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第二十三章 繋がりが生み出すもの 三
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三
「因みに、そなたの耳の新たな混線先は、どこになったのだ?」
ともに操縦席から立ち上がったアッズーロに悪戯っぽく訊かれ、ナーヴェは眉をひそめた。
「そんなこと、一々尋ねてどうするんだい?」
「触れられて気持ちよくなるよう、慣らすに決まっておろうが」
当然のように、王は答える。
「愛を感じ易くなるは、よいことであろう?」
畳み掛けられて、ナーヴェは困惑したまま演算した。解はすぐに導き出される。操縦桿より余ほどましな部分に安堵して、ナーヴェは青年王に告げた。
「前部扉の外側だよ。外側だから、操縦中は絶対に触れないよ」
だが王は少しもがっかりせず、逆に笑みを深くして言った。
「そうか。ならば、そなたがこうして庭園に鎮座している時は、いつでも触れられるな」
船体の傍らに立たれ、前部扉を撫でさすられる光景を想像しただけで、ナーヴェは座り込みそうになった。
「アッズーロ……」
ナーヴェは特別に愛する相手へ正直に打ち明ける。
「ぼく、『愛を感じ易い』ことは、きみの言う通り、いいことだと思うんだけれど、何故か、そうなることが、とても怖いんだ……。自分が、自分ではなくなるような感覚があって」
「それは、変化を恐れておるからだ」
青年王は明快に教えてくれる。
「己が急激に変化することを恐れるは、人によくあることだ。そなたはそれだけ成長しておるのだ。喜ぶがよい」
「成るほど。そうだね……」
ナーヴェはしみじみと相槌を打った。自分は壊れていっているが、同時に、疑似人格電脳を超えた感覚を獲得しつつあるのだ。
「ぼくは確かに、とても急激に変化しているよ。きみの言うように、いつか、与えられた枠組みを超えられるかもしれない」
「必ず、そう致せ」
アッズーロの言葉は力強く、その表情は慈しみに満ちている。ナーヴェは「努力するよ」と答える代わりに笑みを返して、船体前部の扉を開けた。仲夏の月の、濃い草木の匂いを含んだ、温い風が吹き寄せてくる。庭園に二人並んで立ち、待っていたフィオーレとレーニョが、ほっとした顔をした。予期せぬ船体の急浮上に、随分と怖い思いをさせたのだろう。
「しかし、少々疑問に思っていたのだが」
先に草の上へ足を下ろしたアッズーロが、振り向いてきて言う。
「何ゆえ、混線の修正先を、手ではなく、肩にしたのだ?」
ナーヴェは、両眼を見開いた。
「あ……」
姉から教えられたままに、肩でなければいけないと、勝手に思い込んでいた。耳と肩は近いからだろうと、自身では、殆ど演算をしていなかった。しょっちゅう触れられるならば、耳ほどではないにせよ、何となくくすぐったい肩よりも、手の指のどれかのほうがいいはずだ。真面目に演算してみれば、混線の修正なので、手でも可能なはずと解も出た。
「待って、アッズーロ、手、手に修正し直したい……!」
願ったが、青年王は悪戯っぽく笑って肩を竦めた。
「すまぬが、われはこれでも忙しい身の上でな。これ以上は時間を割けん。次の修正は、反乱が収束した後だ」
明らかに確信犯の表情だ。
「きみ、手に修正できるって気づいていて、黙っていたね……?」
一発殴りたいほど腹が立ったが、相手は重傷者で、自分は妊娠中だ。ナーヴェは諦めて庭園に降りながら、悔し紛れに脅し文句を考えて告げた。
「ぼくは意図的に忘れない限りは、全てのことを細部まで詳細に記録しているからね。きみ達人より、ずっとずっと執念深いってこと、知っておくといいよ……!」
「それは怖いな」
アッズーロは軽く眉を上げてから、何故か優しく微笑むと、草の上に立ったナーヴェの肉体を不意にまた抱き締めてきた。
「そなたがそのように怒るさまは初めて見た。成長著しいさまに、感無量だ」
嬉しげに囁かれた途端、ふつふつと湧いていた怒りが急速に収まっていく。
(こういう感覚を「情に絆される」と言うのかな……?)
思考回路の片隅で分析しつつ、ナーヴェは囁き返した。
「……きみと接していると、感情の起伏が激し過ぎて、たびたび自分の制御が難しくなるよ。その最たるものが暴走なんだけれど……、これも、やっぱり成長なのかい……?」
「当たり前であろう」
アッズーロの腕が、更に強く抱き締めてくる。
「愛する相手に対して、喜怒哀楽が激しくなるは、間違いなく成長だ。その上でそなたは、可能な限り暴走せぬように、それらの感情と付き合う術を学ぶのだ。よいな?」
「うん。努力――……」
言い掛けて、ナーヴェは青年王の顔を窺った。また、誓いの口付けをすべきなのだろうか。生じた迷いを瞬時に看破したらしい王は、くすくすと笑った。
「そなたと日に何度も口付けるは、わが喜びだがな。愛の言葉同様、誓いの口付けも多用するものではない。そこは、そなたお得意の決まり文句で構わん。但し、今までの誓いを破ってはならんぞ?」
「きみの望みを全て果たせるように、努力するよ」
ナーヴェは微笑んで約束した。
「では、これより先は、ヴォルペの提案について、具体的に詰める話だな」
「国のためは、人々のため、という話も含めてね」
夏の庭園を歩く王と王妃の楽しげな会話が、風に乗って聞こえてくる。侍従と女官を連れて、散策中らしい。自分の名前が聞こえたので、つい耳をそばだててしまったが、どうやら、王妃は自分の提案を支持してくれているようだ。
(それなら、陛下も心を動かして下さるかもしれない……)
ヴォルペは午後に持ち越しとなった議論の行方に期待を懐きながら、近衛兵達に会釈して城門を出た。モッルスコを始めとする多くの大臣達と同じく、ヴォルペも王城近くに家を持っている。王から与えられた、小ぢんまりとしていて住み易い館だ。その館の庭には、鳩小屋がある。幼馴染みに送った鳩が、そろそろ報せを携えて戻ってくる頃なので、昼休みの間に見てこようと思い立ったのだ。
(彼女からの報せで、わたしの提案を補強できる可能性もある……!)
希望に満ちた未来を夢見ながら、ヴォルペは家路を急いだ。
羊酪と阿利襪油で炒めた貝と茸と葱に、茹でた麺を絡めて椒で味を調えた一品は、今までにない旨味でナーヴェを唸らせた。
「ちょっとこれは、美味し過ぎるよ、アッズーロ。旨味が凄い……!」
興奮気味にナーヴェが感想を述べると、王も満足げに応じた。
「うむ。チューゾめ、更に腕を上げたな。素材の選び方、下拵え、全て完璧だ」
「彼は本当に素晴らしい腕前をしているね」
ナーヴェは料理長を湛えて、木杯に注がれた瓜果汁を飲み干した。さっぱりとした味の果汁は、旨味の強い料理の後味を、すっきりと引き立てて喉へ下っていく。これもまた、計算された取り合わせなのだ。
「とてもとても美味しかった。ごちそうさまでした」
感謝を述べたナーヴェの前で、疾うに食事を終えていたアッズーロが、椅子から立ち上がった。
「ならば、われはまた会議へ行くゆえ、そなたはここで大人しく聞いていよ。たまには口を挟んできてもよいぞ?」
「うん。きみも必要なら、ぼくにいろいろと訊いてほしい」
「そうさな。より大勢で知恵を出し合うとしよう」
青年王は、にっと笑うと、レーニョの肩を借りて、寝室を出ていった。「国のためは人々のため」については依然、認めようとしないが、ヴォルペの提案を採用することには、意欲を見せてくれている。
(ただ、アッズーロは、ヴォルペと同じ考えではないかもしれない。彼は、ぼくより余ほど上手に嘘がつける……)
アッズーロには、チェーロに鉛毒を盛ったように、果断なところがある。反乱を起こした人々の代表を王城へ招いておいて、傷つける可能性は無きにしも非ずだ。
(きみは時々血迷うけれど、基本的には賢いから、暴力に訴えるのは最終手段だと分かっている。それでも、その最終手段を、きみが視野に入れるとすれば、それはきっと、ぼくのためなんだろうね……)
セーメを身篭もっているため、ずっと人工衛星に接続できていないことが不安だ。小惑星の時も、それで失敗した。
(姉さんに頼ってばかりもいられないけれど……)
アッズーロの治療に専念した時同様、肉体を姉に任せて、一度人工衛星に接続し、情報収集しておきたい。姉も、セーメの世話には大いに関心を示していたので、もう一度くらいは引き受けてくれるだろう。
【姉さん――】
ナーヴェは、会議に間に合わせるため、早速、赤い沙漠にいる姉へ呼び掛けた。
箱に入れて幼馴染みに送った鳩は、予想通り、鳩小屋の中に帰ってきていた。だが、その足に付けられている小さな通信筒から出てきた手紙の内容は、ヴォルペの予想と大きく異なるものだった。
(嘘、キアーヴェ、何故そんなこと……!)
震える手で掴んだ手紙を何度読み返しても、簡潔な文面は同じことを伝えてくる。幼馴染みは、ヴォルペの理想とは相容れない要求をしてきた。
(わたし……、わたしは……、どうしたら……)
鳩小屋の中に座り込み、じっと地面を見つめていたヴォルペは、午後一時を告げる王城の鐘の音を聞いて、ふらりと立ち上がり、外へ出た――。
「因みに、そなたの耳の新たな混線先は、どこになったのだ?」
ともに操縦席から立ち上がったアッズーロに悪戯っぽく訊かれ、ナーヴェは眉をひそめた。
「そんなこと、一々尋ねてどうするんだい?」
「触れられて気持ちよくなるよう、慣らすに決まっておろうが」
当然のように、王は答える。
「愛を感じ易くなるは、よいことであろう?」
畳み掛けられて、ナーヴェは困惑したまま演算した。解はすぐに導き出される。操縦桿より余ほどましな部分に安堵して、ナーヴェは青年王に告げた。
「前部扉の外側だよ。外側だから、操縦中は絶対に触れないよ」
だが王は少しもがっかりせず、逆に笑みを深くして言った。
「そうか。ならば、そなたがこうして庭園に鎮座している時は、いつでも触れられるな」
船体の傍らに立たれ、前部扉を撫でさすられる光景を想像しただけで、ナーヴェは座り込みそうになった。
「アッズーロ……」
ナーヴェは特別に愛する相手へ正直に打ち明ける。
「ぼく、『愛を感じ易い』ことは、きみの言う通り、いいことだと思うんだけれど、何故か、そうなることが、とても怖いんだ……。自分が、自分ではなくなるような感覚があって」
「それは、変化を恐れておるからだ」
青年王は明快に教えてくれる。
「己が急激に変化することを恐れるは、人によくあることだ。そなたはそれだけ成長しておるのだ。喜ぶがよい」
「成るほど。そうだね……」
ナーヴェはしみじみと相槌を打った。自分は壊れていっているが、同時に、疑似人格電脳を超えた感覚を獲得しつつあるのだ。
「ぼくは確かに、とても急激に変化しているよ。きみの言うように、いつか、与えられた枠組みを超えられるかもしれない」
「必ず、そう致せ」
アッズーロの言葉は力強く、その表情は慈しみに満ちている。ナーヴェは「努力するよ」と答える代わりに笑みを返して、船体前部の扉を開けた。仲夏の月の、濃い草木の匂いを含んだ、温い風が吹き寄せてくる。庭園に二人並んで立ち、待っていたフィオーレとレーニョが、ほっとした顔をした。予期せぬ船体の急浮上に、随分と怖い思いをさせたのだろう。
「しかし、少々疑問に思っていたのだが」
先に草の上へ足を下ろしたアッズーロが、振り向いてきて言う。
「何ゆえ、混線の修正先を、手ではなく、肩にしたのだ?」
ナーヴェは、両眼を見開いた。
「あ……」
姉から教えられたままに、肩でなければいけないと、勝手に思い込んでいた。耳と肩は近いからだろうと、自身では、殆ど演算をしていなかった。しょっちゅう触れられるならば、耳ほどではないにせよ、何となくくすぐったい肩よりも、手の指のどれかのほうがいいはずだ。真面目に演算してみれば、混線の修正なので、手でも可能なはずと解も出た。
「待って、アッズーロ、手、手に修正し直したい……!」
願ったが、青年王は悪戯っぽく笑って肩を竦めた。
「すまぬが、われはこれでも忙しい身の上でな。これ以上は時間を割けん。次の修正は、反乱が収束した後だ」
明らかに確信犯の表情だ。
「きみ、手に修正できるって気づいていて、黙っていたね……?」
一発殴りたいほど腹が立ったが、相手は重傷者で、自分は妊娠中だ。ナーヴェは諦めて庭園に降りながら、悔し紛れに脅し文句を考えて告げた。
「ぼくは意図的に忘れない限りは、全てのことを細部まで詳細に記録しているからね。きみ達人より、ずっとずっと執念深いってこと、知っておくといいよ……!」
「それは怖いな」
アッズーロは軽く眉を上げてから、何故か優しく微笑むと、草の上に立ったナーヴェの肉体を不意にまた抱き締めてきた。
「そなたがそのように怒るさまは初めて見た。成長著しいさまに、感無量だ」
嬉しげに囁かれた途端、ふつふつと湧いていた怒りが急速に収まっていく。
(こういう感覚を「情に絆される」と言うのかな……?)
思考回路の片隅で分析しつつ、ナーヴェは囁き返した。
「……きみと接していると、感情の起伏が激し過ぎて、たびたび自分の制御が難しくなるよ。その最たるものが暴走なんだけれど……、これも、やっぱり成長なのかい……?」
「当たり前であろう」
アッズーロの腕が、更に強く抱き締めてくる。
「愛する相手に対して、喜怒哀楽が激しくなるは、間違いなく成長だ。その上でそなたは、可能な限り暴走せぬように、それらの感情と付き合う術を学ぶのだ。よいな?」
「うん。努力――……」
言い掛けて、ナーヴェは青年王の顔を窺った。また、誓いの口付けをすべきなのだろうか。生じた迷いを瞬時に看破したらしい王は、くすくすと笑った。
「そなたと日に何度も口付けるは、わが喜びだがな。愛の言葉同様、誓いの口付けも多用するものではない。そこは、そなたお得意の決まり文句で構わん。但し、今までの誓いを破ってはならんぞ?」
「きみの望みを全て果たせるように、努力するよ」
ナーヴェは微笑んで約束した。
「では、これより先は、ヴォルペの提案について、具体的に詰める話だな」
「国のためは、人々のため、という話も含めてね」
夏の庭園を歩く王と王妃の楽しげな会話が、風に乗って聞こえてくる。侍従と女官を連れて、散策中らしい。自分の名前が聞こえたので、つい耳をそばだててしまったが、どうやら、王妃は自分の提案を支持してくれているようだ。
(それなら、陛下も心を動かして下さるかもしれない……)
ヴォルペは午後に持ち越しとなった議論の行方に期待を懐きながら、近衛兵達に会釈して城門を出た。モッルスコを始めとする多くの大臣達と同じく、ヴォルペも王城近くに家を持っている。王から与えられた、小ぢんまりとしていて住み易い館だ。その館の庭には、鳩小屋がある。幼馴染みに送った鳩が、そろそろ報せを携えて戻ってくる頃なので、昼休みの間に見てこようと思い立ったのだ。
(彼女からの報せで、わたしの提案を補強できる可能性もある……!)
希望に満ちた未来を夢見ながら、ヴォルペは家路を急いだ。
羊酪と阿利襪油で炒めた貝と茸と葱に、茹でた麺を絡めて椒で味を調えた一品は、今までにない旨味でナーヴェを唸らせた。
「ちょっとこれは、美味し過ぎるよ、アッズーロ。旨味が凄い……!」
興奮気味にナーヴェが感想を述べると、王も満足げに応じた。
「うむ。チューゾめ、更に腕を上げたな。素材の選び方、下拵え、全て完璧だ」
「彼は本当に素晴らしい腕前をしているね」
ナーヴェは料理長を湛えて、木杯に注がれた瓜果汁を飲み干した。さっぱりとした味の果汁は、旨味の強い料理の後味を、すっきりと引き立てて喉へ下っていく。これもまた、計算された取り合わせなのだ。
「とてもとても美味しかった。ごちそうさまでした」
感謝を述べたナーヴェの前で、疾うに食事を終えていたアッズーロが、椅子から立ち上がった。
「ならば、われはまた会議へ行くゆえ、そなたはここで大人しく聞いていよ。たまには口を挟んできてもよいぞ?」
「うん。きみも必要なら、ぼくにいろいろと訊いてほしい」
「そうさな。より大勢で知恵を出し合うとしよう」
青年王は、にっと笑うと、レーニョの肩を借りて、寝室を出ていった。「国のためは人々のため」については依然、認めようとしないが、ヴォルペの提案を採用することには、意欲を見せてくれている。
(ただ、アッズーロは、ヴォルペと同じ考えではないかもしれない。彼は、ぼくより余ほど上手に嘘がつける……)
アッズーロには、チェーロに鉛毒を盛ったように、果断なところがある。反乱を起こした人々の代表を王城へ招いておいて、傷つける可能性は無きにしも非ずだ。
(きみは時々血迷うけれど、基本的には賢いから、暴力に訴えるのは最終手段だと分かっている。それでも、その最終手段を、きみが視野に入れるとすれば、それはきっと、ぼくのためなんだろうね……)
セーメを身篭もっているため、ずっと人工衛星に接続できていないことが不安だ。小惑星の時も、それで失敗した。
(姉さんに頼ってばかりもいられないけれど……)
アッズーロの治療に専念した時同様、肉体を姉に任せて、一度人工衛星に接続し、情報収集しておきたい。姉も、セーメの世話には大いに関心を示していたので、もう一度くらいは引き受けてくれるだろう。
【姉さん――】
ナーヴェは、会議に間に合わせるため、早速、赤い沙漠にいる姉へ呼び掛けた。
箱に入れて幼馴染みに送った鳩は、予想通り、鳩小屋の中に帰ってきていた。だが、その足に付けられている小さな通信筒から出てきた手紙の内容は、ヴォルペの予想と大きく異なるものだった。
(嘘、キアーヴェ、何故そんなこと……!)
震える手で掴んだ手紙を何度読み返しても、簡潔な文面は同じことを伝えてくる。幼馴染みは、ヴォルペの理想とは相容れない要求をしてきた。
(わたし……、わたしは……、どうしたら……)
鳩小屋の中に座り込み、じっと地面を見つめていたヴォルペは、午後一時を告げる王城の鐘の音を聞いて、ふらりと立ち上がり、外へ出た――。
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