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番外編 ナーヴェの花嫁姿 二
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二
「アッズーロ、テゾーロがいるんだからね……?」
口が離れた瞬間、ナーヴェが釘を刺してくる。アッズーロはその左耳へ口を寄せて囁いた。
「分かっておる。ただ少し、そなたを味見するだけだ」
「ぼくは別に、美味しくはないと思うんだけれど……」
ぼやくようなナーヴェの言葉を無視して、アッズーロは青く長い髪を掻き上げ、形のいい耳を甘噛みする。ナーヴェは分かっていない。アッズーロが毎日考え抜いた料理を食べさせている肉体は、仄かな甘さと塩っぱさを兼ね備え、果物のような香りもさせていて、味わい深いのだ。アッズーロは宝の左耳から首筋へと口を移すと同時に、平らな胸元を守っている胸紐をするりと解いた。
「ちょっと、アッズーロ……」
ナーヴェが些か焦った声を上げる。どうもアッズーロに対する信頼感が足りないらしい。
「案ずるな。鎖骨までだけだ」
宥めて、アッズーロは細い首を舐め、透き通るように白い肌にところどころ赤い花を咲かせながら、鎖骨へ至った。いつ見ても艶めかしい鎖骨だ。そのしっとりとした窪みを舌で強くなぞると、ナーヴェがくすぐったそうに身動きする。心行くまで鎖骨の形を味わってから、アッズーロは上体を起こして、解いた胸紐を丁寧に結び直してやった。
「きみは時々、急にこういうことをするから、びっくりするよ」
ナーヴェが押し倒された格好のまま、抗議してくる。
「ぼくの心拍が上がったから、テゾーロも興奮して、どきどきしている」
「父母の親密なことを、今の内から学べるであろう」
アッズーロは勝ち誇って言った。
「きみはどんなことでも前向きに表現する才能があるよね……」
呆れたように零して、ナーヴェは、ゆっくりと自分で起き上がろうとする。アッズーロはすぐにその背を支えて、注意深く起こしてやった。
「ありがとう」
律儀な宝は、文句を言っていたことなど忘れたように微笑んだ。やはり可愛い。愛らしい。
「そなたはわが宝だ。ゆえに、たまにはこういう愛で方もしたいのだ。許せ」
「うん。それは分かっているし、愛でてくれるのは嬉しい。きみは、自分の言ったことは守るしね。たまになら、このぐらいは大丈夫だよ」
ナーヴェは優しい口調で、しっかりと制限を設けてきた。
「『たまになら』か」
アッズーロは溜め息をつき、口調を変える。
「では、そろそろ裁縫師にそなたの相手を譲るとしよう。身仕度ついでに、採寸されるがよい」
「裁縫師というのは誰だい? 初めて会う人だよね?」
ナーヴェの問いに、アッズーロは笑って教えた。
「ポンテの配下のような者だ。一年ほど前に城下の仕立屋から城勤めへ取り立てられた。父上は、そういうことにあまり関心がなかったゆえ、そなたは面識がないやもしれんな。まだ若いが、なかなかの腕前だぞ」
「へえ。それは会うのが楽しみだよ」
全ての人を自らの子どものようなものだと言い切る宝は、瑠璃色の双眸をきらきらと輝かせる。その煌めきに軽く肩を竦めてから、アッズーロは廊下へ呼ばわった。
「フィオーレ、ミエーレ、入るがよい。ピューメもおれば、中へ入れよ」
すぐに扉が開いて、女官二人は静かに戻ってきた。その後に続いて、ピューメも入ってくる。だが、裁縫師の少女は、女官二人とは動きを異にし、入り口に跪いて控えた。
ミエーレは朝食の皿や杯を盆に載せて退室し、フィオーレはナーヴェに歯磨きと洗面をさせ、長く青い髪を丁寧に梳く。それらが終わると、フィオーレがピューメに目配せした。
ピューメは襟足で切り揃えた癖のない黒髪を揺らし、きりりとした表情で近づいてきた。まだ十代のはずだが、専門職としての誇りを持って仕事をしている少女である。寝室の中ほどで再び跪き、一礼してから黒い理知的な双眸でアッズーロとナーヴェとを見つめた。白い頬は、緊張でやや紅潮しているようだ。
「おはよう、ピューメ」
ナーヴェが、人懐こく声を掛ける。
「朝早くから来てくれてありがとう。ぼくの婚礼衣装のための採寸をお願いしたいんだ」
「承っております。では、失礼致します」
ピューメは硬い面持ちでナーヴェへ歩み寄ると、隣に座るアッズーロに尋ねた。
「ナーヴェ様に立って頂くことはできますか?」
「うむ」
アッズーロが重々しく許可すると、宝は笑顔で頷いた。
「勿論だよ」
そうして寝台から立ち上がる宝を、アッズーロもともに立ち上がって慎重に支える。傍に立つフィオーレも手を出したり引っ込めたり、気が気でない様子だ。ピューメは、腰帯に提げた革袋から巻尺を取り出し、ナーヴェの身長や肩幅、胸回り、腹回り、腰回り、股下の長さなどを素早く測っていく。
「腹は、まだ大きくなることを考慮に入れておけ」
アッズーロはつい口を出した。
「仰せのままに」
ピューメは硬い声音で応じる。ナーヴェが苦笑した。
「アッズーロ、それは言わずもがなのことだよ。妊婦のお腹がどんどん大きくなることは、誰だって知っているよ」
「そなたを人とは異なると思うておる者もいよう。大事なことゆえ確認したのだ」
アッズーロは憮然として、愛らしい宝に言い返した。
「ああ、確かにそうだね……」
宝は、少しばかり悄然とした様子で俯いた。その寂しげな横顔に、アッズーロは胸を衝かれ、慌てて付け加えた。
「いや、そなたの身近に仕えておる中に、そのような者はおらんが、ピューメはそうではないゆえ、念のためだ」
「うん。分かっているよ」
ナーヴェは微笑んでアッズーロを見上げる。
「それに、ぼく自身が、ぼくは人ではないと繰り返し言っている訳だしね。きみは正しいよ」
アッズーロは堪らなくなって、ピューメを押し退けるようにして、ナーヴェをそっと抱き締めた。もう一つの命を内に抱えた、華奢な体。その耳元に口を寄せ、アッズーロは詫びた。
「許せ。そなたを傷つけるつもりはなかったのだ。ただ心配が過ぎて、余計なことを口にした。そなたが充分に人であることは、そなたを孕ませたわれが、誰よりよく知っておる」
ピューメとフィオーレが一瞬にして赤面したが、構うことではない――。
「ありがとう、アッズーロ。きみにそう言って貰えると、とても嬉しいよ」
羞恥心の足りない宝は、アッズーロの胸に頭をすり寄せてから、顔を上げた。
「でも今はピューメが困っているから、少し離れよう?」
「うむ」
アッズーロは、最愛の腰を手で支えたまま、少し体を離した。
「失礼致します」
ピューメが、まだ赤面したまま、ナーヴェの首の長さや腕の長さ、胸から腰までの長さを測る。丁寧な手付きで測り終えてから、ピューメはアッズーロのほうを向いて問うてきた。
「御髪はどう致しましょう? 普段は結わずに垂らしていらっしゃいますが、御婚儀の際には、結われますか?」
(さて、どうするか)
アッズーロは即答せずにナーヴェの顔を見下ろす。最愛は、青い双眸に笑みを湛えて答えた。
「この体はきみのものだから、きみの好きにしたらいいよ?」
やはり、初夜の時とは真逆の反応だ。
「うむ。ならば……」
アッズーロは、長く美しく、手触りもよい青い髪を暫し眺めてから、再びナーヴェを抱き寄せて自分の体に掴まらせた。そうしておいて、自由になった両手で、いつも触っている青い髪をまとめて上げる。
「これがよい。この辺りまで結い上げて飾り付けよ。幾筋か編んで束ねれば更に見栄えがしよう」
「それはようございますね……!」
フィオーレが大きく頷いた。
「全て仰せのままに」
ピューメは生真面目に一礼して、ナーヴェから離れる。
「では、早速、お衣装の製作に掛かります」
「仕立て終えるまでに如何ほど掛かる?」
確かめたアッズーロに、ピューメは黒曜石のような双眸に真剣な光を浮かべて告げた。
「二週間、頂きとうございます」
「よかろう」
アッズーロは鷹揚に認める。
「では、二週間後、試着ということに致そう。下がるがよい」
「畏まりました」
もう一度、深く頭を下げてから、ピューメは後ろ向きに下がって退室していった。
「……かなり緊張していたね」
ナーヴェが些か残念そうに呟く。
「もう少し話したかったんだけれど」
「二週間後には、もっと話せるであろう」
アッズーロは宝を慰めて、その体を支え、寝台へ腰掛けさせた。すかさず、フィオーレがナーヴェの普段着一揃いを持ってくる。アッズーロはいつも通りナーヴェの着替えを手伝ってから、立ち上がった。王城の尖塔で、時報の鐘が鳴らされている。午前の謁見を始める時間だ。レーニョも廊下に控えているだろう。
「では、行ってくる」
アッズーロは身を屈めて、寝台に腰掛けたままの宝の額に軽く口付けた。
「うん。行ってらっしゃい」
くすぐったそうな表情で、ナーヴェは見送ってくれる。可愛らしい。幸せだ。アッズーロは微笑んで、最愛を寝室に残し、政務へ向かった。
「アッズーロ、テゾーロがいるんだからね……?」
口が離れた瞬間、ナーヴェが釘を刺してくる。アッズーロはその左耳へ口を寄せて囁いた。
「分かっておる。ただ少し、そなたを味見するだけだ」
「ぼくは別に、美味しくはないと思うんだけれど……」
ぼやくようなナーヴェの言葉を無視して、アッズーロは青く長い髪を掻き上げ、形のいい耳を甘噛みする。ナーヴェは分かっていない。アッズーロが毎日考え抜いた料理を食べさせている肉体は、仄かな甘さと塩っぱさを兼ね備え、果物のような香りもさせていて、味わい深いのだ。アッズーロは宝の左耳から首筋へと口を移すと同時に、平らな胸元を守っている胸紐をするりと解いた。
「ちょっと、アッズーロ……」
ナーヴェが些か焦った声を上げる。どうもアッズーロに対する信頼感が足りないらしい。
「案ずるな。鎖骨までだけだ」
宥めて、アッズーロは細い首を舐め、透き通るように白い肌にところどころ赤い花を咲かせながら、鎖骨へ至った。いつ見ても艶めかしい鎖骨だ。そのしっとりとした窪みを舌で強くなぞると、ナーヴェがくすぐったそうに身動きする。心行くまで鎖骨の形を味わってから、アッズーロは上体を起こして、解いた胸紐を丁寧に結び直してやった。
「きみは時々、急にこういうことをするから、びっくりするよ」
ナーヴェが押し倒された格好のまま、抗議してくる。
「ぼくの心拍が上がったから、テゾーロも興奮して、どきどきしている」
「父母の親密なことを、今の内から学べるであろう」
アッズーロは勝ち誇って言った。
「きみはどんなことでも前向きに表現する才能があるよね……」
呆れたように零して、ナーヴェは、ゆっくりと自分で起き上がろうとする。アッズーロはすぐにその背を支えて、注意深く起こしてやった。
「ありがとう」
律儀な宝は、文句を言っていたことなど忘れたように微笑んだ。やはり可愛い。愛らしい。
「そなたはわが宝だ。ゆえに、たまにはこういう愛で方もしたいのだ。許せ」
「うん。それは分かっているし、愛でてくれるのは嬉しい。きみは、自分の言ったことは守るしね。たまになら、このぐらいは大丈夫だよ」
ナーヴェは優しい口調で、しっかりと制限を設けてきた。
「『たまになら』か」
アッズーロは溜め息をつき、口調を変える。
「では、そろそろ裁縫師にそなたの相手を譲るとしよう。身仕度ついでに、採寸されるがよい」
「裁縫師というのは誰だい? 初めて会う人だよね?」
ナーヴェの問いに、アッズーロは笑って教えた。
「ポンテの配下のような者だ。一年ほど前に城下の仕立屋から城勤めへ取り立てられた。父上は、そういうことにあまり関心がなかったゆえ、そなたは面識がないやもしれんな。まだ若いが、なかなかの腕前だぞ」
「へえ。それは会うのが楽しみだよ」
全ての人を自らの子どものようなものだと言い切る宝は、瑠璃色の双眸をきらきらと輝かせる。その煌めきに軽く肩を竦めてから、アッズーロは廊下へ呼ばわった。
「フィオーレ、ミエーレ、入るがよい。ピューメもおれば、中へ入れよ」
すぐに扉が開いて、女官二人は静かに戻ってきた。その後に続いて、ピューメも入ってくる。だが、裁縫師の少女は、女官二人とは動きを異にし、入り口に跪いて控えた。
ミエーレは朝食の皿や杯を盆に載せて退室し、フィオーレはナーヴェに歯磨きと洗面をさせ、長く青い髪を丁寧に梳く。それらが終わると、フィオーレがピューメに目配せした。
ピューメは襟足で切り揃えた癖のない黒髪を揺らし、きりりとした表情で近づいてきた。まだ十代のはずだが、専門職としての誇りを持って仕事をしている少女である。寝室の中ほどで再び跪き、一礼してから黒い理知的な双眸でアッズーロとナーヴェとを見つめた。白い頬は、緊張でやや紅潮しているようだ。
「おはよう、ピューメ」
ナーヴェが、人懐こく声を掛ける。
「朝早くから来てくれてありがとう。ぼくの婚礼衣装のための採寸をお願いしたいんだ」
「承っております。では、失礼致します」
ピューメは硬い面持ちでナーヴェへ歩み寄ると、隣に座るアッズーロに尋ねた。
「ナーヴェ様に立って頂くことはできますか?」
「うむ」
アッズーロが重々しく許可すると、宝は笑顔で頷いた。
「勿論だよ」
そうして寝台から立ち上がる宝を、アッズーロもともに立ち上がって慎重に支える。傍に立つフィオーレも手を出したり引っ込めたり、気が気でない様子だ。ピューメは、腰帯に提げた革袋から巻尺を取り出し、ナーヴェの身長や肩幅、胸回り、腹回り、腰回り、股下の長さなどを素早く測っていく。
「腹は、まだ大きくなることを考慮に入れておけ」
アッズーロはつい口を出した。
「仰せのままに」
ピューメは硬い声音で応じる。ナーヴェが苦笑した。
「アッズーロ、それは言わずもがなのことだよ。妊婦のお腹がどんどん大きくなることは、誰だって知っているよ」
「そなたを人とは異なると思うておる者もいよう。大事なことゆえ確認したのだ」
アッズーロは憮然として、愛らしい宝に言い返した。
「ああ、確かにそうだね……」
宝は、少しばかり悄然とした様子で俯いた。その寂しげな横顔に、アッズーロは胸を衝かれ、慌てて付け加えた。
「いや、そなたの身近に仕えておる中に、そのような者はおらんが、ピューメはそうではないゆえ、念のためだ」
「うん。分かっているよ」
ナーヴェは微笑んでアッズーロを見上げる。
「それに、ぼく自身が、ぼくは人ではないと繰り返し言っている訳だしね。きみは正しいよ」
アッズーロは堪らなくなって、ピューメを押し退けるようにして、ナーヴェをそっと抱き締めた。もう一つの命を内に抱えた、華奢な体。その耳元に口を寄せ、アッズーロは詫びた。
「許せ。そなたを傷つけるつもりはなかったのだ。ただ心配が過ぎて、余計なことを口にした。そなたが充分に人であることは、そなたを孕ませたわれが、誰よりよく知っておる」
ピューメとフィオーレが一瞬にして赤面したが、構うことではない――。
「ありがとう、アッズーロ。きみにそう言って貰えると、とても嬉しいよ」
羞恥心の足りない宝は、アッズーロの胸に頭をすり寄せてから、顔を上げた。
「でも今はピューメが困っているから、少し離れよう?」
「うむ」
アッズーロは、最愛の腰を手で支えたまま、少し体を離した。
「失礼致します」
ピューメが、まだ赤面したまま、ナーヴェの首の長さや腕の長さ、胸から腰までの長さを測る。丁寧な手付きで測り終えてから、ピューメはアッズーロのほうを向いて問うてきた。
「御髪はどう致しましょう? 普段は結わずに垂らしていらっしゃいますが、御婚儀の際には、結われますか?」
(さて、どうするか)
アッズーロは即答せずにナーヴェの顔を見下ろす。最愛は、青い双眸に笑みを湛えて答えた。
「この体はきみのものだから、きみの好きにしたらいいよ?」
やはり、初夜の時とは真逆の反応だ。
「うむ。ならば……」
アッズーロは、長く美しく、手触りもよい青い髪を暫し眺めてから、再びナーヴェを抱き寄せて自分の体に掴まらせた。そうしておいて、自由になった両手で、いつも触っている青い髪をまとめて上げる。
「これがよい。この辺りまで結い上げて飾り付けよ。幾筋か編んで束ねれば更に見栄えがしよう」
「それはようございますね……!」
フィオーレが大きく頷いた。
「全て仰せのままに」
ピューメは生真面目に一礼して、ナーヴェから離れる。
「では、早速、お衣装の製作に掛かります」
「仕立て終えるまでに如何ほど掛かる?」
確かめたアッズーロに、ピューメは黒曜石のような双眸に真剣な光を浮かべて告げた。
「二週間、頂きとうございます」
「よかろう」
アッズーロは鷹揚に認める。
「では、二週間後、試着ということに致そう。下がるがよい」
「畏まりました」
もう一度、深く頭を下げてから、ピューメは後ろ向きに下がって退室していった。
「……かなり緊張していたね」
ナーヴェが些か残念そうに呟く。
「もう少し話したかったんだけれど」
「二週間後には、もっと話せるであろう」
アッズーロは宝を慰めて、その体を支え、寝台へ腰掛けさせた。すかさず、フィオーレがナーヴェの普段着一揃いを持ってくる。アッズーロはいつも通りナーヴェの着替えを手伝ってから、立ち上がった。王城の尖塔で、時報の鐘が鳴らされている。午前の謁見を始める時間だ。レーニョも廊下に控えているだろう。
「では、行ってくる」
アッズーロは身を屈めて、寝台に腰掛けたままの宝の額に軽く口付けた。
「うん。行ってらっしゃい」
くすぐったそうな表情で、ナーヴェは見送ってくれる。可愛らしい。幸せだ。アッズーロは微笑んで、最愛を寝室に残し、政務へ向かった。
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