が何だか潤んでいる様だった。

“きっと父さんも僕と離れんるのは辛いんだ…

でも父親として僕を手放す時が来たことを悟ったんだ”

そう思うと僕はもう何も言えなかった。

「それじゃ何時……」

やっとの思いでその言葉が僕の口から出て来た。

父さんは少し考えたようにすると、

「早ければ早い方が良い。

半年後のお前の誕生日に合わせてここを去ろう」

そう言うとカップに残っていた最後のお茶を飲み干した。

“後半年……

もうそれだけしかないんだ……”

僕が小さく頷くと、

「もう日も落ちてしまった。

今日はもう床に着こう」

父さんはそう言うと立ち上がり僕に手を差し出した。

僕が父さんの手を取り立ち上がると、
僕達は洞窟へと入って行った。

父さんは龍の姿になると、
翼を広げて僕を懐に入れてくれた。

僕は小さい頃から父さんの翼に包まれて眠る。

だから父さんも僕の変化に敏感に気付いてくれるのだろう。

この温もりと安心感があと半年で無くなるのかと思うと、
僕は父さんの懐に入って声を殺して泣いた。

でも、どんなに隠そうとしても父さんにはわかる様で、

「翠、私は何時でもどんな時でもお前を愛しているぞ」

そう言って僕の顔をペロリと舐めた。

「父さん、僕の顔がベチョベチョだよ」

そう言って袖で顔を拭くと、
父さんはフッと笑った様にして目を閉じた。

流石に龍になった父さんに僕の体よりも大きな舌で舐められると、
そのまま食べられるんじゃないかと言う感じだけど、
怖いと思った事は一度もない。

父さんに舐められた後は少し落ち着いて僕はそのまま眠りに就いた。

そして又あの夢が始まった。





「おーい! ジェイド!」

アーウィンがバタバタとして駆けてきた。

僕は夢の中にいる時は起こった事を覚えているのに、
何故か目が覚めた途端忘れてしまう。

だから赤毛の少年がアーウィンで、
金髪の少女がマグノリアだと言う事は大体把握した。

僕がこの夢を覚えていれば父さんに尋ねられるのだけど、
何せ起きたのと同時に忘れてしまう。
これでは聞きたくても聞けない。

絶対に父さんは彼らの事を知っているはずだ。

だって……

僕は目の前のテーブルを見ながらため息をついた。

「良い若者がこんな天気のいい日に
何をそんなにため息を吐いて部屋に閉じこもっているのだ?!」

僕の目の前にいる小さな龍はテーブルの上でクッキーを頬張りながら
僕に向かって片足を差し出すと、
ペシペシとテーブルを叩いた。

“このクッキーの食べ方……

絶対父さんだよ”

僕はため息を吐いて窓から下を覗き込むと、
アーウィンが僕に向かって手を振っていた。

「もう、何度言ったら分かるの?!

僕はジェイドじゃ無いって何度も言ってるでしょ!!

僕の名前は翠だよ!」

そう叫ぶと、僕は窓を閉じた。

「は~ どうして皆んな僕の事をジェイドって呼ぶの?!」

僕はテーブルでクッキーを頬張る龍に向かって愚痴をこぼした。

「何を寝ぼけた事を言っておる。

お前はジェイドで間違いないだろう」

そう言う龍に、

「君もさ、僕の事ジェイドって言うけど、
本当に僕の事分からないの?

君、僕の父さんでしょ?

どうして僕の事が分からないの?!」

そう言うと、何時も頭をペシっと叩かれて、

「お前はこの間から私の事を父さんと呼んでるが、
お前の父親は此処の王だろう?!」

と返してくる。

「そこが又分からないんだよね。

何故僕の父親が王様なの?!

父さん僕に言ったよね?

僕の本当の父親は最高神官だって!」

そう言うと彼は何時も

「お前こそ何を言っている!

最高神官が子を作れるわけないだろう!

もうヨボヨボのジジイだぞ」

と言って大笑いをする。

”自分で僕の父親は最高神官だって言ったくせに!“

そう呟くと、

「何~ 今何か言ったか?!」

と父さんは地獄耳でもある。

僕がは~っとため息を吐くと、

「ジェイド! 貴方の大好きなお方がいらしてるわよ!」

そう言ってマグノリアが勢いよく扉を開けて入って来た。

それに続いてアーウィンもやって来ると、

「ジェイド、アーレンハイム公が来てたよ!

今陛下の執務室に入って行くのを見たんだ!」

そう興奮したようにして言った。

僕は二人を見ると、

「ハイ、ハイ、で? アーレンハイム公って誰?」

そう尋ねると、二人はお互い顔を見合って、

「ちょっと、ちょっと~

アーレンハイム公だよ?

ジェイドの大好きな叔父様じゃない!」

マグノリアがそう言うと、
アーウィンが隣でコクコクと頷いた。

「ハ~、 だから言ってるでしょ!

僕はジェイドじゃなくて翠だって!

その叔父様のアーレンハイム公も知らないし……」

と言った瞬間、
ザザッと砂をかけた様なハッキリとしない不確かなシーンが一瞬頭の中を過ぎった。

”え? 今のは……?!“

途端、嫌な感覚が身体中を襲い、
全身から汗が噴き出て来たような感覚に陥った。

ドクンドクンと自分の中で鳴り響く鼓動は、
何かを僕に教えようとしている様だった。

「ジェイド? どうしたの?

急に顔色が悪くなったけど、
気分でも悪くなった?」

マグノリアが僕の顔を覗き込んだ。

僕は今頭を過った映像を思い出そうとしたけど、
何故か怖くて、今度は全身が震え出した。

「ジェイド、取り敢えずは横になって!

ほら、アーレンハイム公だったら、
又会えるから!」

マグノリアはそう言うと、

「アーウィン、ほら、ジェイドに肩を貸して上げて!」

そう言ってアーウィンを口で動かしていた。

「ごめん、急に眩暈がして……」

アーウィンの肩にもたれ掛けながらベッドへと移動すると、

「治癒魔法掛けとく? でもこれって病気なのかな?」

そう言ってアーウィンが尋ねた。

僕はハッとした様にアーウィンを見上げると、

「そう言えば君、魔法が使えたんだったっけ?」

以前父さんに回復魔法をかけた事を思い出した。

「今更何言ってるの? 

僕が神官見習いなのは君も知ってるでしょ?

元々は君の専属神官としてお城にやってきたんだから」

そう言いながらアーウィンが僕をベッドに下ろした。

「え? 君、神官なの?!」

初めて聴いた事に驚きを隠せなかった。

「だから、何今更って言ってるでしょ?

どうしたの?

ジェイドこの間から変だよ?」

アーウィンがそう言うと、

「だから僕はジェイドじゃ無いって何度も言ってるじゃない!

僕は翠だって……」

そう言った瞬間、何かが頭の中を過った。

僕はマグノリアを見ると、

「ねえマグノリア、君、 小国の姫って事はないよね?」

恐る恐るそう尋ねると、

「ジェイド、貴方、何分かりきった事言ってるの?!

私が此処へ来たのは、元々貴方に輿入れするためでしょ?!

知らなかったとは言わせないわよ!」

マグノリアはそう言うと、胸の前で腕を組んだ。

途端僕の心臓が高鳴り出した…

「小国の姫に神官……

何時も一緒にいる父さん……」

僕はアーウィンとマグノリアの顔を交互に見ると、

“そうだ、この顔……

金色の髪になった僕の女性版だ……

それにアーウィン……

よく見るとチョンとした鼻が僕に似てる…?

じゃあ……”

僕は二人をじっと見ると、

「僕の母さんに……本当の父さん……?」

そう言った瞬間、クッキーを食べていた父さんが、

“ブーッ”

とクッキーを吹き出した。

アーウィンとマグノリアも目を丸々としてお互いを見た。

「母さん? って私の事?!」

そう言うマグノリアに頷くと、

「ジェイド、貴方益々変よ?

私、まだ結婚してないし、
貴方の婚約者なのに、
何故私が貴方の母親?!

それにアーウィンが父親だなんて……ねえ」

そう言ってアーウィンを見ると、
マグノリアは顔を赤らめた。

隣で父さんが

“ゴホン、ウヲッホン”

と咳払いをすると、

「あら、ヤダ~」

そう言ってマグノリアがアーウィンの背をバシンと叩いた。

それをあっけに取られた様に見ていると、

“コンコン”

とドアをノックする音が聞こえた。

僕がドアの方を見ると、マグノリアが

「あら、ダリルが戻って来たみたいね。

私がドアを開けるわ!」

そう言ってドアに向かって歩いて行った。

途端僕の心臓がなり出した。

“ダリル?!

もしかしてあの湖の?!”

あれからダリルに会うのは初めてだ。

僕はどうしたらいいか分からず、
思わず髪の毛をサッと整えた。

それを見ていたアーウィンがプッと小さく笑って僕に目配せした。

“ちょっと待って、ちょっと待って!

アーウィンの今の表情は何?!

もしかして僕の感情ただ漏れ?!“

確かにダリルにはベッドの上で垂れている僕よりは、
ちゃんとした所を見せたかった。

可愛いやつだと思われたかった。

”は?! 可愛いと思われたい?!“

自分でそう思って自己嫌悪に落ちいった。

”一体僕は何を考えて!“

一人で訳のわからない感情に悶えていると、

「殿下! お体の調子が良くないと今マグノリア殿下から」

そう言ってドアの向こうから颯爽とダリルが姿を現した。

”嘘! これがダリル?!“

あの湖の日からダリルに会うのは初めてだ。

あの日もハッキリと顔が見えたわけではない。

遠くから僕に笑いかける顔をチラッと見ただけだ。

後はあの最中の…

そう思うと、カーッと体が熱くなった。

ダリルはツカツカと僕に近づいてくると、

「殿下、失礼致します」

そう言って僕のベッドの上に腰掛けた。

するとダリルの黒い瞳が僕に近付いてきて、
自分の額を僕の額にくっ付けた。

“ヒ~ カッコいい人のドアップは何て迫力!”

印象的な真っ黒な髪に夜空を写した様な真っ黒な瞳を
ドギマギとしながら見ていると、

「熱はない様ですね」

そう言ってスクっと立ち上がると、
何やらマグノリアやアーウィンと話をし始めた。

僕は、

”あービックリしたー!

何?! 何時も彼はああやって熱を測るの?!“

そう思っていると、

ダリルは僕の方をクルッと振り向いて、

「ジェイド……」

そう言って唇を近付けてきた。








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