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第107話 僕の誕生日2
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お化け屋敷を出た後は、
僕達は普通にアミューズメントパークを楽しんだ。
矢野先輩は絶叫系が好きらしく、
僕は絶叫系にとことん付き合わされた。
嫌いなわけでは無かったけど、
こうも何度も、何度も乗っていると、
少し悪酔いしてしまった。
「要君大丈夫?
ごめんね、絶叫系と言ったら
見境なくなっちゃって……
レモンスカッシュか何か、
喉に爽やかな飲み物買って来るね」
そう言って先輩は、
僕を木陰のあるベンチに残して、
どこかへと走って行ってしまった。
木陰は少し風が吹くと、
とても気持ちが良かった。
目を細めて葉の間から木漏れ日を見上げていると、
「お待たせ~」
と言って、先輩がレモネードを
持って来てくれた。
「有難うございます」
そう言って受け取るり一口飲むと、
レモンの酸っぱさと、
ハチミツの甘さがとても良い具合に混ざり合って、
喉元を爽やかに潤してくれた。
「しんどかったら
僕の肩に寄り掛かって良いよ」
そう言う先輩の好意に、
「じゃあ、遠慮なく!」
そう言って僕は、先輩の肩に寄り掛かった。
「ねえ、要君の気分がよくなったら、
行ってみたいところがあるんだけど、
今夜は家族と食事する?」
「いえ、今日は両親とも仕事で、
僕のバースデーディナーは
今週末にする予定なんです」
「じゃあ、ちょうどいいや。
この後ね、行きたいところが2つあるんだ
時間大丈夫かな?」
「先輩、僕何処までも先輩に付き合いますよ!」
そう言うと、
「良かった~
前から行ってみたいと思っていたんだ
僕はもう、乗りたかった
乗り物と言う乗り物には
乗ってしまったから、
要君の気分が戻り次第、
ここを出ようか?」
と先輩が尋ねたので、
「じゃあ、もう30分だけ」
そう言って、先輩の肩に頭をもたれ掛けさせたまま、
静に目を閉じた。
「先輩、もう大丈夫ですよ、
行きましょうか?」
「うん、頃合いもちょうどいい処だね」
僕達は立ち上がると、公園を後にした。
そこからはバスで次の目的地へと行った。
停留所で降り、少し歩いたところで、
「ここだよ!」
そう言って先輩が立ち止まった。
カフェの様なたたずまいの看板を見ると、
『猫カフェ』
と書いてあった。
僕は思わず、喜びの声を上げた。
「猫は大丈夫?
アレルギーとか無い?
来る前に聞けばよかったけど、
サプライズしたかったし、
猫がダメだったら
ここは飛ばして次の場所に行くけど……」
「僕、猫大好きなんです!
どちらかというと、犬よりも猫派で!」
「でしょう?
僕もそう思ったんだよ!
要君は絶対猫が好きだって!」
「え~
どうしてそう思ったんですか~?」
「ほら、要君の甘え方って
猫みたいじゃない?
じゃれてたかと思うとそっぽ向いたり、
それでいて喉鳴らしてるところとか……」
「ハハハ、先輩、それ当たってるかも!
それよりも早く中へ行きましょうよ!」
僕はワクワクとしてカフェのドアを開けた。
そうしたら、ドアの隣にあるアスレチックに、
数匹の猫が気持ち良さそうにデローンと横たわっていた。
僕は入った瞬間から目がハートになってしまった。
好きな所に座っていいと言う事だったので、
二人掛けのソファーが空いていたので、
僕と先輩はそこに座った。
座るのと同時に、
真っ白な猫が僕の膝の上に飛び乗って、
ゴロゴロとし始めた。
「うわ~、 凄い人懐っこい猫ですね~
可愛い~」
僕は一生懸命猫をナデナデした。
先輩は隣に居て、
僕が猫を撫でる姿を
嬉しそうに眺めていた。
そうしていると、
先輩の所にも、一匹の三毛猫がやって来て、
先輩の上に飛び乗ると、
いかにも “なでろ!” というように、
先輩の手に自分の手をポンポンとし始めた。
「この子生意気~
でも可愛い~!」
僕達は、猫おもちゃで一緒に遊んだり、
おやつを上げたりとして、暫くそこでまったりとした。
先輩がチラチラと時計を見始めたので、
「時間ですか?」
と尋ねると、
「そうだね、次の所はスケジュールが格まれてるから、
そろそろ出た方が良いね」
そう先輩に言われ、
僕は猫ちゃん達に別れを告げて、
泣く泣くカフェを後にした。
「先輩、また来ましょうね!
絶対一緒に行きましょうね!」
そう言うと、
「そんなに頻繁に要君と出かけたら
裕也に殺されちゃう!」
そう先輩が茶化したので、
「先輩~
僕と先輩の仲ですよ?
佐々木先輩だって分かってますって!」
そう言うと、
「そうでも無いかもよ~」
と返したので、僕は
「何言ってるんですか!」
とだけ返しておいた。
そしてつぎの目的地について、
僕は目を丸くした。
そこはプラネタリウムだった。
本当に先輩は次から次に
僕の心をくすぐる術を知っている。
僕は阿蘇に行って以来、
星空を見るのが大好になっていた。
僕が先輩を見ると、
「でしょう?」
と言う様な顔をして僕を見たので、
僕は思いっきりの笑顔を返した。
中に入ると、いくつかのタイプのシートが
用意してあって、
先輩の買ったチケットは、
カップル用の、マシュマロシートだった。
ふんわりしたシートで、
まるでマシュマロの上に寝転がっているような感覚で
寝転がってプラネタリウムを見れるようになっていた。
それも、カップル用と言うように、
二人で隣り合わせで寝転べるようになっていた。
「うわ~
何このシート!
ヤバイ……
先輩、僕眠っちゃいそうです~」
「ハハハ、眠たかったら眠ってても良いよ」
そう先輩に言われ、僕は目を閉じて見た。
シートは本当にフワフワで、
何だか天国に居るようだった。
まあ、天国の感覚は知らないけど、
天国があればこんな感じなんだろうか?
と言う様なフワフワとした感覚だった。
ライトが落ちて暗くなると、
先輩は僕の手を握って来た。
先輩が暗がりで僕に接触しようとするのは、
想定内だった。
先輩は僕の手を握るのが好きなようだ。
僕はそんな先輩の突拍子も無い行動にも慣れてきた。
逆に、最近では、先輩が僕に触れると、
安心感さえ生まれるようになっていってた。
まるで子供が親に守られるように……
暗がりで、温度も程よく、フワフワのマシュマロクッション、
隣には僕の手を握っていてくれてる矢野先輩……
僕は、ずっと今日の計画を立てるために眠れなかった日々の
付けが一気に訪れた。
プラネタリウムが始まるや否や、
僕はス~ッと眠りに落ちてしまっていた。
それほど僕は疲れていて、
それでいて、矢野先輩の気配に安心感を感じていた。
眠りに落ちてしばらくたった時に、
頬に暖かな感触を感じて目が覚めたと言うか、
目はまだ閉じたままだったけど、
神経が起きてしまった。
僕はこの暖かさは何だろう?
と思った瞬間、何かが僕の唇に触れた。
それは紛れもなく、
矢野先輩が僕にキスをした瞬間だった。
僕達は普通にアミューズメントパークを楽しんだ。
矢野先輩は絶叫系が好きらしく、
僕は絶叫系にとことん付き合わされた。
嫌いなわけでは無かったけど、
こうも何度も、何度も乗っていると、
少し悪酔いしてしまった。
「要君大丈夫?
ごめんね、絶叫系と言ったら
見境なくなっちゃって……
レモンスカッシュか何か、
喉に爽やかな飲み物買って来るね」
そう言って先輩は、
僕を木陰のあるベンチに残して、
どこかへと走って行ってしまった。
木陰は少し風が吹くと、
とても気持ちが良かった。
目を細めて葉の間から木漏れ日を見上げていると、
「お待たせ~」
と言って、先輩がレモネードを
持って来てくれた。
「有難うございます」
そう言って受け取るり一口飲むと、
レモンの酸っぱさと、
ハチミツの甘さがとても良い具合に混ざり合って、
喉元を爽やかに潤してくれた。
「しんどかったら
僕の肩に寄り掛かって良いよ」
そう言う先輩の好意に、
「じゃあ、遠慮なく!」
そう言って僕は、先輩の肩に寄り掛かった。
「ねえ、要君の気分がよくなったら、
行ってみたいところがあるんだけど、
今夜は家族と食事する?」
「いえ、今日は両親とも仕事で、
僕のバースデーディナーは
今週末にする予定なんです」
「じゃあ、ちょうどいいや。
この後ね、行きたいところが2つあるんだ
時間大丈夫かな?」
「先輩、僕何処までも先輩に付き合いますよ!」
そう言うと、
「良かった~
前から行ってみたいと思っていたんだ
僕はもう、乗りたかった
乗り物と言う乗り物には
乗ってしまったから、
要君の気分が戻り次第、
ここを出ようか?」
と先輩が尋ねたので、
「じゃあ、もう30分だけ」
そう言って、先輩の肩に頭をもたれ掛けさせたまま、
静に目を閉じた。
「先輩、もう大丈夫ですよ、
行きましょうか?」
「うん、頃合いもちょうどいい処だね」
僕達は立ち上がると、公園を後にした。
そこからはバスで次の目的地へと行った。
停留所で降り、少し歩いたところで、
「ここだよ!」
そう言って先輩が立ち止まった。
カフェの様なたたずまいの看板を見ると、
『猫カフェ』
と書いてあった。
僕は思わず、喜びの声を上げた。
「猫は大丈夫?
アレルギーとか無い?
来る前に聞けばよかったけど、
サプライズしたかったし、
猫がダメだったら
ここは飛ばして次の場所に行くけど……」
「僕、猫大好きなんです!
どちらかというと、犬よりも猫派で!」
「でしょう?
僕もそう思ったんだよ!
要君は絶対猫が好きだって!」
「え~
どうしてそう思ったんですか~?」
「ほら、要君の甘え方って
猫みたいじゃない?
じゃれてたかと思うとそっぽ向いたり、
それでいて喉鳴らしてるところとか……」
「ハハハ、先輩、それ当たってるかも!
それよりも早く中へ行きましょうよ!」
僕はワクワクとしてカフェのドアを開けた。
そうしたら、ドアの隣にあるアスレチックに、
数匹の猫が気持ち良さそうにデローンと横たわっていた。
僕は入った瞬間から目がハートになってしまった。
好きな所に座っていいと言う事だったので、
二人掛けのソファーが空いていたので、
僕と先輩はそこに座った。
座るのと同時に、
真っ白な猫が僕の膝の上に飛び乗って、
ゴロゴロとし始めた。
「うわ~、 凄い人懐っこい猫ですね~
可愛い~」
僕は一生懸命猫をナデナデした。
先輩は隣に居て、
僕が猫を撫でる姿を
嬉しそうに眺めていた。
そうしていると、
先輩の所にも、一匹の三毛猫がやって来て、
先輩の上に飛び乗ると、
いかにも “なでろ!” というように、
先輩の手に自分の手をポンポンとし始めた。
「この子生意気~
でも可愛い~!」
僕達は、猫おもちゃで一緒に遊んだり、
おやつを上げたりとして、暫くそこでまったりとした。
先輩がチラチラと時計を見始めたので、
「時間ですか?」
と尋ねると、
「そうだね、次の所はスケジュールが格まれてるから、
そろそろ出た方が良いね」
そう先輩に言われ、
僕は猫ちゃん達に別れを告げて、
泣く泣くカフェを後にした。
「先輩、また来ましょうね!
絶対一緒に行きましょうね!」
そう言うと、
「そんなに頻繁に要君と出かけたら
裕也に殺されちゃう!」
そう先輩が茶化したので、
「先輩~
僕と先輩の仲ですよ?
佐々木先輩だって分かってますって!」
そう言うと、
「そうでも無いかもよ~」
と返したので、僕は
「何言ってるんですか!」
とだけ返しておいた。
そしてつぎの目的地について、
僕は目を丸くした。
そこはプラネタリウムだった。
本当に先輩は次から次に
僕の心をくすぐる術を知っている。
僕は阿蘇に行って以来、
星空を見るのが大好になっていた。
僕が先輩を見ると、
「でしょう?」
と言う様な顔をして僕を見たので、
僕は思いっきりの笑顔を返した。
中に入ると、いくつかのタイプのシートが
用意してあって、
先輩の買ったチケットは、
カップル用の、マシュマロシートだった。
ふんわりしたシートで、
まるでマシュマロの上に寝転がっているような感覚で
寝転がってプラネタリウムを見れるようになっていた。
それも、カップル用と言うように、
二人で隣り合わせで寝転べるようになっていた。
「うわ~
何このシート!
ヤバイ……
先輩、僕眠っちゃいそうです~」
「ハハハ、眠たかったら眠ってても良いよ」
そう先輩に言われ、僕は目を閉じて見た。
シートは本当にフワフワで、
何だか天国に居るようだった。
まあ、天国の感覚は知らないけど、
天国があればこんな感じなんだろうか?
と言う様なフワフワとした感覚だった。
ライトが落ちて暗くなると、
先輩は僕の手を握って来た。
先輩が暗がりで僕に接触しようとするのは、
想定内だった。
先輩は僕の手を握るのが好きなようだ。
僕はそんな先輩の突拍子も無い行動にも慣れてきた。
逆に、最近では、先輩が僕に触れると、
安心感さえ生まれるようになっていってた。
まるで子供が親に守られるように……
暗がりで、温度も程よく、フワフワのマシュマロクッション、
隣には僕の手を握っていてくれてる矢野先輩……
僕は、ずっと今日の計画を立てるために眠れなかった日々の
付けが一気に訪れた。
プラネタリウムが始まるや否や、
僕はス~ッと眠りに落ちてしまっていた。
それほど僕は疲れていて、
それでいて、矢野先輩の気配に安心感を感じていた。
眠りに落ちてしばらくたった時に、
頬に暖かな感触を感じて目が覚めたと言うか、
目はまだ閉じたままだったけど、
神経が起きてしまった。
僕はこの暖かさは何だろう?
と思った瞬間、何かが僕の唇に触れた。
それは紛れもなく、
矢野先輩が僕にキスをした瞬間だった。
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