龍の寵愛を受けし者達

樹木緑

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浮かび上がった疑惑

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「じゃあ仲間も増えて来た事だし、
みんな居るか点呼取りたいと思いま~す!」

そう言ってセシルが又仕切り始めた。

「あれ? デューデューは何処?」

辺りをキョロキョロとしながら、
父さんが居ない事にセシルが直ぐに気付いた。

父さんは僕とあの話をした後、

“用があるから後で合流する”

そう言って僕に荷物を預けた後、
龍の姿になって夜明けと共に飛び去ってしまった。

父さんが飛び去って一人になり冷静になると、
急に何だか怒りが込み上げてきた。

”…………

何あれ! 父さんひどい!

あれが息子に対する態度?!

僕達の転生が重要だって事は分かるけど、
ああ言う言い方は無いんじゃない?!

僕だってお年頃なんだよ!

恋愛に興味があるのは当たり前だろ!

それも、時をまたいでもう一度巡り合う愛する人って
凄くロマンチックじゃないか!

もう! だから父さんはダメなんだよ!

龍に人の恋愛は理解出来ないな!

ハ~”

とため息を吐くと、
更に冷静になって、

「あーダメだ、ダメだ、
今はこれからの旅立ちに集中しなければ!

あーやっぱりバカバカしい!

何故僕がこんな目に!

こんな人生ちっとも望んでなかったのに!

まあ、僕が育てられた環境を顧みると、
何かあるんだろうなとは思ったけど……

まさか自分が転生者だなんて!

何故僕は転生の術を掛けたんだ?!

一体僕達は何をしなければいけないんだ?!

あ~ 分からないことだらけだ!”

そうブツブツと独り言を言いながら
部屋へ戻るとセシルはまだ着替えの途中だった。

”まったく! 女の支度は時間がかかるな~”

先ほどの勢いに任せてまたブツブツ言い始めると
止まらなくなりそうだったので、

僕はセシルに

“食料は調達したからローティ達を起こしに行く。

僕達の荷物はもうストレージに入れてあるから、
着替えが済んだらそこにある者だけ持って下に降りてきて!

ローティ達を確認したら馬車の点検に行くから
後で馬車で落ち合おう”

そう言い残すとローティたちのチェックに行った。

ドアの前まで来ると部屋を確かめノックをした。

何の返事も無かったので、
もう一度ノックをしたら隣の部屋からリアが顔を出した。

「翠? もう朝~?」

リアは目を擦りながら大きく欠伸をした。

“あ、リア、おはよう!

ローティ、出てこないんだけど、
まだ寝てるのかな?

もしかしてジュジュもまだ寝てる?”

未だ早朝だった為小声で尋ねると、
リアはチラッと部屋の中を振り返り、

「昨夜はローティと遅くまで飲んでたのよ!

2人とも興奮しちゃって夜明け近くまでドンチャンやってたのよ!

私まで巻き込まれちゃって飲め飲めって、
頭ガンガン~」

そう言って目を白黒させて大げさにリアが頭を抱えたので
僕はクスッと笑って

「これ、助けになるかわかんないけど……」

そう言うと、彼女の頭に手を翳し
回復魔法をかけた。

「どう? 少しは楽になった?」

そう言って俯くリアの顔を覗き込んだ。

リアは顔を上げると、

「凄い。 これが回復魔法?」

そう言って頭を振った。

「凄いわね。

こんなの初めて!

本当に頭痛が良くなったわ」

そう言ったかと思うと、

「ジュジュ! 起きて!

もう朝よ! 皆が揃ったら出発よ!」

未だぐうぐう寝ているジュジュに呼びかけた。

部屋の中から

「うーん……もう朝?」

と言うジュジュの眠そうな声が聞こえてくると、

「此処は大丈夫よ。

私、もうバッチリ目が覚めたから後は私に任せて!

ローティもちゃんと起こして準備させるから!」

そう言って仕切りだしたので、

「じゃあ、此処はお願い」

そう言うと、僕はパーティ用に買っておいた馬車の点検に行った。

冒険者には馬や獣を使って移動する者も多いので、
殆どの宿には厩舎が備え付けられてある。

僕達が買った馬もその厩舎に預けてあった。

厩舎の横に幌は横付けしてあった。

厩舎の方へ周りあれ?っと思った。

「馬が……居ない?」

預けておいた小屋に馬が居なかった。

「あれ? 盗まれた?」

馬なんて盗む人がいるとは思わず
何のプロテクトの処置も施さなかった。

“ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!

もう直ぐ出発なのに”

そう呟きながら小屋の前でぼーっと立ち尽くして居ると、

「ブルルル、ヒヒン」

と馬の囀りの様な声が聞こえてきた。

それは厩舎の向こう側から聞こえてくる様だった。

走って声のする方へ回ると、

「どう、どう」

と言いながら龍輝が馬の手綱を引いていた。

「龍輝?!」

びっくりして龍輝の所まで走って行くと、

「翠! おはよう御座います!」

そう言って僕に笑顔を見せた。

「凄い! 龍輝、馬を操れるんだ!

あれ? でも龍輝一人?」

そう尋ねると、

「はい、皆は後で来る予定です。

私は馬車の準備をしようと早く出てきました。

翠はよく眠れましたか?」

早朝なのにさわやかな笑顔でそう尋ねられると、
それだけですっかりと目が覚めそうだった。

「うん、もうぐっすり。

あ、でもセシルに早く起こされたから
ちょっと不完全燃焼だけど……

それよりも馬が小屋にいなくてビックリしたよ!

まさか龍輝が来てるなんて思って無かったから!」

そう言って、
手際よくハーネスを馬に付ける龍輝を見ながら、

「一人でやるの大変じゃ無い?

何か手伝える事ある?」

そう尋ねると、

「じゃあ翠はそちら側のハーネスを幌に繋いでもらえますか?」

龍輝はそう言うと、
革紐を僕に向かって投げやった。

僕はハーネスを見て幌を見ると、
気まずそうに

「あ~手伝うって言ったけど、
これどうやって繋いだら……」

そう言って持て余した革紐を龍輝に翳すと、
龍輝は小さくクスッと笑って、

「それでは私がこちらを終えるまで持っていてもらえますか?

馬が動くとズレてしまいますので」

そう言うと、黙々とハーネスを幌に繋ぎ始めた。

そんな龍輝を僕はじっと見ていた。

「龍輝は良く眠れた?」

沈黙が続くのも少しぎこちなかったので龍輝に話しかけた。

「はい、お陰様で」

龍輝は一瞬手を止めて一言そう言うと、
また黙々と作業を始めた。

「これからの旅、
楽しみだね!」

そう言うと、

「そうですね」

と龍輝は又短く一言言って静かになった。

“会話が続かないな……“

そう思うのと同時に、
邪魔になっても悪いと思い僕も話すのをやめた。

僕が話を止めると、
静かな早朝に龍輝が幌を繋げるカチャカチャという音だけが
僕たちの居るあたりに響いた。

龍輝が仕上げにトレースを帆に接続すると、
僕の方に回って来た。

「こうやって二人きりになるのは私の部屋依頼ですね」

そう言って龍輝が少し照れた様に笑った。

僕は龍輝の部屋へ行った事を思い出して

「あ~そう言えばそうだね」

そう言うと、握っていたハーネスを龍輝に渡した。

「これから厳しい旅になりますね」

そう言う龍輝に

「えっ?」

と言って眉を顰めると、
龍輝はカチャカチャとこっち側のハーネスを留めながら、

「サンクホルムへ行くんですよね?」

そう尋ねた。

「あ~そうだね。

それが何故たいへんなの?」

そう尋ねると、

「サンクホルム迄は遠いですよ。

地図とかご覧になりましたか?」

そう言う龍輝に、

「地図…… 地図か……

あれって見るの難しいよね」

そう言いながら初めてセシルと出会った時の事を思い出していた。

「サンクホルムは大陸の東南の位置にありますが、
途中、砂漠や岩山などがありますので、
その辺りは野営になる事も多くなります。

海は有りませんが、
大きな川などを渡る必要もあります。

全てに橋が架かっている訳ではありませんし。

それに翠は野営はした事は有りますか?」

そう聞かれ、

「う~ん、これが野営と言えるかはわからないけど、
父さんと住んでいたときは渓浴に居て、
周りは岩山ばかりだったよ?

家も岩山に出来た洞穴だったし……」

そう言うと、

「それでは岩山は大丈夫そうですね。

でも砂漠は割とキツイ場所になりそうですね」

そう言われ、

「砂漠って聞いた事ないんだけど、
一体どんな感じのとこなの?」

そう尋ねると龍輝はハーネスを付け終え、
もう一頭の馬の方へと移動して来た。

「砂漠はですね、
岩山とは違い砂で出来た平地がずっと続く所なんです。

雨も滅多に降りませんし、
太陽の照り返しでとても暑いし、
地が砂なので植物も育ちません。

隠れる場所もないし、
水も有りません。

所々に水の沸く箇所もあるのですが、
そう言った場所は干上がっては場所を変え移動するみたいなので
地図にはない様です」

そう言われ、

「水だったら大丈夫だよ!

つい先ほど水魔法を使って水をバケツに貯める方法を学んだんだ!」

そう言うと、龍輝はニコリと微笑んで、

「そうですか!

それは良かった」

そう言って

「翠はもう一度向こうへ行ってハーネスを持っていてもらえますか?」

そう尋ねたので僕はいそいそと反対側へ移った。

龍輝は続けて、

「でも砂漠は怖い所でもあるんです」

そう言って手を止めた。

僕は首を傾げて、

「と言うのは?

怖い魔獣とか出るとか?」

そう尋ねると、

「そうですね、
魔獣も沢山いますね。

それに砂の中に潜んでいるものも居るので要注意が必要です。

あと砂漠には砂嵐というものがあって、
これに遭遇すると魔獣との闘いよりも大変な事になります。

パーティーの中にドーム型の結界を張れる者がいればいいのですが……」

そう言ってハーネスのベルトをギュッと絞めた。

「そちらのハーネスを絞めたら準備完了ですね」

そう言って龍輝が僕の方へ回ってくると、

「ねえ、龍輝達ってさ、その……貴族なわけじゃない?

野営とか大丈夫なの?

あんなに凄い家に住んでフカフカのベッドで寝てるからさ」

持っていたハーネスのベルトを渡しながらそう尋ねると、
龍輝は小さくクスっと笑って、

「殿下はどうか分かりませんが、
私や龍星は小さい時から父の命令で討伐隊に混ざって
何度も遠征をしているので野営は何度も経験しています」

とそう答えた。

僕は手をパーンと叩くと、

「そうか、だから龍輝は物知りなんだね。

そうか~ 小さい時から討伐に出てるのか~

凄く頼もしいね!

僕も小さい時から父さんに魔獣狩りさせられて訓練はしてきたけど、
討伐に出たことはないんだよ。

これから龍輝達と一緒に旅ができるの楽しみだよ。

龍輝から色々と学ぶことがいっぱいだね」

そう言うと、何だか本当にこれからの旅が楽しみになって来た。

最初は大勢でパーティーを組むなんて億劫だったのに、
いつの間にか沢山の仲間が出来て、
これから何が起こるか分からない旅を
楽しみにしている自分に気付いて驚いた。

「あの……翠は朝食は?」

龍輝に尋ねられ、
今まで気づかなかった空腹感が一気に襲ってきて、
お腹がグ~っと音を立てた。

それを聞いた龍輝は手を僕に差し出すと、

「私も朝食はまだなのです。

是非一緒にこちらの食堂で頂きましょう」

そう言って僕が龍輝の手を取るのを待った。

僕は差し出された龍輝の手を見て、
何かが又重なった。

”あれ? 何だろう?

前にも誰かとこうして良く手をつないでいたような?

あれは龍輝では無かったよな?

父さんでもないし……

あれ? あれは誰だった?

もしかして前世の恋人?!”

ボーッとしてその手を見ていると龍輝が

”?”

とした様な顔をしたので、

「いや、僕ちょっと不思議に思ったんだけど、
龍輝のその手を差し出すのって龍輝の癖?」

そう言うと、龍輝も

”え?”

っとしたように僕に差し出した手を見た。

そして掌を手持ち無沙汰のようにニギニギとすると、

「あっ」

っと小さく行って引いた。

「ね? 普通小さな子供や、
ここここ……恋人にはするかもだけど……

僕はこここ恋人や子供じゃないのに
龍輝は割と自然にそうやって手を引こうとするから……」

とちょっと恋人と言うところでどもって
何故か少し恥ずかしくなった。

肝心の龍輝は焦ったように、

「いえ、癖と言う訳では無いのですが
何故か翠を前にするとそうなってしまって!

それに、決して翠の事を子供だと思っているわけでも……」

タジタジとそう説明する龍輝が何だかかわいく見えて
僕はハハハと笑いだしてしまった。

「そんなにたじろいで説明しなくても大丈夫だよ!

まあ、いい歳の男同士の友達は
手をつないで一緒に歩いたりしないだろうから
取り敢えずはこのまま歩こう」

そうは言ったけど、
僕の方こそきょどりたくなる程に心臓はバクバクと脈打っていた。

食堂へと歩きながら、

”ヒー心臓に悪いよ~

何この心臓バクバク!

ハ~、これはもう決定かもしれない……

僕はきっと女の人よりも男の人の方が好きなんだ……
って言っても、男の人だったら誰にでもこうなる?

いや、いや、やっぱ龍輝がカッコいいから異常反応してるだけで……

いや、いや、僕は何を言ってるんだ!

あ、でも、僕が男の人が良いってんだったら、
もしかしてジェイドもそうだったんだろうか?

いや、いや、男の人が男の人をって今まで聞いたことないぞ?

父さんだってそんなことは微塵も話して無かったし……

やっぱり僕って変なのかな?!

もしかして転生した時の後遺症?!

ジェイドの事尋ねてみたいけど、
もし違ったらと思うとセシルにも聞けない~

でも、もし、もしジェイドも僕と同じだったとするならば
相手は誰?!

ちょっと待って、ちょっと待って! もしかして……?!”

そう思い僕は隣を歩く龍輝を見上げ
ジッと彼の顔を見つめた。













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